消滅集落見付けて住んでたら異世界に行けた件

あるちゃいる

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59話

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『りょうちゃーん』
『ほらほら おコメ あらったよー』
『あらったよー』

 今日も精霊の少年達が酒蔵を所狭しと飛び回る
米を洗ってる時、泉に落ちたばっかりにおやっさんが、そのおやっさんを助けに飛び込んでお兄さんまで落ちてしまった、そのままだったらまだ良かったのに、濡れて少し寒くなった二人は酒樽から原酒のお酒をコップに1杯づつ呑んでしまった。泉の水が胃に有るのにそのまま原酒が胃で混ざり御神酒になってしまった。そして二人は精霊になってしまった……

 人間が生きてる間に精霊に成るのは珍しい事でも無かったが、ここ最近(数百年間)では、無かったとウンディーネさんは言っていた。
ウンディーネさんが言うには【シーフ】という精霊らしい……

 僕が目を離さなければこんな事には……
彼等を見る度に後悔してる。あれはそう、村長が集会場を改築し屋上の温泉に入ってる時だった

 あの日は朝から稲刈りで皆が田んぼに出ていた日、お兄さんと僕で脱穀し籾殻を取った玄米を酒蔵に運んでいる時だった。
 結構な量で重いから村長に手伝って貰おうとおやっさんが呼びに行き、温泉に浸かったまま動かないと、言われて「僕が呼びに行くよ」と、お米をお願いと頼んだ。

 その階段を登り、話をしようとしたら脱がされてお尻を撫でられ少しドキドキして、半立ちした僕のアレを隠す様にしたら、耳たぶ甘噛みされて、胸を撫でられた時にフル勃起してしまい、思わず逃げちゃったあの日……

 僕は集会所の一回のトイレでいきり立ったアレを慰めていた。どっちにしたってあのままじゃ外には出れないし、だから……村長をネタに出してしまった……罪悪感と変なモヤモヤを抱きながら、外に置いてあった布を体に巻いて外に出た

 道に出たら玄米と二人の姿はそこに無くて、探しに酒蔵行ったら……ふわふわと楽しそうに酒樽の周りを飛んでいたんだ……

 一大事と思ってウンディーネさん探して彼等を見せたら会話を始めた。そして理由を聞いて納得したんだ。

 僕があの時フル勃起を慰めて無ければ間に合ってたかも知れないと思ったら、後悔しかなかった。

 そして村長を見る度に、僕のアレは大きくなってしまい、暫く村長に会わないと心に決めて酒蔵で暮らした。

 暫く会わない日が続くと今度は夢に現れる様になって、毎朝パンツをウンディーネさんの泉の水で洗う日々……それを、ノームさんに見られてしまって……僕の想いが人……(人?)……妖精にバレてしまったんだ。ウンディーネさんは言う
『亮ちゃんはどうしたいの?コージと……』
「え……分からない」
『正直に言わないと僕達も動けないよ?』と、ノームさんに言われて、顔を蒸気させながら
「出来れば○○を○○○○して村長の○○○を〇〇ながら〇〇〇〇〇〇〇〇僕の〇〇〇〇○を〇〇ながら〇〇○に〇〇〇〇〇〇、〇〇に〇〇○貰いたい」
少しウンディーネさんが引いてたけど
『つ、つまり〇〇〇〇〇〇して欲しいって事ね?』
『どーするの?ウンディーネ』
『どーしましょうね……こればっかりは私じゃ……あっアイツに任せる?』
『アイツ……って……あいつ!?本気なの?ウンディーネ!アイツなんかに亮ちゃん任せたら!!』
そう言うと震えながらノームさんは僕を見て言ったんだ……
『亮ちゃん!アイツって言うのはね?魔族なんだ!淫夫……インキュバスだよサキュバスって知ってる?』

「昔、おじさんの部屋でそれっぽいの見たことあります」
『そんな時からの想いなの?』ススっと下がるウンディーネ
「え?違いますよ!その頃は僕も女装はしてませんでした!」
『それの男バージョンで……っていうか、それでいーの?ウンディーネ』
『うーん……対価払えば、呼んで致す事は出来るけど……コージの姿で』
「え!……」
『ただ手放せなくなるかも……道具として』
この話は一応保留になった。どうしても我慢できなくなったら改めてって事に……。

その後村長が疾走して気付いたら魔王そのものになってて……ある日ウンディーネさんが
『コージが名実ともに魔王になったからインキュバスも対価無しで呼べるわよ?』
と、言われたが一応断った。

大丈夫まだ大丈夫!そう言い聞かせて。


    
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