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55話
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城は寝住さんが暫く住むらしいので、そのまま壊れた部分を猫ニャンが直した。
城に住んでた兵達は職を無くすのは可愛そうだと言う事で、絶対服従の契約の元再雇用したので、今まで通りで、王様以下宰相や大臣達も庭師に成って働くらしい。
王様が庭師になったので、件の男も自動的に庭師の息子に成ったって事に。 兵士長は無職に自動的に成りました。 城の主が変わってから二日後、ようやく件の男が帰って来たそうで
「おい、直ぐに兵を用意しろ!隣の国へ攻めいるぞ!」
帰ってきて直ぐに攻め入ろうとするなんて……中々血の気が荒かった兵士長。ですが今、彼は無職。
「おい?誰か早く馬を走らせろよ!何のんびりお茶なんて呑んでるんだ?」
いくら無職のオッサンが何かを喚こうとも、全く動かないのは、当然とお茶菓子も出して食べ始めたもんだから、元兵士長激怒し剣を抜いて切りかかり現行犯逮捕で牢屋へ引き摺られました。
驚いたのは、庭師の息子。
「貴様ら!何してんだ!?」
と彼もまた腰の剣を抜いて切りかかりましたが、避けられて樹木に剣が刺さりました。 さすが庭師の息子、のび切った枝に剣が刺さったのを仕事していると認められ、お咎めは無し。 剣は危ないからと取り上げられ、先手バサミと交換。 鋸なども渡されて、国に生えてる樹木の剪定を任された。
「?」と始終浮かんでいた元王子だったが、剪定しながら理由を告げられ……スッカリ意気消沈。
自宅に帰ってねじり鉢巻だった元王様を見て、共に薔薇園の手入れを、誓いも新たに頑張るそうだ。
が、国中の剪定を任されたのに何してるんだと怒られて、そのまま他の元宰相達に引き摺られて剪定作業に没頭してるとか……。兵士長は武器を取り上げられて、酔っぱらいと判断されて釈放。牢屋でそっちの方々に育てられ、今はスラムの端っこで情夫として働いてるそうな。
寝住さんをお城に置いて、円さん達とのんびり帰路に付いてる処なので疑問を聞いてみた。
「もし、これが先に王子が城に着いていた場合はどうなっていたんですか?」
「それは、多分あのまま兵を上げられて、相手側の死傷者多数の負け戦ですよ。その場合近隣の村とかに敗残兵が行くので治安が悪化します。隣の国も働き手が死傷するので経済が下がって治安も悪くなります。最初に門兵の伝令は、『今から城を攻撃するから、何処か安全な場所で待機しろ』って、意味です」城から出て来た兵は元兵士長の子飼いの部隊なので、問題無く撥ねたらしい。
「ふーん。早く着いて良かったんだ?」
「はい!ほぼ何も変わらずに統治者だけが入れ替わった前例のない話合《戦争》いでしたけど、良い結果に成って良かったです」と、ニッコリ笑顔の猫獣人のミナ
一瞬話し合いが(戦争)と聞こえた気がしたけど、きっと気のせいだと思いそのままノンビリ帰宅した。
城に住んでた兵達は職を無くすのは可愛そうだと言う事で、絶対服従の契約の元再雇用したので、今まで通りで、王様以下宰相や大臣達も庭師に成って働くらしい。
王様が庭師になったので、件の男も自動的に庭師の息子に成ったって事に。 兵士長は無職に自動的に成りました。 城の主が変わってから二日後、ようやく件の男が帰って来たそうで
「おい、直ぐに兵を用意しろ!隣の国へ攻めいるぞ!」
帰ってきて直ぐに攻め入ろうとするなんて……中々血の気が荒かった兵士長。ですが今、彼は無職。
「おい?誰か早く馬を走らせろよ!何のんびりお茶なんて呑んでるんだ?」
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驚いたのは、庭師の息子。
「貴様ら!何してんだ!?」
と彼もまた腰の剣を抜いて切りかかりましたが、避けられて樹木に剣が刺さりました。 さすが庭師の息子、のび切った枝に剣が刺さったのを仕事していると認められ、お咎めは無し。 剣は危ないからと取り上げられ、先手バサミと交換。 鋸なども渡されて、国に生えてる樹木の剪定を任された。
「?」と始終浮かんでいた元王子だったが、剪定しながら理由を告げられ……スッカリ意気消沈。
自宅に帰ってねじり鉢巻だった元王様を見て、共に薔薇園の手入れを、誓いも新たに頑張るそうだ。
が、国中の剪定を任されたのに何してるんだと怒られて、そのまま他の元宰相達に引き摺られて剪定作業に没頭してるとか……。兵士長は武器を取り上げられて、酔っぱらいと判断されて釈放。牢屋でそっちの方々に育てられ、今はスラムの端っこで情夫として働いてるそうな。
寝住さんをお城に置いて、円さん達とのんびり帰路に付いてる処なので疑問を聞いてみた。
「もし、これが先に王子が城に着いていた場合はどうなっていたんですか?」
「それは、多分あのまま兵を上げられて、相手側の死傷者多数の負け戦ですよ。その場合近隣の村とかに敗残兵が行くので治安が悪化します。隣の国も働き手が死傷するので経済が下がって治安も悪くなります。最初に門兵の伝令は、『今から城を攻撃するから、何処か安全な場所で待機しろ』って、意味です」城から出て来た兵は元兵士長の子飼いの部隊なので、問題無く撥ねたらしい。
「ふーん。早く着いて良かったんだ?」
「はい!ほぼ何も変わらずに統治者だけが入れ替わった前例のない話合《戦争》いでしたけど、良い結果に成って良かったです」と、ニッコリ笑顔の猫獣人のミナ
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