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成功率
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車に着くとその運転席に座っていたのはお父さんだった。
それの意味することはパズレンで今出来ることを全てやり尽くしたということだ。
さすがとしか言いようがない。
車の後部座席にいつものように乗り込むがやはり貴史は助手席に乗るため必然的に僕の隣は凛花となる。
そして、今気になっているのは凛花の声に動揺、焦り、緊張を感じることだ。
平然を装っているが僕の能力には通じない。
正確に確かめたわけではないがプロの俳優の中でも一部しか動きと感情が一致していないという感じだ。
そういう面からも貴史と凛花の会話の内容が気になるが・・・・・・
もしかしてあの約束のことを話したのか?だとしたら感情との辻褄が合う。
同居している以上関係性を悪くしては過ごしにくいと思い言ってなかったが貴史はそれを知らない。
だから、言ってしまった可能性がある。言わなかったのには恥ずかしいという理由もある。
打開案を考えるが何も思い付かなかった。まず、そもそも約束の話をしているのか断定できるわけではないため下手に動くと自分から教えてしまう事になりかねない。
自宅に向かう車の中でゆっくりと目をつむり冷静になるように心掛けた。
◆
家に帰るとまた凛花と共に勉強することになる。
なんというか気まずいが先程よりも動揺などは収まったようで声から感じる感情は薄れていた。
若干残っているのはやはり何かあったということだろう。
「夜ごはん出来たわよ」
部屋の外からお母さんの声が聞こえる。
「じゃあ、今日は終わりにしよっか・・・・・・今日の夜また来ても良い?」
「・・・・・・良いよ」
「ありがと・・・」
そんなやり取りをした後、夕食を食べにリビングに向かった。
◆
夕食を食べ始めた。
今日の夜何か起こりそうな予感がしつつ、ふとテレビを見る。
◆
テレビには女性タレントの零沢咲樹と男性タレントの田志際陸が出演していた。
零沢咲樹については先日見に行った映画「夕暮れの告白」でヒロイン役をしていた人である。
彼女は感情すらもちゃんと演じることが出来ていたためプロの中の一部に入るレベルである。
田志際陸についてはゲーム好きを公表しておりパズレンのCMにも出ていたことがある。
今回は女性の方が進行を勤めるらしい。
「今日のテーマはこちら、告白の成功率」
「そんなのがあるんですか?」
「はい、時間や場所等で成功率が違うようです」
「結局は相手との関係性が良くないと失敗しそうですけどね」
「今日は、彼氏、彼女がいていつ告白するか迷っている人達に向けて紹介していきたいと思います」
「珍しいですね。いつもは片想いしている人達に向けて発信していますが、今日は付き合っている人達に向けてなんですね?」
「はい。今いないからと番組を変えず将来のために知識をつけておきましょう!
早速ですが田志際さん、告白の成功率が高い時間帯は何時だと思いますか?」
「そうですね夕方の17時位じゃないですか?」
「残念!実は深夜0時から5時の間が一番高いそうです」
「え?そうなんですか?眠たくてついOKしちゃったとかではなく?」
「それは、わかりませんが逆に成功率が低いのは12時から17時のようです」
「そうなんですね。なんというか逆の方がしっくりきますね」
「そうですね。
では、次に場所についてです。何処が良さそうとかありますか?」
「やっぱり、少し豪華なレストランとか、学校とか特別な場所なんじゃないですか?」
「実は相手の家で告白した方が成功率が高いそうです」
「なるほど、家まで入れる仲になっているというのが大きそうですね」
「それもあるかもしれませんが相手が一番リラックス出来る場所で告白するのが効果的だそうです」
「勉強になりますね」
◆
「ということで様々話してきましたがどうでしたか?」
「そうですね、告白を考えている人にとってはとても参考になる話だったのではないですかね」
「告白は人生の分岐点ですから、その後押しが出来ていれば幸いです。
皆さんの告白が成功することを祈っております。では、また次週」
「お楽しみに」
◆
ちょうど30分位の番組だったため食べ終わる頃に丁度終わったのだった。
それの意味することはパズレンで今出来ることを全てやり尽くしたということだ。
さすがとしか言いようがない。
車の後部座席にいつものように乗り込むがやはり貴史は助手席に乗るため必然的に僕の隣は凛花となる。
そして、今気になっているのは凛花の声に動揺、焦り、緊張を感じることだ。
平然を装っているが僕の能力には通じない。
正確に確かめたわけではないがプロの俳優の中でも一部しか動きと感情が一致していないという感じだ。
そういう面からも貴史と凛花の会話の内容が気になるが・・・・・・
もしかしてあの約束のことを話したのか?だとしたら感情との辻褄が合う。
同居している以上関係性を悪くしては過ごしにくいと思い言ってなかったが貴史はそれを知らない。
だから、言ってしまった可能性がある。言わなかったのには恥ずかしいという理由もある。
打開案を考えるが何も思い付かなかった。まず、そもそも約束の話をしているのか断定できるわけではないため下手に動くと自分から教えてしまう事になりかねない。
自宅に向かう車の中でゆっくりと目をつむり冷静になるように心掛けた。
◆
家に帰るとまた凛花と共に勉強することになる。
なんというか気まずいが先程よりも動揺などは収まったようで声から感じる感情は薄れていた。
若干残っているのはやはり何かあったということだろう。
「夜ごはん出来たわよ」
部屋の外からお母さんの声が聞こえる。
「じゃあ、今日は終わりにしよっか・・・・・・今日の夜また来ても良い?」
「・・・・・・良いよ」
「ありがと・・・」
そんなやり取りをした後、夕食を食べにリビングに向かった。
◆
夕食を食べ始めた。
今日の夜何か起こりそうな予感がしつつ、ふとテレビを見る。
◆
テレビには女性タレントの零沢咲樹と男性タレントの田志際陸が出演していた。
零沢咲樹については先日見に行った映画「夕暮れの告白」でヒロイン役をしていた人である。
彼女は感情すらもちゃんと演じることが出来ていたためプロの中の一部に入るレベルである。
田志際陸についてはゲーム好きを公表しておりパズレンのCMにも出ていたことがある。
今回は女性の方が進行を勤めるらしい。
「今日のテーマはこちら、告白の成功率」
「そんなのがあるんですか?」
「はい、時間や場所等で成功率が違うようです」
「結局は相手との関係性が良くないと失敗しそうですけどね」
「今日は、彼氏、彼女がいていつ告白するか迷っている人達に向けて紹介していきたいと思います」
「珍しいですね。いつもは片想いしている人達に向けて発信していますが、今日は付き合っている人達に向けてなんですね?」
「はい。今いないからと番組を変えず将来のために知識をつけておきましょう!
早速ですが田志際さん、告白の成功率が高い時間帯は何時だと思いますか?」
「そうですね夕方の17時位じゃないですか?」
「残念!実は深夜0時から5時の間が一番高いそうです」
「え?そうなんですか?眠たくてついOKしちゃったとかではなく?」
「それは、わかりませんが逆に成功率が低いのは12時から17時のようです」
「そうなんですね。なんというか逆の方がしっくりきますね」
「そうですね。
では、次に場所についてです。何処が良さそうとかありますか?」
「やっぱり、少し豪華なレストランとか、学校とか特別な場所なんじゃないですか?」
「実は相手の家で告白した方が成功率が高いそうです」
「なるほど、家まで入れる仲になっているというのが大きそうですね」
「それもあるかもしれませんが相手が一番リラックス出来る場所で告白するのが効果的だそうです」
「勉強になりますね」
◆
「ということで様々話してきましたがどうでしたか?」
「そうですね、告白を考えている人にとってはとても参考になる話だったのではないですかね」
「告白は人生の分岐点ですから、その後押しが出来ていれば幸いです。
皆さんの告白が成功することを祈っております。では、また次週」
「お楽しみに」
◆
ちょうど30分位の番組だったため食べ終わる頃に丁度終わったのだった。
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