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2度目
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その後は過ぎて欲しいような欲しくないような時間が過ぎていき凛花が部屋を訪ねてきた。
「パズレン一緒にしよ」
第一声がそれであった。正直身構えていたのだが、拍子抜けしてしまった。
安堵にもにたものを感じつつその落差から快く引き受けた。
◆
「そこでスキル」
「わかった」
今は、マルチプレイという機能を使い二人でクエストをプレイしている。
凛花のキャラ持ちは始めたばかりだが、リセマラで今回のコラボキャラを全て持っているためそれなりのクエストには行くことが出来る。
今日は何故か僕の卵石集めの手伝いをしてもらう流れになった。
まあ、凛花も卵石を集められるからWin-Winなのだが、てっきり難しいクエストを手伝って欲しいのかと思っていた。
また、マルチプレイをすると一定回数で卵石がもらえるので卵石を集めるには最適だった。
「あ、卵石たまったみたいだね。引く?」
「あのー、いつまでやるつもり?」
現在時刻23時20分。
「う~ん、気が済むまで?」
「なんで疑問形?」
「そんなことより早く引こう」
凛花はそう言いながら僕のスマホを取り上げる。
「あ、おい!」
確かに引く気ではいたがここまで爆死が続いているガチャを引くのは心の準備が必要なのだ。
「もう後戻り出来ないよ?」
その言葉と共に見せられたのはガチャ画面。既に引き返すことが出来ないところまできていた。
「どうする?自分で引く?それとも引いてあげようか?」
「好きにしてくれ」
「じゃ、お構い無く」
そう言い画面に右人差し指を置き引く。が、中々離さない。
「引かないの?」
「知ってる?数字の23の意味」
「何それ?」
「まあ、色々あるんだけどね、その中にピンチをチャンスに変えるっていう意味があるんだ」
「今、それ関係ある?」
「あ!今だ!」
彼女が指を離した時間は23時23分23秒。
指をすぐに離さなかったのはこのタイミングを待っていたのである。
そのかいも有ったのか、
『天使を打ち倒すためコホラを結成する!』
コラボ確定演出である。
期待の眼差しを向ける二人。
虹色のパズルは2枚。うまくいけばコラボキャラクターを一体ずつに出来る可能性がある。
◆
このガチャは物凄い神引きだった。
以前引いていた主人公を合わせてコラボキャラクターをコンプリート出来たのである。
「よっしゃ!」「やった!」
僕の声と凛花の声が重なった。
夜だから少し声は抑えようとしたが声に出さずにはいられなかった。
「何で・・・?」
喜びの後に凛花まで喜んだことへの疑問が生まれる。
「だって、そんな顔告白の時以来見てなかったから」
告白?凛花の告白を受けたときそんな顔をしてたのか?
いや、これはそうだと思い込ませる手法なのではないか?
「そうだったけ?」
「そう、そう」
その声からは必死に何かを隠そうとしていることが感じ取れた。
マジでこんな手法使ってきたのか?何か今までと違う感じだな。
一度そこまで考えたが再び現れた喜びの感情によりその思考は中断された。
そこからしばらく経ち時刻はまもなく0時を過ぎる時間となった。
「もうそろそろ寝た方が良いんじゃない?」
「もうちょっと待って」
「何かあるの?」
「・・・・・・私と付き合ってください」
その時間0時0分。
何で改めてと思ったがそこで夕食の時に見たテレビを思い出す。
0時から5時の間が一番告白の成功しやすい時間。そして、以前告白された時間は3時30分頃。
一番成功しにくい時間帯である。
場所も僕の部屋と僕がリラックス出来る場所。
「あのテレビ見てた人には効かないと思うよ」
「そ、そうだよね。それじゃ、おやすみ」
最後には急ぐように部屋から出ていった。
◆
凛花は部屋へと入り置いてある抱き枕下敷きにして横になる。
「やっぱりまだダメか・・・・・・それにしてもテレビってどんな内容だったんだろう・・・・・・
それにしてもやっぱり2回目は勇気がいるな・・・日が変わるまで言えないなんて・・・・・・」
部屋の中で一人しょんぼりとするのだった。
「パズレン一緒にしよ」
第一声がそれであった。正直身構えていたのだが、拍子抜けしてしまった。
安堵にもにたものを感じつつその落差から快く引き受けた。
◆
「そこでスキル」
「わかった」
今は、マルチプレイという機能を使い二人でクエストをプレイしている。
凛花のキャラ持ちは始めたばかりだが、リセマラで今回のコラボキャラを全て持っているためそれなりのクエストには行くことが出来る。
今日は何故か僕の卵石集めの手伝いをしてもらう流れになった。
まあ、凛花も卵石を集められるからWin-Winなのだが、てっきり難しいクエストを手伝って欲しいのかと思っていた。
また、マルチプレイをすると一定回数で卵石がもらえるので卵石を集めるには最適だった。
「あ、卵石たまったみたいだね。引く?」
「あのー、いつまでやるつもり?」
現在時刻23時20分。
「う~ん、気が済むまで?」
「なんで疑問形?」
「そんなことより早く引こう」
凛花はそう言いながら僕のスマホを取り上げる。
「あ、おい!」
確かに引く気ではいたがここまで爆死が続いているガチャを引くのは心の準備が必要なのだ。
「もう後戻り出来ないよ?」
その言葉と共に見せられたのはガチャ画面。既に引き返すことが出来ないところまできていた。
「どうする?自分で引く?それとも引いてあげようか?」
「好きにしてくれ」
「じゃ、お構い無く」
そう言い画面に右人差し指を置き引く。が、中々離さない。
「引かないの?」
「知ってる?数字の23の意味」
「何それ?」
「まあ、色々あるんだけどね、その中にピンチをチャンスに変えるっていう意味があるんだ」
「今、それ関係ある?」
「あ!今だ!」
彼女が指を離した時間は23時23分23秒。
指をすぐに離さなかったのはこのタイミングを待っていたのである。
そのかいも有ったのか、
『天使を打ち倒すためコホラを結成する!』
コラボ確定演出である。
期待の眼差しを向ける二人。
虹色のパズルは2枚。うまくいけばコラボキャラクターを一体ずつに出来る可能性がある。
◆
このガチャは物凄い神引きだった。
以前引いていた主人公を合わせてコラボキャラクターをコンプリート出来たのである。
「よっしゃ!」「やった!」
僕の声と凛花の声が重なった。
夜だから少し声は抑えようとしたが声に出さずにはいられなかった。
「何で・・・?」
喜びの後に凛花まで喜んだことへの疑問が生まれる。
「だって、そんな顔告白の時以来見てなかったから」
告白?凛花の告白を受けたときそんな顔をしてたのか?
いや、これはそうだと思い込ませる手法なのではないか?
「そうだったけ?」
「そう、そう」
その声からは必死に何かを隠そうとしていることが感じ取れた。
マジでこんな手法使ってきたのか?何か今までと違う感じだな。
一度そこまで考えたが再び現れた喜びの感情によりその思考は中断された。
そこからしばらく経ち時刻はまもなく0時を過ぎる時間となった。
「もうそろそろ寝た方が良いんじゃない?」
「もうちょっと待って」
「何かあるの?」
「・・・・・・私と付き合ってください」
その時間0時0分。
何で改めてと思ったがそこで夕食の時に見たテレビを思い出す。
0時から5時の間が一番告白の成功しやすい時間。そして、以前告白された時間は3時30分頃。
一番成功しにくい時間帯である。
場所も僕の部屋と僕がリラックス出来る場所。
「あのテレビ見てた人には効かないと思うよ」
「そ、そうだよね。それじゃ、おやすみ」
最後には急ぐように部屋から出ていった。
◆
凛花は部屋へと入り置いてある抱き枕下敷きにして横になる。
「やっぱりまだダメか・・・・・・それにしてもテレビってどんな内容だったんだろう・・・・・・
それにしてもやっぱり2回目は勇気がいるな・・・日が変わるまで言えないなんて・・・・・・」
部屋の中で一人しょんぼりとするのだった。
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