平凡な高校生活を送る予定だったのに

空里

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遊園地 5

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凛花に先導されながら次にならんだアトラクションは空中回転ブランコ型の絶叫系アトラクションである。
ブランコのような椅子に座りグルグル回されながら上下するアトラクションだ。
そもそもそういう情報は知らなかったため並んだ後にどういう風に動いているのか確認した。
回っているためよくわからないが10席ぐらいありそうだ。
どうやら一つにつき二人のようなので今回も隣になるだろう。
「それで何でジェットコースターの時こっち向いてくれたの?」
並んでから先程の追求が来た。
あんな恥ずかしいことを言った手前下手に何も言えなかった。
「そっちこそこっち向いてただろ?」
「好きな人の顔を見ることは悪いの?」
だから、良くそんな恥ずかしいこと言えるな。
こういうときに限って発言に照れがないのが本当にすごいと思う。
「もしかして同じ理由でこっち見てた?」
「いや、ジェットコースターの前にあんな話をしたから楽しめてるかなと思って」
このまま勘違いをさせてしまうとかわいそうなので事実を口にする。
「やっぱり優しいね」

それからしばらく無言の時間が過ぎ乗る順番が回ってきた。
席に座るとシートベルトのようなものを付ける。

まずはほぼ真っ直ぐ上に上がっていく。それと共に回転が始まっていきクルクルと周り始める。
足がブラブラした状態のため以外と怖い。
また一番上までいくと近くにある大きい観覧車の一番上よりも高い。
それゆえに景色は最高で街が一望できる。回転しているためじっくり見ることは出来ないが、それでも十分なほどに良い景色だった。
それを見つつ今回はバレないように横目で凛花の様子を確認する。
パッと見ではあったが満面の笑みであった。その様子にホッとする。
この遊園地に行くことを決めたのは凛花のため一番楽しみにしていたはずの凛花が楽しめないのはダメだと考えていたのだ。

次第に回転は止まっていき高度も下に下がっていった。
「面白かったね」
「そうだね」
「・・・なんか前より彼氏っぽくなったね」
「慣れたから」
それに今遊園地を楽しめているのは明らかに凛花のお陰のためそれに報いるためにもデートっぽくしようとしているのもある。
これも勘違いさせる行為なのかもしれないが、これに関しては今日一日はデートということにしてしまった時点で手遅れであると考えた。
それならいっそ振りきろうという考えである。
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