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こんぴらさん 3
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あれから少し進むとまた門があった。
「立派な門だね」
「あれ?今回は調べないんだ」
「分からないこともあるから」
さっきのことを引きずってるのね。
まあ、そこまで興味があるわけでもないので調べてもらいたいわけでもないため良いのだが。
◆
そして、いよいよだと思えるものが設置されていた。
金色のプレートに青色で「あと少し。御本宮まで133段!登って幸せ。福が来る!」と書かれてある。
133段まだ遠いように感じるかもしれないがこれまで約600段登ってきたため本当にあと少しに感じた。
見上げると階段の先に鳥居が見える。
相当見上げないと見えないため結構急な坂なのだろう。
「あと少しみたいだね。頑張ろう」
凛花も少し疲れぎみだ。やはり700段以上の階段を上るのには相当体力がいるらしい。
ちなみに僕も足が棒になってきている。
こういうときは自分が運動部で体力があったらなと思ったりもするが、今は無い物ねだりしている暇はない。
凛花にうなずき、残りの133段を登り始めた。
◆
上りきるとすぐ正面に立派な建物が見えた。
恐らくあれが御本宮なのだろうと階段前のプレートから察する。
「参拝方法は分かる?」
僕が神社とお寺の区別がついていなかったから聞いたのだろう。
凛花の予想通り参拝方法なんて分からないため首を横に振る。
「二礼二拍手一礼だよ。ここで練習しとく?」
「しないよ」
◆
その後凛花に言われるように参拝した。
「どんなお願い事したの?」
「秘密」
流石にあの約束をしたりんちゃんに会えることを願った何て言えないため秘密で押し通すことにした。
「ふ~ん、私は何をお願いしたと思う?」
・・・・・・なんだろう、変な方向のものしか出てこない。
「・・・僕関連?」
それが僕の中で一番有力だった。
「意外と自意識過剰なんだね」
そう言う発想が生まれたのは日頃の凛花の行動のせいだと思うのはこの際言わなかった。
「合ってるけど」
だと思いましたよ。声から伝わる感情で分かってました。
少しため息を吐いていると、
「あ、こっちに展望台があるよ」
御本宮の横にある高台の方へ早歩きで向かう凛花に歩いてついていく。
まだそんな元気もあったのかともう一度ため息を吐きそうになるが見える景色に目が奪われため息をつく暇もなかった。
先程よりも濃いオレンジ色の空が下に見える街をオレンジ色に染め上げている。
「・・・くん・・・・・うたくん、僚太くん」
少しの間見いってしまっていたようで凛花が話しかけてきていることに気がつかなかった。
「ん?」
「もうそろそろ降り始めないと間に合わない」
「え?」
「立派な門だね」
「あれ?今回は調べないんだ」
「分からないこともあるから」
さっきのことを引きずってるのね。
まあ、そこまで興味があるわけでもないので調べてもらいたいわけでもないため良いのだが。
◆
そして、いよいよだと思えるものが設置されていた。
金色のプレートに青色で「あと少し。御本宮まで133段!登って幸せ。福が来る!」と書かれてある。
133段まだ遠いように感じるかもしれないがこれまで約600段登ってきたため本当にあと少しに感じた。
見上げると階段の先に鳥居が見える。
相当見上げないと見えないため結構急な坂なのだろう。
「あと少しみたいだね。頑張ろう」
凛花も少し疲れぎみだ。やはり700段以上の階段を上るのには相当体力がいるらしい。
ちなみに僕も足が棒になってきている。
こういうときは自分が運動部で体力があったらなと思ったりもするが、今は無い物ねだりしている暇はない。
凛花にうなずき、残りの133段を登り始めた。
◆
上りきるとすぐ正面に立派な建物が見えた。
恐らくあれが御本宮なのだろうと階段前のプレートから察する。
「参拝方法は分かる?」
僕が神社とお寺の区別がついていなかったから聞いたのだろう。
凛花の予想通り参拝方法なんて分からないため首を横に振る。
「二礼二拍手一礼だよ。ここで練習しとく?」
「しないよ」
◆
その後凛花に言われるように参拝した。
「どんなお願い事したの?」
「秘密」
流石にあの約束をしたりんちゃんに会えることを願った何て言えないため秘密で押し通すことにした。
「ふ~ん、私は何をお願いしたと思う?」
・・・・・・なんだろう、変な方向のものしか出てこない。
「・・・僕関連?」
それが僕の中で一番有力だった。
「意外と自意識過剰なんだね」
そう言う発想が生まれたのは日頃の凛花の行動のせいだと思うのはこの際言わなかった。
「合ってるけど」
だと思いましたよ。声から伝わる感情で分かってました。
少しため息を吐いていると、
「あ、こっちに展望台があるよ」
御本宮の横にある高台の方へ早歩きで向かう凛花に歩いてついていく。
まだそんな元気もあったのかともう一度ため息を吐きそうになるが見える景色に目が奪われため息をつく暇もなかった。
先程よりも濃いオレンジ色の空が下に見える街をオレンジ色に染め上げている。
「・・・くん・・・・・うたくん、僚太くん」
少しの間見いってしまっていたようで凛花が話しかけてきていることに気がつかなかった。
「ん?」
「もうそろそろ降り始めないと間に合わない」
「え?」
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