平凡な高校生活を送る予定だったのに

空里

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いつも嫉妬してる?

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「きをつけ 礼」
『ありがとうございました』
無事に今日のテストが終わり放課後となった。
結果は帰ってくるまで分からないが、全ての問題には答えることが出来た。
周りではテストを終えて気分が受かれている人も多く先程までやっていたテストについての話で盛り上がっている。
そんな中すぐに帰る準備を始めている僕は少数派だ。
「立花さんこれ分かった?」
「あ、それは・・・・・・」
頭が良いことで知られている凛花の元にはいかにも真面目そうな人たちが集まっていた。
彼らはテストの感想を友達と話したいのではなく答えを知りたいのだろう。
ここにテストの向き合い方の差が出来ている。
これは凛花が帰るようになるのは時間がかかりそうだな。
今日は読書部は休みで貴史は部活があるため帰りは貴史を除いた二人ということになる。
早く帰りたいが、彼も彼女から教えてもらっている身なので文句は言えない。
ただ近くで待っているのも気まずいためいつもの自転車置き場の辺りで待つことにした。



「あれ?立花さんと帰ってないの?」
少しして先程まで制服だったはずの貴史が部活の服に着替えた状態で現れた。
この高校の近くにあるテニスコートで練習するのだろう。
「今、待ってるとこ」
「あ~、なるほど。人気者だもんね」
僕の一言で貴史は理解したらしい。
「貴史は荷物当番?」
貴史がいつもよりもたくさんの荷物を持っていたためそう聞く。
「そう、だから早めに行こうと思って」
「そっか、頑張れ」
「おう、じゃあまた明日」
「また明日」
そうして重たい荷物を持ちながらも足早に歩いていく貴史。
先日体力のなさを痛感した僚太はそれをさすが運動部と見ていた。



「ごめん、お待たせ」
それから少しして凛花がやって来た。
待ったのは10分位であったため思ったよりは待たずに済んだ。
「別に良いよ」
今回は文句を言える立場ではないためそのまま迎えの車が待っているであろう公園へと向かおうとするが、
「あれ?もしかして嫉妬しちゃった?」
「何で許したら嫉妬になるんだよ!」
あの言葉のどこから嫉妬が感じ取れるんだ?
「何か無愛想だったから?」
自分でもよく分かってないのかよ。それに、
「それはいつものことでしょ」
「ってことはいつも嫉妬してる?」
「何でそうなる」
以前彼女のことをプラス思考だと思っていたが、それも間違いだったのかもしれない。
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