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8話
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「いつも僕のケーキを美味しいって食べてくれる柑菜さんに、僕は甘えてしまっていたようだ」
その秋斗の言葉は、柑菜にとって今までで一番の中で心に響く。
自分の言葉がちゃんと秋斗に届いていたと感じることができたから。
だから、柑菜は必死で自分の思いを伝えた。
「いつでも……いつでも甘えてください! 何回でも何十回でも秋斗さんのケーキ、美味しいって伝えに行きますから!」
その柑菜の言葉に、秋斗は心の中でずっと凍っていたなにかが溶け始めてたのを感じた。
そして、今ならもう一度挑戦できると感じた。
フランスで、もう一度。
「僕、行くよフランス。もちろんすぐっていうわけにはいかないけど、本場でもっとたくさんのことを吸収して、柑菜さんに今よりもずっと美味しいケーキを食べてもらう」
「はいっ、ぜひ食べさせてくださいっ」
「うん、必ず」
柑菜が見る秋斗の姿は、今までで一番輝いて見え、それはすごく眩しかった。
それが嬉しいと感じる反面、精神的にも物理的にも遠いところを目指す秋斗がだんだん知らない人になってしまいそうな寂しさも感じていた。
「ただいま」
明かりのつく家に帰ってきた柑菜。
「あれ、早かったじゃん」
エプロンをしてキッチンに立つ春樹、そこからは香ばしいバターのようなにおいが漂ってくる。
じゅーっと何かが焼ける美味しそうな音が聞こえてきた。
それと同時に、柑菜のお腹もぐうっとなる。
柑菜は買ってきたチョコレートを机の上に置き、春樹が作っているであろう料理を覗きに行った。
「鮭のムニエルだ」
こんがりといい感じに焼けてある鮭の姿が目に入ってくる。
「そう、スーパー行ったらたまたま安かったから」
「そっか……あ、ねえ、春樹って明日暇?」
せっかくだし、櫻子のために明日、春樹も連れて行こうと考えた柑菜は彼の予定を確かめる。
いつもなにかあると助けてくれる櫻子に、柑菜はなにか櫻子のためにしたいと前から考えていた。
「まあ、特にやることはないけど」
「じゃあ、明日春樹もチョコレート展行かない? 春樹も楽しめると思うよ」
2人に聞くのと並行して、春樹を誘う。
2人からはすぐに『もちろんいいよ』と返事が来た。
その秋斗の言葉は、柑菜にとって今までで一番の中で心に響く。
自分の言葉がちゃんと秋斗に届いていたと感じることができたから。
だから、柑菜は必死で自分の思いを伝えた。
「いつでも……いつでも甘えてください! 何回でも何十回でも秋斗さんのケーキ、美味しいって伝えに行きますから!」
その柑菜の言葉に、秋斗は心の中でずっと凍っていたなにかが溶け始めてたのを感じた。
そして、今ならもう一度挑戦できると感じた。
フランスで、もう一度。
「僕、行くよフランス。もちろんすぐっていうわけにはいかないけど、本場でもっとたくさんのことを吸収して、柑菜さんに今よりもずっと美味しいケーキを食べてもらう」
「はいっ、ぜひ食べさせてくださいっ」
「うん、必ず」
柑菜が見る秋斗の姿は、今までで一番輝いて見え、それはすごく眩しかった。
それが嬉しいと感じる反面、精神的にも物理的にも遠いところを目指す秋斗がだんだん知らない人になってしまいそうな寂しさも感じていた。
「ただいま」
明かりのつく家に帰ってきた柑菜。
「あれ、早かったじゃん」
エプロンをしてキッチンに立つ春樹、そこからは香ばしいバターのようなにおいが漂ってくる。
じゅーっと何かが焼ける美味しそうな音が聞こえてきた。
それと同時に、柑菜のお腹もぐうっとなる。
柑菜は買ってきたチョコレートを机の上に置き、春樹が作っているであろう料理を覗きに行った。
「鮭のムニエルだ」
こんがりといい感じに焼けてある鮭の姿が目に入ってくる。
「そう、スーパー行ったらたまたま安かったから」
「そっか……あ、ねえ、春樹って明日暇?」
せっかくだし、櫻子のために明日、春樹も連れて行こうと考えた柑菜は彼の予定を確かめる。
いつもなにかあると助けてくれる櫻子に、柑菜はなにか櫻子のためにしたいと前から考えていた。
「まあ、特にやることはないけど」
「じゃあ、明日春樹もチョコレート展行かない? 春樹も楽しめると思うよ」
2人に聞くのと並行して、春樹を誘う。
2人からはすぐに『もちろんいいよ』と返事が来た。
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