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進みゆく秋
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「真由ちゃんっ、良かった」
目が覚めると、スミレさんの顔が目に入ってくる。
私のために涙を流してくれてあるスミレさんは、いつもより何倍も可憐に見えた。
それは多分、スミレさんの心の清らかさ。
「私……」
「いきなり倒れたって聞いて、心配で。さっきまでハトリが見てくれてたのよ」
そうだ。シドウさんの口から出た言葉にほっとして全身の力が抜けて、張り詰めていた神経が一気に和らいでそのまま倒れてしまったんだっけ。
多分、あまりの緊張と寝不足のせい。
「とりあえず皆に知らせてくるから、ここで待ってて」
「はい……」
また、皆の心に負担をかけるようなことをしてしまったことに、ため息をつかずにはいられなかった。
皆のために何かがしたいと思うのに、いつも心に負担をかけてしまう。
窓の外を見ると、多くの星が煌めいていてまるで私の心の中とは正反対の空模様がそこにはあった。
「真由ちゃん、大丈夫?」
ハトリさんは白衣を着ていた。
そうだ、ハトリさんはお医者さんだったっけ。
「はい、ちょっと寝不足で……」
「たくさん食べてたくさん寝て適度に動く。健康にはこれが1番だからね?」
「……はい。本当に、迷惑をかけてしまって……」
ハトリさんは私の口元に指を置く。
そして、首を横に振る。
「そんなことないよ。僕だって真由さんの立場なら多分同じことをすると思う」
「そうだぞ、真由。俺にも相談して欲しかったぜ」
ヤクモさんまで来てくれて……、皆が私のためにこの場にいるということに感謝しかなかった。
「それにしても、あの野郎は何を考えるんだ?」
「シドウさんの考えなんて、きっと一生理解できないと思います。というより、何も考えてないのかもしれません。思いついたままに行動する、そらがシドウさんですから。いや、悟られないほど綿密に考えているのかも……」
「それは厄介だわ」
とにかく、私は私のやるべきことをやるしかない。
「真由、暫くカフェの仕事休んでもいいぞ」
「いえ、カフェの仕事はやりたいです。大げさかもしれないですけど、今の私にとって1番楽しいのがカフェでの仕事なんです。ハーブティや料理を食べてくださった方の笑顔を見ると、心が満たされるから」
「……そうか、分かった」
それに、闇雲に種を探しても意味がないって言っていたし、今はシドウさんのハーブの件も一応解決したから、半分くらい心の重りが取れたような気がするの。
「真由さん、僕も一緒に手がかり探すから」
キキョウさんは、私の両手を自分の手でふんわりと包み込む。まるで、甘いわたあめのよう。
あまりにも柔らかくて、優しくて、それまで見れていたキキョウさんの目が見られなくなる。
「あ、ありがとうございます」
「これで一安心ね。キキョウくんも、ついてることだし」
「そうだねえ。うん、青春だねえ」
「ん? 青春?」
ヤクモさんだけは鈍感なようで、1人頭の上にクエスチョンマークを浮かべていた。
「み、皆さん」
「じゃあ、そろそろお暇しようかしら」
せめてもと、玄関まで皆を見送った。
目が覚めると、スミレさんの顔が目に入ってくる。
私のために涙を流してくれてあるスミレさんは、いつもより何倍も可憐に見えた。
それは多分、スミレさんの心の清らかさ。
「私……」
「いきなり倒れたって聞いて、心配で。さっきまでハトリが見てくれてたのよ」
そうだ。シドウさんの口から出た言葉にほっとして全身の力が抜けて、張り詰めていた神経が一気に和らいでそのまま倒れてしまったんだっけ。
多分、あまりの緊張と寝不足のせい。
「とりあえず皆に知らせてくるから、ここで待ってて」
「はい……」
また、皆の心に負担をかけるようなことをしてしまったことに、ため息をつかずにはいられなかった。
皆のために何かがしたいと思うのに、いつも心に負担をかけてしまう。
窓の外を見ると、多くの星が煌めいていてまるで私の心の中とは正反対の空模様がそこにはあった。
「真由ちゃん、大丈夫?」
ハトリさんは白衣を着ていた。
そうだ、ハトリさんはお医者さんだったっけ。
「はい、ちょっと寝不足で……」
「たくさん食べてたくさん寝て適度に動く。健康にはこれが1番だからね?」
「……はい。本当に、迷惑をかけてしまって……」
ハトリさんは私の口元に指を置く。
そして、首を横に振る。
「そんなことないよ。僕だって真由さんの立場なら多分同じことをすると思う」
「そうだぞ、真由。俺にも相談して欲しかったぜ」
ヤクモさんまで来てくれて……、皆が私のためにこの場にいるということに感謝しかなかった。
「それにしても、あの野郎は何を考えるんだ?」
「シドウさんの考えなんて、きっと一生理解できないと思います。というより、何も考えてないのかもしれません。思いついたままに行動する、そらがシドウさんですから。いや、悟られないほど綿密に考えているのかも……」
「それは厄介だわ」
とにかく、私は私のやるべきことをやるしかない。
「真由、暫くカフェの仕事休んでもいいぞ」
「いえ、カフェの仕事はやりたいです。大げさかもしれないですけど、今の私にとって1番楽しいのがカフェでの仕事なんです。ハーブティや料理を食べてくださった方の笑顔を見ると、心が満たされるから」
「……そうか、分かった」
それに、闇雲に種を探しても意味がないって言っていたし、今はシドウさんのハーブの件も一応解決したから、半分くらい心の重りが取れたような気がするの。
「真由さん、僕も一緒に手がかり探すから」
キキョウさんは、私の両手を自分の手でふんわりと包み込む。まるで、甘いわたあめのよう。
あまりにも柔らかくて、優しくて、それまで見れていたキキョウさんの目が見られなくなる。
「あ、ありがとうございます」
「これで一安心ね。キキョウくんも、ついてることだし」
「そうだねえ。うん、青春だねえ」
「ん? 青春?」
ヤクモさんだけは鈍感なようで、1人頭の上にクエスチョンマークを浮かべていた。
「み、皆さん」
「じゃあ、そろそろお暇しようかしら」
せめてもと、玄関まで皆を見送った。
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