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第一話 再会
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「眠い……」
平均的な身長にやや細身の青年がまぶたを擦りながら、寝ていた体を起こす。
男にしては長めの黒髪の寝癖を手ぐしで直しながら、洗面台に向かう。
青年は顔を洗い、髪を後ろでまとめて髪ゴムで留める。
しっぽのような髪が特徴の眠そうな顔をしたこの青年は月城 朔真。
魔法が当たり前の世界では変わり者とされる者である。
「さて、行くか」
準備ができたのか朔真は一人暮らしのアパートのドアを開け、腰のベルトに黒いの鞘の刀を差して外に出た。
カラン…カラン……
扉に付いたベルが扉を開けたことで店内に鳴り響く。
「いらっしゃい」
長い白ひげに白髪のガタイがいい男がカウンターの奥から声をかける。
「マスター、いつものコーヒーで!」
朔真はカウンターに座るなり、この店のマスターである白ひげの男に注文をする。
「あいよ…たまには違うのも頼め」
そう言いながら、マスターは朔真がいつも飲んでいるオリジナルブレンドのコーヒーを淹れる。
「お気に入りだからな…あと何か依頼ある?」
コーヒーを飲みながら、朔真がマスターに尋ねる。
「ここに来て3ヶ月だろ?いい加減、チームを組むとかギルドに加入したらどうだ?」
マスターがタバコに火を着け、煙を吐きながら言う。
「あいにく、俺なんかとチームを組むやつはいないだろ……入れるギルドもないしな」
朔真は自嘲するように言う。
「オレのところからの依頼の実績を提示すりゃあ、どこかあると思うがな」
マスターはそう言って、一枚の紙を朔真に渡す。
朔真はその紙を手に取り、目を通す。
「こういう依頼はそれこそチームとかギルドが引き受けるやつじゃないのか?」
「場所が場所だからな…どこもやりたがらないのさ」
「なるほどね」
呆れた顔をしたマスターの言葉に朔真も納得して、コーヒーを飲み干して席を立つ。
「ごちそうさま」
朔真はそう言って、マスターに代金を渡す。
「毎度あり」
町外れの地下水路入り口の前に咲真は来ていた。
「さて……」
黒いフードの上着にジーパンというラフな格好で、朔真は入り口である格子の扉を開けて、暗い地下水路に入っていく。
右手には電気で光るランタンを持ち、左手には刀を持っている。
ランタンの灯りが暗い地下水路をうっすらと照らす。
(……いやな気配だな)
朔真は水路の流れる整備用の側道を進みながら、周りの気配に集中する。
シャッ……
ソフトボールくらいの大きさの何かが素早く朔真の前を駆け抜ける。
(これは…軍隊鼠か……面倒だな……)
朔真はため息をつき、ランタンの明るさを最大にして照らす。
そこにはたくさんの赤い目をした鼠が蠢いていた。
軍隊鼠……軍隊アリのように大群で敵に襲い掛かる攻撃性のある鼠である。
軍のように統率が取れているので非常に厄介な害獣とされている。
軍隊鼠は朔真を取り囲むようにして、一斉に襲い掛かった。
朔真はランタンを手放し、一瞬で抜刀する。
抜刀と同時に目の前の鼠たちが刀に斬られて地面に落ちる。
カシャンッ!
ランタンが地面に落下すると同時に、朔真は斬り落とした鼠の開いた空間を走り抜ける。
走りながらも刀で左右から襲い掛かる鼠を倒していく。
地下水路の天井の高さはおよそ3メートル、横幅の広さは5メートル程だが、真ん中に水路があり、道幅は左右1メートルずつという狭い空間での対多数の素早い軍隊鼠との戦闘。
おまけに明かりは落としたランタンの灯りだけである。
「このままだと……」
ザンッ
「キリが……」
ザシュッ…ザザンッ
「ねぇな!」
朔真が鼠に囲まれないように立ち回りながら、鼠を倒しつつ、さらに地下水路の奥へ鼠を倒しながら進んでいく。
「あいつか!」
奥の方で魔力を帯びたゴールデンレトリバーのような大きさの鼠を朔真が捉える。
その姿は灰色で鼠とは思えない鋭い爪と鉄でも噛み千切りそうな、げっ歯類独特の歯を備えた一際、赤色の目をした大きな鼠であった。
軍隊鼠は司令塔となる大将鼠が存在する。
基本的に大将鼠を倒せれば、他の鼠は統率を失い散り散りになる。
朔真が見つけた大将鼠は本来の大きさや形状が大きく異なっていた。
大将鼠といっても本来は通常の軍隊鼠より二回りくらい大きいだけである。
(何かに弄られたのか?)
大将鼠への距離を縮めようとする朔真に、鼠たちが隙のない連携で襲い掛かる。
「ちっ……どうしても近づけさせないってか」
右からの鼠たちを上に斬り払い、前から来る鼠たちを刀の勢いの方向を変えて、振り下ろし斬り弾く。
左からの鼠たちを振り下ろした勢いのまましゃがんでかわし、後ろから突っ込んで来た鼠たちをその場で回転して横に切り払う。
舞うように次々と鼠たちを倒し、一歩ずつ大将鼠に近付いていく朔真。
そして、朔真と大将鼠の距離が3メートルまで近付いた時、朔真が止まらないのを悟り大将鼠が逃げの体勢を取り、全ての鼠たち壁にして朔真に襲わせ、駆け出した。
「逃がすか!」
「ちょっと待った!!」
朔真が一気に大将鼠を仕留めようとした時、待ったの声と共にいくつもの赤い火球が朔真の後ろから飛んできた。
ドドドッ……ドン!
赤い火球は鼠たちの壁に直撃し、鼠たちを燃やし、壁に穴を空ける。
その穴を風が抜けて、大将鼠を捕らえ風の檻に封じ込める。
朔真が悪あがきで飛び掛かってきた残りの鼠を斬り払い、後ろを振り向く。
ランタンの逆光で目を細めながら、待ったをかけ、魔法を放った人物を確認する。
そこには、見覚えのある赤髪で少し背が高めの男と蒼く長い髪の背が低い女が立っていた。
「もしかして、美羽と信輔か?」
「正解だよ!」
「朔真がなんでこの依頼やってるの?」
朔真と二人との距離が縮まり、お互いに顔をはっきりと確認する。
そこには、蒼い髪の女、天風 美羽と赤髪で短髪の男、轟鬼 信輔の二人が立っていた。
「依頼を受けたから決まってるだろ……それで、後ろにいる人も美羽と信輔の連れか?」
軽口を叩きながらも緊張の糸は緩めない咲真。
「……前より鋭くなった?あの人は僕たちの仲間だから大丈夫だよ」
信輔の言葉に咲真は抜刀できるように鍔にかけていた指を離す。
そして、奥から人影が現れる。
「…なかなか鋭い……」
紺の髪をポニーテールに結んだ無愛想な表情の女が小さく呟く。
「この人は倉敷 舞さん!今のギルドの仲間だよ!」
美羽が紹介すると舞は小さく頷いた。
「動きを制限させる為に氷の壁を作ったのは、あなたか……」
「「「!?」」」
朔真の言葉に三人は少し驚いたような顔をする。
「初見で見破られたのは…初めて……」
「なんで分かったの?」
「前から勘は良かったけど……」
三者三様の言葉に
(あ~…余計なこと言ったな……)
朔真は内心、後悔しつつ、
「ただの勘だ……」
曖昧に答えた。
これが朔真と同級生で幼馴染みである美羽、信輔の再会であり、舞たちとの出会いであり、物語の始まりだった。
平均的な身長にやや細身の青年がまぶたを擦りながら、寝ていた体を起こす。
男にしては長めの黒髪の寝癖を手ぐしで直しながら、洗面台に向かう。
青年は顔を洗い、髪を後ろでまとめて髪ゴムで留める。
しっぽのような髪が特徴の眠そうな顔をしたこの青年は月城 朔真。
魔法が当たり前の世界では変わり者とされる者である。
「さて、行くか」
準備ができたのか朔真は一人暮らしのアパートのドアを開け、腰のベルトに黒いの鞘の刀を差して外に出た。
カラン…カラン……
扉に付いたベルが扉を開けたことで店内に鳴り響く。
「いらっしゃい」
長い白ひげに白髪のガタイがいい男がカウンターの奥から声をかける。
「マスター、いつものコーヒーで!」
朔真はカウンターに座るなり、この店のマスターである白ひげの男に注文をする。
「あいよ…たまには違うのも頼め」
そう言いながら、マスターは朔真がいつも飲んでいるオリジナルブレンドのコーヒーを淹れる。
「お気に入りだからな…あと何か依頼ある?」
コーヒーを飲みながら、朔真がマスターに尋ねる。
「ここに来て3ヶ月だろ?いい加減、チームを組むとかギルドに加入したらどうだ?」
マスターがタバコに火を着け、煙を吐きながら言う。
「あいにく、俺なんかとチームを組むやつはいないだろ……入れるギルドもないしな」
朔真は自嘲するように言う。
「オレのところからの依頼の実績を提示すりゃあ、どこかあると思うがな」
マスターはそう言って、一枚の紙を朔真に渡す。
朔真はその紙を手に取り、目を通す。
「こういう依頼はそれこそチームとかギルドが引き受けるやつじゃないのか?」
「場所が場所だからな…どこもやりたがらないのさ」
「なるほどね」
呆れた顔をしたマスターの言葉に朔真も納得して、コーヒーを飲み干して席を立つ。
「ごちそうさま」
朔真はそう言って、マスターに代金を渡す。
「毎度あり」
町外れの地下水路入り口の前に咲真は来ていた。
「さて……」
黒いフードの上着にジーパンというラフな格好で、朔真は入り口である格子の扉を開けて、暗い地下水路に入っていく。
右手には電気で光るランタンを持ち、左手には刀を持っている。
ランタンの灯りが暗い地下水路をうっすらと照らす。
(……いやな気配だな)
朔真は水路の流れる整備用の側道を進みながら、周りの気配に集中する。
シャッ……
ソフトボールくらいの大きさの何かが素早く朔真の前を駆け抜ける。
(これは…軍隊鼠か……面倒だな……)
朔真はため息をつき、ランタンの明るさを最大にして照らす。
そこにはたくさんの赤い目をした鼠が蠢いていた。
軍隊鼠……軍隊アリのように大群で敵に襲い掛かる攻撃性のある鼠である。
軍のように統率が取れているので非常に厄介な害獣とされている。
軍隊鼠は朔真を取り囲むようにして、一斉に襲い掛かった。
朔真はランタンを手放し、一瞬で抜刀する。
抜刀と同時に目の前の鼠たちが刀に斬られて地面に落ちる。
カシャンッ!
ランタンが地面に落下すると同時に、朔真は斬り落とした鼠の開いた空間を走り抜ける。
走りながらも刀で左右から襲い掛かる鼠を倒していく。
地下水路の天井の高さはおよそ3メートル、横幅の広さは5メートル程だが、真ん中に水路があり、道幅は左右1メートルずつという狭い空間での対多数の素早い軍隊鼠との戦闘。
おまけに明かりは落としたランタンの灯りだけである。
「このままだと……」
ザンッ
「キリが……」
ザシュッ…ザザンッ
「ねぇな!」
朔真が鼠に囲まれないように立ち回りながら、鼠を倒しつつ、さらに地下水路の奥へ鼠を倒しながら進んでいく。
「あいつか!」
奥の方で魔力を帯びたゴールデンレトリバーのような大きさの鼠を朔真が捉える。
その姿は灰色で鼠とは思えない鋭い爪と鉄でも噛み千切りそうな、げっ歯類独特の歯を備えた一際、赤色の目をした大きな鼠であった。
軍隊鼠は司令塔となる大将鼠が存在する。
基本的に大将鼠を倒せれば、他の鼠は統率を失い散り散りになる。
朔真が見つけた大将鼠は本来の大きさや形状が大きく異なっていた。
大将鼠といっても本来は通常の軍隊鼠より二回りくらい大きいだけである。
(何かに弄られたのか?)
大将鼠への距離を縮めようとする朔真に、鼠たちが隙のない連携で襲い掛かる。
「ちっ……どうしても近づけさせないってか」
右からの鼠たちを上に斬り払い、前から来る鼠たちを刀の勢いの方向を変えて、振り下ろし斬り弾く。
左からの鼠たちを振り下ろした勢いのまましゃがんでかわし、後ろから突っ込んで来た鼠たちをその場で回転して横に切り払う。
舞うように次々と鼠たちを倒し、一歩ずつ大将鼠に近付いていく朔真。
そして、朔真と大将鼠の距離が3メートルまで近付いた時、朔真が止まらないのを悟り大将鼠が逃げの体勢を取り、全ての鼠たち壁にして朔真に襲わせ、駆け出した。
「逃がすか!」
「ちょっと待った!!」
朔真が一気に大将鼠を仕留めようとした時、待ったの声と共にいくつもの赤い火球が朔真の後ろから飛んできた。
ドドドッ……ドン!
赤い火球は鼠たちの壁に直撃し、鼠たちを燃やし、壁に穴を空ける。
その穴を風が抜けて、大将鼠を捕らえ風の檻に封じ込める。
朔真が悪あがきで飛び掛かってきた残りの鼠を斬り払い、後ろを振り向く。
ランタンの逆光で目を細めながら、待ったをかけ、魔法を放った人物を確認する。
そこには、見覚えのある赤髪で少し背が高めの男と蒼く長い髪の背が低い女が立っていた。
「もしかして、美羽と信輔か?」
「正解だよ!」
「朔真がなんでこの依頼やってるの?」
朔真と二人との距離が縮まり、お互いに顔をはっきりと確認する。
そこには、蒼い髪の女、天風 美羽と赤髪で短髪の男、轟鬼 信輔の二人が立っていた。
「依頼を受けたから決まってるだろ……それで、後ろにいる人も美羽と信輔の連れか?」
軽口を叩きながらも緊張の糸は緩めない咲真。
「……前より鋭くなった?あの人は僕たちの仲間だから大丈夫だよ」
信輔の言葉に咲真は抜刀できるように鍔にかけていた指を離す。
そして、奥から人影が現れる。
「…なかなか鋭い……」
紺の髪をポニーテールに結んだ無愛想な表情の女が小さく呟く。
「この人は倉敷 舞さん!今のギルドの仲間だよ!」
美羽が紹介すると舞は小さく頷いた。
「動きを制限させる為に氷の壁を作ったのは、あなたか……」
「「「!?」」」
朔真の言葉に三人は少し驚いたような顔をする。
「初見で見破られたのは…初めて……」
「なんで分かったの?」
「前から勘は良かったけど……」
三者三様の言葉に
(あ~…余計なこと言ったな……)
朔真は内心、後悔しつつ、
「ただの勘だ……」
曖昧に答えた。
これが朔真と同級生で幼馴染みである美羽、信輔の再会であり、舞たちとの出会いであり、物語の始まりだった。
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