2 / 26
入浴と食事
しおりを挟む
浴室。
シャワーを壁にかけ、ほどよい湯が私の身体を流れていくッス。
十八歳の乙女たる私の色気。
胸は小振りッスが、戦えるほどに筋肉がある引き締まった身体には自信があるッス。
「さて、そろそろ出るッスよ」
「ジュマ!」
元気よく返事をする充魔のジュマ。
充魔は簡単にいえば使い魔みたいなもんで、いろいろ世話をしてくれるッス。
シャワーを止めて、そのまま脱衣室へ行く私。
普通はタオルなんかで身体を拭くもんでしょうが、なんせ魔力があるんで一瞬で乾かしてしまうッス。
まあ、さすがにというか下着やら服は自分で着たい、ていうのがあるんで手動ッスね。
「いつもいい感じッス」
ジュマが用意してくれた下着を身に着け、白Tシャツ、黒のジャージズボンの姿でドアを開ける。
「ジュマ!」
すると体長二十センチくらいのジュマが、敬礼のポーズで出迎えてくれたッス。
見た目、もこもこした白い犬って感じッスが気の利くいい奴ッス。
そして目の前にある十畳ほどの広さをした、ビジネスホテルの一室みたいなのが私の居住空間ッス。
壁際にベッドがあって、中央にテーブルとイス。
ベッドに座りながら見ることができるテレビがあるッス。
「それじゃ、さっそく食事にするッス。ナポリタンとオレンジジュース、頼むッス」
「ジュマ!」
ジュマが再び敬礼のポーズをしながら答えると、テーブルに大盛りのナポリタン、フォークとスプーン、そしてグラスになみなみ注がれたオレンジジュースが現れたッス。
これはジュマが居住の神様・宅神を介して、食事の神様・食神から買ったものッス。
通貨は神貨。
これでざっと二千神貨くらいッスかね。
一神貨一円計算なんで分かりやすいッス。
ちなみにオオカミ型の夜獣さん五体をやっつけた報酬は、六十万神貨×五体で三百万神貨。
払いは都市神ッス。
「────いただきます」
イスに座り、手を合わせて一礼をしてからフォークとスプーンを手に取り、麵に絡ませて口へ運ぶ。
「うん、おいしいッス」
親しみやすく気取らない味が、とても良いッス。
「ジュマ!」
ジュマもグッドの仕草で自分のことのように喜んでるッス。
「ジュマ、テレビをつけてほしいッス」
「ジュマ!」
右手の肉球をテレビに向けると、電源が入って映像が映し出されたッス。
ジュマはリモコンの役割もするッス。
番組はニュース。
世界中の主だった出来事が放送され、知ることができるッス。
ネットで調べる方法もあるんでしょうが、そんなに深く知りたいわけでもないんでテレビくらいがちょうどいいッス。
テレビを見ながら食べるのはお行儀が悪いかもしれないッスが、合理的にってことでよろしくッス。
ニュースの内容は政治のスキャンダル、経済、他国の大統領選挙などなど。
「むむ……」
そうしてい見ていると、少々、気になるものがあったッス。
シャワーを壁にかけ、ほどよい湯が私の身体を流れていくッス。
十八歳の乙女たる私の色気。
胸は小振りッスが、戦えるほどに筋肉がある引き締まった身体には自信があるッス。
「さて、そろそろ出るッスよ」
「ジュマ!」
元気よく返事をする充魔のジュマ。
充魔は簡単にいえば使い魔みたいなもんで、いろいろ世話をしてくれるッス。
シャワーを止めて、そのまま脱衣室へ行く私。
普通はタオルなんかで身体を拭くもんでしょうが、なんせ魔力があるんで一瞬で乾かしてしまうッス。
まあ、さすがにというか下着やら服は自分で着たい、ていうのがあるんで手動ッスね。
「いつもいい感じッス」
ジュマが用意してくれた下着を身に着け、白Tシャツ、黒のジャージズボンの姿でドアを開ける。
「ジュマ!」
すると体長二十センチくらいのジュマが、敬礼のポーズで出迎えてくれたッス。
見た目、もこもこした白い犬って感じッスが気の利くいい奴ッス。
そして目の前にある十畳ほどの広さをした、ビジネスホテルの一室みたいなのが私の居住空間ッス。
壁際にベッドがあって、中央にテーブルとイス。
ベッドに座りながら見ることができるテレビがあるッス。
「それじゃ、さっそく食事にするッス。ナポリタンとオレンジジュース、頼むッス」
「ジュマ!」
ジュマが再び敬礼のポーズをしながら答えると、テーブルに大盛りのナポリタン、フォークとスプーン、そしてグラスになみなみ注がれたオレンジジュースが現れたッス。
これはジュマが居住の神様・宅神を介して、食事の神様・食神から買ったものッス。
通貨は神貨。
これでざっと二千神貨くらいッスかね。
一神貨一円計算なんで分かりやすいッス。
ちなみにオオカミ型の夜獣さん五体をやっつけた報酬は、六十万神貨×五体で三百万神貨。
払いは都市神ッス。
「────いただきます」
イスに座り、手を合わせて一礼をしてからフォークとスプーンを手に取り、麵に絡ませて口へ運ぶ。
「うん、おいしいッス」
親しみやすく気取らない味が、とても良いッス。
「ジュマ!」
ジュマもグッドの仕草で自分のことのように喜んでるッス。
「ジュマ、テレビをつけてほしいッス」
「ジュマ!」
右手の肉球をテレビに向けると、電源が入って映像が映し出されたッス。
ジュマはリモコンの役割もするッス。
番組はニュース。
世界中の主だった出来事が放送され、知ることができるッス。
ネットで調べる方法もあるんでしょうが、そんなに深く知りたいわけでもないんでテレビくらいがちょうどいいッス。
テレビを見ながら食べるのはお行儀が悪いかもしれないッスが、合理的にってことでよろしくッス。
ニュースの内容は政治のスキャンダル、経済、他国の大統領選挙などなど。
「むむ……」
そうしてい見ていると、少々、気になるものがあったッス。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる