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◇6-7章 幕間:番外編・小話
◆エピソード―カイル:武器屋の少年(1)
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「あ……」
「…………」
「や、やあ……」
「…………」
飛竜のシーザーにエサをやろうと砦の屋上に来ると、なぜかあのルカという少女がいてシーザーと見つめ合っていた。
――兄の話によれば、あの兄弟喧嘩をハデにやらかした日は彼女の誕生日だったらしい。
兄はかねてより「誕生日になったらお祝いしてやる」と彼女に言っていた……が、当日はあの有様でうやむやになってしまったのだ。
それは申し訳なかった……その日俺は誕生日がどうのとみっともなく叫び倒したこともあって、非常に気まずい。
俺の兄であるジャミル、それからグレンの二人を兄のような存在と思っており、それらを横取りされたかのようなのも気に入らないらしい。
謝っておけとグレンに言われたのだが全く姿を見かけず、見たと思ったら転移魔法で消えたりされて徹底的に嫌われていた。
どういう心情なのか分からないが今日は消えたりしないらしい。
「……こ、こんにちは」
「…………」
ルカはシーザーを見つめたまま目もくれない。
「その、俺の飛竜に何か用?」
「…………」
(駄目だ、全く何の反応もない……)
何故ここに来たんだろうか。飛竜の所に来ればいずれ俺と鉢合わせすると分かるだろうに。
(あ……そうだ)
一つ思い当たる事があって俺は口を開いた。
「ごめんね。自己紹介をしてなかった。俺は、カイル。カイル・レッドフォードというんだ。そっちの飛竜はシーザー」
「カイル……レッドフォード、シーザー……」
「!」
ずっと俺を無視していたルカが、ようやく反応を示した。
「よく、合っている名前だわ」
「はは、ありがとう……」
「この間は、騒ぎを起こしてごめんね。その、せっかくの誕生日を台無しにしちゃって」
「……ジャミルもグレンも許してあげてと言ったから、許すわ」
「そ、それはどうも……はは」
(よかった、やっぱりこれで正解だった……)
同じような会話を12年前にもした。
この子は幾分まっすぐ素直なようだ。
俺がかつてやりとりした相手はもっともっと複雑に絡み合い、決してほどけない糸のように厄介だった――。
◇
1551年、12月。もうすぐこの年も明ける。
――過去に飛ばされてから4年の歳月が経過し、俺は17歳になっていた。
1558年、7月13日。その日が来るまで俺はこの時代で過ごしていないといけない。
魔術的な『制約』――本名を明かさない、子供を作らない、写真や肖像画に姿を残さない……これを守ったうえで。
守らないと元の自分とリンクできないとかなんとか。今も正直全然訳がわからない。
あとの二つは大丈夫だったが、最初の制約が問題だった。
『クライブ・ディクソン』――それが俺の今の名前。
ここに来たばかりの時には記憶があいまいで、名前も言えないほどだった。
だからこれは、拾ってくれた『ロジャー・ディクソン』というじいさんが哀れに思って付けてくれた仮の名だ。
じいさんに引き取られて彼のファミリーネームも頂戴していた。
じいさんは優しい。昔騎士をやっていたとのことで、じいさんなのに強い。剣術は彼に教わった。
来たばかりの頃とは違い、平民だなんだと蔑まれても特に何も思わなくなった。貴族っていうのはそういうものなんだと。
思い描いていたものとは違うけど、竜騎士にもなれた。
ムカつくやつはいるけど周りの人はおおむねいい人だ。友達もできたしそれなりに平穏に過ごしていた。
ただ、先の制約のこともあり、ここで知り合った人間は誰もが俺を『クライブ』と呼ぶ。誰も、俺の本名は知らない。
――厳密に言えば『カイル・レッドフォード』という名前を知っている人間は一人いた。
今俺が仕えている侯爵家のお嬢様だ。彼女にうわ言で言ってしまっていたらしい。
既に制約を破っているからもう名乗ってもいいんじゃないかと思うんだが、念の為だ。
来たばかりの頃は少し交流があったが、今は話す機会はない。だからやっぱり俺を『カイル』と呼ぶ者はいない。
これが……存外、疲れる。
慣れはしたが、『クライブ』と呼ばれても返事が少し遅れる。
『さっきから呼んでるだろ』と言われることもしばしば。
だから俺は『呼びかけてもなかなか返事しない、ボーッとした変な奴』と言われていた……。
◇
「……イブ君、クライブ君!」
「はっ!! 異常ありません!!」
「へ? 何言ってんの?」
「えっ?」
ビシッと左手を胸の前に持ってきて敬礼のポーズを取ったまま一時停止……目の前には、キョトン顔の武器屋の親方。
「……あれ? あれ?」
「おいおい、また意識飛ばしてたのかい?」
「す、すいません。考え事をしてました……でも意識は飛んでません……」
親方が苦笑いしている。意識は飛んでないけど、俺のこれは日常茶飯事だ。
「そうかい? まあいいか、この剣、前より刃こぼれが少ない。これなら明日には直るだろう」
「分かりました。じゃあ、明日昼頃取りに来ますね」
そう言って俺は武器屋を出た。
ノルデン、ロレーヌ、竜騎士団領の中心に位置する国、ディオール――その最北端の街、カンタール。
ノルデンとの国境に近いこの街では武器の生産・開発が活発だった。冒険者も騎士も、他の国の人間もここに武器を買い付けに来ることが多い。俺もその一人だった。
武器は鍛冶屋が作る。一度作った武器は、武器屋で調整してもらう。
あの武器屋の大将は武器も作りつつ武器の修理もして売るというマルチな才能の持ち主だった。
魔術的な金属を使うとか、武器に何かの魔石をはめれば魔法を乗せられる武器も作れる。
魔石をなんだかんだすれば刃こぼれも直る。原理は分からないけど、直るんだ。
一回説明されたけど、入って来なかった。細かいことはどうでもいい。
魔石って不思議だなー。
俺は自分がタイムスリップした以外の不思議なことは全く考えたくない。
正直制約がどうのこうのとかも考えたくない。頭が処理できないからだ。
勉強好きの兄なら、もうちょっと理解して噛み砕いたのかもしれないが。
とにかく今日はこの街で寝て、明日武器屋に行けば全部元通り。俺はそれでいいんだ。
◇
「やあ、クライブ君。君の剣直ってるぞ、ホレ」
「わー、ありがとうございます!」
次の日、修理してもらった剣を受け取って鞘から抜くと、新品のように輝き刃こぼれもなくなっていた。
魔石って不思議だなー! ありがたいありがたい。
「……ん?」
ふと武器屋の奥の部屋で、見慣れない少年が木箱を運んでいるのが見えた。
「どうしたね?」
「いや……親方、あんな子今までいたっけ?」
「ああ、あいつはこの前うちの店に泥棒に入りやがったガキでな。とっ捕まえてボコボコにしてタダ働きさせてるのよ」
「へ……へー、それは、大変でしたね」
カカカと笑う親方。俺は少年の手前特に笑うこともせずあいまいに返事をしておいた。
というか、少年が俺をめちゃくちゃ睨んでいる気がした。
いやいや、俺は笑ってないから。
……勘弁してよ親方、俺は子供がボコボコにされたの聞いてもそこまでおかしくないよ……。
「…………」
「や、やあ……」
「…………」
飛竜のシーザーにエサをやろうと砦の屋上に来ると、なぜかあのルカという少女がいてシーザーと見つめ合っていた。
――兄の話によれば、あの兄弟喧嘩をハデにやらかした日は彼女の誕生日だったらしい。
兄はかねてより「誕生日になったらお祝いしてやる」と彼女に言っていた……が、当日はあの有様でうやむやになってしまったのだ。
それは申し訳なかった……その日俺は誕生日がどうのとみっともなく叫び倒したこともあって、非常に気まずい。
俺の兄であるジャミル、それからグレンの二人を兄のような存在と思っており、それらを横取りされたかのようなのも気に入らないらしい。
謝っておけとグレンに言われたのだが全く姿を見かけず、見たと思ったら転移魔法で消えたりされて徹底的に嫌われていた。
どういう心情なのか分からないが今日は消えたりしないらしい。
「……こ、こんにちは」
「…………」
ルカはシーザーを見つめたまま目もくれない。
「その、俺の飛竜に何か用?」
「…………」
(駄目だ、全く何の反応もない……)
何故ここに来たんだろうか。飛竜の所に来ればいずれ俺と鉢合わせすると分かるだろうに。
(あ……そうだ)
一つ思い当たる事があって俺は口を開いた。
「ごめんね。自己紹介をしてなかった。俺は、カイル。カイル・レッドフォードというんだ。そっちの飛竜はシーザー」
「カイル……レッドフォード、シーザー……」
「!」
ずっと俺を無視していたルカが、ようやく反応を示した。
「よく、合っている名前だわ」
「はは、ありがとう……」
「この間は、騒ぎを起こしてごめんね。その、せっかくの誕生日を台無しにしちゃって」
「……ジャミルもグレンも許してあげてと言ったから、許すわ」
「そ、それはどうも……はは」
(よかった、やっぱりこれで正解だった……)
同じような会話を12年前にもした。
この子は幾分まっすぐ素直なようだ。
俺がかつてやりとりした相手はもっともっと複雑に絡み合い、決してほどけない糸のように厄介だった――。
◇
1551年、12月。もうすぐこの年も明ける。
――過去に飛ばされてから4年の歳月が経過し、俺は17歳になっていた。
1558年、7月13日。その日が来るまで俺はこの時代で過ごしていないといけない。
魔術的な『制約』――本名を明かさない、子供を作らない、写真や肖像画に姿を残さない……これを守ったうえで。
守らないと元の自分とリンクできないとかなんとか。今も正直全然訳がわからない。
あとの二つは大丈夫だったが、最初の制約が問題だった。
『クライブ・ディクソン』――それが俺の今の名前。
ここに来たばかりの時には記憶があいまいで、名前も言えないほどだった。
だからこれは、拾ってくれた『ロジャー・ディクソン』というじいさんが哀れに思って付けてくれた仮の名だ。
じいさんに引き取られて彼のファミリーネームも頂戴していた。
じいさんは優しい。昔騎士をやっていたとのことで、じいさんなのに強い。剣術は彼に教わった。
来たばかりの頃とは違い、平民だなんだと蔑まれても特に何も思わなくなった。貴族っていうのはそういうものなんだと。
思い描いていたものとは違うけど、竜騎士にもなれた。
ムカつくやつはいるけど周りの人はおおむねいい人だ。友達もできたしそれなりに平穏に過ごしていた。
ただ、先の制約のこともあり、ここで知り合った人間は誰もが俺を『クライブ』と呼ぶ。誰も、俺の本名は知らない。
――厳密に言えば『カイル・レッドフォード』という名前を知っている人間は一人いた。
今俺が仕えている侯爵家のお嬢様だ。彼女にうわ言で言ってしまっていたらしい。
既に制約を破っているからもう名乗ってもいいんじゃないかと思うんだが、念の為だ。
来たばかりの頃は少し交流があったが、今は話す機会はない。だからやっぱり俺を『カイル』と呼ぶ者はいない。
これが……存外、疲れる。
慣れはしたが、『クライブ』と呼ばれても返事が少し遅れる。
『さっきから呼んでるだろ』と言われることもしばしば。
だから俺は『呼びかけてもなかなか返事しない、ボーッとした変な奴』と言われていた……。
◇
「……イブ君、クライブ君!」
「はっ!! 異常ありません!!」
「へ? 何言ってんの?」
「えっ?」
ビシッと左手を胸の前に持ってきて敬礼のポーズを取ったまま一時停止……目の前には、キョトン顔の武器屋の親方。
「……あれ? あれ?」
「おいおい、また意識飛ばしてたのかい?」
「す、すいません。考え事をしてました……でも意識は飛んでません……」
親方が苦笑いしている。意識は飛んでないけど、俺のこれは日常茶飯事だ。
「そうかい? まあいいか、この剣、前より刃こぼれが少ない。これなら明日には直るだろう」
「分かりました。じゃあ、明日昼頃取りに来ますね」
そう言って俺は武器屋を出た。
ノルデン、ロレーヌ、竜騎士団領の中心に位置する国、ディオール――その最北端の街、カンタール。
ノルデンとの国境に近いこの街では武器の生産・開発が活発だった。冒険者も騎士も、他の国の人間もここに武器を買い付けに来ることが多い。俺もその一人だった。
武器は鍛冶屋が作る。一度作った武器は、武器屋で調整してもらう。
あの武器屋の大将は武器も作りつつ武器の修理もして売るというマルチな才能の持ち主だった。
魔術的な金属を使うとか、武器に何かの魔石をはめれば魔法を乗せられる武器も作れる。
魔石をなんだかんだすれば刃こぼれも直る。原理は分からないけど、直るんだ。
一回説明されたけど、入って来なかった。細かいことはどうでもいい。
魔石って不思議だなー。
俺は自分がタイムスリップした以外の不思議なことは全く考えたくない。
正直制約がどうのこうのとかも考えたくない。頭が処理できないからだ。
勉強好きの兄なら、もうちょっと理解して噛み砕いたのかもしれないが。
とにかく今日はこの街で寝て、明日武器屋に行けば全部元通り。俺はそれでいいんだ。
◇
「やあ、クライブ君。君の剣直ってるぞ、ホレ」
「わー、ありがとうございます!」
次の日、修理してもらった剣を受け取って鞘から抜くと、新品のように輝き刃こぼれもなくなっていた。
魔石って不思議だなー! ありがたいありがたい。
「……ん?」
ふと武器屋の奥の部屋で、見慣れない少年が木箱を運んでいるのが見えた。
「どうしたね?」
「いや……親方、あんな子今までいたっけ?」
「ああ、あいつはこの前うちの店に泥棒に入りやがったガキでな。とっ捕まえてボコボコにしてタダ働きさせてるのよ」
「へ……へー、それは、大変でしたね」
カカカと笑う親方。俺は少年の手前特に笑うこともせずあいまいに返事をしておいた。
というか、少年が俺をめちゃくちゃ睨んでいる気がした。
いやいや、俺は笑ってないから。
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