【完結】カラスとすずらん ~意識低い系冒険者パーティの台所を預かっています~平凡なわたしと、闇を抱えた彼の恋の話~

天草こなつ

文字の大きさ
367 / 385
15章 祈り(後)

52話 船出

しおりを挟む
「レイチェル。あと10分ほどしたら出かけるから」
「はい」

 姿見鏡の前で服装を整えていると、グレンさんが声をかけてきた。
 おかしなところがないことを確認したあとリビングのソファーに腰掛け、ローテーブルに置いてある新聞を手に取る。新聞には、「シルベストル侯爵が新聞各社の代表を集めて記者会見を行った」という記事が掲載されている。

 あの出来事から約1週間。
 "彼"の一件は「シルベストル侯爵邸襲撃・礼拝堂爆発炎上事件」という見出しで、太陽が消えたこと、地震が起きたことと併せて新聞で大きく報じられた。
 禁呪による天と地の異常事態、術を発動したのは聖女様を目覚めさせた者と同一犯――そんな"特ダネ"を新聞記者が放っておくはずがなく、記者達は事件の翌日から侯爵家の使用人に聞き込みを開始。
 けれど、取材は難航を極めた。

『事件を起こしたのは光の塾の残党の"赤眼の男"。行方不明だった聖女様と聖銀騎士団長セルジュ様を追ってシルベストル侯爵邸に辿り着いた男は、2人を殺すために禁呪"天蝕呪イクリプス"を発動、太陽を消し地震を起こした。しかし禁忌を犯した報いか、男は雷に打たれて死んだ』――……。

 敷地内で起きた異常な現象については事細かな証言が得られるのに、それ以上の情報が出てこない。肝心かなめの「犯人の情報」を誰も保有していないのだ。
 記者達は最初「侯爵が箝口令かんこうれいを敷いているのだろう」と考えた。ところが、何か様子がおかしい。

 皆が皆、口を揃えて言う。

『神が現れた』……と。

『神は少年の姿をしていた』
『神の姿は見えなかった。光が人型を取っていた』
『人ではなかった。光る樹だった』

咎人とがびとは最後、雷に打たれた』
『神が裁きを下したのだ』――。

 各々が見た"神"の姿について食い違いがあるものの、皆、"神"が降臨したことを確定した事実として話す。
 不気味に思いながらも記者達は取材を続けた。やがて、そんな記者達を不可解な現象が襲うようになる。
 右腕、あるいは左手首に原因不明の激痛が走ってペンを持てなくなったり、何もないところから落ちてきた石片で怪我をしたり……。

 そこでこの新聞の記事、「シルベストル侯爵の記者会見」につながる。
 事態を知ったシルベストル侯爵は新聞各社の代表を集め、侯爵家を代表して今回の事件のあらましを説明。
 会見の最後、侯爵は記者達にいくつか警告をしたという。

『神は確かに現れた、我々からはそれしか言えない』
『神を追ってはならない。また、否定することも禁ずる』
『探ることは、異教の神への冒涜ぼうとくになりかねない』
『事実だけを書きなさい。憶測を書くことは君達のためにならない』――……。


「……その記事」
「!」

 読んでいる途中で、グレンさんに声をかけられた。
 わたしの手から新聞を取ると渋い顔で記事に目を通し、フッと笑ってわたしに返してきた。

「『都合により、取材を打ち切ります』……か」
「グレンさん、何か知ってますか?」
「ああ。セルジュから聞いた」

 記者達は侯爵の『異教の神への冒涜』という言葉に震え上がったものの、それでも「脅しには屈しない」と言って食い下がる者がいた。
 記者はまた原因不明の"腕の激痛"に襲われ、そればかりか取材中や就寝中に誰かがすすり泣く声が聞こえるようになる。
 それでも諦めずに屋敷の者に聞き取りを試みるも、「やめておきなさい」と言われるばかり。
 やがて一連の怪異現象は彼らの家族にまで及び始め、そんな中ようやく得た犯人の情報は「犯人には左手首と右腕がなかった」というもの。
 そこで記者達はとうとう音を上げ、これ以上深入りしないことを侯爵に誓った。最後に礼拝堂跡地で祈りを捧げたあと、クモの子を散らすように逃げていったという。
 去って行く記者団を見てシルベストル侯爵はセルジュ様に、「しばらくはうるさいかもしれないが、いずれ探ろうと思っていたことすら忘れるだろう」と言ったそうだ。

 ――そう。みんな、忘れる。
 現にシルベストル侯爵家の人達は、セルジュ様の家族など主立おもだった人を除いて、"彼"の記憶を失っていっているという。
 あれほど強烈だった"神様"の顕現もそのうちに忘れ去られる。
 "神様"と呼ばれたあの少年は、何も知らない人達の邪推や勘繰りといった"穢れ"から守られる。
 全ては「意識の闇の海」の、底の底へ……。

「行こうか」
「うん」

 グレンさんが黒い帽子をかぶり、ダイニングテーブルに置いてある包みを取る。
 白い布で包んだ木箱の中には、これから使う大事な物が入っている。
 今日行う、"葬送の儀"のための――。


 ◇


 "葬送の儀"の提案をしたのはベルだった。

 全てが終わったとはいえ、あんな悲惨な場面を見たあとでは安堵などできるはずもなく、砦に戻っても誰も言葉を発することはなかった。
 グレンさんが「みんなご苦労だった、今日は帰って休んでくれ」と事務的に短く告げたのみ。
 その後もみんな、砦に顔を出すことはあるものの、会っても挨拶をする程度でほとんど何も話さない――という状態が続いた。
 事件から3日ほど経ち、たまたま食堂に全員揃った時にベルが「あの人を見送る式のようなことをするのはどうでしょう」と提案したのだ。

「何をやってもきっとあの人には届きません、自己満足に過ぎないかもしれません。だから、式は彼ではなくあたし達のために行うことになります。各々の心を整理するため、前に進んでいくための区切りとして……どうでしょうか」

 わたしはその提案を「良い」と思ったけれど、満場一致とはいかなかった。
 わたしとジャミルとルカは良いと思った。
 だけどグレンさんとカイル、そしてセルジュ様の反応はかんばしくなかった。
 
 ――否定や反対をするわけじゃない。弔うことも区切りも必要だと考えている。
 けど、自分達は"彼"の命を奪うことを決めた人間だ。最終的に"彼"の命を奪ったのは"神"だったとはいえ、グレンさんとカイルは彼に手を下してもいる。
 そんな自分達が葬儀に参列したところで、本当にただの自己満足ではないか……そう考えたらしい。

 「少し考える時間が欲しい」と、話し合いは保留に。
 3人の考えが変わったのは、それから数日後。教皇猊下に"彼"の結末を話したあとだった……。



 ◇


 アパートを出て、砦に辿り着いた。
 グレンさんは忘れ物を取るため2階にある自室へ向かった。わたしは一足先に待ち合わせ場所である食堂へ。
 時刻は朝の10時。

 中庭に面する廊下を歩いていると、掃き出し窓の向こうにカイルがいるのが見えた。
 ベンチの肘掛けに身体を預けるようにして斜めに座り、どこともつかない場所へ目線を向けている。
 中庭に入り「おはよう」と声をかけるとカイルは姿勢を正して座り直し、少しだけ笑ってみせた。

「おはよう、レイチェル。……元気だった?」
「普通だよ。カイルは?」
「俺?」
「……顔色、あんまりよくなさそうだから」
「はは……"旅疲れ"かなあ。ここ数日、砦と竜騎士団領行ったり来たりしてて。今朝帰ってきたとこなんだ」
「"今朝"? 花水晶作ったあとも、また行ってたの?」
「うん。話したことあると思うけど、"ロジャーじいさん"って、向こうで俺の世話してくれてた人がいて……その人に会いに行ってた」

「急に会いたくなってさ」と言ったあと、カイルは目を閉じてうつむいてしまう。
 "あの人"の死を聞いて教皇猊下は悲しみに打ちひしがれた……と、グレンさんから聞いた。
 泣く教皇猊下の姿が、その"ロジャーおじいさん"と重なったのかもしれない……。

「……おはよう」
「あ、ルカ。おはよう」
「やあ、おはよう」

 ルカが中庭に入ってきた。
 手には花バサミと、何か小道具が入ったカゴを持っている。
 ルカは花畑の前に座り込むと花を何本か切り、カゴからヒモや包装紙を取り出して手早くまとめ、最後に紫色の細いリボンを巻いて結びつけた。
 風がふわりと吹き、花畑の花が小さく揺れる。ルカが秋の終わり頃に植えて、ずっと育てていた――勿忘草わすれなぐさの花だ。

「綺麗に咲いたね。それ、持ってくの?」

 カイルの問いに、ルカは小さくうなずく。

「これがなぐさめになるとは、思わないけど……」
「いいんじゃないかな、やりたいと思うことをやれば。ベルナデッタが言ったように、これは俺達の中の"区切り"だからね」
「……うん」


 ◇


「ジャミル……?」

 食堂に行くと、ジャミルが椅子に座って手元にある"何か"をボーッと見つめていた。
 わたしに気づくとジャミルは顔を上げ、「よう」と言って"それ"をポケットにしまい込む。

「何見てたの? お札……に見えたけど」
「ああ、5000リエール札がポケットに入ったままになっててさ。……お客さんから預かった金だったのに、マスターに渡すの忘れてたなー って、そう考えてただけなんだ」
「ふーん……」

 言葉の意味以上に何かありそうな気がしたけれど何と言っていいか分からず、気のない返しになってしまう。
 わたしの反応を見たジャミルは目を伏せて「ほんとになんでもねえんだ」と笑った。
 少しの間のあと食堂の扉が開き、グレンさんとベルとセルジュ様が入ってきた。それに続いてカイルとルカも入ってくる。

「行こうか」

 全員の姿を確認したあとセルジュ様がつぶやき、食堂の扉を開け出て行く。
 皆もそれに続く――今日はわたしもグレンさんもみんな、黒い服に身を包んでいる。
 こうやって黒い装いの人間が連れ立って歩いていると、葬列を組んでいるみたいだ。

 ――どうしてこんな、取るに足らないことを考えてしまうんだろう。
 みんなは今一体何を思い、何を考えているのだろう……。


 ◇


 転移魔法でシルベストル侯爵邸に移ったあと、セルジュ様の案内で敷地内にあるミロワール湖のプライベートビーチへ。
 以前セルジュ様に聞いた通り、シルベストル侯爵領はミロワール湖とそこに流れ込む川に面していて、お屋敷の敷地も半分以上がミロワール湖に接している。
 湖の桟橋には、船が何艘か停泊している。天気の良い日はこの船に乗り、家族や夫婦で湖をのんびり遊覧するらしい。
 もちろん今日は船に乗るわけじゃない。今からここで"葬送の儀"を執り行うのだ。

「……こんにちは、皆さん」

 桟橋にシリル神父が立っていた。黒い祭服を身に着け、肩には紫色のストールをかけている。ミランダ教の聖職者の、葬儀の際の服装だ。
 彼は事件のあと侯爵様に請われ、礼拝堂跡地で鎮魂のための祈りを捧げているのだという。
 不思議なことに、この人も"彼"のことを忘れていなかった。
 "彼"は連日街の入り口で倒れてはシリル様の教会に運ばれ、介抱を受けていた。それが関係しているのだろうか?
 今日のことを聞いて、「自分も是非参加させて欲しい」とセルジュ様に持ちかけてきたらしい。
 こういう場に神父様がいてくれると気が引き締まる――とはいえ、今日式を執り行うのは彼ではない。

「では……ベルナデッタ。お願いします」

 シリル様がベルに優しく呼びかけると、ベルは肩をビクリと強ばらせた。
 今日の彼女はシリル様と同じく黒の祭服に身を包み、髪は全て頭に被ったベールの中にしまい込んでいる。
 ベルはぎこちない歩みでみんなの前に出たあと、杖をギュッと握りながら不安げにシリル様の方を見た。

「あ、あの……やはりここは、シリル様が――」
「今日のことを考えたのは君だと聞きました。なら、君が責任を持って執り行わなければ」
「は、はい。……これより、葬送の儀を執り行います」

 ベルが頭を深々と下げたので、わたし達もそれに習う。

「葬送の儀……ですけれど、故人の亡骸が見つからなかったので棺はありません。ですので、供物くもつをこちらに」

 ベルが、足元の祭壇を手で指し示す。今日のために組み上げた石の祭壇だ。
 グレンさんが家から持ってきた白い包みを解き、箱の中から"あるもの"を取り出して祭壇に置いた。
 木製の、船の模型――これは、グレンさんが作ったものだ。わたしも作るのを手伝ったけれど、完成までにはかなり時間を要した。
 グレンさんは"モノ作り"に関して心に大きな傷を抱えている。しかも、船の模型は彼の――そして"あの人"の心を壊すきっかけになった、"呪いの品"とも呼べるもの。
 最初は木を1つ2つ組み上げるのも手が震えるほどだった。毎日作業が終わったあとは、「衝動的に壊してしまうかもしれないから、隠しておいて欲しい」と頼まれて……。
 そうやって、3日くらいかけてようやく作り上げることが出来た。
 船は立派な物ではない。子供が初めて作るような簡易な木の模型だ。継ぎ目は歪で、出来上がりは決して良いとは言えない。
 でも、"あの人"を見送るのにこれ以上の物はない……わたしはそう思う。

 ベルが船に小さな風の魔石を置き、上から聖水を振りかけ、祈る。
 次にルカが勿忘草の小さな花束を乗せ、最後にわたしが白色と紫色のアスターの花を一輪ずつ乗せた。
 本当は全員でアスターの花を一輪ずつ添えられれば良かったけれど、模型が小さいからあまり色んな物は乗せられない。

 ベルが船をミロワール湖にそっと浮かべて祈る。
 船に乗せてある風の魔石がぼんやりと光を放ち、船が湖をゆっくりと進み出した。
 これでいいか不安になったのか、ベルがシリル様へ目を向けた。シリル様はそれに微笑を返して口を開く。

「……ベルナデッタ、祈りの言葉を」
「祈りの……」
「格式ばったことは言わなくても良いです。君自身の言葉で」
「はい」

 ベルが杖を頭上に掲げ、目を閉じる。

「私の名は、ベルナデッタ・サンチェス。……私は祈ります。彼の者……イリアス・トロンヘイムの魂が意識の海に還り、また新たな生命として浮かび上がってこられますよう……。祈りましょう、皆さん。彼の者に、女神の加護のあらんことを……」

「女神の加護の、あらんことを……」

 祈りの言葉を唱え、全員目を閉じる。


 ……船が行く。
 彼への祈りを、願いを乗せた船が……。

(……イリアスさん……)

 ――わたし達はあなたを理解し、救うことはできませんでした。
 あなたはこんなことを全く望んでいないかもしれません。
 だけどせめて、あなたの魂があるべきところに還れるよう、そしてあなたの次の人生が光に満ちたものであるよう、祈らせてください。


 さようなら。


 わたしは、


 ……わたし達は。


 あなたを、ゆるします――……。





 ――15章 終わり――
しおりを挟む
感想 109

あなたにおすすめの小説

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます

結城芙由奈@コミカライズ3巻7/30発売
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります> 政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・? ※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

最愛の番に殺された獣王妃

望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。 彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。 手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。 聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。 哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて―― 突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……? 「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」 謎の人物の言葉に、私が選択したのは――

虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました

たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。

仕事で疲れて会えないと、恋人に距離を置かれましたが、彼の上司に溺愛されているので幸せです!

ぽんちゃん
恋愛
 ――仕事で疲れて会えない。  十年付き合ってきた恋人を支えてきたけど、いつも後回しにされる日々。  記念日すら仕事を優先する彼に、十分だけでいいから会いたいとお願いすると、『距離を置こう』と言われてしまう。  そして、思い出の高級レストランで、予約した席に座る恋人が、他の女性と食事をしているところを目撃してしまい――!?

美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ

さら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。 絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。 荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。 優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。 華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。

王太子妃専属侍女の結婚事情

蒼あかり
恋愛
伯爵家の令嬢シンシアは、ラドフォード王国 王太子妃の専属侍女だ。 未だ婚約者のいない彼女のために、王太子と王太子妃の命で見合いをすることに。 相手は王太子の側近セドリック。 ところが、幼い見た目とは裏腹に令嬢らしからぬはっきりとした物言いのキツイ性格のシンシアは、それが元でお見合いをこじらせてしまうことに。 そんな二人の行く末は......。 ☆恋愛色は薄めです。 ☆完結、予約投稿済み。 新年一作目は頑張ってハッピーエンドにしてみました。 ふたりの喧嘩のような言い合いを楽しんでいただければと思います。 そこまで激しくはないですが、そういうのが苦手な方はご遠慮ください。 よろしくお願いいたします。

処理中です...