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由樹は父のベッドの上でしか乱れた姿を見せようとしないし、恵の名前を決して呼ばない。
「優一郎さん」
まだ由樹の目には父が宿っていて、死者にすら勝てない自分が情けない。
(こんなことがしたかったんだっけ)
違う気がする。
由樹には、ずっと側に居て欲しかっただけだ。父と同じく、家族のように。
だがいつからか、その純粋だった望みには、見るに堪えない真っ黒な欲望と嫉妬がべっとりと付着していた。父の通夜の後に、父を想っていた由樹に手を出してしまうほど。
(間違いだったのかな)
父を見たままの由樹でいいから、欲しいと思ったのは。
「恵、おはよう」
「あ、おはよ、由樹兄」
思考に耽っていて、由樹が目覚めていたのにさえ気付かなかった。不覚だ。
「先に起きてるなら起こしてくれればいいのに」
「ん? 寝顔可愛かったから」
「馬鹿」
口を尖らせる由樹に、いけしゃあしゃあとキスをしようとしたのだが。
「恵、何か顔色悪くないか」
由樹に見咎められた。
最近少し不眠気味で、疲れが取れていないと感じることが多い。それを見透かされたようで、嫌だった。他人に興味のなさそうに見える由樹が、恵の不調を気付いてくれたことは嬉しい。だが、由樹に気付いて欲しいことはもっと別のことだ。
(親父。そろそろ由樹を離してやってくれよ)
由樹と共に線香をあげる度に、恵はそう父に語りかけている。
言いたいことは、本当はもっといっぱいある。何で俺を置いていったとか、見知らぬ子供を助けて死ぬなんてお人好しの父らしすぎていっそ笑えるとか、そんなところを尊敬していた、とか。
だが、一番強い想いは、由樹をもう解放して欲しいという願いだった。
恵のものにしたい気持ちは勿論ある。だが、由樹が未だに店の飾り棚を恋しげに見ていることが、それ以上に辛かった。
店へと二人で出勤する日曜日だ。三月終わりの札幌の道は雪が溶けかけで、すぐ靴がぐちょぐちょになるから、店では靴下から靴まで履き替えなければならない。
開店準備の傍ら、由樹が店のSNSをチェックしている。杉田翁が撮り溜めておいた写真と共に『本日のコーヒー』や『新入荷の懐中時計』を投稿するのが彼の慣わしになったようだ。SNS上の反応も上々。由樹に任せて良かったと思う。
「お、アルバイト募集にコメント付いてるわ」
「え? 本当?」
「前に『知人に当たってみる』ってコメントくれてたひとからだ」
持つべき者は気の良い客だ。千絵も恵も集まって、店のスマートフォンに食い入った。
「手稲の時計店の息子さんだって。大学生。面接いつできますかって」
「早ければ早い方がいいな。大学生なら、店の雰囲気も明るくなりそう」
その千絵の言葉は、この店がまだ立ち直りきっていない証拠のように思えた。
*
面接をした千絵と意気投合したらしい新アルバイトは、二十歳の大学生だ。高校の頃はカフェでバリスタとして働いていたらしく、懐中時計もコーヒーも任せられる貴重な戦力のようだ。
面接のその日に歓迎会が開かれることになって、恵も参加したかったのだが本業の方でトラブルがあり行けなかった。そのため、初顔合わせは翌日夜になった。
「オーナーの青羽恵です。とても優秀だって聞いてるよ。よろしく」
「赤羽冬留です。オーナーの後輩っぽいので、よろしくお願いします」
髪を茶に染めた子犬顔の大学生の笑顔は、愛想笑いだというのが丸分かりだった。年が近いから上手くやれると思っていたのに、先手を打って距離を置かれた気になる。
「後輩?」
「大学と学部が一緒って由樹さんが言ってました」
「ああ」
そこで僅かな違和感を覚えた。
由樹のことを名前で呼ぶのが馴れ馴れしいように感じたのだ。
(馬鹿馬鹿しい)
由樹のことになると過剰反応してしまう自分を恥じた。
冬留が入ったことで、店のシフトも仕事も楽になったと、千絵が上機嫌だ。それは本当に良かったと思う。
だが恵は、小さな引っかかりを覚えていた。
(何であんなに由樹とべたべたするんだ)
由樹が客と話しているとき割って入ったり、カウンターで由樹にこの店でのコーヒーの淹れ方を手取り足取り教えて貰ったりしているのが、どうしても気に食わない。
それに、つい二人を目で追ってしまうことに由樹は気付いていないのに、冬留は察していてこちらを愉快そうに見るのだ。
(何だってんだ)
暗澹たるものを抱えていたとき、閉店後に冬留と二人きりになった。レジを閉めると、フロアの掃除をしていた冬留が振り返った。
「オーナーって、由樹さんのこと、好きなんですか?」
その目に何処か挑発的なものを感じて、恵は反射的に警戒した。
「……そう見える?」
「見える。まあ由樹さん、なまらめんこいもんね。普段あんまり笑わないのに、コーヒー褒めたら笑顔になるとことか」
由樹の可愛さは自分だけが知っていたかったのに、こんな男に見つけられたことに焦燥を覚える。「由樹は俺のだ」と叫びたいような気持ちにすらなる。
「オーナーが手ぇ出さないなら、俺も好きになりたいんだけど」
唇を舐める冬留のその仕草に、理性が切れそうになった。由樹に一番近いのは自分でありたい。独り占めしておきたいのだ。
「由樹なら毎日俺が抱きしめて寝てる」
「そうなの? じゃあなんで付き合ってないのさ。由樹さん恋人居ないって言ってたよ」
返す言葉がなかった。
恋人じゃない。それは由樹の言うとおりだ。だが、この男からそれを突きつけられると、腹に据えかねるものがあった。
血が煮えているのはきっともう悟られているだろうが、努めて冷たい声を出す。
「お前に由樹はやらない」
*
家に帰るのも気が重い。あんな宣言を大学生相手にしてしまったのも今思えば恥ずかしいし、大体にして由樹は恵を見てくれない。なのに、どうやって赤羽店員の行動を妨げられるというのだろう。情けない。
「ただいま」
「お帰り、恵」
由樹が微笑んで出迎えてくれるのが恵を和ませてくれる。だがそれは、限りなく兄弟愛に近いものなのだろうと思う。恵は『お嫁さん』になって欲しいのに。
「恵、最近ずっと顔色良くないな」
「そんなことないよ」
いつも通り誤魔化したが、由樹は眉をひそめて「嘘吐くな」と言った。
「店に居るとき、不機嫌そうに見える」
「……そうかな。ちょっと疲れてるのかな」
「それなら少し休めよ。冬留くんも入ったことだし、そこまで気を張り詰めなくても」
その赤羽冬留が問題なのだということに由樹は気付かない。だが、あの男への怒りを由樹にぶつけるのは筋違いだ。だからおどけて言った。
「由樹兄が癒やしてくれたらすぐに治るよ」
「馬鹿なこと言うなよ」
そうしてちょっと迷って、頬にキスをしてくれた。愛らしくて、愛おしくて仕方ない。
だが数日後、疲れの所為なのか、春なのに風邪なんて引いてしまって、熱で寝込んでしまった恵だ。
家に帰った途端蹲った恵に、由樹は血相を変えて看病してくれた。部屋まで恵を支えてくれたし、手作りのお粥をふうふうして食べさせてくれた。子供扱いされていると思ったが、しあわせなので何も言わなかった。
それにしても、由樹が自分の部屋に入るのは何年ぶりのことだろう。由樹がいじめを受ける前にはよくこの部屋で遊んでくれたが、それ以来由樹は来なくなった。
だが今は、ベッドサイドで泣き出しそうな顔をしてくれている。そうして呟かれた言葉に、恵はまた打ち落とされるのだ。
「恵まで倒れたら、おれ、どうすればいいんだよ」
罪作りなひとだ。恵のことなんて、弟くらいにしか見ていないくせに。
添い寝で眠ってしまった由樹の胸元に額を付けて、告げる。
「由樹、好きなんだ」
俺を見て。
「優一郎さん」
まだ由樹の目には父が宿っていて、死者にすら勝てない自分が情けない。
(こんなことがしたかったんだっけ)
違う気がする。
由樹には、ずっと側に居て欲しかっただけだ。父と同じく、家族のように。
だがいつからか、その純粋だった望みには、見るに堪えない真っ黒な欲望と嫉妬がべっとりと付着していた。父の通夜の後に、父を想っていた由樹に手を出してしまうほど。
(間違いだったのかな)
父を見たままの由樹でいいから、欲しいと思ったのは。
「恵、おはよう」
「あ、おはよ、由樹兄」
思考に耽っていて、由樹が目覚めていたのにさえ気付かなかった。不覚だ。
「先に起きてるなら起こしてくれればいいのに」
「ん? 寝顔可愛かったから」
「馬鹿」
口を尖らせる由樹に、いけしゃあしゃあとキスをしようとしたのだが。
「恵、何か顔色悪くないか」
由樹に見咎められた。
最近少し不眠気味で、疲れが取れていないと感じることが多い。それを見透かされたようで、嫌だった。他人に興味のなさそうに見える由樹が、恵の不調を気付いてくれたことは嬉しい。だが、由樹に気付いて欲しいことはもっと別のことだ。
(親父。そろそろ由樹を離してやってくれよ)
由樹と共に線香をあげる度に、恵はそう父に語りかけている。
言いたいことは、本当はもっといっぱいある。何で俺を置いていったとか、見知らぬ子供を助けて死ぬなんてお人好しの父らしすぎていっそ笑えるとか、そんなところを尊敬していた、とか。
だが、一番強い想いは、由樹をもう解放して欲しいという願いだった。
恵のものにしたい気持ちは勿論ある。だが、由樹が未だに店の飾り棚を恋しげに見ていることが、それ以上に辛かった。
店へと二人で出勤する日曜日だ。三月終わりの札幌の道は雪が溶けかけで、すぐ靴がぐちょぐちょになるから、店では靴下から靴まで履き替えなければならない。
開店準備の傍ら、由樹が店のSNSをチェックしている。杉田翁が撮り溜めておいた写真と共に『本日のコーヒー』や『新入荷の懐中時計』を投稿するのが彼の慣わしになったようだ。SNS上の反応も上々。由樹に任せて良かったと思う。
「お、アルバイト募集にコメント付いてるわ」
「え? 本当?」
「前に『知人に当たってみる』ってコメントくれてたひとからだ」
持つべき者は気の良い客だ。千絵も恵も集まって、店のスマートフォンに食い入った。
「手稲の時計店の息子さんだって。大学生。面接いつできますかって」
「早ければ早い方がいいな。大学生なら、店の雰囲気も明るくなりそう」
その千絵の言葉は、この店がまだ立ち直りきっていない証拠のように思えた。
*
面接をした千絵と意気投合したらしい新アルバイトは、二十歳の大学生だ。高校の頃はカフェでバリスタとして働いていたらしく、懐中時計もコーヒーも任せられる貴重な戦力のようだ。
面接のその日に歓迎会が開かれることになって、恵も参加したかったのだが本業の方でトラブルがあり行けなかった。そのため、初顔合わせは翌日夜になった。
「オーナーの青羽恵です。とても優秀だって聞いてるよ。よろしく」
「赤羽冬留です。オーナーの後輩っぽいので、よろしくお願いします」
髪を茶に染めた子犬顔の大学生の笑顔は、愛想笑いだというのが丸分かりだった。年が近いから上手くやれると思っていたのに、先手を打って距離を置かれた気になる。
「後輩?」
「大学と学部が一緒って由樹さんが言ってました」
「ああ」
そこで僅かな違和感を覚えた。
由樹のことを名前で呼ぶのが馴れ馴れしいように感じたのだ。
(馬鹿馬鹿しい)
由樹のことになると過剰反応してしまう自分を恥じた。
冬留が入ったことで、店のシフトも仕事も楽になったと、千絵が上機嫌だ。それは本当に良かったと思う。
だが恵は、小さな引っかかりを覚えていた。
(何であんなに由樹とべたべたするんだ)
由樹が客と話しているとき割って入ったり、カウンターで由樹にこの店でのコーヒーの淹れ方を手取り足取り教えて貰ったりしているのが、どうしても気に食わない。
それに、つい二人を目で追ってしまうことに由樹は気付いていないのに、冬留は察していてこちらを愉快そうに見るのだ。
(何だってんだ)
暗澹たるものを抱えていたとき、閉店後に冬留と二人きりになった。レジを閉めると、フロアの掃除をしていた冬留が振り返った。
「オーナーって、由樹さんのこと、好きなんですか?」
その目に何処か挑発的なものを感じて、恵は反射的に警戒した。
「……そう見える?」
「見える。まあ由樹さん、なまらめんこいもんね。普段あんまり笑わないのに、コーヒー褒めたら笑顔になるとことか」
由樹の可愛さは自分だけが知っていたかったのに、こんな男に見つけられたことに焦燥を覚える。「由樹は俺のだ」と叫びたいような気持ちにすらなる。
「オーナーが手ぇ出さないなら、俺も好きになりたいんだけど」
唇を舐める冬留のその仕草に、理性が切れそうになった。由樹に一番近いのは自分でありたい。独り占めしておきたいのだ。
「由樹なら毎日俺が抱きしめて寝てる」
「そうなの? じゃあなんで付き合ってないのさ。由樹さん恋人居ないって言ってたよ」
返す言葉がなかった。
恋人じゃない。それは由樹の言うとおりだ。だが、この男からそれを突きつけられると、腹に据えかねるものがあった。
血が煮えているのはきっともう悟られているだろうが、努めて冷たい声を出す。
「お前に由樹はやらない」
*
家に帰るのも気が重い。あんな宣言を大学生相手にしてしまったのも今思えば恥ずかしいし、大体にして由樹は恵を見てくれない。なのに、どうやって赤羽店員の行動を妨げられるというのだろう。情けない。
「ただいま」
「お帰り、恵」
由樹が微笑んで出迎えてくれるのが恵を和ませてくれる。だがそれは、限りなく兄弟愛に近いものなのだろうと思う。恵は『お嫁さん』になって欲しいのに。
「恵、最近ずっと顔色良くないな」
「そんなことないよ」
いつも通り誤魔化したが、由樹は眉をひそめて「嘘吐くな」と言った。
「店に居るとき、不機嫌そうに見える」
「……そうかな。ちょっと疲れてるのかな」
「それなら少し休めよ。冬留くんも入ったことだし、そこまで気を張り詰めなくても」
その赤羽冬留が問題なのだということに由樹は気付かない。だが、あの男への怒りを由樹にぶつけるのは筋違いだ。だからおどけて言った。
「由樹兄が癒やしてくれたらすぐに治るよ」
「馬鹿なこと言うなよ」
そうしてちょっと迷って、頬にキスをしてくれた。愛らしくて、愛おしくて仕方ない。
だが数日後、疲れの所為なのか、春なのに風邪なんて引いてしまって、熱で寝込んでしまった恵だ。
家に帰った途端蹲った恵に、由樹は血相を変えて看病してくれた。部屋まで恵を支えてくれたし、手作りのお粥をふうふうして食べさせてくれた。子供扱いされていると思ったが、しあわせなので何も言わなかった。
それにしても、由樹が自分の部屋に入るのは何年ぶりのことだろう。由樹がいじめを受ける前にはよくこの部屋で遊んでくれたが、それ以来由樹は来なくなった。
だが今は、ベッドサイドで泣き出しそうな顔をしてくれている。そうして呟かれた言葉に、恵はまた打ち落とされるのだ。
「恵まで倒れたら、おれ、どうすればいいんだよ」
罪作りなひとだ。恵のことなんて、弟くらいにしか見ていないくせに。
添い寝で眠ってしまった由樹の胸元に額を付けて、告げる。
「由樹、好きなんだ」
俺を見て。
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