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1章
「君は俺の前世なのか?」
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「エレシュキガル!?」
それは冥界の女王と呼ばれる者の名前。
もしそれが本物のエレシュキガルだったとしたら勇者というのは腑に落ちない。
今は考えるのを辞めておこう。
「なによ?」
「いや、なんでもないよ。」
「あらそう。」
「やっぱり、聞きたいことがあるんだ。」
「なんなのよっ!」
姿は見えないが可愛いのを知っているので少し和む。
「やっぱり、あとにするよ。まずはストウを病院に運ばないと!」
「ほんとになんなのよっ」
色々聞きたいことがあるが、まずはストウを安全なところに運びたかったし、ムツキのところに行きたい。
そして俺はストウを病院に連れて行ったあと、ムツキのところへ向かった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「なぁ、エレル。」
「なにかしら?」
エレルと呼んでも何も言わなくなったのは、病院に向かう途中説得し続けた結果である。
まあその話はまたいつか。
「君は俺の前世なのか?それとも俺が作り出した妄想とか……」
「妄想なわけないじゃない。あなたそんなに想像力良くないでしょ。あんなダッサい剣つくるなんて。」
「えぇ……。そんなダサかったかな?日本と言ったら日本刀じゃない?」
「あんな細い剣全くかっこよくないわっ!もっと大きくて太くてキラキラしていて…あーもうっなんで分からないのかしら!」
どうやら趣味は合わなさそうだ。
「ところでこれが本題なんだけどさ。」
「なによ。」
「君は俺の前世なのか?」
これは大事な質問だ。
今起きている『突発性記憶創造症』の討論にピリオドを打つ質問だ。
なぜ、エレルと話せるようになったかは分からないが、話せるなら聞いておきたかった。
「多分…そうよ。命は巡るもの。」
多分?どういう事だ?
命は巡る?
そういえば、あの時言っていたっけか。
「つまりどういう事なんだ?」
「長くなるけどいいかしら?」
「ムツキんとこに着くまでに教えてくれ。」
「しょうがないわねっ。」
そして俺は知った。
まず命が巡るということ。
わかりやすく言うと、生物の命の絶対数はこれまでもこれからもずっと変わらないらしい。人間が増えれば、ほかの生物が減るということだ。
そして、なぜストウのようなことになってしまったのか。
それは、ストウの前世、いくつ前の前世かは知らないが、ヴェルディアの心とストウの心を比べてヴェルディアが強かったから、とか今この世界には魔力が流れ出ているから魔術師のヴェルディアが強く出れたとか、色々な要因が混ざりあった結果らしい。
次に魂。
魂とは記憶。
命とは違い、残り続けるもの。だそうだ。
よく分からなかった。
最後に魔法、魔法とは一体何なのか。
それは冥界の女王と呼ばれる者の名前。
もしそれが本物のエレシュキガルだったとしたら勇者というのは腑に落ちない。
今は考えるのを辞めておこう。
「なによ?」
「いや、なんでもないよ。」
「あらそう。」
「やっぱり、聞きたいことがあるんだ。」
「なんなのよっ!」
姿は見えないが可愛いのを知っているので少し和む。
「やっぱり、あとにするよ。まずはストウを病院に運ばないと!」
「ほんとになんなのよっ」
色々聞きたいことがあるが、まずはストウを安全なところに運びたかったし、ムツキのところに行きたい。
そして俺はストウを病院に連れて行ったあと、ムツキのところへ向かった。
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「なぁ、エレル。」
「なにかしら?」
エレルと呼んでも何も言わなくなったのは、病院に向かう途中説得し続けた結果である。
まあその話はまたいつか。
「君は俺の前世なのか?それとも俺が作り出した妄想とか……」
「妄想なわけないじゃない。あなたそんなに想像力良くないでしょ。あんなダッサい剣つくるなんて。」
「えぇ……。そんなダサかったかな?日本と言ったら日本刀じゃない?」
「あんな細い剣全くかっこよくないわっ!もっと大きくて太くてキラキラしていて…あーもうっなんで分からないのかしら!」
どうやら趣味は合わなさそうだ。
「ところでこれが本題なんだけどさ。」
「なによ。」
「君は俺の前世なのか?」
これは大事な質問だ。
今起きている『突発性記憶創造症』の討論にピリオドを打つ質問だ。
なぜ、エレルと話せるようになったかは分からないが、話せるなら聞いておきたかった。
「多分…そうよ。命は巡るもの。」
多分?どういう事だ?
命は巡る?
そういえば、あの時言っていたっけか。
「つまりどういう事なんだ?」
「長くなるけどいいかしら?」
「ムツキんとこに着くまでに教えてくれ。」
「しょうがないわねっ。」
そして俺は知った。
まず命が巡るということ。
わかりやすく言うと、生物の命の絶対数はこれまでもこれからもずっと変わらないらしい。人間が増えれば、ほかの生物が減るということだ。
そして、なぜストウのようなことになってしまったのか。
それは、ストウの前世、いくつ前の前世かは知らないが、ヴェルディアの心とストウの心を比べてヴェルディアが強かったから、とか今この世界には魔力が流れ出ているから魔術師のヴェルディアが強く出れたとか、色々な要因が混ざりあった結果らしい。
次に魂。
魂とは記憶。
命とは違い、残り続けるもの。だそうだ。
よく分からなかった。
最後に魔法、魔法とは一体何なのか。
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