対悪霊討伐組織【X】

虚実

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やぁ、君たち。

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バンッ!!!!



夏希「なっ……!なに…コイツ……。」


ドアの方向に視線を向けると…。

全身が黒ずみ、重心が斜めになっている人……?が、立っていた。
おそらく何か硬いもので額を何度も強打していたのだろう。
額は【えぐれていた】ーーーー。


その時、ふと真紀の言っていたことを思い出した。


(頭を壁に叩きつけてた……。)


頭を壁に叩きつけていたということは、おそらく。

あいつは真紀たちの言っていた、
【謎の幽霊】
ということだろう。


その考えに辿り着いた時、拓が声をあげた。


拓「おっ!おい…!あいつ…。こっち来るぞ……!」


拓の声で我に戻ると、【謎の幽霊】は
のそり…のそり…とこちらへ向かって来ていた。


中瀬「とっ、とりあえず皆隅に逃げろっ!!」


咄嗟に皆に声をかけると、皆は俺の指示に従った。


中瀬「おい、真紀。あいつがお前らの言っていた
    【謎の幽霊】ってやつだよな?」


隣で恐怖に震えている真紀を横目に問いかける。
真紀は俺を一瞬みやり、答えた。


真紀「う…うん。そう。あいつ。私が見たのはあの幽霊………。
っ!!!!!ぐっ。痛い……痛いぃぃ。」

中瀬「っ……!?お、おいっ!真紀!大丈夫かっ!」


夏希「まっ、真紀ちゃん!?!?」

千尋「お、おいっ!まき!!」

拓&衣玖「「まきっー!!」」


真紀が話している途中、突然真紀が意識を失い、倒れてしまった。
俺の脳内は状況を整理出来なかった。


何故、真紀は突然倒れたのか……。

謎の幽霊の正体とは何なのか……。

何故、そいつはこちらへ近づいてきているのか………。


千尋「お、おいっ!どーすんだよ!」

拓「ど、どーするって!どーしよーもねーだろっ!」

衣玖「も、もう死ぬかも……」

夏希「どっ!どうしよう!中瀬!!」

中瀬「くっそ…。
やむを……得ないのか…………?」


夏希「え…?どういうこと……?」

俺は、最後の切り札を出そうと前に出ようとしたが、
その必要は無くなったーーーーーーー。



パチュンッーーーーー




《ぐ、ぐぎ。ぐぎぎぎぎぎ。お…まえ……
        お……れ…は……わ。わわわわわわ》


俺たちに近いてきた謎の幽霊は、
言葉を発しながら
塵になって消えてしまったーーーーー。



謎の幽霊が消えた後、ドアの方に視線を向けると。
ドアの前に
【銃を構えた女が居た】

その女は黒いスーツに身を包み、
淡く光る銃を下ろしてニヤリと笑った。


女「やぁ、君たち。初めまして。
私の名前は
【末原 咲[すえはら さき]】
貴方達をスカウトしに来たわ。」
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