4 / 4
綺麗事
しおりを挟む
末原さんは俺に思っている事を話すように促す。
それは、俺の思っている事が分かったからなのか、
それともただ単に目が合ったから、何か言いたいことがあるのだと判断したのか、、、、。
考えても答えにたどり着けないと思った俺は少し間を空け口を開く。
中瀬「その…俺たちがXに入るメリットって何ですか……?
あなた方は戦力を集められるというメリットがありますけど、俺たちにとって良いことがあるとは思えません。
それに、《安全は保証する》って言っていましたけど、あなた方Xの組織が出会ったことのない悪霊だって沢山いるはずです。もっと強い奴が。
そんな命の保証のできない場所に自分達で突っ込むほど俺たちは馬鹿じゃありません。」
俺がそう質問すると末原さんは何故か満足そうに笑う。
咲「さすが。
私が見込んだだけあるわ。
確かに、あなたの言う通りね。
あなた達にメリットが無ければこんな危険な組織に入る必要性は無い。
まぁ、メリットといえばお金が沢山入るとか、
もっと凄い能力を身につけられるとか、
あとは~
《願いが何でも叶えられる》とか。」
願いが…何でも…叶う…………?
それは、一体どういうことだ??
末原さんの言葉に俺も含めたみんなが口をぽかんと開けて停止した。
少し間が空いたとき、壁に寄りかかって聞いていた真紀が口を開く。
真紀「私…さっきのあの怪物の記憶が私の中に流れ込んできたの。
あいつは、幼くして両親を亡くし、
親戚にも疎まれ、施設に入れられたの。
でもその施設では体罰が日常茶飯事で。
お、思い出しただけで怖くなるくらい…酷いことをしていた。
その中の一部で施設の人があいつの髪の毛を掴んで、壁に何度も額を打ちつけてた……。
それで……。
その、体罰のせいであいつは死んでしまった。
だから…悪霊というものになってしまったんだと思う。」
真紀はそこまで言うと、右目から涙を一粒零した。
だから悪霊なってしまった時に、壁に額を打ちつけてたのか……。
というより、何故真紀の脳内にその悪霊の記憶が流れ込んできたんだ……?
すると、末原さんは真紀の所へゆっくりと近づき、話し始める。
咲「真紀さん。
それは、きっとあの悪霊は、
自分の死の原因を、生前の人生を、
あなたに知って欲しかったのよ。
たまに、そういった悪霊がいるの。
実際、私もみたことがある。
私、本当はね、この仕事が嫌いだった。
気持ちが悪い悪霊を倒すなんて……。
って思ってた。
でもね、ある日、始末しようとした悪霊の記憶が流れ込んできたことがあったの。
それで、気づいたんだ。
《この悪霊も、元は人間だったんだ》って。
【始末】っていうのはね、
《物事の締めくくりをつけること》っていう意味があって。
私が、この悪霊達を始末して、解放してあげよう。って思ったの。
こんな綺麗事で、あなた達が組織に入ってくれるとは思わない。思わないけど……。
こんな悲しいこと、増えさせたく無いの。
だから、あなた達に、
1人でも…1人でも多く救うことに協力してほしい。
勿論、私がしっっかり、責任を持ってあなた達を守る。それだけは信じて。」
末原さんはそういうと、
真紀の手をギュッと握りしめ、
真剣な表情で見つめた………………。
しばらく間が空いた後、1人が口を開く
夏希「私……入ります。」
真紀「私も……。」
衣玖「私たちも入ります。…いいよね?拓」
拓「まぁ、願いが叶う上に、金まで儲かるっていうなら…やるしか無いよな。それに、咲さんが守ってくれるみたいだし。」
千尋「そう…だな。俺も、やるよ。」
一人一人、真剣な表情で組織に入ることを表明した。
あとは俺だけ……。
俺は……。
俺にはこの力がある。
それを、無駄にするのは…………。
どうせなら、役に立つことに使いたい。
すると、末原さんはみんなの顔を見渡して、「みんな……!ありがとう!!」と、頭を下げた。
そして顔を上げると、俺の方を見た。
咲「残るは中瀬くん…君だけね。
どう……?入る気はない…………?」
控えめな声で質問した末原さんは、俺を見つめる。
中瀬「俺は…人の役に立ちたいです。
この力が人の役に立てるのなら、使わない他ないです。」
俺はキッパリそう言うと、末原さんはパッと表明を明るくさせ、勢いよく頭を下げた。
咲「ほんっっとにありがとう!!!
わたし、全力でサポートさせてもらうわ!!!」
そうして6人全員一致で組織に入ることになった。
詳しい説明は、後日、X本社で話すということなので、
一度皆、帰宅することになったーーーーーーーー。
それは、俺の思っている事が分かったからなのか、
それともただ単に目が合ったから、何か言いたいことがあるのだと判断したのか、、、、。
考えても答えにたどり着けないと思った俺は少し間を空け口を開く。
中瀬「その…俺たちがXに入るメリットって何ですか……?
あなた方は戦力を集められるというメリットがありますけど、俺たちにとって良いことがあるとは思えません。
それに、《安全は保証する》って言っていましたけど、あなた方Xの組織が出会ったことのない悪霊だって沢山いるはずです。もっと強い奴が。
そんな命の保証のできない場所に自分達で突っ込むほど俺たちは馬鹿じゃありません。」
俺がそう質問すると末原さんは何故か満足そうに笑う。
咲「さすが。
私が見込んだだけあるわ。
確かに、あなたの言う通りね。
あなた達にメリットが無ければこんな危険な組織に入る必要性は無い。
まぁ、メリットといえばお金が沢山入るとか、
もっと凄い能力を身につけられるとか、
あとは~
《願いが何でも叶えられる》とか。」
願いが…何でも…叶う…………?
それは、一体どういうことだ??
末原さんの言葉に俺も含めたみんなが口をぽかんと開けて停止した。
少し間が空いたとき、壁に寄りかかって聞いていた真紀が口を開く。
真紀「私…さっきのあの怪物の記憶が私の中に流れ込んできたの。
あいつは、幼くして両親を亡くし、
親戚にも疎まれ、施設に入れられたの。
でもその施設では体罰が日常茶飯事で。
お、思い出しただけで怖くなるくらい…酷いことをしていた。
その中の一部で施設の人があいつの髪の毛を掴んで、壁に何度も額を打ちつけてた……。
それで……。
その、体罰のせいであいつは死んでしまった。
だから…悪霊というものになってしまったんだと思う。」
真紀はそこまで言うと、右目から涙を一粒零した。
だから悪霊なってしまった時に、壁に額を打ちつけてたのか……。
というより、何故真紀の脳内にその悪霊の記憶が流れ込んできたんだ……?
すると、末原さんは真紀の所へゆっくりと近づき、話し始める。
咲「真紀さん。
それは、きっとあの悪霊は、
自分の死の原因を、生前の人生を、
あなたに知って欲しかったのよ。
たまに、そういった悪霊がいるの。
実際、私もみたことがある。
私、本当はね、この仕事が嫌いだった。
気持ちが悪い悪霊を倒すなんて……。
って思ってた。
でもね、ある日、始末しようとした悪霊の記憶が流れ込んできたことがあったの。
それで、気づいたんだ。
《この悪霊も、元は人間だったんだ》って。
【始末】っていうのはね、
《物事の締めくくりをつけること》っていう意味があって。
私が、この悪霊達を始末して、解放してあげよう。って思ったの。
こんな綺麗事で、あなた達が組織に入ってくれるとは思わない。思わないけど……。
こんな悲しいこと、増えさせたく無いの。
だから、あなた達に、
1人でも…1人でも多く救うことに協力してほしい。
勿論、私がしっっかり、責任を持ってあなた達を守る。それだけは信じて。」
末原さんはそういうと、
真紀の手をギュッと握りしめ、
真剣な表情で見つめた………………。
しばらく間が空いた後、1人が口を開く
夏希「私……入ります。」
真紀「私も……。」
衣玖「私たちも入ります。…いいよね?拓」
拓「まぁ、願いが叶う上に、金まで儲かるっていうなら…やるしか無いよな。それに、咲さんが守ってくれるみたいだし。」
千尋「そう…だな。俺も、やるよ。」
一人一人、真剣な表情で組織に入ることを表明した。
あとは俺だけ……。
俺は……。
俺にはこの力がある。
それを、無駄にするのは…………。
どうせなら、役に立つことに使いたい。
すると、末原さんはみんなの顔を見渡して、「みんな……!ありがとう!!」と、頭を下げた。
そして顔を上げると、俺の方を見た。
咲「残るは中瀬くん…君だけね。
どう……?入る気はない…………?」
控えめな声で質問した末原さんは、俺を見つめる。
中瀬「俺は…人の役に立ちたいです。
この力が人の役に立てるのなら、使わない他ないです。」
俺はキッパリそう言うと、末原さんはパッと表明を明るくさせ、勢いよく頭を下げた。
咲「ほんっっとにありがとう!!!
わたし、全力でサポートさせてもらうわ!!!」
そうして6人全員一致で組織に入ることになった。
詳しい説明は、後日、X本社で話すということなので、
一度皆、帰宅することになったーーーーーーーー。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
洒落にならない怖い話【短編集】
鍵谷端哉
ホラー
その「ゾワッ」は、あなたのすぐ隣にある。
意味が分かると凍りつく話から、理不尽に追い詰められる怪異まで。
隙間時間に読める短編ながら、読後の静寂が怖くなる。 洒落にならない実話風・創作ホラー短編集。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる