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第十六章 様々な侵入者
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基地の司令部は前回ほどの緊張感もなく落ち着いた状況だった。
「わざわざ基地までお越しいただいて、恐縮です。」
「だいぶ落ち着いているようですが、ピンクハウスの女性がまた出てきているようですね。」
「そうなんです。ちょっと困っています。郊外を走り回っている分にはそれほどではないのですが、町に出てくると困りものです。」
「働かせていたのですか。」
「いえ、働かせる場合はリーダーの指示によることが多いのですが、フリヒラ女はいつの間にか勝手にトイレ掃除をしていました。」
「司令官も知らないうちにですか。」
「そうなんです・・・ それはそうと、この前お話しした常時携帯していただく武器の件ですが、軍服ですとベルトにピストルや短剣を装着できるのですが、平時に軍服でというのはいかがなものかと思いますので。」
「長官はセーラー服の時はどうしているのですか。」
「平服のときはスカートの中というのが一般的ですね。」
「スカートの中というと・・・」
「太ももにベルトを着けて短剣や短銃を装着します。スカートをめくればすぐ対応できますし、外からはわからない。でも大型の軍刀とかライフルはもちろんむりですけどね。」
「私はいつもタイトスカートなので・・・」
「太ももの外側だとスカートに出っ張りが見えてしまうので、内側に装着するようにすればいいのです。薄型の短剣が一番いいと思います。」
太ももに皮のベルトを着けてもらって短剣を装着した。思い出した。私がこの世界に初めて来たとき、全裸で寝台に拘束され、リーダーに股間のモノをつかまれ思わず硬直した。その後、リーダーはスカートの中から短剣を取出し私のモノに突き付けた。そして有無を言わさず切り落としたのだ。私のスカートの中の武器はリーダーの装着しているものと同じだった。
「すばやく出せるように練習しないとだめですね。」
「無暗に取り出すと、自分の太ももを傷つけてしまうこともあるので、十分注意してください。」
その後、基地内の兵士の訓練状況を視察した。
荒地が広がる演習場では数人がグループになって、敵に向かってライフルを持ったまま匍匐前進し射程距離内に入ったら的に向かって撃つという訓練をしていた。つい姿勢が高くなり、指導員の「殺されるぞ」の大声で慌てて姿勢を低くする兵士が多かった。
「匍匐前進はかなり体力を使います。特にライフルを持ったままですから。」
訓練が終わった兵士は疲労のあまり地面に大の字に横たわっている者も多かった。
隣の射撃場では射撃訓練を行ってた。立ち撃ち、膝撃ち。伏せ撃ち、様々な体制で数百m先の的に撃っている。ライフルはかなり大型だ。機関銃を担いでいる者もいる。
演習場での訓練は、ヘルメットに戦闘服に身を包んでいたが、射撃場は普通の軍服だった。ヘルメットではなく帽子だ。それに全員がスカートだった。
「スカートをはいたまま射撃訓練をしても大丈夫なのですか?」
「射撃はどんな場でもせざるを得ないときがあります。軍人も通常はスカートはいているので、そのような時でも対応できるように、この服装でさせているのです。」
立ち撃ちはまだいい。伏せ撃ちはスカートの中が丸見えの兵士が多かった。兵士とはいいながら下着は普通の女性と同じように気をつかっているのだろうか。ピンクや花柄など色とりどりだ。ほとんどの兵士のストッキングは訓練のために破れていた。中にはショーツの中に生理ナプキンを着けている兵士もいた。
「生理でも訓練は休めないのですか?」
「非常事態というものは、我々が生理期間であろうがなかろうが、突然おきるものです。したがって、生理の最中でも対応できるようにすることを訓練しているのです。訓練によっては休みを認めているものもありますが、兵士はその事情を十分理解しいているので生理の者ほど熱心に訓練に参加していあます。もちろん私も生理の時でも休むことはありません。でも、訓練中はあの女のようにナプキンを使っている者は稀です。ほとんどがタンポンを使っています。中には夜用のナプキンを一緒に使っている女もいますが。」
私は、生理痛がひどくていつも2~3日は何もせずに寝ているのに、あのつらい中で訓練とは感心せざるを得なかった。
「わざわざ基地までお越しいただいて、恐縮です。」
「だいぶ落ち着いているようですが、ピンクハウスの女性がまた出てきているようですね。」
「そうなんです。ちょっと困っています。郊外を走り回っている分にはそれほどではないのですが、町に出てくると困りものです。」
「働かせていたのですか。」
「いえ、働かせる場合はリーダーの指示によることが多いのですが、フリヒラ女はいつの間にか勝手にトイレ掃除をしていました。」
「司令官も知らないうちにですか。」
「そうなんです・・・ それはそうと、この前お話しした常時携帯していただく武器の件ですが、軍服ですとベルトにピストルや短剣を装着できるのですが、平時に軍服でというのはいかがなものかと思いますので。」
「長官はセーラー服の時はどうしているのですか。」
「平服のときはスカートの中というのが一般的ですね。」
「スカートの中というと・・・」
「太ももにベルトを着けて短剣や短銃を装着します。スカートをめくればすぐ対応できますし、外からはわからない。でも大型の軍刀とかライフルはもちろんむりですけどね。」
「私はいつもタイトスカートなので・・・」
「太ももの外側だとスカートに出っ張りが見えてしまうので、内側に装着するようにすればいいのです。薄型の短剣が一番いいと思います。」
太ももに皮のベルトを着けてもらって短剣を装着した。思い出した。私がこの世界に初めて来たとき、全裸で寝台に拘束され、リーダーに股間のモノをつかまれ思わず硬直した。その後、リーダーはスカートの中から短剣を取出し私のモノに突き付けた。そして有無を言わさず切り落としたのだ。私のスカートの中の武器はリーダーの装着しているものと同じだった。
「すばやく出せるように練習しないとだめですね。」
「無暗に取り出すと、自分の太ももを傷つけてしまうこともあるので、十分注意してください。」
その後、基地内の兵士の訓練状況を視察した。
荒地が広がる演習場では数人がグループになって、敵に向かってライフルを持ったまま匍匐前進し射程距離内に入ったら的に向かって撃つという訓練をしていた。つい姿勢が高くなり、指導員の「殺されるぞ」の大声で慌てて姿勢を低くする兵士が多かった。
「匍匐前進はかなり体力を使います。特にライフルを持ったままですから。」
訓練が終わった兵士は疲労のあまり地面に大の字に横たわっている者も多かった。
隣の射撃場では射撃訓練を行ってた。立ち撃ち、膝撃ち。伏せ撃ち、様々な体制で数百m先の的に撃っている。ライフルはかなり大型だ。機関銃を担いでいる者もいる。
演習場での訓練は、ヘルメットに戦闘服に身を包んでいたが、射撃場は普通の軍服だった。ヘルメットではなく帽子だ。それに全員がスカートだった。
「スカートをはいたまま射撃訓練をしても大丈夫なのですか?」
「射撃はどんな場でもせざるを得ないときがあります。軍人も通常はスカートはいているので、そのような時でも対応できるように、この服装でさせているのです。」
立ち撃ちはまだいい。伏せ撃ちはスカートの中が丸見えの兵士が多かった。兵士とはいいながら下着は普通の女性と同じように気をつかっているのだろうか。ピンクや花柄など色とりどりだ。ほとんどの兵士のストッキングは訓練のために破れていた。中にはショーツの中に生理ナプキンを着けている兵士もいた。
「生理でも訓練は休めないのですか?」
「非常事態というものは、我々が生理期間であろうがなかろうが、突然おきるものです。したがって、生理の最中でも対応できるようにすることを訓練しているのです。訓練によっては休みを認めているものもありますが、兵士はその事情を十分理解しいているので生理の者ほど熱心に訓練に参加していあます。もちろん私も生理の時でも休むことはありません。でも、訓練中はあの女のようにナプキンを使っている者は稀です。ほとんどがタンポンを使っています。中には夜用のナプキンを一緒に使っている女もいますが。」
私は、生理痛がひどくていつも2~3日は何もせずに寝ているのに、あのつらい中で訓練とは感心せざるを得なかった。
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