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第46話 ハレ舞台なんだがぁ?
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礼服を着るなんていつ以来かねぇ。本気装備も近い見た目だけど、マイセット機能で一発着脱だからなぁ。
「うん、よし。大丈夫そうだ」
「先生、準備できましたか?」
今日の主役が待ちくたびれてるみたいだし、さっさと行ってあげようかねぇ。
「お待たせ。……うん、制服、よく似合ってるねぇ」
「ありがとうございます! 先生は、ダンジョンの時の服じゃないんですね?」
「あれは戦争に行くような装備だからねぇ。それじゃあ行こうか、入学式」
「はい!」
うん、いい天気だ。ハレの日に相応しいねぇ。
リリアと同じ色のタイを結んだ子供達も多く見える。この中にいい友達になってくれる子がいたらいいねぇ。
違う色のタイを着けてる子は、式に出席する先輩かな?
少しめんどくさそうにしてるのは、僕らの時と変わらないねぇ。
あと、新入生を見て笑顔になってるのも。
この国にはさすがに桜はないけど、ちょっと思い出すよ。
もう二十年以上前の話なのにねぇ。
「緊張してないかい?」
「だ、大丈夫です」
その割には表情が固いねぇ。
初めて学園に顔を出した時もそうだったけど、宿を出るまではワクワクが勝つタイプみたいだ。
こればっかりは慣れもあるしねぇ。
「コペン」
「んにゃ?」
よっと。そして肉球むにむにっと。
「せ、先生?」
「んにゃぁ」
「リリアも触るかい? 肉球気持ちいいよ?」
抱えてると毛も気持ちいい。
「じゃ、じゃあちょっとだけ……」
「んにゃぁ……」
すまんねぇ、コペン。
「……」
「んにゃ?」
「…………」
「んにゃぁっ?」
うん、長いねぇ。もう学園着いちゃうよ。
「リリア、そろそろ」
「あっ、コペン、ごめん!」
「んにゃっ!」
「今度何かちょうだいってさ」
「ふふ、分かった。美味しいもの探しておくね?」
うんうん、自然な笑い方だねぇ。緊張はほぐれたみたいだ。
まあ、緊張してても問題ない催しなんだけど、せっかくだからねぇ。しっかり思い出にしてほしいよねぇ。
なんて言ってる間に校門だ。
張り出してあるのは、新入生家族向けの案内だねぇ。
「えーっと、リリアはいったん寮の方に行かないと行けないみたいだねぇ。僕は、直接会場か」
「じゃあ一旦ここまでですね。先生、フィア、コペン君、また後で」
さぁて、いい席を確保しないとねぇ。
昔遊びで作ったカメラはきっと、この日のためだったんだと思うからねぇ。
ゲーム時代はデフォルトの機能で十分だったし。
おや、あの聖職者みたいな服は……。
「グレンディア教授、先日ぶりです」
「ああ、ユウ殿。リリアさんのご入学、おめでとうございます」
「ありがとうございます」
これを言うためにわざわざ待ってた、なんてことはないだろうねぇ。
どこかでチラッと聞いた話だと、教授はそれなりに上の立場。こんな所で保護者案内なんて雑用はさせられないでしょう。
本人の趣味なら知らないけど、明らかに誰かを探してるようだったからねぇ。
まぁ、僕に用があるんだろうねぇ。
「それで、どうされました?」
「先日のお礼を渡したかっただけですよ。これ、私の好きな菓子です。リリアさんの口には、もしかしたら合わないかもしれませんが」
お礼をされるようなことをした覚えはないねぇ。
つまり、ただの建前ってことだ。
リリアの口に合わないってことは僕一人で確かめるべきものだろうし、捉えられた神獣の件に関わる何かで間違いないだろうねぇ。
「これはご丁寧に」
「では自分は仕事に戻ります。ああ、そうそう、獣魔は中に連れて入れないので」
「んにゃっ⁉︎」
「にゃぁ」
あらら。そうかもなぁとは思ってたけど、やっぱりかぁ。
まぁ仕方ない。ここまで付いてきてもらっておいて悪いけど。
「学内を散歩させる分には問題ないですか?」
「ええ、大丈夫です」
「んにゃぁ……」
ごめんよぉ、コペン、フィア。
リリアの晴れ姿はちゃんと写真に収めてくるから。ご両親にも見せないといけないしねぇ。
「うん、よし。大丈夫そうだ」
「先生、準備できましたか?」
今日の主役が待ちくたびれてるみたいだし、さっさと行ってあげようかねぇ。
「お待たせ。……うん、制服、よく似合ってるねぇ」
「ありがとうございます! 先生は、ダンジョンの時の服じゃないんですね?」
「あれは戦争に行くような装備だからねぇ。それじゃあ行こうか、入学式」
「はい!」
うん、いい天気だ。ハレの日に相応しいねぇ。
リリアと同じ色のタイを結んだ子供達も多く見える。この中にいい友達になってくれる子がいたらいいねぇ。
違う色のタイを着けてる子は、式に出席する先輩かな?
少しめんどくさそうにしてるのは、僕らの時と変わらないねぇ。
あと、新入生を見て笑顔になってるのも。
この国にはさすがに桜はないけど、ちょっと思い出すよ。
もう二十年以上前の話なのにねぇ。
「緊張してないかい?」
「だ、大丈夫です」
その割には表情が固いねぇ。
初めて学園に顔を出した時もそうだったけど、宿を出るまではワクワクが勝つタイプみたいだ。
こればっかりは慣れもあるしねぇ。
「コペン」
「んにゃ?」
よっと。そして肉球むにむにっと。
「せ、先生?」
「んにゃぁ」
「リリアも触るかい? 肉球気持ちいいよ?」
抱えてると毛も気持ちいい。
「じゃ、じゃあちょっとだけ……」
「んにゃぁ……」
すまんねぇ、コペン。
「……」
「んにゃ?」
「…………」
「んにゃぁっ?」
うん、長いねぇ。もう学園着いちゃうよ。
「リリア、そろそろ」
「あっ、コペン、ごめん!」
「んにゃっ!」
「今度何かちょうだいってさ」
「ふふ、分かった。美味しいもの探しておくね?」
うんうん、自然な笑い方だねぇ。緊張はほぐれたみたいだ。
まあ、緊張してても問題ない催しなんだけど、せっかくだからねぇ。しっかり思い出にしてほしいよねぇ。
なんて言ってる間に校門だ。
張り出してあるのは、新入生家族向けの案内だねぇ。
「えーっと、リリアはいったん寮の方に行かないと行けないみたいだねぇ。僕は、直接会場か」
「じゃあ一旦ここまでですね。先生、フィア、コペン君、また後で」
さぁて、いい席を確保しないとねぇ。
昔遊びで作ったカメラはきっと、この日のためだったんだと思うからねぇ。
ゲーム時代はデフォルトの機能で十分だったし。
おや、あの聖職者みたいな服は……。
「グレンディア教授、先日ぶりです」
「ああ、ユウ殿。リリアさんのご入学、おめでとうございます」
「ありがとうございます」
これを言うためにわざわざ待ってた、なんてことはないだろうねぇ。
どこかでチラッと聞いた話だと、教授はそれなりに上の立場。こんな所で保護者案内なんて雑用はさせられないでしょう。
本人の趣味なら知らないけど、明らかに誰かを探してるようだったからねぇ。
まぁ、僕に用があるんだろうねぇ。
「それで、どうされました?」
「先日のお礼を渡したかっただけですよ。これ、私の好きな菓子です。リリアさんの口には、もしかしたら合わないかもしれませんが」
お礼をされるようなことをした覚えはないねぇ。
つまり、ただの建前ってことだ。
リリアの口に合わないってことは僕一人で確かめるべきものだろうし、捉えられた神獣の件に関わる何かで間違いないだろうねぇ。
「これはご丁寧に」
「では自分は仕事に戻ります。ああ、そうそう、獣魔は中に連れて入れないので」
「んにゃっ⁉︎」
「にゃぁ」
あらら。そうかもなぁとは思ってたけど、やっぱりかぁ。
まぁ仕方ない。ここまで付いてきてもらっておいて悪いけど。
「学内を散歩させる分には問題ないですか?」
「ええ、大丈夫です」
「んにゃぁ……」
ごめんよぉ、コペン、フィア。
リリアの晴れ姿はちゃんと写真に収めてくるから。ご両親にも見せないといけないしねぇ。
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