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黒豚令息と訳あり令嬢の学園生活〜怒涛の進学編〜
護衛任務
駆け付けた上官達の前でだけは姿勢を正し、騎士の真似事をしてみせる。
「今のは何の音だ?!」
「警戒用の鳴子に何かが触れた様ですね。動物か人か分かりませんが、見張りを強化した方が良さそうですよ?」
適当にそれらしいことを言うと、上官達が慌ててテントに戻り、寝ている生徒を叩き起こす声が聞こえてきた。
「バカなヤツ等…!」
「何しに来たか知らねぇが、バレたら大目玉だろうし、黙ってんだろうな。」
カインと2人笑いを堪えていると、1時間はあっという間に過ぎて、次の生徒が起こされる。
「ふわぁ…お疲れカイン、代わるよ…」
「もうそんなか?もう少し話してたかったな。」
「明日も早いぞ。ちゃんと寝とけよ。」
次に来たのは年末のドンチャン騒ぎの中、的の真ん中にナイフを当てていた生徒だ。
焚き火に自前のカップを近づけ、シナモンスティックを炙って掻き回している。
「寝なくていいの?」
「俺はな。そっちこそ随分慣れてるみてぇだな。」
「まぁね。俺んち、馬泥棒とか家畜狙いの狼とか出るから、たまに寝ず番させられてんの。」
「そりゃ大変だ。」
「早く卒業して家出たいんだよね。」
ダラダラ話しながらまた1時間が過ぎる。
「交代だよ~。」
「ああ、じゃお休み。」
次に来たのは、何か作るといつも一番に食べに来る人懐っこい生徒だ。
「ハァ、あんだけ食べたのにもうお腹空いちゃった…」
「なら、これ食ってみないか?」
「え!?なにコレめっちゃうまい!ザクザクして甘いのもしょっぱいのも入っててチョコの味がする!」
「旅先なんかの栄養補給と小腹満たしにいいかと思ってんだよ。」
「軍とか騎士団とかに売り込めばスゴい儲かるんじゃないの?!」
「残念。何があっても軍事にだけは関わらない事にしてんだ。騎士団も上部には絶対売り込まない。」
「へぇー。」
差し出した携帯食にかじりつく生徒と、あれこれ話をしているとまた1時間…
そんなこんなで、コールマンと生徒8人の話相手をしていると、あっという間に夜が明けた。
最後の一人を休ませるとついに火の前はデイビッドだけになった。
背後で眠るムスタが大人しくしている内は、魔獣も人の襲撃も心配いらない。
辺りが明るくなる頃、熾き火に薪を足し、朝の支度を始めると、最初にコールマンが起きて来た。
「眠ってしまった!!」
「そのためにテントと毛布があるんだろ?」
「いや…私も引率として見張りをと思っていたのだが、テントの寝心地が思いの外良くて…」
「邪魔な小石どけて良く掘り起こしといたからな。」
薬缶に水を汲み、まずは茶を沸かしながら火の横に置く。
芋とニンジンを細かく切って鍋に入れ、また別の保存肉と、昨日採った野生のエシャロットに乾燥させた野菜と香草を砕いて加えスープを煮立てていく。
干し果物とクルミやアーモンドを練り合わせたペーストを固めた物を水と鹿の脂で伸ばし、塩とスパイスで味を濃いめに整えたら薄切りにした鹿肉をさっとくぐらせて火を通し、摘んできたイラクサの新芽と、水辺で見つけたクレソンと和えて一品にしてしまう。
煮えたスープには短いマカロニを放り込み、煮詰めた瓶入りのトマトソースをどっと入れてひと煮立ちしたらミネストローネもどきの出来上がり。
その様子をただ唖然と眺めていたコールマンが、朝の茶を差し出されようやく声を出した。
「私も…何か手伝おうか…」
「今終わったよ…?」
「ここまで手際良く…いや、なんと鮮やかな手並みだろうかと思わず見入ってしまった…」
「慣れだよ…たぶん…」
起き出してきた生徒達にも朝茶を渡し、順に食事を摂らせたらテントを回収してムスタに積み込み、先行隊の出発を待つ間しばしの自由時間となった。
先行隊は太鼓持ちが貴族子息の世話ばかりしているせいで、隊全体の支度が遅れ結局もたついている。
その間にほんの僅かな時間、デイビッドは人の居る方から離れ、日の当たる場所で岩にもたれて目を閉じていた。
ムスタに起こされ立ち上がると、丁度中隊が出発する所で、後続隊も歩き出す。
今日の内に大トカゲの繁殖地まで進み、一隊につき一匹は仕留めなければならない。
更に森深く入って行くと、昼過ぎ頃にまた合図が出て休憩となる。
明るい草原地帯の少し先に拠点が見えるが、入る気もしないのでまた少し離れた所で飯の支度をしていると、遠くから人の声が聞こえてきた。
「おーい!」
「?…誰か居るのか?!」
「おーーい!!」
明るい女性の声が近付いて来て、小隊全体に戸惑いや驚きが広がり、全員が身構えていると草地の向こうから学園の制服を着た女生徒が走って来た。
「やっぱりデビィだぁ!!」
「リズ?!なんでここに?!」
「アタシだけじゃないよぉ、みんないるの!」
エリザベスの指差す方には、なんとベルダと魔草学教室の生徒が歩いていた。
「採集の実習でね?今日はいつもより少し奥に転移して薬草探してるの!」
「やぁ、奇遇だね。まさか会えるとは思わなかったよ。」
「教員の仕事で来られないとは聞いていたけど、騎士科に参加してたなんて!」
「なによ、授業サボってどっか行ってたんじゃなかったの。」
なんとも意外な所で出会ったものだ。
するとしばらくして引率の騎士から全隊に指令があるそうなので仕方なく拠点に集合した。
「これより、護衛の実践任務を開始する!魔法学の生徒を対象に採集中の周辺警護を行う事!授業時間に合わせ今から2時間、徹底して危険を排除し、また対象の目的の障害にならぬよう努めて振る舞う事!いいな!?」
「「「はい!!」」」
騎士によくあるのが要人や依頼者の護衛任務。
付かず離れずの距離から対象の心身の安全を保持し、空気の様に邪魔せずかつ必要不可欠な存在となる事が求められる。
偶然実習地が被ったこの機会に、お互いの経験として教員同士で話がまとまったようだ。
早速、騎士科の高位貴族の生徒が、同じく魔法学の生徒の中でも身分の高い生徒達に声を掛けていた。
しかし、魔法学の生徒達は、応じる者も居れば全く相手にしない者もいる。
そもそも魔法学専攻の生徒は、身分より魔力と魔術の実力を重視する者が多く、いくら高位貴族でも、魔法が使えなければ意味も興味も無いのだ。
そんな中、シェルリアーナにも貴族子息から声が掛かった。
「採取ならば我々とご一緒にいかがですか?足元も悪いので馬にもお乗り頂けますよ?!」
「馬に乗って採取が出来るとお思いですの?私、護衛と馴れ合う気はありませんわ。離れて下さる?」
シェルリアーナはそう冷たく言い放ち、仲間を連れて先行隊に背を向けると、自分の行きたい方へ行ってしまう。
草地か森の中かと周りの者たちが見守っていると、スタスタ歩いてなんとデイビッドの所で足を止めた。
「ねぇ!アンタなんか持ってないの?!美味しい物!」
「さっき自分で言った台詞もう一回言ってみろよ!?」
「いつアンタが私の護衛になったのよ。奴隷の間違いでしょ?!」
「ど……聞き間違いであって欲しい…」
「ヴィオラが何か一生懸命作ってたの。いい匂いがしてたけど、一丁前に「内緒!」なんて言われちゃって。アンタどうせ肌身離さず持ってんでしょ?だとしたらここかしら?」
「おい!勝手に開けんな!!」
シェルリアーナはデイビッドのベルトの小鞄を遠慮無しに開き、中から紙の包みをさっと取り出した。
「あ、そうそうこれこれ!あら!リンゴのお菓子?!うん!美味しいわね!?チョコレートとよく合うわ!」
「なに平然と食ってんだよ!!」
「すごく真剣な顔して、寮の調理場借りて作ってたのよねぇ。きっと愛情たっぷりよ。」
「その愛情、お前には一欠片も向いてねぇからな?!返せよ!雑にボリボリ食いやがって!!」
「なによ!ちゃんと残しといてあげるわよ。ほら。」
「2枚だけ!!!」
大切に大切に、なるべく残しておきたくて、包みいっぱいまだ入っていたはずの干しりんごは、呆気なくシェルリアーナに食い散らかされてしまった。
「嘘だろ……」
「何ボサッとしてんのよ。薬草集めるからアンタも手伝いなさいよ。」
「普通、護衛にそこまでさせたら逆に規約違反になるからな……」
エドワードが無言でデイビッドの肩に手を置き、慰めようとしたが結局言葉は出てこなかった。
「今のは何の音だ?!」
「警戒用の鳴子に何かが触れた様ですね。動物か人か分かりませんが、見張りを強化した方が良さそうですよ?」
適当にそれらしいことを言うと、上官達が慌ててテントに戻り、寝ている生徒を叩き起こす声が聞こえてきた。
「バカなヤツ等…!」
「何しに来たか知らねぇが、バレたら大目玉だろうし、黙ってんだろうな。」
カインと2人笑いを堪えていると、1時間はあっという間に過ぎて、次の生徒が起こされる。
「ふわぁ…お疲れカイン、代わるよ…」
「もうそんなか?もう少し話してたかったな。」
「明日も早いぞ。ちゃんと寝とけよ。」
次に来たのは年末のドンチャン騒ぎの中、的の真ん中にナイフを当てていた生徒だ。
焚き火に自前のカップを近づけ、シナモンスティックを炙って掻き回している。
「寝なくていいの?」
「俺はな。そっちこそ随分慣れてるみてぇだな。」
「まぁね。俺んち、馬泥棒とか家畜狙いの狼とか出るから、たまに寝ず番させられてんの。」
「そりゃ大変だ。」
「早く卒業して家出たいんだよね。」
ダラダラ話しながらまた1時間が過ぎる。
「交代だよ~。」
「ああ、じゃお休み。」
次に来たのは、何か作るといつも一番に食べに来る人懐っこい生徒だ。
「ハァ、あんだけ食べたのにもうお腹空いちゃった…」
「なら、これ食ってみないか?」
「え!?なにコレめっちゃうまい!ザクザクして甘いのもしょっぱいのも入っててチョコの味がする!」
「旅先なんかの栄養補給と小腹満たしにいいかと思ってんだよ。」
「軍とか騎士団とかに売り込めばスゴい儲かるんじゃないの?!」
「残念。何があっても軍事にだけは関わらない事にしてんだ。騎士団も上部には絶対売り込まない。」
「へぇー。」
差し出した携帯食にかじりつく生徒と、あれこれ話をしているとまた1時間…
そんなこんなで、コールマンと生徒8人の話相手をしていると、あっという間に夜が明けた。
最後の一人を休ませるとついに火の前はデイビッドだけになった。
背後で眠るムスタが大人しくしている内は、魔獣も人の襲撃も心配いらない。
辺りが明るくなる頃、熾き火に薪を足し、朝の支度を始めると、最初にコールマンが起きて来た。
「眠ってしまった!!」
「そのためにテントと毛布があるんだろ?」
「いや…私も引率として見張りをと思っていたのだが、テントの寝心地が思いの外良くて…」
「邪魔な小石どけて良く掘り起こしといたからな。」
薬缶に水を汲み、まずは茶を沸かしながら火の横に置く。
芋とニンジンを細かく切って鍋に入れ、また別の保存肉と、昨日採った野生のエシャロットに乾燥させた野菜と香草を砕いて加えスープを煮立てていく。
干し果物とクルミやアーモンドを練り合わせたペーストを固めた物を水と鹿の脂で伸ばし、塩とスパイスで味を濃いめに整えたら薄切りにした鹿肉をさっとくぐらせて火を通し、摘んできたイラクサの新芽と、水辺で見つけたクレソンと和えて一品にしてしまう。
煮えたスープには短いマカロニを放り込み、煮詰めた瓶入りのトマトソースをどっと入れてひと煮立ちしたらミネストローネもどきの出来上がり。
その様子をただ唖然と眺めていたコールマンが、朝の茶を差し出されようやく声を出した。
「私も…何か手伝おうか…」
「今終わったよ…?」
「ここまで手際良く…いや、なんと鮮やかな手並みだろうかと思わず見入ってしまった…」
「慣れだよ…たぶん…」
起き出してきた生徒達にも朝茶を渡し、順に食事を摂らせたらテントを回収してムスタに積み込み、先行隊の出発を待つ間しばしの自由時間となった。
先行隊は太鼓持ちが貴族子息の世話ばかりしているせいで、隊全体の支度が遅れ結局もたついている。
その間にほんの僅かな時間、デイビッドは人の居る方から離れ、日の当たる場所で岩にもたれて目を閉じていた。
ムスタに起こされ立ち上がると、丁度中隊が出発する所で、後続隊も歩き出す。
今日の内に大トカゲの繁殖地まで進み、一隊につき一匹は仕留めなければならない。
更に森深く入って行くと、昼過ぎ頃にまた合図が出て休憩となる。
明るい草原地帯の少し先に拠点が見えるが、入る気もしないのでまた少し離れた所で飯の支度をしていると、遠くから人の声が聞こえてきた。
「おーい!」
「?…誰か居るのか?!」
「おーーい!!」
明るい女性の声が近付いて来て、小隊全体に戸惑いや驚きが広がり、全員が身構えていると草地の向こうから学園の制服を着た女生徒が走って来た。
「やっぱりデビィだぁ!!」
「リズ?!なんでここに?!」
「アタシだけじゃないよぉ、みんないるの!」
エリザベスの指差す方には、なんとベルダと魔草学教室の生徒が歩いていた。
「採集の実習でね?今日はいつもより少し奥に転移して薬草探してるの!」
「やぁ、奇遇だね。まさか会えるとは思わなかったよ。」
「教員の仕事で来られないとは聞いていたけど、騎士科に参加してたなんて!」
「なによ、授業サボってどっか行ってたんじゃなかったの。」
なんとも意外な所で出会ったものだ。
するとしばらくして引率の騎士から全隊に指令があるそうなので仕方なく拠点に集合した。
「これより、護衛の実践任務を開始する!魔法学の生徒を対象に採集中の周辺警護を行う事!授業時間に合わせ今から2時間、徹底して危険を排除し、また対象の目的の障害にならぬよう努めて振る舞う事!いいな!?」
「「「はい!!」」」
騎士によくあるのが要人や依頼者の護衛任務。
付かず離れずの距離から対象の心身の安全を保持し、空気の様に邪魔せずかつ必要不可欠な存在となる事が求められる。
偶然実習地が被ったこの機会に、お互いの経験として教員同士で話がまとまったようだ。
早速、騎士科の高位貴族の生徒が、同じく魔法学の生徒の中でも身分の高い生徒達に声を掛けていた。
しかし、魔法学の生徒達は、応じる者も居れば全く相手にしない者もいる。
そもそも魔法学専攻の生徒は、身分より魔力と魔術の実力を重視する者が多く、いくら高位貴族でも、魔法が使えなければ意味も興味も無いのだ。
そんな中、シェルリアーナにも貴族子息から声が掛かった。
「採取ならば我々とご一緒にいかがですか?足元も悪いので馬にもお乗り頂けますよ?!」
「馬に乗って採取が出来るとお思いですの?私、護衛と馴れ合う気はありませんわ。離れて下さる?」
シェルリアーナはそう冷たく言い放ち、仲間を連れて先行隊に背を向けると、自分の行きたい方へ行ってしまう。
草地か森の中かと周りの者たちが見守っていると、スタスタ歩いてなんとデイビッドの所で足を止めた。
「ねぇ!アンタなんか持ってないの?!美味しい物!」
「さっき自分で言った台詞もう一回言ってみろよ!?」
「いつアンタが私の護衛になったのよ。奴隷の間違いでしょ?!」
「ど……聞き間違いであって欲しい…」
「ヴィオラが何か一生懸命作ってたの。いい匂いがしてたけど、一丁前に「内緒!」なんて言われちゃって。アンタどうせ肌身離さず持ってんでしょ?だとしたらここかしら?」
「おい!勝手に開けんな!!」
シェルリアーナはデイビッドのベルトの小鞄を遠慮無しに開き、中から紙の包みをさっと取り出した。
「あ、そうそうこれこれ!あら!リンゴのお菓子?!うん!美味しいわね!?チョコレートとよく合うわ!」
「なに平然と食ってんだよ!!」
「すごく真剣な顔して、寮の調理場借りて作ってたのよねぇ。きっと愛情たっぷりよ。」
「その愛情、お前には一欠片も向いてねぇからな?!返せよ!雑にボリボリ食いやがって!!」
「なによ!ちゃんと残しといてあげるわよ。ほら。」
「2枚だけ!!!」
大切に大切に、なるべく残しておきたくて、包みいっぱいまだ入っていたはずの干しりんごは、呆気なくシェルリアーナに食い散らかされてしまった。
「嘘だろ……」
「何ボサッとしてんのよ。薬草集めるからアンタも手伝いなさいよ。」
「普通、護衛にそこまでさせたら逆に規約違反になるからな……」
エドワードが無言でデイビッドの肩に手を置き、慰めようとしたが結局言葉は出てこなかった。
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