光彩濁りて愛となる

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四十四話

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 リビングに戻ると、静弥がぼんやりとローテーブルの前に座っていた。
 何をするでもなくただぼんやりと、何処かを見ているだけだ。
「あの……さ」
 静弥の横に、すとんと腰を下ろす。
 智顕に言われたことを言いたいけど、どうやって伝えたら良いか分からない。
 ナイーブな話だし、伝え方一つでまた破綻しかねないしな……。
「うん」
「せ、静弥がおかしいとか、病んでる。とかじゃなくって、い、一緒に診療内科? メンタル クリニック? 行かない?」
 俺が振り絞って出せる精一杯の言葉が、コレだった。
 もっと気の利いたことを、さらりと言えるようになりたいもんだ。
 だけど今の俺には言葉を増やしたら、余計に静弥を傷付けそうだから簡潔に言うことしか出来なかった。
「……うん。僕も、必要だと思う」
 静弥の長い睫毛が照明に照らされて、陰を落とした。
「いい先生だったら、良いな」
 そう言って、静弥の手の甲を握る。 
 静弥は俺の方を向き、俺の唇にそっと自身の唇を柔らかく結びつけた。
「ポチャンな!」







 部屋に戻りベッドで寝転びながら、エンスタを開く。
 荻原のストーリーが、更新されている。
 あっ。クラブ「PENDULUM」から、回収するの忘れてたわ。
 あいつ、めちゃくちゃ怒ってんじゃねえの? うわ、想像つくわ。
 どうしよう!? 夏野、廣笠、俺に組体操みたいなピラミッドをさせて、その頂点に例の人間椅子みたいな感じで座らせろ。とか、言い出すかもしんねぇ……!!
 それで十二時間くらいぶっ続けで、因習村映画を見るに違いない!
 俺、パーティー界隈なんで! 底辺なんで、喜んでピラミッドの一番下をやりまぁーす!!
 恐る恐る荻原のアイコンをタップして、ストーリーを見てみる。
 するとクラブ「PENDULUM」を背景に三万円握りしめた写真の上に「thank you」と書き(頭が破裂している絵文字つきで)、投稿していた。 
 コイツ、いい性格してんなあ。







 丁度洗濯機が終了のサインである電子音を鳴らしたので、洗濯物を取り出して洗濯カゴへ突っ込んでいく。
 明日雲雀丘が帰れるように、雲雀丘の服も洗濯に回したのだ。
 うーん。我ながら、めちゃくちゃいいことをした気分。
 まさか誰かが泊まりに来るなんて思ってなかったら、智顕に無理矢理渡されたハンギョドンの着ぐるみルームウェアを着せたのがチャラになるぞ!
 ちなみにルームウェアを手渡された雲雀丘から目は、静弥以上に澱んだ目をしていた。
 ……ごめんて。
 静弥も脱衣所にやって来て、回収を手伝い始めた。
 雲雀丘の派手なピーコック模様? のシャツを、洗濯機から取り出している。
「……晄君」
「ん?」
「雲雀丘君のシャツ、色落ちしてない?」
 静弥が持っているシャツに、視線を落とす。
「そうか? こんな色だったくね?」
「元々は別府弁天池みたいな、色してたよ。今は、石垣島の海みたいな」
「分かんねえよ!」
「晄君の担当カラーでしょう? もうちょっと拘った方が……。多分、明日言われるよ」
 だからなんでお前は、他人の一番の急所を突くんだよ!!
「え、ええ……どうしよう。ただでさえ世話かけたのに、コイツ何したら喜ぶんだろう?」
 古着なんて替えが効かないもんなのに、やらかしたー!!
 静弥は腕を組んで少し考えた後、歓喜の声を上げた。
「雲雀丘君と、隼将君のキューピットになる……!」
「お前、PENDULUMで頭ヤられた?」
 俺が言い終わるとほぼ同時に、静弥に耳を甘噛みされてしまった。
 ど、どういう心理……?







 翌朝。
 目が覚めて口をゆすいで洗顔してから、昨日部屋干した洗濯物を取り込んで行く。
 ついでに取り入れるだけ取り入れて、畳んでないタオルも脱衣所に置きに行こう。
 そう思って脱衣所の木製のドアノブを回したら、パン一の雲雀丘が居た。
「きゃーっ!!」
「女子かよ!」
「ノックして下さる~!?」
「……三ヶ月一人暮らししてたから、悪ぃ」
 なるべく雲雀丘の方は向かないように、タオルだけを洗濯機の上にラックに置く。
「ジロジロ見んなよ、他人の身体を」
「ウホッ。いい身体」
「ネット語で、喋んな」
 五月に会った頃は、中肉中背だと思ったけど……ちょっと痩せたな?
 痩せたからか、身体のラインに合わせて締まっている筋肉が目立つように思う。
「なんか、筋トレしてんの?」
「あー。格闘技してるから、軽い筋トレはしてる」
「えっ。なにやってんの? 空手?」  
 それなら隼将君を呼んだのも、納得出来るし。
「カポエイラ」
「……え? そこいく?」
 言いつつ、カポエイラがどう言う競技か分かっていない。
 俺の頭にはブレイクダンスのヘッドスピンのように、くるくる雲雀丘が回っている図が浮かんだ。
 それは、ポケモンのカポエラーじゃねーか!
 しかし、さすがmbti紫族。空手とか、柔道とか、ボクシングとかのメジャーどころ行かずにカポエイラ行くんだ。って感じ。
 バンド組むってなったら、真っ先に「ベースやりたい」とか言うタイプだろ。コイツ……。
「雲雀丘くぅん」
「気色悪い声出すなよ、なに?」
「お前のシャツ洗濯したら、すげぇ色落ちした」
「……ハァ!?」
 雲雀丘は半裸のまま、リビングに駆けて行った。
 数秒後「有り得ねえ!」と言う、けたたましい叫び声が聞こえて来た。
「ごめん……シャツ代、払う」
「俺、どうやって帰れば良いの!?」
 俺の洗濯したての、蛍光グリーンのパーカー(静弥の父親が静弥に贈ったヤツ)とかは? ってカーテンリールに干しているパーカーを指差す。
「俺のズボンに合う訳ねえだろ! ちょっとは、テイスト考えろ!」
 大丈夫だって。山南村の土人は、上着とシャツとズボンと靴と靴下しか服の名称を知らないだろう。コーディネートなんか、分からないって(※この物語の主人公は、自分が一番土人である自覚がございません)。
 だけど……俺が、色落ちさせた訳だしな。
 なんか、ないか? なんか……。
「アーッ!!」
 俺は外国人が日本人の叫び声を真似する時のような声を出しながら、跳ね上がる。
 自室のクローゼットの中に仕舞っている衣装ケースの引き出しを引いて、服を一着取り出して来た。
 そのまま脱衣所にUターンして、雲雀丘に服を手渡した。
「……何」
「因習村映画大好きな荻原君の為に、京都の古着屋で買ったヤツ!」
 雲雀丘は服を、広げている。
 それはーー夏至祭り映画のような、ド原色の花が刺繍されたチュニックだった。
「寒いわ!! 殺す気か!!」
「俺、まだ半袖の日あるぞ」
「それは、東京の話なの! 山南村は、寒いんだって! なんか、上着ちょうだい」
「だから、蛍光グリーンのパーカー」
 騒ぎで目を覚ましていたらしい、静弥は話を聞いていたようだ。
 俺達に一声かけてから、自分の部屋に服を取りに行った。
 静弥が持って来たのはーー枯葉みたいな色の生地に、グレー模様のチェック柄のシャツだった。
 うん。めちゃくちゃ良く言って京大生シャツで、思ったことをそのまんま言うならヲタクシャツだ。
「お前らさあ……お前らさあ。本当、絶交すんぞ」
 コイツが沼男、ねぇ……。やっぱり、分かんねーな。
「雲雀丘くぅーん。キャバクラの初回奢るから、許してぇ」
「おっ。さすが、パーティー界隈。酒の飲み方が、派手なんだねえ」
「殺すぞ」
 静弥は「晄君!」と大きな声を出して、首を激しく横へ振るのだった。
「ダメだよ。雲雀丘君には、隼将君居るでしょう? 立花さんにmbti診断と、誕生日と、血液型を聞いて、二人の相性を纏めてみたんだ」
 そう言って静弥が差し出したのはーーいつぞやのアンケートみたいなどう見てもおばさんが作った、ワードの文書をプリントアウトしたものだった。
 雲雀丘は気を氣と書く目覚めてる系の嫁の家族写真に載っている旦那のような、死んだ魚の目をしている。
「ひ、雲雀丘……」
「うんうん! 沼黒 静弥君が、この世の掟だね! この辺に、焼却炉ってある?」
 ごめんなさい……。うちの恋人が。
 俺は頭を下げるしか、出来なかった。







 大騒ぎした割に俺の新品のHUのTシャツとジャケットとズボンを、雲雀丘は掻っ攫っていた。
 デパートのバーゲンセールで手を千手観音のように動かして、服をブン盗るおばさんよりスピード速かったぞ……。
 朝食を食べて皿を洗うなり「お前らがおっ始める前に、帰るわ」と帰って行った。
 だから、自由かよ……。
「ん?」
 なんか、写真が床に落ちてんな。
 それもL版サイズじゃなく、チェキの方。
 チェキを拾い上げてひっくり返して見ると、成条の制服を着た雲雀丘と髪の毛を銀髪に染めたV系の男が映っていた。
 年齢は写真に映ってる雲雀丘より、十くらいは上に見える。
 油性ペンでお互いの顔の下に、深優とえーじって書いてある。 
 おい! お前も、物落とし族かよ! 父親の遺伝子、継いでんなあ!
 チェキの撮影場所は、自宅っぽいな。背景に映ったテーブルには、カップ麺が乗ってるし。
 チェキを後ろから見ていた静弥は「ああ……」と、納得したように声を上げたのだ。
「この銀髪、知り合い?」
「ううん」
「じゃあ、なに」
「……雲雀丘君。芸能マネージャーの振りした時に『佐藤 えいじ』って名乗ってたんだ。佐藤は兎も角……えいじってすぐに浮かばない名前だから、疑問に思ってたんだよ」
「へ、へえ……」
 俺なら、スルーしてる自信あるわ。
「雲雀丘って、高校時代どんなだった?」
 静弥は目を閉じてから、自身のリズムを整えるように短く息を吐いた。
「……色々な女の人に、好意を寄せられてたよ」
「え。立花が言ってたこと、ガチなんだ!?」
「自分からは告白しないけど、来る者拒まず去る者追わず。って、感じだった。一通りのタイプの女の人は、付き合ったんじゃないかな」
「ひ、ひぃええ……」
「高校を卒業してからは悪い意味で、更に激化したかな。そう言う行為をするだけの関係の女の人と、同時に五人くらい交際してたこともあったね」
「カス過ぎんだろ! 女側は、良いんかよ!」
「良かったみたいだよ。
『深優君は、私らの精神安定剤~。誰のものにもならないから、安心~』みたいな感じなんじゃない? 五人の女の人は、それぞれちゃんと恋人が居たみたいだしね」
「ちゃんと、とは……?」
「だけど、均衡がどこかで崩れたんだろうね。一人の女の人に、心中して。みたいな感じで、縄で縛られて、車に押し込められて、殺されかけたことあったらしくて」
「……」
 エピソードがヤバ過ぎて、俺の身体中の水分が蒸発した気がする。
 下手なメンヘラ向けの恋愛小説より、怖いぞ。
 あいつ、俺とタメだよな?
「どうやって、助かったんだよ? 沢井に、連絡した、とか?」
「沢井君に聞いた話だと、雲雀丘君が死を恐れずいつも通り女の人に接したらしくって。それで女の人が『もういらなーい』みたいに、なったんだって。それで、山中に置いてかれたらしくって。本人なりに反省して、それ以来恋愛では深い関係を築かなくなった。って、沢井君が、言ってた」
 沢井って、意外とゴシップ好きなんか……? 友達のそんな激ヤバエピソードを、静弥に話すか?
「山南村では、有名な話だよ。知らないの、晄君だけだよ」
「いや、なんでだよ!」
 俺って、みんなになんて思われてるんだろ……? コロコロコミック読んでそうだから、話しても分かんないな。みたいな、感じか!?
「だからーー雲雀丘君は、ちゃんと真正面からぶつかれる人とじゃないとダメだと思う」
「え? なんの話?」
「だから、みんな話さないんだよ……」
 静弥は冷ややかな視線を、俺に送るのだった。
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