42 / 72
五章 在処ニ捧グ這生ノ炎
41.不信
しおりを挟む
目を開けると暗闇。
違う。
赤い光がちらつく。
横に目を向けると、よく見る焚火の光。
そうだ!
「エルメラ!?」
私は思い出すと勢いよく起き上がった。
「何っ?エルメラ!?」
焚火の前で男が、私と同じ様にエルメラの名前を叫んで起き上がった。
私は近くにあった鞄から短刀を取り出すと構えて男を見据える。
「まてまて、恩人に物騒なモンを向けんじゃねぇ・・・」
明らかに嫌そうな顔で男が言った。
状況がわからない。
だから、その嫌そうな顔が腹立たしい。
「誰?」
「まぁ、初対面だしな、そうなるわな。」
男は焚火に身体を向けて胡坐をかくと、面倒そうに言った。
状況のわからない私に、面倒そうな態度とか、私の方こそ面倒。
「死ぬ?」
「なんでそうなんだよ!俺を殺したらエルメラに怒られんぞ。」
「怪しい。」
エルメラは恐いから怒らせたくはない。
けれど、目の前の不精髭を生やした男の方が胡散臭い。
「あのな、とりあえず話しを聞け。」
「黙っていればバレない。」
そうしよう。
「そうかもしれないけどな・・・ってそうじゃねぇよ、殺す前提で考えてんじゃねぇ!」
うるさい。
「それとな、あの城で待ち合わせしてたんだ。来なかったらバレんだろうが。」
「大丈夫、私は遭ってないから。」
「おいコラ・・・」
男は呆れた様に目を細める。
まるで私が悪いみたい。
「早く話して。あと此処はどこ?」
待ち伏せの件もあった。エルメラを知っているからと言って信用は出来ない。
でも何も情報が無いのは困る。
とりあえず聞いてから判断する事にした。
「・・・」
え、さっきまで五月蠅かったのに何故無言。
「まぁいい。順を追って話すわ。」
「お願い。」
「お前が無茶な魔法の使い方をして倒れた。ちょうどそこに駆け付けた俺が助けた。つまり命の恩人だな、感謝しろ。」
・・・
急に恩着せがましい。
「エルメラと合流しようとしたのにあの状況だ。一応、天馬が距離を取った事を確認してから、後で合流と考えたわけだ。」
なるほど。
エルメラは逃げれた様で良かった。
それは、気になっていたから。
「そこでだ。この後合流しようにも何処に行けばいいかわからねぇ。だからお前が起きるのを待っていた。血生臭い城より、人目に付かない場所の方が安全だろうと思って此処に移動しただけだ。」
なるほど。
言っている事はわかった。
「人攫い?」
「違うわ!聞いてたんじゃねぇのかよ!」
状況はわかったからいい。
エルメラが無事なら、きっとデダリオの屋敷に居るはず。
合流しなきゃ。
その前に、血で汚れ焦げた服が気持ち悪いから着替えよう。
「おいぃぃ!」
「なに?うるさいんだけど。」
「なんでここで脱ぎだしてんだよ!」
「着替えるから。」
「男の前で脱ぐんじゃねぇ・・・」
今更そんな事を言われても。
でもなんか。
「気にするなら見なければいい。何処か行ってもいいし。」
「まるで俺が悪いみたいじゃねぇか。」
と言いつつも背中を向ける。
「お前、名前は?」
「アリアーラン。アリアでいいわ。」
「全部言え。」
・・・
言いたくないのに。
「俺は、グエルウェン・トルシュ・セ・フラフーエヌだ。グエンでいい。」
「塵・・・」
なるほど。それでエルメラと合流って言ってたのね。
やっとわかった。
「そうだ、お前もだろう?」
「ハ。」
「・・・まぁいい。」
何かを思ったようだが、言わずにそれだけ言った。
「状況はわかった。でも、エルメラが抱えたのは本人を含め私で四人と言っていた。」
塵が全員、エルメラに協力的かどうかは聞いてない。
「そりゃ俺はエルメラの配下じゃねぇからな。協力関係ではあるが。」
そういう事。
そういえば、把握しているのは五人、当初そう聞いたっけ。
「納得した。けど、エルメラに会うまでは信用しない。」
「それでいいと思うぜ。行先知ってんだろ?」
グエンは振り向いて言うと、変な顔をした。
「なんで着てねぇんだよ!」
慌てて顔を逸らすとまた叫ぶ。
そうか。
違和感の正体がやっとわかった。
グエンの反応にずっと変な感じがしていて、それが違和感だったけど。
ガリウだ。
反応が、ガリウに似てる。
「鞄に、服が入って無かったの。」
「知るか!」
いつも入れいるからその感覚でいた。
でも、今日は別邸を見てそのまま帰るつもりだったから入れてなかった。
「グエンの貸して。」
「お前なぁ・・・」
なんか震えてる。
「寒いの?」
「違うわっ!!」
叫びながら勢いよく立つと、自分の荷物を漁って、取り出した服を私を見ずに放り投げる。
シャツとズボン。
大きさが合わないけど、汚れているよりいい。
「着た。」
「後で返せよ。」
グエンは私に向き直って、力無く言う。
「ぶかぶか。」
「文句があるなら着るな。」
グエンは焚火の前に胡坐で座りながら言う。
「でも、ありがとう。」
「お、おぅ。」
お礼を言ったら、顔をそらしてそれだけ言った。
本当・・・
「子供みたい。」
「お前に言われたくねぇわ!」
「で、行先だったわね。」
私も座ると、受けていた質問を確認するように口にした。
「そうだ。」
「サリュヘンリオに拠点があるの。案内するね。」
「あぁ。頼む。ただ馬も馬車もないから歩きになるがな。」
そっか。
当然、借りた馬車も使えないわよね。
馬も逃げちゃっただろうし。
「ん、慣れてるから大丈夫。」
「そうか。」
貴族街からサリュヘンリオまで馬車で半日。
徒歩で休みなしだったら、一日で行けない事も無い。
ただ、この場所が何処か。
私を抱えてそんな遠くに移動したとも思えない。
お城の近くだろう事を考えても、一回は野宿が必要そうね。
思えば、長い間リリエルとばかりの旅だった。
こんな私でも、誰かと一緒に旅が出来て、それも楽しいと思えた。
それはリリエルだったからかもしれないけれど。
今後、どうなるかわからない。
お母さんへの報告も、いつになるかわからない。
でも、エルメラの所に居れば、それは大丈夫だと思わされる。
復讐が終わった今、この不精髭とでも旅は楽しめる・・・
気はあまりしないな。
と思って見たら、不満そうな顔を向けられる。
なんか納得できない。
「普通の人間なら、ここまでじゃなくても死んでいるわ。」
「でも、起きないね。」
マリウテリアの不安に、リリエルも続く。
「普通、であればな。顕現した時点で普通の人間とは構造が変わるのじゃろう。でなければ膨張して、異常に高まる膂力や耐久性の説明がつかん。」
「えぇ、その通りだわ。」
「覚醒しないのは生命維持に身体の機能の殆どを消費している、と考えれば合点がいくかも知れぬ。」
「それは、現時点で確かめる事は出来ないわね。」
「確かに、その通りじゃな。」
「ただ、あながち的外れという事もないと思うわ。」
マリウテリアは冷えたウリカの身体を確認しながら言う。
「生命力だけで言えば、塵の方が高いじゃろうが。」
「そうね。滓は人間が強化された延長、くらいに考える方がいいかもしれない。この状態だと、多分生き残れない。あまり時間に余裕は無いかもしれないわ。」
ウリカの状態を確認したマリウテリアは険しい表情をする。
「それって、助からないの?」
「いいえ。残ったアリアちゃんのために、やってみるわ。」
「当り前。」
「ただ、アリアちゃんには、帰ってきたらちょっと文句言いたいかなぁ。」
「・・・」
目だけ笑ってない満面の笑みに、リリエルは少し後退った。
「さて、余が居っても助けは出来ぬ。余は余のやるべき事をする。」
「わかってるわ。」
マリウテリアが返事をすると、エルメデウスはウリカの部屋を後にした。
「まずは、左手からやってみるわ。状況によっては温度調節してもらうから。」
影響の少なそうな左手から試そうと考えて伝える。
「うん、わかってる。そのためにいるから。」
「問題がなかったら両足、身体、顔の順番で、右手が最後。」
左手が問題無ければ、同じ要領で問題無いだろうが、切断された右手だけはどうなるかわからない。
マリウテリアはリリエルが頷くのを見ると、そう考えて目を瞑り顔を上に向ける。
(御託を並べても何も変わらない。出来るかどうか、それだけ・・・)
目を開けると、右手をゆっくりウリカの左手に添えた。
違う。
赤い光がちらつく。
横に目を向けると、よく見る焚火の光。
そうだ!
「エルメラ!?」
私は思い出すと勢いよく起き上がった。
「何っ?エルメラ!?」
焚火の前で男が、私と同じ様にエルメラの名前を叫んで起き上がった。
私は近くにあった鞄から短刀を取り出すと構えて男を見据える。
「まてまて、恩人に物騒なモンを向けんじゃねぇ・・・」
明らかに嫌そうな顔で男が言った。
状況がわからない。
だから、その嫌そうな顔が腹立たしい。
「誰?」
「まぁ、初対面だしな、そうなるわな。」
男は焚火に身体を向けて胡坐をかくと、面倒そうに言った。
状況のわからない私に、面倒そうな態度とか、私の方こそ面倒。
「死ぬ?」
「なんでそうなんだよ!俺を殺したらエルメラに怒られんぞ。」
「怪しい。」
エルメラは恐いから怒らせたくはない。
けれど、目の前の不精髭を生やした男の方が胡散臭い。
「あのな、とりあえず話しを聞け。」
「黙っていればバレない。」
そうしよう。
「そうかもしれないけどな・・・ってそうじゃねぇよ、殺す前提で考えてんじゃねぇ!」
うるさい。
「それとな、あの城で待ち合わせしてたんだ。来なかったらバレんだろうが。」
「大丈夫、私は遭ってないから。」
「おいコラ・・・」
男は呆れた様に目を細める。
まるで私が悪いみたい。
「早く話して。あと此処はどこ?」
待ち伏せの件もあった。エルメラを知っているからと言って信用は出来ない。
でも何も情報が無いのは困る。
とりあえず聞いてから判断する事にした。
「・・・」
え、さっきまで五月蠅かったのに何故無言。
「まぁいい。順を追って話すわ。」
「お願い。」
「お前が無茶な魔法の使い方をして倒れた。ちょうどそこに駆け付けた俺が助けた。つまり命の恩人だな、感謝しろ。」
・・・
急に恩着せがましい。
「エルメラと合流しようとしたのにあの状況だ。一応、天馬が距離を取った事を確認してから、後で合流と考えたわけだ。」
なるほど。
エルメラは逃げれた様で良かった。
それは、気になっていたから。
「そこでだ。この後合流しようにも何処に行けばいいかわからねぇ。だからお前が起きるのを待っていた。血生臭い城より、人目に付かない場所の方が安全だろうと思って此処に移動しただけだ。」
なるほど。
言っている事はわかった。
「人攫い?」
「違うわ!聞いてたんじゃねぇのかよ!」
状況はわかったからいい。
エルメラが無事なら、きっとデダリオの屋敷に居るはず。
合流しなきゃ。
その前に、血で汚れ焦げた服が気持ち悪いから着替えよう。
「おいぃぃ!」
「なに?うるさいんだけど。」
「なんでここで脱ぎだしてんだよ!」
「着替えるから。」
「男の前で脱ぐんじゃねぇ・・・」
今更そんな事を言われても。
でもなんか。
「気にするなら見なければいい。何処か行ってもいいし。」
「まるで俺が悪いみたいじゃねぇか。」
と言いつつも背中を向ける。
「お前、名前は?」
「アリアーラン。アリアでいいわ。」
「全部言え。」
・・・
言いたくないのに。
「俺は、グエルウェン・トルシュ・セ・フラフーエヌだ。グエンでいい。」
「塵・・・」
なるほど。それでエルメラと合流って言ってたのね。
やっとわかった。
「そうだ、お前もだろう?」
「ハ。」
「・・・まぁいい。」
何かを思ったようだが、言わずにそれだけ言った。
「状況はわかった。でも、エルメラが抱えたのは本人を含め私で四人と言っていた。」
塵が全員、エルメラに協力的かどうかは聞いてない。
「そりゃ俺はエルメラの配下じゃねぇからな。協力関係ではあるが。」
そういう事。
そういえば、把握しているのは五人、当初そう聞いたっけ。
「納得した。けど、エルメラに会うまでは信用しない。」
「それでいいと思うぜ。行先知ってんだろ?」
グエンは振り向いて言うと、変な顔をした。
「なんで着てねぇんだよ!」
慌てて顔を逸らすとまた叫ぶ。
そうか。
違和感の正体がやっとわかった。
グエンの反応にずっと変な感じがしていて、それが違和感だったけど。
ガリウだ。
反応が、ガリウに似てる。
「鞄に、服が入って無かったの。」
「知るか!」
いつも入れいるからその感覚でいた。
でも、今日は別邸を見てそのまま帰るつもりだったから入れてなかった。
「グエンの貸して。」
「お前なぁ・・・」
なんか震えてる。
「寒いの?」
「違うわっ!!」
叫びながら勢いよく立つと、自分の荷物を漁って、取り出した服を私を見ずに放り投げる。
シャツとズボン。
大きさが合わないけど、汚れているよりいい。
「着た。」
「後で返せよ。」
グエンは私に向き直って、力無く言う。
「ぶかぶか。」
「文句があるなら着るな。」
グエンは焚火の前に胡坐で座りながら言う。
「でも、ありがとう。」
「お、おぅ。」
お礼を言ったら、顔をそらしてそれだけ言った。
本当・・・
「子供みたい。」
「お前に言われたくねぇわ!」
「で、行先だったわね。」
私も座ると、受けていた質問を確認するように口にした。
「そうだ。」
「サリュヘンリオに拠点があるの。案内するね。」
「あぁ。頼む。ただ馬も馬車もないから歩きになるがな。」
そっか。
当然、借りた馬車も使えないわよね。
馬も逃げちゃっただろうし。
「ん、慣れてるから大丈夫。」
「そうか。」
貴族街からサリュヘンリオまで馬車で半日。
徒歩で休みなしだったら、一日で行けない事も無い。
ただ、この場所が何処か。
私を抱えてそんな遠くに移動したとも思えない。
お城の近くだろう事を考えても、一回は野宿が必要そうね。
思えば、長い間リリエルとばかりの旅だった。
こんな私でも、誰かと一緒に旅が出来て、それも楽しいと思えた。
それはリリエルだったからかもしれないけれど。
今後、どうなるかわからない。
お母さんへの報告も、いつになるかわからない。
でも、エルメラの所に居れば、それは大丈夫だと思わされる。
復讐が終わった今、この不精髭とでも旅は楽しめる・・・
気はあまりしないな。
と思って見たら、不満そうな顔を向けられる。
なんか納得できない。
「普通の人間なら、ここまでじゃなくても死んでいるわ。」
「でも、起きないね。」
マリウテリアの不安に、リリエルも続く。
「普通、であればな。顕現した時点で普通の人間とは構造が変わるのじゃろう。でなければ膨張して、異常に高まる膂力や耐久性の説明がつかん。」
「えぇ、その通りだわ。」
「覚醒しないのは生命維持に身体の機能の殆どを消費している、と考えれば合点がいくかも知れぬ。」
「それは、現時点で確かめる事は出来ないわね。」
「確かに、その通りじゃな。」
「ただ、あながち的外れという事もないと思うわ。」
マリウテリアは冷えたウリカの身体を確認しながら言う。
「生命力だけで言えば、塵の方が高いじゃろうが。」
「そうね。滓は人間が強化された延長、くらいに考える方がいいかもしれない。この状態だと、多分生き残れない。あまり時間に余裕は無いかもしれないわ。」
ウリカの状態を確認したマリウテリアは険しい表情をする。
「それって、助からないの?」
「いいえ。残ったアリアちゃんのために、やってみるわ。」
「当り前。」
「ただ、アリアちゃんには、帰ってきたらちょっと文句言いたいかなぁ。」
「・・・」
目だけ笑ってない満面の笑みに、リリエルは少し後退った。
「さて、余が居っても助けは出来ぬ。余は余のやるべき事をする。」
「わかってるわ。」
マリウテリアが返事をすると、エルメデウスはウリカの部屋を後にした。
「まずは、左手からやってみるわ。状況によっては温度調節してもらうから。」
影響の少なそうな左手から試そうと考えて伝える。
「うん、わかってる。そのためにいるから。」
「問題がなかったら両足、身体、顔の順番で、右手が最後。」
左手が問題無ければ、同じ要領で問題無いだろうが、切断された右手だけはどうなるかわからない。
マリウテリアはリリエルが頷くのを見ると、そう考えて目を瞑り顔を上に向ける。
(御託を並べても何も変わらない。出来るかどうか、それだけ・・・)
目を開けると、右手をゆっくりウリカの左手に添えた。
0
あなたにおすすめの小説
俺の伯爵家大掃除
satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。
弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると…
というお話です。
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる