くじ引きで決められた転生者 ~スローライフを楽しんでって言ったのに邪神を討伐してほしいってどゆこと!?~

はなとすず

文字の大きさ
100 / 107

番外編 3

しおりを挟む
皆様!なんと!『くじ引きで決められた転生者』が今話で100話目を迎えました!ご愛読いただきありがとうございます!なので少し番外編を書かせていただこうと思います。前話のクリスマスの番外編もあり、番外編が続いてしまうため書くか書かないか迷ったのですが……書いちゃいました(*>∀<*)暇がおありでしたら筆者の遊びにお付き合いくださいm(_ _)m

また、こちらの番外編も本編には全く関係ありません。





僕と優依、カインとノインといういつものメンバーは特にすることもなく学園の寮でまったりとお茶をしていた。けど、それは突然やって来た……

「みーんなー!ボクが遊びに来たよー!」

「「「「…………はい?」」」」

僕達が囲っていたテーブルの真ん中に突然、可愛いクマの……ぬいぐるみ?が現れた。

……え?今、ぬいぐるみが喋った……?

「…えっと……ぬいぐるみ……?」

優依が目を擦りながら呟いた。

「そうなんだー!ボクぬいぐるみなんだよね!」

「……どういう意味か全く分からないよ……」

カインも唖然としながら頭を抱えた。

「えっと……じゃあ、名前は?」

ノインは驚きつつも興味があるのか名前を聞く。

「くーちゃん!」

「なら…くーちゃんはどうしてここにいるのかな?」

「あっ!そうだった!忘れるところだった!」

僕が問いかけるとくーちゃんは持っていたカバンの中から手紙を取り出した。

「これ!ボクのお友達が皆に渡してきてって!」

「お、お友達……?」

……似たようなぬいぐるみが他にもいるのかな……?とりあえず、手紙を開けてみようっと……



私の愛する子供達へ!

私は皆の生みの親の「はなとすず」です!皆の物語を書いている本人になります!今話で皆の物語は100話目を迎えましたー!で、どうしても皆と話したくて手紙を書いてまーす!でもまずは……

皆!生まれてきてくれてありがとう!

私は何をしても長続きしないタイプだったので、こんなにも長く続けていることに自分でも驚いています。大袈裟だと思うかもしれませんが……私は、ルークや優依、カインにノイン、ヴィントとマリア、そしてイクルとカーズ……この物語に出てくる人はみんなみーんな…私の子供同然だと、そう思っています。とても愛おしい…そう思います。

皆は必ず幸せにします。絶対に中途半端に終わらせたり、忘れたり、捨てたりしません。私は皆を愛しています。これからも頑張ってください。

はなとすずより



「私達も頑張らないとね!」

手紙を読んだ優依がニッコリ笑った。うん!筆者のために僕達も頑張らないと!

……あれ?これってよく考えたら筆者の思うつぼのような……これも筆者が書いてるわけだし……まいっか!

「お友達って筆者のことだったんだね?」

カインがくーちゃんに確認をとる。

「そうだよ!ボクは筆者のおばあちゃんが筆者の誕生日の時にプレゼントされたんだ!それから筆者はボクに『くーちゃん』って名前をつけてくれてお友達になったんだ!(実話です!)」

「なるほど!ボールは友達!みたいな感じかな?」

「うん、優依。そこまでにしとこっか。」

「じゃあ、ボク帰るね!バイバイ!また会えたらいいね!」

「「「「え?」」」」

くーちゃんはいきなり帰ると言って、次見た時にはもういなくなっていた。一通の手紙を残して……



しおりを挟む
感想 19

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します

burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。 その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。

30年待たされた異世界転移

明之 想
ファンタジー
 気づけば異世界にいた10歳のぼく。 「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」  こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。  右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。  でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。  あの日見た夢の続きを信じて。  ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!  くじけそうになっても努力を続け。  そうして、30年が経過。  ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。  しかも、20歳も若返った姿で。  異世界と日本の2つの世界で、  20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。

俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜

早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。 食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した! しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……? 「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」 そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。 無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。

久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。 事故は、予想外に起こる。 そして、異世界転移? 転生も。 気がつけば、見たことのない森。 「おーい」 と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。 その時どう行動するのか。 また、その先は……。 初期は、サバイバル。 その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。 有名になって、王都へ。 日本人の常識で突き進む。 そんな感じで、進みます。 ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。 異世界側では、少し非常識かもしれない。 面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。

異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~

北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。 実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。 そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。 グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・ しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。 これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。

勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。

克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

処理中です...