【状態異常耐性】を手に入れたがパーティーを追い出されたEランク冒険者、危険度SSアルラウネ(美少女)と出会う。そして幸せになる。

シトラス=ライス

文字の大きさ
87 / 123
【最終章:ベルナデットの記憶】

ビムガンのお姫様たち

しおりを挟む


「にゃー、にゃー、にゃぁー! クルスいいにゃ。最高にゃ! 冷んにゃり気持ちいいーにゃー!」
「う、むぅ……」

 馬車に揺られながら、ビムガンの姫君:ゼフィにまとわりつかれるクルスはなんとも言えない声を上げた。

「ちょっと、お姫様だかなんだか知らないけど、いい加減クルスから離れなさいよ!」
「そうなのだ! 離れるのだ!!」

 早速食ってかかったのは同乗しているセシリーとベラ。鬼の形相である。

「それ以上近づくのだめネ!」
「さ、下がってください! お願いします! じゃないとロイヤルガードとして闘わなきゃいけなくなります!」

颯爽とロイヤルガードのクロエとサトッコが、クルスにべったりくっつくゼフィの壁となった。

「お嬢様、馬車で暴れるんじゃありません。危ないですよ?」
「だって、フェア! んもぅ、ゼラ! あんたも何か言ってよ! 同族でしょ!?」
「い、いやぁ、あはは……すまんっす……」

 ゼラは苦笑いを浮かべて後ろ髪を掻くだけだった。

「あの、ロナさん良いんですか……?」

 ビギナはおそるおそるそう聞くと、

「良いんですよ。クルスさんはみんなのクルスさんですし、お姫様はまだまだお子様ですから。ふふ……」

 ロナは笑顔を崩さなかった。だけども声が少し冷たく聞こえるのは気のせいか。

「にゃー、むちゅ!」
「なっ!?」
「あ――!!」

 ゼフィがクルスの頬へキスをし、真っ先に悲痛な悲鳴を上げたのは――ビギナ、である。

「だ、大丈夫っすかビぎっち! 子供の悪戯っす! 気にすることないっす!」
「わ、私、まだなのに、なのに……っていうか、いつできるか分かんないのに、はわぁ……」

 ビギナはへなへなと崩れ去り、

「ねぇ、フェア、私我慢の限界よ。この小娘、殺すわよ? 殺して良いわよね? むしろ殺させて!」
「この狭さなら僕のバインドボイスで、うへへなのだぁ……」

 セシリーとベラは魔物の視線で睨んでいた。

 と、そんな空気間の中馬車が止まる。

「到着なのです! みなさん、降りてくださいなのです!」

 ネイコの声が聞こえ、一同は馬車を降りてゆく。

 ゼフィを助けたクルスたちはお礼にと、聖王国の本土:ヴァンガード島の北方にある、ビムガン族自治区へ招待されていたのである。

「「「お帰りなさいやせ! お嬢っ!!」」」

 馬車を降り、立派な石畳へ足をつけると、そこにずらりと並んだ屈強なビムガン族の男衆が、膝に手をつけながら一斉に頭を下げた。
そんな花道が木製の立派な門扉まで続いている。

「さっ、クルス! とと様にあいさつにゆくにゃー!」
「お、おい!?」

 ゼフィはクルスの手を引き、男衆の花道を走り始めた。
 男衆は微動だにせず、ゼフィの動向を見守っている。

「ちょっと! だからアンタ、クルスを勝手に!!」

 と、後を追おうとしたセシリーを、花道にいた屈強なビムガンの男が塞ぐ。
黒い装備がどことなくいかつく、目つきも怖い。
 しかし恐れ知らずのセシリーは逆にビムガンの男を鋭い視線で見上げる。

「なによアンタ! 退きなさいよ!」
「申し訳ございやせん。しかしこの道はお嬢のものでございやす。来賓の方は、そのあとでお願いをいたしやす」
「はぁ!? なにそれ。わけわかんないわね! 良いからどきなさい!」
「こちら他族の方とはあまり争いたくはありやせん。なのでどうか、お控え願えませんか?」
「だからうっさいって言ってるのよ! 退けっつってんのよ!」
「おう、コラ! 調子こいてるんじゃねぇぞ、小娘が! どこの族じゃい!」

 ビムガンの男の声が乱暴なソレに変わった。だがセシリーは動じるどころか、眉間に皺を寄せて、更ににらみつける。

「族ってなによ! 意味わかんないわよ!」
「セシリー、そうかっかしないっす」

 何故かずっと後ろに隠れていたゼラが現れ、激怒するセシリーの肩を叩いた。
すると男衆がざわめきはじめた。

「まさか、この方々はゼラ嬢さんのご友人ですかい!?」
「ま、まぁ、そっすね……」
「こいつは失礼しやしたぁ!!」

 急にビムガンの男は素っ頓狂な声をあげながら道を開ける。
間髪入れずに、ビムガンの男衆は、膝に手をつき、深々と頭を下げて花道を再度形成した。

「ゼラって実は凄い……?」
「いやぁ、ウチがってか、ウチの母さんがっすねぇ……」

 ビギナが聞くと、ゼラは苦笑いを浮かべた。

「今日は御前に“ブラウン様”もいらっしゃいやす! 是非ご挨拶を!」
「え、いやぁ、ウチはそのぉ……」
「ささっ! どうぞ!」
「わかったすよ、もう……じゃあみんな、ウチに付いて来るっす……」

 妙に元気のないゼラに続いて、一行は立派な門を潜って行くのだった。


⚫️⚫️⚫️


「とと様とはもしや族長か?」
「そうにゃ! とと様にとってもたくましいクルスを紹介したいのにゃー!」

 相変わらずゼフィはクルスの腕に抱きついたまま離れない。
そんな状態を維持しつつ、クルスは回廊を歩んでいる。

 石が主な建築素材である聖王国とは対照的な、木や紙を使った暖かみがあるビムガン独特の文化。
その象徴ともいえるほど、“族長の邸宅”の中は、まるで異国に迷い込んだかのような錯覚を覚えさせた。

「族長! ゼフィお嬢が戻りやした!」

 ゼフィの姿を見るなり、巨大な木の扉を警護していた屈強なビムガンの男が声を上げた。扉がゆっくりと開き、乾燥した草を丁寧に編んだ“マット”のようなものが敷き詰められた独特の空間が広がっている。
その果てには一段上がった場所があり、顔の無数の傷跡を残し、立派な顎髭を生やした獣の耳の大男が胡坐をかいていた。

(たしかこの男がビムガン族長、フルバ=リバモワだったか)

 55年前の“魔神皇大戦”時、聖王キングジムこと“イーディオン=ジム”を原住民の代表として支えた“建国七英雄”の一人【バーニア=リバモワ】

フルバ=リバモワはバーニアの長子で、現在のビムガンの長である。

更にフルバ=リバモワの左右には“ゼフィによく似た猫耳で色白で細面の女性ビムガン”と“色黒で健康そうな体つきの長い犬耳を生やした女性ビムガン”が座っていた。

「とと様、かか様達、ただいまにゃ! 」
「よう戻ったゼフィ! その男は誰じゃ?」

 大男は顎を髭をいじりながら、まるで品定めをするような視線をクルスへ向けてくる。
 伊達ではない鋭い眼光に、クルスはわずかばかり緊張感を抱く。
 
「クルスにゃ! 危ないところを助けてくれたいー男にゃ! だからとと様に紹介したくて連れてきたにゃ!」
「がはは! ゼフィ、やりおるのぉ! さすがはワシと【フォン】との娘じゃ! のぉ!?」

 フルバ族長は右手に行儀よく座る、色白の女ビムガンへ問いかける。

「ふふ。なってたって私とフルバ様との子供にゃすから。男を見る目も、行動力もありにゃすとも。そう思いますにゃね、ブラウン?」

 フォンはフルバ族長を挟んで向こう側にいる“色黒で犬耳の女ビムガン――【ブラウン】へ、にやりと笑みを向ける。
 足を崩して、豪快に座っていたブラウンは少し不愉快そうに顔を歪めた。

「んったく参ったぜ……まさか、ゼフィに先を取られるたぁ……って、ゼラ! 帰ってたのかい!」

 突然、ブラウンは飛び降りて、クルスを過る。
 いつの間にか、クルスの後ろにはロナをはじめとした一同が介していた。

「あ、あ、どうもただいっます! かか様!!」
「おうおう、ずいぶんと立派になって! また一段と強くなったみてぇじゃねぇか!」
「そっすね、まぁ、それなりに……」

 嬉々として喜ぶブラウンとは対照的に、ゼラは微妙な笑みを浮かべながら受け答えていた。
 
「もしかして、クルスだっけか? この御仁と一緒にいるってことはアレかい? 当然もう散々やっちまって、たんまり子種はいただいているんだろうね!?」

「「「「はっ……?」」」」

 誰もがブラウンの発言に、阿呆のような声を上げた。
 特にベラとセシリーは、渦中のゼラへ鋭い視線を送っている。
 
「い、いや、クルス先輩は違うっす! ウチしてないっす! そんな気もありゃしませんっす! 」
「はぁ!? なんだい!? アンタ、まだ処女なのかい!?」
「あ、えっと……」
「どうなんだい!? 正直に答えな!」
「そのぉ……その通りっす……面目ねぇっす……」
「かぁーっ! なんだいなんだい! ロイヤルガードの連中といい、ゼラといい! 最近の若者はそういうことに興味が薄いって聞くけど、まさか、うちの娘まで……」

 ブラウンはまるでこの世の終わりのような声をあげた。

「ふふ、ビムガンなのに困るにゃね。ああ、情けない」
「そがなこというな、フォン。ゼラが可哀そうじゃ」
「す、すみませんにゃ……」

 フルバ族長に注意されたフォンは、口を噤む。
フルバは胡坐を解いて、ゼラへ歩み寄った。

「よお帰った、ゼラ。より精悍な顔つきになったのぉ!」
「ただいまっす、とと様! とと様も相変わらず、お元気そうでなによりっす!」
「いいよるわ! わしはまだまだ現役じゃ! もう一人ぐらい、おめぇとゼフィの弟か妹をこさようとおもっとるけの! がはは!」
「ね、ねぇ、もしかしてゼラも“お姫様”なの……?」

 ビギナがそう口にすると、フルバ族長はゼフィを大きな手でゼフィとゼラを肩へ抱き寄せた。

「そうじゃ! ゼフィは第一婦人のフォン、そしてゼラは第二婦人のブラウンの娘じゃ! 二人ともワシの自慢の可愛い娘じゃ!」
「にゃー! 僕はとと様の自慢の娘にゃ!」
「まぁ、そういうことっす……」

 ゼラは嬉し恥ずかしといった具合で微妙な笑顔を浮かべている。
 そしてフルバ族長は改めて、クルスへ品定めをするような視線を注いだ。
 
「クルスじゃったか?」
「はい。ご挨拶が遅れて申し訳ございません。自分はクルス。弓使いの冒険者です。拝謁できたこと、光栄至極に存じますフルバ族長」
「ほう? 礼儀を弁えとるたぁええ心がけだ」
「ありがとうございます」
「よし! わしの可愛い娘たちが見初めた男がどんなもんか試しちゃる! 準備せぇ!」

 フルバ族長の雄たけびのような声が響き渡る。
 すると屋敷の中がにわかに騒がしくなり始めた。
 
 嫌な予感を感じたクルスは、
 
「族長、一体何を……?」
「なに、ちーとばかり、殴り合ってお前さんの力を見せてもらいたいだけじゃ! 表で待ってるけぇの!」

 フルバ族長はそう言い置いて、ずかずかと外へ出てゆく。

 クルスは大変なことになってしまったと思った。
 しかしこうなっては今さら断る訳にもゆかない。そんなことをしたら、どうなるかはなんとなく想像がつく。
 
(やるしかないか……)
しおりを挟む
感想 13

あなたにおすすめの小説

お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。

幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』 電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。 龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。 そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。 盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。 当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。 今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。 ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。 ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ 「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」 全員の目と口が弧を描いたのが見えた。 一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。 作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌() 15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26

【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』

ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。 全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。 「私と、パーティを組んでくれませんか?」 これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!

外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~

空月そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」 「何てことなの……」 「全く期待はずれだ」 私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。 このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。 そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。 だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。 そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。 そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど? 私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。 私は最高の仲間と最強を目指すから。

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた

りゅう
ファンタジー
 異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。  いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。  その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活

髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。 しかし神は彼を見捨てていなかった。 そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。 これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。

神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~

あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。 それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。 彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。 シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。 それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。 すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。 〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟 そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。 同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。 ※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

処理中です...