貴方とは対等な恋がしたい

神崎桜

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~父親side~

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出発した娘の後ろ姿が見えなくなってもなおその場に3人でしばらく佇んでいた。

その日は領主としての仕事も全く手につかず、屋敷の中に入っても各々ため息をついたり、何もない壁をずっと眺めていたりと散々な様子だった。


今どこらへんにいるのか。
怪我をしてはないか。
変な奴に絡まれていないか。

皆そのような心配ばかりしていた。また、心配すぎて、今から追いかければ追いつくのではないかとそんな考えにまで至った。

生まれてから今日までずっと一緒だった目にいれても痛くないほど可愛がっていた娘は自然と自分達の生活の中心となっていた。

今でこそ娘が大きくなって魔力が安定したため上流階級の組織からの寄付がかなり増えたので生活には余裕ができたが、妻が逝去してからつい最近までは生きていくのがやっとといった感じであった。

そのため、寄付が殆ど無かった時は三人でローテーションして街へ出稼ぎに行ったり、食事も切り詰めていったりと必死だった。

そんな中でやっとここまで育ってくれた娘が簡単に自分たちから離れていってしまうのがすごく悲しく感じてしまうのだ。

また、いつも目の届くところにいたため守ってあげることができていたが、これから先主従関係を結べるまでそれができないことが心配でたまらない。

それなのに今できることといえば何事もなくことが迅速に運ぶことをここからいのってることくらいだ。


「あぁ、リアちゃん大丈夫かな…。」

「なんか今リアに呼ばれた気がする…。」

「…はぁ、心配しすぎて禿げそうだ。」


果たして出発した初日でこのような感じでこの先やっていけるのか定かではない。
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