10 / 297
妖界編
学校の怪談①
しおりを挟む
それは、文化祭が近づき、準備に追われて帰りが遅くなったある日のことだった。
「なあ、潤也知らない? 荷物はあるのに、姿を見ないんだけど。」
資材の片付けをしながら聡が周囲を見渡す。
同じ班で作業しているので、勝手に帰ることは無いはずだし、買い出しに行っているということでも無さそうだ。
「飲み物でも買いに行ったんじゃないか?」
「いや、それにしては長いんだよな……」
というと、聡は首を捻る。
「じゃあ、探しに行ってこようか? こっちはもう片付いたし。」
「あ、待った。俺も行くよ。」
聡はそう言うと、そそくさと手に持っていた資材をロッカーの上に置く。
窓の外はもう暗い。帰宅部の自分がこんな時間まで学校に残っていることは珍しい。
「居るとしたら、自販機のあたりか、職員室周りか……」
そう言いながら階段を下っていく。
「なあ、そういえば、この学校にも七不思議があるの知ってる?」
不意に聡が口を開く。
「七不思議?」
「そうそう。そのうちの一つが、夜に学校に入り込んだ生徒が神隠しに会うってやつなんだ。」
……神隠し……
今では、妖界絡みなんだろうなと思うようになったものの一つだ。きっと、綻びから妖界に入り込みでもしたのだろう。
汐も、妖界に連れて行かれた絢香に対して、神隠しなど良くあることだと言い放っていた。
あちらに入り込んで、結界の綻びを見失ったら戻っては来られないだろう。
「でも、夜に学校にいるなんて珍しくないだろ。部活も委員会もあるし、今日みたいに文化祭の準備もこの時期普通にあるし。」
「まあ、そうなんだけどさ。」
聡の返事は軽い。
本気でそんな事が起こると思ってはいないのだろう。
実際、汐の言う通りに妖界側から結界が閉じられたとすれば、過去この学校に綻びがあったとしても今は存在しないはずだ。
……鬼界でなければ。
若干嫌な予感が過ぎったが、そんなわけ無いと頭の片隅に追いやり、七不思議の話や文化祭の話など、他愛のない話をしながら潤也を探していく。
自販機のある場所、職員室、昇降口、他クラス……
しかし居そうな場所を一通り周ってみたが見つからない。
一度自分達のクラスに戻ってみたものの、やはり誰に聞いても戻ってきていないと言う。
「何処に行っちゃったんだろう、アイツ。」
次々に帰っていくクラスメイトたちを眺めつつ、本人不在の席で潤也の帰りを待つ。
ただ、待てども待てども帰ってくる様子はない。
「あのさ、ちなみにさっきの神隠しの話、学校のどの辺りっていうのはあるの?」
もう殆ど人気のなくなった教室で、まさかとは思いながら聡に問う。
「……水晶庵ってあるだろ?ほら、あれ。茶道部が使ってるやつ。あの辺りって聞いたことはある。」
聡はそう言いながら、窓から見える、校舎裏の小さな池と日本風家屋を指差す。
ただ、校舎裏なだけあって、教室の窓からぼんやり眺めることはあっても、よっぽどの理由が無ければいかない場所だ。
「さすがにあんなところには行かないよな。」
「……いや、うちの担任、茶道部の顧問だろ。何か用があって探しに行ったってことは……」
聡がぼそっとこぼす。
……いやいや、まさか。
まさか、とは思いつつも、悲しい哉、自分の中では既に嫌な予感がし始めている。
「……俺、一応、見に行ってくる……」
凄く行きたくないが、万が一妖界絡みで潤也が厄介事に巻き込まれているなら、自分が行かないわけにはいかない。
重たい腰持ち上げると、聡もバッと立ち上がった。
「俺も行く。キャンプのときみたいに、何が起こってるかわからないままじっと待ってるなんてゴメンだ。」
「でも、何もない可能性のほうが高いと思うけど。」
「それでも行く。」
聡の意思は固そうだ。
別に断る理由もあまりない。
「わかった。じゃあ行ってみよう。」
と頷いてみせた。
学校内は電気が着いていて明るいし、まだ先生達も残っている。部活をしている生徒もいる。
でも、古い校舎なだけあって、夜は何だか不気味だ。妖界絡みかもと思うから、余計にそう思うのかもしれない。
普段は歩かない校舎裏への出入り口を進む。校舎を一歩出ると、周囲は一気に薄暗くなる。
そんな中で、煌々と光る職員室の明かりがぼんやりと水晶庵と側にある小さな池を照らし出していた。
ただ、水晶庵の中を覗いてみても、誰もいないのか、真っ暗だ。
「何だか気味が悪いな。」
聡が小さくこぼす。
念の為、中に入れないかと扉に手をかけてみるが、引き戸を引いても鍵がかかっていて開きそうもない。
「さすがにいないとは思うけど、外側から中を確認してみるか。」
というと、聡もコクリと頷く。
「ついでに建物の周りも一周してみよう。たしか向こう側も通れる筈だから。」
と建物の裏側の方を指さした。
俺達は、ひとまず池と建物の間を抜けて、1番大きな窓のある場所まで行き、硝子窓から中を覗き見る。
ただ、室内はやっぱり暗くて良くわからない。
「見えないな。何か明かりでもあればいいんだけど……」
と言いながら、目を凝らす。
しかし突然、同じように隣で窓を覗き込んでいたはずの聡から、
「うわっ!」
という声が聞こえてきて、直ぐにボチャっという水の音が近くで響いた。
「……は? 聡?」
隣を見ると、そこにあったはずの聡の姿は忽然と消えている。
水音が聞こえたから、水に落ちたのだろうかと振り返ってみたが、泉の水面は揺れているものの、やっぱり姿はない。
いったいどこに……
と、聡の姿を探して周囲を見回す。
その時、不意に自分の体がぐいっと後ろに引っ張られる感覚がした。
しかも、結構な強さで引っ張られたおかげで、バランスを崩し、そのままグラッと体が背中から倒れる。
まずい!
と思ったが、そのまま地面に叩きつけられるようなことにはならなかった。
代わりに、倒れこんだ先で何か柔らかいものに支えられた感覚がしたあと、何事かと状況も把握できないまま、頭から水にボチャンと落ちた。
そこから先の記憶はない。
「おい、奏太! 奏太、起きろって!」
と呼びかける声に起こされ目を開ける。
そこは、見たことのない木の小屋の中だった。
周囲はほのかな灯りに照らされている。
小屋といっても、キャンプ場のコテージのようなしっかりしたものではなく、そこらの木をいろいろ組み合わせて作ったような歪なものだ。
声のした方に目を向けると、潤也と聡が木の蔓のようなもので縛り上げられて転がされている。
かく言う俺も、同様に縛られていて身動きが取れない。
しかも、体が濡れて、寒いし気持ちが悪い。
「ここは?」
「多分、妖界だと思う……ここに来るときちらっと見えた景色が、前に見た景色に似てたから。」
潤也は眉根を寄せて答える。
「いったい何がどうなってんだよ……」
聡は困惑するように息を吐く。それはそうだろう。学校で潤也を探していた筈なのに、気づいたらこの有様だ。
周囲をもう一度見回すと、天井に、いつか見たような硝子のランプがついていて中で灯りが踊っている。
……鬼火だ。
ということは、神隠しの正体はやっぱり妖のせいだったわけだ。
それにしても、何で妖界への綻びが……
「二人はどうやってここに来たか覚えてるか?」
俺が聞くと、聡は首を横に振る。
「いや。何かに後ろから引っ張られて泉に落ちたところまでは覚えてるんだけど、気づいたらこの小屋の中だった。」
「潤也は?」
「というか、そもそもお前、一体どこで何してたんだよ。散々二人で探したんだぞ。」
聡は不満気に潤也を見る。
「いや、今日、俺日直だっただろ。で、日誌を出すの忘れてたから、職員室に持っていったんだよ。でも先生がいなくてさ。遅れた時は手渡ししないとあの人怒るだろ。で、茶道部の顧問だったこと思い出して届けに行ったんだ。
結局、水晶庵の手前で会えたから手渡したんだけど、その時に、池の方で何かが跳ねた気がしてさ。気になって様子を見に行ったんだ。そこから先は、聡と同じ。」
「でもさっき、来るときにちらっと外が見えたって言わなかったか?」
「この小屋の扉の前で目が覚めたんだ。思い切り地面に落とされて。」
潤也は思い出すように顔を顰める。
「じゃあ、ここに連れてきた奴を見たのか?」
「見たけど……」
潤也がそう言いかけた時、不意に、建付けの悪そうな扉がギイと音を立た。
俺達は揃って口を噤んで扉を見る。
「おや、目覚めましたか。」
扉を開けて俺達を見ながらそう言いながら入ってきたのは、小さな耳に長い尾を持つ、二足歩行の動物だった。
「なあ、潤也知らない? 荷物はあるのに、姿を見ないんだけど。」
資材の片付けをしながら聡が周囲を見渡す。
同じ班で作業しているので、勝手に帰ることは無いはずだし、買い出しに行っているということでも無さそうだ。
「飲み物でも買いに行ったんじゃないか?」
「いや、それにしては長いんだよな……」
というと、聡は首を捻る。
「じゃあ、探しに行ってこようか? こっちはもう片付いたし。」
「あ、待った。俺も行くよ。」
聡はそう言うと、そそくさと手に持っていた資材をロッカーの上に置く。
窓の外はもう暗い。帰宅部の自分がこんな時間まで学校に残っていることは珍しい。
「居るとしたら、自販機のあたりか、職員室周りか……」
そう言いながら階段を下っていく。
「なあ、そういえば、この学校にも七不思議があるの知ってる?」
不意に聡が口を開く。
「七不思議?」
「そうそう。そのうちの一つが、夜に学校に入り込んだ生徒が神隠しに会うってやつなんだ。」
……神隠し……
今では、妖界絡みなんだろうなと思うようになったものの一つだ。きっと、綻びから妖界に入り込みでもしたのだろう。
汐も、妖界に連れて行かれた絢香に対して、神隠しなど良くあることだと言い放っていた。
あちらに入り込んで、結界の綻びを見失ったら戻っては来られないだろう。
「でも、夜に学校にいるなんて珍しくないだろ。部活も委員会もあるし、今日みたいに文化祭の準備もこの時期普通にあるし。」
「まあ、そうなんだけどさ。」
聡の返事は軽い。
本気でそんな事が起こると思ってはいないのだろう。
実際、汐の言う通りに妖界側から結界が閉じられたとすれば、過去この学校に綻びがあったとしても今は存在しないはずだ。
……鬼界でなければ。
若干嫌な予感が過ぎったが、そんなわけ無いと頭の片隅に追いやり、七不思議の話や文化祭の話など、他愛のない話をしながら潤也を探していく。
自販機のある場所、職員室、昇降口、他クラス……
しかし居そうな場所を一通り周ってみたが見つからない。
一度自分達のクラスに戻ってみたものの、やはり誰に聞いても戻ってきていないと言う。
「何処に行っちゃったんだろう、アイツ。」
次々に帰っていくクラスメイトたちを眺めつつ、本人不在の席で潤也の帰りを待つ。
ただ、待てども待てども帰ってくる様子はない。
「あのさ、ちなみにさっきの神隠しの話、学校のどの辺りっていうのはあるの?」
もう殆ど人気のなくなった教室で、まさかとは思いながら聡に問う。
「……水晶庵ってあるだろ?ほら、あれ。茶道部が使ってるやつ。あの辺りって聞いたことはある。」
聡はそう言いながら、窓から見える、校舎裏の小さな池と日本風家屋を指差す。
ただ、校舎裏なだけあって、教室の窓からぼんやり眺めることはあっても、よっぽどの理由が無ければいかない場所だ。
「さすがにあんなところには行かないよな。」
「……いや、うちの担任、茶道部の顧問だろ。何か用があって探しに行ったってことは……」
聡がぼそっとこぼす。
……いやいや、まさか。
まさか、とは思いつつも、悲しい哉、自分の中では既に嫌な予感がし始めている。
「……俺、一応、見に行ってくる……」
凄く行きたくないが、万が一妖界絡みで潤也が厄介事に巻き込まれているなら、自分が行かないわけにはいかない。
重たい腰持ち上げると、聡もバッと立ち上がった。
「俺も行く。キャンプのときみたいに、何が起こってるかわからないままじっと待ってるなんてゴメンだ。」
「でも、何もない可能性のほうが高いと思うけど。」
「それでも行く。」
聡の意思は固そうだ。
別に断る理由もあまりない。
「わかった。じゃあ行ってみよう。」
と頷いてみせた。
学校内は電気が着いていて明るいし、まだ先生達も残っている。部活をしている生徒もいる。
でも、古い校舎なだけあって、夜は何だか不気味だ。妖界絡みかもと思うから、余計にそう思うのかもしれない。
普段は歩かない校舎裏への出入り口を進む。校舎を一歩出ると、周囲は一気に薄暗くなる。
そんな中で、煌々と光る職員室の明かりがぼんやりと水晶庵と側にある小さな池を照らし出していた。
ただ、水晶庵の中を覗いてみても、誰もいないのか、真っ暗だ。
「何だか気味が悪いな。」
聡が小さくこぼす。
念の為、中に入れないかと扉に手をかけてみるが、引き戸を引いても鍵がかかっていて開きそうもない。
「さすがにいないとは思うけど、外側から中を確認してみるか。」
というと、聡もコクリと頷く。
「ついでに建物の周りも一周してみよう。たしか向こう側も通れる筈だから。」
と建物の裏側の方を指さした。
俺達は、ひとまず池と建物の間を抜けて、1番大きな窓のある場所まで行き、硝子窓から中を覗き見る。
ただ、室内はやっぱり暗くて良くわからない。
「見えないな。何か明かりでもあればいいんだけど……」
と言いながら、目を凝らす。
しかし突然、同じように隣で窓を覗き込んでいたはずの聡から、
「うわっ!」
という声が聞こえてきて、直ぐにボチャっという水の音が近くで響いた。
「……は? 聡?」
隣を見ると、そこにあったはずの聡の姿は忽然と消えている。
水音が聞こえたから、水に落ちたのだろうかと振り返ってみたが、泉の水面は揺れているものの、やっぱり姿はない。
いったいどこに……
と、聡の姿を探して周囲を見回す。
その時、不意に自分の体がぐいっと後ろに引っ張られる感覚がした。
しかも、結構な強さで引っ張られたおかげで、バランスを崩し、そのままグラッと体が背中から倒れる。
まずい!
と思ったが、そのまま地面に叩きつけられるようなことにはならなかった。
代わりに、倒れこんだ先で何か柔らかいものに支えられた感覚がしたあと、何事かと状況も把握できないまま、頭から水にボチャンと落ちた。
そこから先の記憶はない。
「おい、奏太! 奏太、起きろって!」
と呼びかける声に起こされ目を開ける。
そこは、見たことのない木の小屋の中だった。
周囲はほのかな灯りに照らされている。
小屋といっても、キャンプ場のコテージのようなしっかりしたものではなく、そこらの木をいろいろ組み合わせて作ったような歪なものだ。
声のした方に目を向けると、潤也と聡が木の蔓のようなもので縛り上げられて転がされている。
かく言う俺も、同様に縛られていて身動きが取れない。
しかも、体が濡れて、寒いし気持ちが悪い。
「ここは?」
「多分、妖界だと思う……ここに来るときちらっと見えた景色が、前に見た景色に似てたから。」
潤也は眉根を寄せて答える。
「いったい何がどうなってんだよ……」
聡は困惑するように息を吐く。それはそうだろう。学校で潤也を探していた筈なのに、気づいたらこの有様だ。
周囲をもう一度見回すと、天井に、いつか見たような硝子のランプがついていて中で灯りが踊っている。
……鬼火だ。
ということは、神隠しの正体はやっぱり妖のせいだったわけだ。
それにしても、何で妖界への綻びが……
「二人はどうやってここに来たか覚えてるか?」
俺が聞くと、聡は首を横に振る。
「いや。何かに後ろから引っ張られて泉に落ちたところまでは覚えてるんだけど、気づいたらこの小屋の中だった。」
「潤也は?」
「というか、そもそもお前、一体どこで何してたんだよ。散々二人で探したんだぞ。」
聡は不満気に潤也を見る。
「いや、今日、俺日直だっただろ。で、日誌を出すの忘れてたから、職員室に持っていったんだよ。でも先生がいなくてさ。遅れた時は手渡ししないとあの人怒るだろ。で、茶道部の顧問だったこと思い出して届けに行ったんだ。
結局、水晶庵の手前で会えたから手渡したんだけど、その時に、池の方で何かが跳ねた気がしてさ。気になって様子を見に行ったんだ。そこから先は、聡と同じ。」
「でもさっき、来るときにちらっと外が見えたって言わなかったか?」
「この小屋の扉の前で目が覚めたんだ。思い切り地面に落とされて。」
潤也は思い出すように顔を顰める。
「じゃあ、ここに連れてきた奴を見たのか?」
「見たけど……」
潤也がそう言いかけた時、不意に、建付けの悪そうな扉がギイと音を立た。
俺達は揃って口を噤んで扉を見る。
「おや、目覚めましたか。」
扉を開けて俺達を見ながらそう言いながら入ってきたのは、小さな耳に長い尾を持つ、二足歩行の動物だった。
0
あなたにおすすめの小説
神木さんちのお兄ちゃん!
雪桜 あやめ
キャラ文芸
✨ キャラ文芸ランキング週間・月間1位&累計250万pt突破、ありがとうございます!
神木家の双子の妹弟・華と蓮には"絶世の美男子"と言われるほどの金髪碧眼な『兄』がいる。
美人でカッコよくて、その上優しいお兄ちゃんは、常にみんなの人気者!
だけど、そんな兄には、何故か彼女がいなかった。
幼い頃に母を亡くし、いつも母親代わりだったお兄ちゃん。もしかして、お兄ちゃんが彼女が作らないのは自分達のせい?!
そう思った華と蓮は、兄のためにも自立することを決意する。
だけど、このお兄ちゃん。実は、家族しか愛せない超拗らせた兄だった!
これは、モテまくってるくせに家族しか愛せない美人すぎるお兄ちゃんと、兄離れしたいけど、なかなか出来ない双子の妹弟が繰り広げる、甘くて優しくて、ちょっぴり切ない愛と絆のハートフルラブ(家族愛)コメディ。
果たして、家族しか愛せないお兄ちゃんに、恋人ができる日はくるのか?
これは、美人すぎるお兄ちゃんがいる神木一家の、波乱万丈な日々を綴った物語である。
***
イラストは、全て自作です。
カクヨムにて、先行連載中。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
マンションのオーナーは十六歳の不思議な青年 〜マンションの特別室は何故か女性で埋まってしまう〜
美鈴
ファンタジー
ホットランキング上位ありがとうございます😊
ストーカーの被害に遭うアイドル歌羽根天音。彼女は警察に真っ先に相談する事にしたのだが…結果を言えば解決には至っていない。途方にくれる天音。久しぶりに会った親友の美樹子に「──なんかあった?」と、聞かれてその件を伝える事に…。すると彼女から「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」と、そんな言葉とともに彼女は誰かに電話を掛け始め…
※カクヨム様にも投稿しています
※イラストはAIイラストを使用しています
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
あやかし家族 〜五人の兄と愛され末妹〜
南 鈴紀
キャラ文芸
妖狩りにより両親を奪われ、囚われの身となった半妖の少女・鈴音は浄化の狐火を利用するだけの道具のように扱われていた。呪いにより成長は止まり、容姿も思考も幼いまま、感情が消え失せてもなおただ生かされるままに生きていた。
しかし妖保護部隊本部第一部隊との出会いにより、鈴音の止まっていた時間が動き出す。
掴みどころはないが頼れる氏神・雅仁、兄には厳しいが弟妹には優しい狼の妖・千里、人間嫌いだが人当たりの良い振りが得意な人間・遥杜、可愛いもの好きで元気いっぱいの猫又・鴇羽、大人しいが思いやりに溢れる猫又・瑠璃。
五人の兄と過ごす時間の中で、無いものだらけだった鈴音にもやがて大切なものが増えていく。
妖×家族の心温まる和風ファンタジー。
異世界で農業を -異世界編-
半道海豚
SF
地球温暖化が進んだ近未来のお話しです。世界は食糧難に陥っていますが、日本はどうにか食糧の確保に成功しています。しかし、その裏で、食糧マフィアが暗躍。誰もが食費の高騰に悩み、危機に陥っています。
そんな世界で自給自足で乗り越えようとした男性がいました。彼は農地を作るため、祖先が残した管理されていない荒れた山に戻ります。そして、異世界への通路を発見するのです。異常気象の元世界ではなく、気候が安定した異世界での農業に活路を見出そうとしますが、異世界は理不尽な封建制社会でした。
【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら
瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。
タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。
しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。
剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる