神隠しに合いました。異世界でなんとか生きていきます。

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村で一休み

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たどりついた集落の村は、ジメの村といい、ガルフ辺境伯の治める地域の集落の一つで軍事拠点も兼ねているのか、集落を囲む塀はそれなりの厚みがあるようだった。
塀の入り口を警備していた門番は歩いてきた御者のサムさんを見るなり、慌ててサムさんに話を聞き、ガルム辺境伯に挨拶をしてきた。

「辺境伯様、突然ブラックウルフに襲われたそうで、お怪我がなかったのは幸いでした。
今、村長に伝令を出しましたので、門のところに馬車をご用意いたします。
ところで、その不思議な格好をした方は一体どなたでしょうか?」

おお、初めて俺の恰好に触れてきたよ、ガルム辺境伯もサムさんもリナージュちゃんもスルーかよと思うくらい触れてなかったのに・・・と思っていると、ガルム辺境伯が俺について話をし、何か身分証があるかと尋ねてきた。

「ショウさん、ここまで一緒に来てくれて感謝するぞ、またアイテムボックスで壊れたとはいえ荷物含めて運んでくれたこともじゃ。
じゃが、村に入るには一応犯罪歴などを含めた確認と身分証が必要じゃ。
何か身分証をもっているか?
まぁ、その身なりで多分迷い人ではないかと推測しておるので、もってないとは思うが・・・」

迷い人・・・定番のキーワードが出てきたが、俺以外にもこの世界に来た人がいるようだ。
まぁ、迷い人のことを少なからず知っているのであれば、能力は置いといて、隠さずに話た方が良さそうだと思い返事を返した。

「ええ、その迷い人というか、この世界とは違う世界にいまして、突然気が付いたら例の森にいて、身分証というものはもっていません。身分証がないと村に入れないのでしょうか?」

「いや、迷い人は本当に稀で、ある意味伝説のようなものじゃが、本当にそうだったとはのう。迷い人は国家機密になるのじゃから、この場での話は秘密じゃ、誰にも言うでない!
それに迷い人が国家機密になることにも関連するが、身分証は、最初に出会った貴族が対応することになっておる。儂の治める地域の村じゃから身分証はその場で発行してやるぞ。
ただ犯罪歴のチェックは受けてもらうがな!」

おおーさすが貴族、いや辺境伯様だ。身分証を何とかしてくれて、村に入れてくれるとは、俺の状況では本当にありがたい。
しかし迷い人の保護とは・・・
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