神隠しに合いました。異世界でなんとか生きていきます。

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迷い人の保護とは

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門のところで不思議な水晶玉に触れるように言われた。どうやら水晶玉に触れることで犯罪歴があると赤く光りって罪人だと判断するということだが、詳しい仕組みは分からないようだ。
水晶玉に触れると水晶玉の輝きは特に変わらず、犯罪歴はないと判断され、門を通された。
門をくぐるとタイミング良く、門に馬車が到着したので、村長の家に向かいそこで市民カードの発行をしてくれる・・・ということで、馬車に乗りこんだ。

「いやはや、迷い人とはのう。まぁ、市民カードの発行と併せて儂に任せるが良い。」

「すみません、お手数かけます。しかし保護とは・・・俺は、とりあえず行商などをしながら生きていこうと思っているのですが・・・」

「迷い人の保護とは、市民カード情報やいくつかの質問をして迷い人の判定を行うようになっておる。そのうえで、迷い人と認定されたもののみ市民カードの発行と数日間の生活費を渡すことになっておる。それ以上の支援はないがの」

市民カードは、新たな子供が生まれると村や町の長の家、もしくは王侯貴族の家で発行しているということで、迷い人用の市民カードの発行は王侯貴族のみが行えるもので、それ以外での発行はありえないとの説明をうけ、紛失しても再発行はその登録記録と本人の魔力パターンで判断されて行われるようだ。

迷い人の保護というのも、迷い人にしか分からない言葉がいくつかあり、その言葉の内いくつかの意味が説明できれば迷い人と認定される。そして、認定された迷い人には金貨1枚を付与し、その1枚がある間に仕事なり、生活する手段を模索し、すぐに犯罪に走らないようにという制度だった。

「なんか、偶々馬車が倒れたところに出くわしただけで、お手を煩わせてしまって・・・」

「いやいやアイテムボックスで捨てるしかない荷も含めて運んでくれたのじゃし、きちんとこの世界で生きていこうと行商などを考えているのじゃ。
これは、王国の決まりでもあるし・・・
建国以降迷い人が何人か現れ、生活を向上させるという良い面、暴れて村や旅人を襲ったりするという悪い面、二つの結果が出ておる。
じゃからきちんと補助を行ない、その行動をきちんと生活し始めるまでは見守るという決まりなのじゃ。」

迷い人の保護について説明を受けている間に、馬車はガルム辺境伯のお屋敷についた。
さっそく市民カードの発行の準備をはじめるということとなり、名前、年齢、出身世界の国を紙に書くよういわれ、オルファが『言葉や文字はひらがなベースの日本語に近い』という言葉を思い出し、ひらがなで記入をした。

「さて、記入が終わったか。しらかわ しょうか。この世界では平民、迷い人は名前のみじゃ。白川か翔かどちらか選んでくれるか?」

「では、しょうで。」

そこから迷い人しか分からない言葉という話だったが、出身世界の国で日本書いたのできちんと迷い人認定された。
ようやく市民カードが発行されるようだ。
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