神隠しに合いました。異世界でなんとか生きていきます。

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冒険者ギルド

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冒険者ギルドでおせっかい焼きなおっさんに絡まれてしまった。
とりあえず、登録は俺だけで、この子は領主の子供だと説明してみた。

「あの、この子は領主のガルム辺境伯の娘さんです。俺の冒険者登録についてきてくれたんだけど、あまり怯えさせないでくれるとありがたいんだが!」

「えっ、領主様の娘さん・・・いやいや、なら尚のことだ。
俺は、この冒険者ギルドのエース格Dランク冒険者のリスタだ!
困ったことがあれば、俺に言ってこい。」

「・・・」

いやいや、10歳の女の子に、そんな会話しても逆効果だろうって思いながらリナージュちゃんをみると無言で俺のズボンをぎゅっと掴んでいる手にさらに力を込めて警戒心をたかめているようだ。
しかし、ガルム辺境伯の娘だと説明したせいか、奥から一人の男が出てきた。

「おい、リスタ、辺境伯のご息女に対して、そんな口ぶりで不敬罪を適用されてもギルドは関知せんぞ!
で、ナージュ様とそこの男、こんな空気の中では話も気まずかろうから、奥の部屋で話を聞くので、こちらに来てもらえるか?
申し遅れましたが、このギルドでギルドマスターをしているバーリといいます。
ささ・・・」

奥からギルドマスターの登場。
注意を受けたリスタ(ごっついおっさん)は、ギルドマスターでなく、なぜか俺を睨みながらギルドを後にした。
俺とリナージュちゃんは、バーリさんの後について、促された部屋に移動した。

早速部屋に入ると、どうやら応接室のようで、ソファに座ると登録用の用紙を渡してきて説明をしはじめた。

「本来なら貴族様ご紹介の冒険者は、応接室かこちらからお屋敷へ伺って登録するのが一般的だ。
まぁ、今回話しかけてきたリスタは、この村の先代村長の息子でちょっとしたことで、今は冒険者をやっているんだが、中々Cランクに昇格できず、元村長の息子というプライドからか、このギルドのエースだと言っているんだ・・・
あの通りのおせっかい焼きでな・・・
とりあえずリナージュ様は大丈夫だが、ショウだったかお前は気をつけろよ。
逆恨みされている可能性が高いから、ギルド内でなら何とか対応するが、ギルドの外までは対応しきれんのでな。」

この世界に来て第一号の要注意人物がとりあえず決まってしまったようだ。
あのとんでもないステータスなら襲われても大丈夫だが、余計なトラブルは出来る限り避けたいと思っていると

「ところで、ショウ。
お前、何故そんなに魔力を周囲にまき散らしているんだ?
弱い魔物はその魔力量なら逃げていくが、依頼を受けても達成できない可能性が高いぞ」

「えっ、魔力が漏れてるって・・・
もしかしてブラックウルフの群れが居なくなったのって、俺のせいか!
あの~ギルドマスターどうやったら魔力をまき散らさないようにできますか?」

どうも、魔力は常日頃から制御していないと電気の放電のように余剰となる魔力をまき散らしているらしい。
冒険者ギルド登録、そして魔力の抑制、商業ギルド登録・・・中々用事が終わらない・・・
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