46 / 53
閑話
閑話 俺は勇者②
しおりを挟む
俺の名前は有本良輔。
少し前までは何の力も持たないただの高校生だったが、今やレイドナルク王国に召喚された勇者だ。
そんな俺はこの世界に来てから初めての訓練で、どういうわけか同じ勇者仲間である一宮さんと江川にフルボッコにされた。
二人共それぞれ剣道部と空手部のエースで、運動神経良いから強いだろうなぁとは思ってたけど強すぎた。
一宮さんと手合わせ出来ると思ったら嬉しすぎて、自分が何を言ったかなんて覚えてないけど、とにかく怒らせてしまったらしい。
目が覚めたのは、城の医務室のベッドの上だった。
「お前、何やったの?」
目が覚めた時、英二に聞かれた。
俺が首を傾げて「分からん」と答えたら、英二も康生も呆れたように溜息をついた。
「分からんじゃないだろ。明らかにあの二人怒ってぞ」
「え」
「大激怒だったな」
「えっ」
「止めてくれたのジョンさんだけど、止めるって言うより、二人を気絶させて強制的に戦闘不能にしてたし」
「あの人居なかったらお前死んでたな」
「……」
口々に事実を述べ、ちゃんと思い出すように促してくる二人。
ウンウン唸って漸く思い出したのは、「立花」について何か言った、という事だけだった。
すると二人はつきものが落ちたような顔で良輔を暫く凝視して、顔を見合わせたかと思うとまた同時に溜息をついた。
「な、何だ?その反応」
「立花って、もしかしなくてもさっきのあいつだろ?」
「うちのクラス、他に立花って名字の奴いないしな」
俺の事そっちのけで話を進めていく。
疎外感がハンパなく、俺は話に置いていかれないよう、慌てて二人に説明を求める。
「何だよ?どういう事だよ?」
「立花は、一宮さん達の幼馴染みで親友らしいぞ。あの二人と同中のA組の遠藤に聞いた」
「俺も空手部に聞いたけど、あの三人めっちゃ仲良しで、武道系の部活が練習してる武道場に立花来た時の二人の反応は、一種の名物になってるって」
一宮さんと江川を怒らせてボコボコにされたので、それなりに酷い事を言ったんだろうと想像は出来た。
けど…
「…俺、何言ったんだろ…」
肝心な部分がさっぱり思い出せない。
どうしよう。
「「いや、それを思い出せっての」」
二人から同時にツッコまれる。
思い出せって言われても、マジで出来ないから困ってんのに!
俺は思い切ってベッドから抜け出した。
「お?思い出したのか?」
康生が俺の顔を覗き込んでくる。
そのニヤニヤ顔がウザったくて、思わず押し退けてドアノブに手をかけてから振り向きざまに言った。
「取り敢えず、分かんないけど謝ってくる。こういうのは早めの方が良いんだろ?」
「…お前分かってない事謝んのか?」
英二が驚いて目を丸くし訊いてきた。
何に驚いてるのかさっぱり分からないが、軽く頷いて医務室を後にした。
「よく分かんないけど取り敢えずごめんっていうの…更に悪い気がするのは俺だけか?」
「いや、俺も……生きて帰ってこられるかな、良輔」
___その後二人の間でこんな会話がされ、無事を祈って静かに敬礼されていたことは、勿論良輔の知るところではなかった。
「一宮さん!」
医務室を出た後、俺は二人に謝罪する為に城中を駆け回って、漸く中庭近くの廊下を通って自室へ戻ろうとしていた一宮さんと江川を見つけた。
楽しそうに談笑していた二人は振り返って、明らかに顔を曇らせた。
やっぱりまだ怒ってるよな…。
「…何?」
ひどく冷たい言葉を浴びせてくる一宮さん。
江川も黙っているが、俺に対する怒りは伝わってくる。
「えっ、と…模擬戦の時、何か気に触ること言ったみたいで…その…ごめん!」
勢いよく頭を下げる。
取り敢えず謝れたし、これで良かったよな?
…何か言われる前に頭を上げるのもなんだし、声がかかるまで待っているけど、長すぎない?
そろそろこの体制キツくなって…
「何が?」
「えっ?」
予想外の返答に、俺は思わず顔を上げ間抜けな声を出してしまった。
目の前には未だ怒気を含んだ視線をぶつける二人の顔。
もう気にしていないって感じじゃない。
訳が分からなくて固まっていると、一宮さんは興味をなくしたように俺から視線を外すと、江川の肩を叩いて先へ行こうと促す。
江川も軽く頷いて俺から視線を外した。
先を急ごうとする二人を止めようとした俺の言葉は、誰かが後ろから江川を呼ぶ声に遮られた。
「待っ「大輝!」?」
驚いて振り返ると、廊下の奥から小走りで走ってくる人影が見えた。
俺達と同じ日本人特有の黒髪に黒く大きい瞳、俺より少し低めで一宮さんと同じ位の身長、華奢な体躯、さっき聞こえた少し高めの中性的な声…こんな女子、うちのクラスに居たっけ?
その子は俺の脇を素通りして、江川の側へ駆け寄った。
「これ、俺の部屋に忘れてたぞ。気をつけろよな」
そう言って水色のハンカチを江川に差し出す。
この子、江川の彼女か?
羨まし……ん?「俺」?
よく見るとズボン履いてるし…えっ?男?
「あ!悪ぃ颯太、サンキュ」
「次忘れても届けねぇからな?」
「気をつける」
傍目には美男と美少女のイチャつきにしか見えねぇけど……もしかして僕っ子ならぬ「俺っ子」なのか?
俺は混乱していて、「そうた」と呼ばれた目の前の美少女(?)の登場で一宮さんが顔を輝かせていた事に気が付かなかった。
「ねえ颯太、良かったらこのまま私の部屋に遊びに来ない?」
「「え?」」
つい俺も反応してしまった。
女の子の…一宮さんの部屋、だと?
そんな秘密の花園への招待なんて、羨ましすぎるだろ!
この子もオーケーするのかな、と思ったらさっきまでの俺の疑問を解決してくれる一言が飛んだ。
「いや、行くとしても大輝の部屋な。お前、俺が男だって事忘れんなよ」
「!?」
「そんな事分かってるよ!……ていうか誰よりも、颯太が男の子だって言える自信あるし……」
「!!??」
最後の方の言葉は俺と江川でギリギリ届く声量で呟かれたので、多分本人には聞こえていない。
でも俺の心を抉り取るには、二つの意味で十分すぎる破壊力を持っていた。
これで“彼女”は“彼”だった事が分かって、同時に一宮さんが想いを寄せている相手もこの彼である事を理解する羽目になったのだ。
一宮さんは呆然とする俺を押しやって、その「そうた」君の腕をとって歩き出す。
「でも、行かないとは言ってないよね?大輝、貴方の部屋行きましょう!」
「お、おお!」
「ちょっ、おい!確かに行かないとは言ってないけど、今すぐに行くとも言ってねぇぞ!」
「良いじゃない別に」
「おい!大輝も止めろよ!」
「いやぁ…俺も颯太に遊びに来てほしいし…」
「使えねぇー!」
そんな会話をしながら三人は去って行った。
…俺一人を取り残して。
俺、完璧空気だったよね?
会話に入れてないよね?
てか謝罪、受け取ってもらえてない、よね?
許されては…ないよね?
少し前までは何の力も持たないただの高校生だったが、今やレイドナルク王国に召喚された勇者だ。
そんな俺はこの世界に来てから初めての訓練で、どういうわけか同じ勇者仲間である一宮さんと江川にフルボッコにされた。
二人共それぞれ剣道部と空手部のエースで、運動神経良いから強いだろうなぁとは思ってたけど強すぎた。
一宮さんと手合わせ出来ると思ったら嬉しすぎて、自分が何を言ったかなんて覚えてないけど、とにかく怒らせてしまったらしい。
目が覚めたのは、城の医務室のベッドの上だった。
「お前、何やったの?」
目が覚めた時、英二に聞かれた。
俺が首を傾げて「分からん」と答えたら、英二も康生も呆れたように溜息をついた。
「分からんじゃないだろ。明らかにあの二人怒ってぞ」
「え」
「大激怒だったな」
「えっ」
「止めてくれたのジョンさんだけど、止めるって言うより、二人を気絶させて強制的に戦闘不能にしてたし」
「あの人居なかったらお前死んでたな」
「……」
口々に事実を述べ、ちゃんと思い出すように促してくる二人。
ウンウン唸って漸く思い出したのは、「立花」について何か言った、という事だけだった。
すると二人はつきものが落ちたような顔で良輔を暫く凝視して、顔を見合わせたかと思うとまた同時に溜息をついた。
「な、何だ?その反応」
「立花って、もしかしなくてもさっきのあいつだろ?」
「うちのクラス、他に立花って名字の奴いないしな」
俺の事そっちのけで話を進めていく。
疎外感がハンパなく、俺は話に置いていかれないよう、慌てて二人に説明を求める。
「何だよ?どういう事だよ?」
「立花は、一宮さん達の幼馴染みで親友らしいぞ。あの二人と同中のA組の遠藤に聞いた」
「俺も空手部に聞いたけど、あの三人めっちゃ仲良しで、武道系の部活が練習してる武道場に立花来た時の二人の反応は、一種の名物になってるって」
一宮さんと江川を怒らせてボコボコにされたので、それなりに酷い事を言ったんだろうと想像は出来た。
けど…
「…俺、何言ったんだろ…」
肝心な部分がさっぱり思い出せない。
どうしよう。
「「いや、それを思い出せっての」」
二人から同時にツッコまれる。
思い出せって言われても、マジで出来ないから困ってんのに!
俺は思い切ってベッドから抜け出した。
「お?思い出したのか?」
康生が俺の顔を覗き込んでくる。
そのニヤニヤ顔がウザったくて、思わず押し退けてドアノブに手をかけてから振り向きざまに言った。
「取り敢えず、分かんないけど謝ってくる。こういうのは早めの方が良いんだろ?」
「…お前分かってない事謝んのか?」
英二が驚いて目を丸くし訊いてきた。
何に驚いてるのかさっぱり分からないが、軽く頷いて医務室を後にした。
「よく分かんないけど取り敢えずごめんっていうの…更に悪い気がするのは俺だけか?」
「いや、俺も……生きて帰ってこられるかな、良輔」
___その後二人の間でこんな会話がされ、無事を祈って静かに敬礼されていたことは、勿論良輔の知るところではなかった。
「一宮さん!」
医務室を出た後、俺は二人に謝罪する為に城中を駆け回って、漸く中庭近くの廊下を通って自室へ戻ろうとしていた一宮さんと江川を見つけた。
楽しそうに談笑していた二人は振り返って、明らかに顔を曇らせた。
やっぱりまだ怒ってるよな…。
「…何?」
ひどく冷たい言葉を浴びせてくる一宮さん。
江川も黙っているが、俺に対する怒りは伝わってくる。
「えっ、と…模擬戦の時、何か気に触ること言ったみたいで…その…ごめん!」
勢いよく頭を下げる。
取り敢えず謝れたし、これで良かったよな?
…何か言われる前に頭を上げるのもなんだし、声がかかるまで待っているけど、長すぎない?
そろそろこの体制キツくなって…
「何が?」
「えっ?」
予想外の返答に、俺は思わず顔を上げ間抜けな声を出してしまった。
目の前には未だ怒気を含んだ視線をぶつける二人の顔。
もう気にしていないって感じじゃない。
訳が分からなくて固まっていると、一宮さんは興味をなくしたように俺から視線を外すと、江川の肩を叩いて先へ行こうと促す。
江川も軽く頷いて俺から視線を外した。
先を急ごうとする二人を止めようとした俺の言葉は、誰かが後ろから江川を呼ぶ声に遮られた。
「待っ「大輝!」?」
驚いて振り返ると、廊下の奥から小走りで走ってくる人影が見えた。
俺達と同じ日本人特有の黒髪に黒く大きい瞳、俺より少し低めで一宮さんと同じ位の身長、華奢な体躯、さっき聞こえた少し高めの中性的な声…こんな女子、うちのクラスに居たっけ?
その子は俺の脇を素通りして、江川の側へ駆け寄った。
「これ、俺の部屋に忘れてたぞ。気をつけろよな」
そう言って水色のハンカチを江川に差し出す。
この子、江川の彼女か?
羨まし……ん?「俺」?
よく見るとズボン履いてるし…えっ?男?
「あ!悪ぃ颯太、サンキュ」
「次忘れても届けねぇからな?」
「気をつける」
傍目には美男と美少女のイチャつきにしか見えねぇけど……もしかして僕っ子ならぬ「俺っ子」なのか?
俺は混乱していて、「そうた」と呼ばれた目の前の美少女(?)の登場で一宮さんが顔を輝かせていた事に気が付かなかった。
「ねえ颯太、良かったらこのまま私の部屋に遊びに来ない?」
「「え?」」
つい俺も反応してしまった。
女の子の…一宮さんの部屋、だと?
そんな秘密の花園への招待なんて、羨ましすぎるだろ!
この子もオーケーするのかな、と思ったらさっきまでの俺の疑問を解決してくれる一言が飛んだ。
「いや、行くとしても大輝の部屋な。お前、俺が男だって事忘れんなよ」
「!?」
「そんな事分かってるよ!……ていうか誰よりも、颯太が男の子だって言える自信あるし……」
「!!??」
最後の方の言葉は俺と江川でギリギリ届く声量で呟かれたので、多分本人には聞こえていない。
でも俺の心を抉り取るには、二つの意味で十分すぎる破壊力を持っていた。
これで“彼女”は“彼”だった事が分かって、同時に一宮さんが想いを寄せている相手もこの彼である事を理解する羽目になったのだ。
一宮さんは呆然とする俺を押しやって、その「そうた」君の腕をとって歩き出す。
「でも、行かないとは言ってないよね?大輝、貴方の部屋行きましょう!」
「お、おお!」
「ちょっ、おい!確かに行かないとは言ってないけど、今すぐに行くとも言ってねぇぞ!」
「良いじゃない別に」
「おい!大輝も止めろよ!」
「いやぁ…俺も颯太に遊びに来てほしいし…」
「使えねぇー!」
そんな会話をしながら三人は去って行った。
…俺一人を取り残して。
俺、完璧空気だったよね?
会話に入れてないよね?
てか謝罪、受け取ってもらえてない、よね?
許されては…ないよね?
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
50代無職、エルフに転生で異世界ざわつく
かわさきはっく
ファンタジー
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の俺。
ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!?
俺が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。
第二の人生をやり直そうと思ったのも束の間、俺の周囲は大騒ぎだ。
「導き手の復活か!?」「賢者を語る偽物か!?」
信仰派と保守派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。
賢者の力を示すため、次々と課される困難な試練。
様々な事件に巻き込まれながらも、俺は異世界で無双する!
異世界ざわつき転生譚、ここに開幕!
※話数は多いですが、一話ごとのボリュームは少なめです。
※「小説家になろう」「カクヨム」「Caita」にも掲載しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる