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序章
第七話 なぞなぞと行き違い
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ボナパルトの来訪があった次の日の朝。
シェイドは、自室で神妙な顔で机に座っていた。その視線の先には、達筆な文字で書かれた手紙があった。
……ボナパルトからの手紙だ。
シェイドが起きた頃には、すでにボナパルトはエリシール領を出発した後だった。
手紙だけをシェイドに残して。
用が済めば、休むことなくさっさと帰るとはいかにも無駄を好まない叔父らしいと思った。
でも、こんな手紙を残して帰るとは……。
一体何が書かれているのだろうか?
シェイドは首を傾げた。
昨日の事を思えば、すぐに手紙を読む気にはなれなかった。
昨日の夜のことは、覚えている。
ボナパルトは、シェイドの両親が亡くなった落石“事故”を“事件”だと言っていた。
そして、その現場に立ち会っていたシェイドの記憶を半ば無理やりに聞いてきたのだ。
当時7歳、現時点でもまだ10歳の子供に、目の前で両親を亡くした話をさせるというのは中々に酷な話だ。しかし、それを考慮してくれるような叔父ではない。
ただシェイドのその記憶も靄がかかったように途中が欠落していた。
唯一思い出せた事は、両親が倒れていたところだ。落石事故で亡くなったはずの両親は、馬車の外で、ひどい傷を受けた状態で倒れていた。
なぜ今までこんなに大事な事を忘れていたのだろうかと思う。
シェイドの両親は落石で亡くなったのではなく、何者かに仕組まれて殺されたのだ。
誰に? 何のために?
子供のシェイドには、情報が何もない。だから、いくら考えても何も浮かばなかった。
もしあるとすれば、今この手にある手紙だけだ。
ーー両親が死ななければならなかった理由を知りたい。
シェイドは心を決めて、折りたたまれた手紙を開いた。
『昨日は世話になった。
色々な事を聞いたが、あれに関して余計な詮索はしないように。
よく学び、鍛え、精進せよ。
都にある黄金の扉を叩く頃に、自ずと道は開かれる』
手紙にはそう書いてあった、だけだった。
「…………は?」
どういうことかわからずに、思わずシェイドは声が出る。
情報どころか、何にも書いていないじゃないか。
結局子供は蚊帳の外でじっと指でも加えて見ていろとでも言いたいのだろうか?
ていうか、なんだよ『黄金の扉』って!?
なぞなぞなんて出してくるような可愛げのある性格じゃないだろ! あの強面だぞ?
シェイドはがっかりしつつも、心のどこかで安堵するという訳が分からない気持ちになった。思わずため息が出た。
「シェイドー!」
ドアの外から声がした。アリアの声だ。
シェイドは手紙をたたんで丁重に懐にしまうとドアを開けた。
そこには、エリシールの枝を抱えたアリアがいた。
「昨日は、叔父様とお話してたんでしょう? 体調は大丈夫?」
「……あぁ、大丈夫だ」
シェイドは努めて平静な顔を作って言った。
アリアは別のところに視線がいっていてそれには気付かぬ様子だった。
その視線は目下、胸に抱いたエリシールの枝に注がれていた。
アリアは照れ臭そうにえへへと笑う。
「実は、エリシールの枝に花の精霊の加護を、頼んでつけてもらったの。きっとジル祖父様も喜んでくれると思って」
エリシールの枝をよく見れば、昨日花見の時にアリアたちとお祖父様のお見舞い用にと探した枝だった。
採る前よりも枝は活き活きとして、まだ咲いてない蕾が少し色濃く膨らんでいる気がする。
ーーあの時から1日と経っていないはずなのにとても昔の出来事のように感じた。
えへんと誇らしげに微笑むアリアと対照的に、シェイドは泣きたい気分になった。
「アリア、その……ジル祖父様のことなんだけど、お見舞いには行けなくなった」
自分の言葉で、アリアがどれだけ悲しい思いさせるのか分かるからだ。
「うん」
「ジル祖父様はもう亡くなったんだ。だから僕はお見舞いには行けそうにない」
アリアの笑顔が、凍りついた。ハの字に下げられた眉に、赤い瞳が涙をたたえながら瞬いた。
「……シェイドは、大丈夫? バーガットのお家に帰らなくていいの?」
「え?」
ピーピー泣き出すアリアを想像していたシェイドは驚いた。
「お祖父様はシェイドの大切な家族でしょ? まさか、一目も会えずにさよならなんて悲しすぎるよ」
アリアは枝をぎゅっと抱きしめて、涙声で言った。
叔父は亡くなったとしか言わなかったしその後の口ぶりは葬儀を済ませた後のようだった。
確かに変だ……。
バーガット家の当主である祖父が亡くなって、孫の自分に知らせしか来ないなんてことがあるだろうか。
祖父の話の後に聞かされた両親の話に衝撃がありすぎて、今まで麻痺していたに違いない。シェイドはそう思った。
もしかして、お祖父様もお父様やお母様の時みたいにーー。
「シェイド、どうしたの?」
アリアの問いかけで、シェイドは我に帰った。
シェイドはなるべくアリアが安心するようないつもの顔を浮かべて首を振った。
「なんでもない。
叔父様の言った感じだと葬儀は終わっているみたいだ。最近まで雪で王都からエリシールまで道が閉ざされていたし、連絡が遅れたんだと思う。
僕は家に帰るように言われてないから帰らないよ」
シェイドはそこでアリアの、包帯で巻かれた腕に目を止めた。今の今までいっぱいいっぱいで気付かなかったが、おそらく魔物に襲われた時に負った傷だろう。
……アリアには、知って欲しくない。
シェイドの両親の死についても、祖父の死で感じる違和感も、それを取り巻くシェイドの環境も、何もかも。
だからシェイドはなんでもないフリをして泣くアリアを慰めた。
アリアは涙が止まらなかった。
シェイドが「家に帰らない」と言ったのが、アリアの耳には「家に帰れない」に聞こえてしまうのだ。
シェイドの祖父は、アリアの知っている中で、バーガット家で唯一シェイドの味方の存在だった。
その祖父が亡くなることで、シェイドが帰れる居場所が減ったような気がする。
それが自分の出来事のように、アリアには心細く感じるのだった。
「エリシールの枝はシェイドにあげる。大切にしてあげてね。きっとその方がお祖父様も喜ぶと思うから」
ひとしきり泣いたアリアは枝をシェイドに半ば無理やりに押し付けて、シェイドから離れた。
アリアの目に涙がないのを確認してシェイドは少しほっとする。
「分かった。大事にする」
シェイドが返事をすると、アリアの赤く腫れた目元がほころんだ。
「そうだ。……お昼の後時間が取れたから剣の練習をしようってお父様が言ってたの伝えに来たんだった」
「準備しておく。伝えてくれてありがとう、アリア」
シェイドは隠していることがばれてしまわないように早々とドアを閉めようとした。
しかし、閉まる直前にアリアがそれを遮った。
「……シェイド? なんか変だよ? 私に何か隠していない?」
アリアがシェイドの両頬を手で包み込むようにして、問う。
赤の瞳に射抜かれて、後ろめたい事のあるシェイドの心臓が大きく音を立てて跳ねた。
「…!! 頼むから、いきなり顔を近づけないでくれ! 心臓に悪いっ!」
シェイドは誤魔化すように、勢いよく仰け反って言った。
そして、咄嗟にでた言葉はアリアの顔を明らかに強張らせた。
シェイドの頬に添えた両手を光の速さで引っ込める。その後、アリアは消え入りそうな声で詫びた。
「……ごめんなさい」
「いや、ちょっと待ってくれ、アリア。……そんなつもりじゃ」
シェイドはアリアを傷つけるつもりは毛頭なかったので狼狽した。
さらに言葉を重ねようとしたところで、アリアはドアをバタンと閉めて行ってしまった。
静まり返った部屋にひとりぼっちにされたシェイドは呟く。
「はぁ、僕はどうしたらいいんだ?」
ーー懐には、なぞなぞの手紙。腕には、絶賛行き違い中の幼馴染のくれたエリシールの枝。
前途多難の少年を嘲笑うように、春一番の風が窓を叩きつけるように吹いた気がした。
シェイドは、自室で神妙な顔で机に座っていた。その視線の先には、達筆な文字で書かれた手紙があった。
……ボナパルトからの手紙だ。
シェイドが起きた頃には、すでにボナパルトはエリシール領を出発した後だった。
手紙だけをシェイドに残して。
用が済めば、休むことなくさっさと帰るとはいかにも無駄を好まない叔父らしいと思った。
でも、こんな手紙を残して帰るとは……。
一体何が書かれているのだろうか?
シェイドは首を傾げた。
昨日の事を思えば、すぐに手紙を読む気にはなれなかった。
昨日の夜のことは、覚えている。
ボナパルトは、シェイドの両親が亡くなった落石“事故”を“事件”だと言っていた。
そして、その現場に立ち会っていたシェイドの記憶を半ば無理やりに聞いてきたのだ。
当時7歳、現時点でもまだ10歳の子供に、目の前で両親を亡くした話をさせるというのは中々に酷な話だ。しかし、それを考慮してくれるような叔父ではない。
ただシェイドのその記憶も靄がかかったように途中が欠落していた。
唯一思い出せた事は、両親が倒れていたところだ。落石事故で亡くなったはずの両親は、馬車の外で、ひどい傷を受けた状態で倒れていた。
なぜ今までこんなに大事な事を忘れていたのだろうかと思う。
シェイドの両親は落石で亡くなったのではなく、何者かに仕組まれて殺されたのだ。
誰に? 何のために?
子供のシェイドには、情報が何もない。だから、いくら考えても何も浮かばなかった。
もしあるとすれば、今この手にある手紙だけだ。
ーー両親が死ななければならなかった理由を知りたい。
シェイドは心を決めて、折りたたまれた手紙を開いた。
『昨日は世話になった。
色々な事を聞いたが、あれに関して余計な詮索はしないように。
よく学び、鍛え、精進せよ。
都にある黄金の扉を叩く頃に、自ずと道は開かれる』
手紙にはそう書いてあった、だけだった。
「…………は?」
どういうことかわからずに、思わずシェイドは声が出る。
情報どころか、何にも書いていないじゃないか。
結局子供は蚊帳の外でじっと指でも加えて見ていろとでも言いたいのだろうか?
ていうか、なんだよ『黄金の扉』って!?
なぞなぞなんて出してくるような可愛げのある性格じゃないだろ! あの強面だぞ?
シェイドはがっかりしつつも、心のどこかで安堵するという訳が分からない気持ちになった。思わずため息が出た。
「シェイドー!」
ドアの外から声がした。アリアの声だ。
シェイドは手紙をたたんで丁重に懐にしまうとドアを開けた。
そこには、エリシールの枝を抱えたアリアがいた。
「昨日は、叔父様とお話してたんでしょう? 体調は大丈夫?」
「……あぁ、大丈夫だ」
シェイドは努めて平静な顔を作って言った。
アリアは別のところに視線がいっていてそれには気付かぬ様子だった。
その視線は目下、胸に抱いたエリシールの枝に注がれていた。
アリアは照れ臭そうにえへへと笑う。
「実は、エリシールの枝に花の精霊の加護を、頼んでつけてもらったの。きっとジル祖父様も喜んでくれると思って」
エリシールの枝をよく見れば、昨日花見の時にアリアたちとお祖父様のお見舞い用にと探した枝だった。
採る前よりも枝は活き活きとして、まだ咲いてない蕾が少し色濃く膨らんでいる気がする。
ーーあの時から1日と経っていないはずなのにとても昔の出来事のように感じた。
えへんと誇らしげに微笑むアリアと対照的に、シェイドは泣きたい気分になった。
「アリア、その……ジル祖父様のことなんだけど、お見舞いには行けなくなった」
自分の言葉で、アリアがどれだけ悲しい思いさせるのか分かるからだ。
「うん」
「ジル祖父様はもう亡くなったんだ。だから僕はお見舞いには行けそうにない」
アリアの笑顔が、凍りついた。ハの字に下げられた眉に、赤い瞳が涙をたたえながら瞬いた。
「……シェイドは、大丈夫? バーガットのお家に帰らなくていいの?」
「え?」
ピーピー泣き出すアリアを想像していたシェイドは驚いた。
「お祖父様はシェイドの大切な家族でしょ? まさか、一目も会えずにさよならなんて悲しすぎるよ」
アリアは枝をぎゅっと抱きしめて、涙声で言った。
叔父は亡くなったとしか言わなかったしその後の口ぶりは葬儀を済ませた後のようだった。
確かに変だ……。
バーガット家の当主である祖父が亡くなって、孫の自分に知らせしか来ないなんてことがあるだろうか。
祖父の話の後に聞かされた両親の話に衝撃がありすぎて、今まで麻痺していたに違いない。シェイドはそう思った。
もしかして、お祖父様もお父様やお母様の時みたいにーー。
「シェイド、どうしたの?」
アリアの問いかけで、シェイドは我に帰った。
シェイドはなるべくアリアが安心するようないつもの顔を浮かべて首を振った。
「なんでもない。
叔父様の言った感じだと葬儀は終わっているみたいだ。最近まで雪で王都からエリシールまで道が閉ざされていたし、連絡が遅れたんだと思う。
僕は家に帰るように言われてないから帰らないよ」
シェイドはそこでアリアの、包帯で巻かれた腕に目を止めた。今の今までいっぱいいっぱいで気付かなかったが、おそらく魔物に襲われた時に負った傷だろう。
……アリアには、知って欲しくない。
シェイドの両親の死についても、祖父の死で感じる違和感も、それを取り巻くシェイドの環境も、何もかも。
だからシェイドはなんでもないフリをして泣くアリアを慰めた。
アリアは涙が止まらなかった。
シェイドが「家に帰らない」と言ったのが、アリアの耳には「家に帰れない」に聞こえてしまうのだ。
シェイドの祖父は、アリアの知っている中で、バーガット家で唯一シェイドの味方の存在だった。
その祖父が亡くなることで、シェイドが帰れる居場所が減ったような気がする。
それが自分の出来事のように、アリアには心細く感じるのだった。
「エリシールの枝はシェイドにあげる。大切にしてあげてね。きっとその方がお祖父様も喜ぶと思うから」
ひとしきり泣いたアリアは枝をシェイドに半ば無理やりに押し付けて、シェイドから離れた。
アリアの目に涙がないのを確認してシェイドは少しほっとする。
「分かった。大事にする」
シェイドが返事をすると、アリアの赤く腫れた目元がほころんだ。
「そうだ。……お昼の後時間が取れたから剣の練習をしようってお父様が言ってたの伝えに来たんだった」
「準備しておく。伝えてくれてありがとう、アリア」
シェイドは隠していることがばれてしまわないように早々とドアを閉めようとした。
しかし、閉まる直前にアリアがそれを遮った。
「……シェイド? なんか変だよ? 私に何か隠していない?」
アリアがシェイドの両頬を手で包み込むようにして、問う。
赤の瞳に射抜かれて、後ろめたい事のあるシェイドの心臓が大きく音を立てて跳ねた。
「…!! 頼むから、いきなり顔を近づけないでくれ! 心臓に悪いっ!」
シェイドは誤魔化すように、勢いよく仰け反って言った。
そして、咄嗟にでた言葉はアリアの顔を明らかに強張らせた。
シェイドの頬に添えた両手を光の速さで引っ込める。その後、アリアは消え入りそうな声で詫びた。
「……ごめんなさい」
「いや、ちょっと待ってくれ、アリア。……そんなつもりじゃ」
シェイドはアリアを傷つけるつもりは毛頭なかったので狼狽した。
さらに言葉を重ねようとしたところで、アリアはドアをバタンと閉めて行ってしまった。
静まり返った部屋にひとりぼっちにされたシェイドは呟く。
「はぁ、僕はどうしたらいいんだ?」
ーー懐には、なぞなぞの手紙。腕には、絶賛行き違い中の幼馴染のくれたエリシールの枝。
前途多難の少年を嘲笑うように、春一番の風が窓を叩きつけるように吹いた気がした。
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