154 / 190
第二章 藍と学校
150. “親への愛”は“洗脳の賜物”である!! But Not Just For Children
しおりを挟む
「教える側が常に自分が正しいかどうか疑い続けているものが“愛と教育”で、与える側が自分を正義だと、これは絶対的に良いことだと確信した時点でそれは“洗脳教育”となる。」
「……そして、疑い方を教えるかどうかも?……むかしファントム先生が……恩師がそう教えてくれました。『教師とは真理を教える者ではなく、真理の探究の仕方を教える者たちだ。』……と。」
アイは聖別の儀の前、最後に受けた授業を思い出す。
あの時のファントムの言葉を――
◆◆◆
「では、我々はどうだ。私たち人間は?我々の人生は永いとお前は考えるのだな?」
「……どうでしょう、確かに死産や夭折する者もいますし、人間の生は、もし永らえたとしても……いや……。答えは何なのでしょうか?」
「教えない。軽々しく真理を求めようとするな。真理を求めるなら、“彷徨える跛行者”となる覚悟を持て。この世の問で正解があるものなど、数えるほどしかない。重要なことは、答えのない問いに自分で答えること、もしくは死ぬまで答えを求め続けることだ。
教師の仕事は答えを教えることではない、“答えの求め方を教える”のだ。そして、真理を探し続けるという道を指し示すのみだ。自分の足で歩く方法を教える。手を引いて連れて行ったりはしない。」
◇◆◇
「ファントム君がそんな事を……やはり彼は良いことを教えるね。」
「はい……あの御方は、まだ性別も決まっていないわたくしに……いつまでたってもわたくしの前に横たわる人生を照らす光を下さいました。
決して色褪せることない学識を――。」
「おやおや、随分と彼に懐いているみたいだねぇ……アイたんは。同じ先生として柄にもなく嫉妬してしまうじゃあないか……。
ボクと彼……どっちのほうが好きなんだい……?」
悪戯っぽく言う。
「えっえっ……わたくしはどちらも敬愛していて!あのっ!」
「……ふふっ……冗談さ。好きな先生は多いほうがいいからね。……その方が思想も偏らないしね。
話を戻そう……もしアイたんの兄君や姉君の思想や感情が、洗脳によってエレクトラ辺境伯に歪められたものだとして……。つまり、胎内にいた時に“親の愛の心”……謂わば“呪い”によって形作られたものとして……キミはどうしたいんだい?」
「わたくしは……わたくしは……。」
「……。」
アイはカップに目を落とす。アイのものはミルクの白と珈琲の黒が混ざり合っているが、ナウチチェルカのものは純黒であった。
これまでの人生を思い返すアイ。
彼の背中からある感情からある感情が漂い始めた。
◆◆◆
《オマエみたいなゴミ、生むんじゃなかった。》
《オマエに愛を与えてやろう……。》
《この……人間野郎が!》
《――ここに、お前はもう、おれの息子じゃなくなった。
じゃあな、愛する価値のない元、息子よ――。
お前は今から、
“アイ・サクラサクラ―ノヴナ・フォン・ミルヒシュトラーセ”だ。》
◇◆◇
「……!?」
手の中にあるミルクティー色の液体が、徐々に漆黒に染まっていき、アイは慌ててそれを取り落としてしまう。
……しかし床に転がった白いカップの破片とこころの黒をみたときに、こころに静寂が帰ってきた。
アイの背中から迸る感情。
身体の周りでバチバチと弾ける心。
胸の内に静かに降り積もっていたこころ。
それは悲しみ。
アイの人生にどこまでもついてくる影のような悲しみ。
彼が人生に抱く哀しみ。
彼の全てを形作る哀しみ。
彼の笑顔にいつも陰を落とす哀しみ。
――ではなかった。
それは。
黒く床に散らばるそれは。
火花のように、瞬くそれは。
閃光のが如く、閃くそれは。
――“怒り”だった。
それも激情、憤怒のこころ。
身を焦がし骨まで溶かすような炎。
ただ其処にあるだけで、人を殺しむるような焔。
……今までの藍の人生は。
海原のように藻掻き、苦しみ打ち付けてはまた引いて、永遠に終わりがない苦役。
両の手では足りないほど地を殴りつけ、決して止むことない篠突く雨のような苦難。
日照り、大雨、大干魃と大洪水。
太陽に潜む陰と陰のような太陽。
黒い雨……黒い太陽。
◆◆◆
黒い太陽のような激しく燃え盛るそれは、部屋中の全てのものを黒い光で照らし出して色を変えさせるそれは。アイの穢れた髪の色と顔の形を天の太陽の様に暴き出すそれは――。
「ぁ……いじょう……?」
一見憤怒の炎に見えるそれは、しかし誰よりも母を愛しているアイには分かった。分かってしまった。それが“母の愛”だと。
◆◆◆
――ああ、おかあさま――。あぁ!……生まれて初めて……。
――?――!!!
いたいいたいいたいあついいたいいたい――!!
◆◆◆
「相手を憎んでいる場合はな。それもただ憎んでいるんじゃあない、それだと精々憎しみを具現化して傷を付けるのが関の山だ。……この憎悪は違う。
相手のことを心の底から殺したいと思って、死んでほしいと願って、姿形・心根・生き方っつう相手の存在の全てに黒い憎悪を抱いていないと顕現させられない。そういう心底テメェを憎んでいるという、その気持ちを表したのがこの、黒い太陽だ。
俺からこんなに思われて、うれしいだろう?なぁ!!サクラァ!!この……人間野郎が!」
◇◆◇
あぁ……そういうことか、あいはおかあさまを……“わたくし”は……“エレクトラ”を……“憎惡”しているんだ――。
……殺してや――
「――アイたん!」
思考を邪魔する声。
しかし、心地良い声。
母親からは決して与えられなかった声。
自分の垂れた髪で太陽神の御隠れになった暗黒世界に、髪の帷の隙間から光が射す。
夜が逃げていってしまうから、光は嫌いだ。
「……チェル、せんせー。」
いつもの無表情を崩しわたくしを心配した顔のせんせー。
柔らかな木の匂いがするからせんせーは好きだ。
「……大丈夫かい?カップの破片で手や脚を切ってはいないかい?」
エレクトラには一度もかけられたことのない心配した声。
「それに心も暴走していたようだし……。」
「……ええ。わたくしは大丈夫です。」
……だって、おかしいのはこの文学界だ。
「そう……?なら、よかった。
――しかし……黒い心か……。」
チェルせんせーが顎に手を添えて考え込んでいる。
黒い心を見たのはこれまでで二回あった。
エレクトラがわたくしを殺そうとした時と、ザミールがおれを殺そうとした時だ。
この二つを勘案すれば、馬鹿なわたくしでもそれが何かわかる。
……どんな感情か。
――どんな……“こころ”か。
◇◆◇
ひまりさんに会いたくなった。
ひだまりは嫌いなはずなのに。
チェルせんせーの研究室をでたその足で、春日家に向かった。どう歩いたのかも覚えてない。覚束ない足取りだっただろう。
目の前に大きな門がある。
初めて訪れた時より随分立派になっていた。
聖別の儀のことを黙っておく見返りだろう。おそらくエレクトラが狡猾にも手を回して。
その前に立って、立ちぼうけ。
誰かを待っているわけでもないのに、待ちぼうけ。
ひどく滑稽だ。
だがそんなこと今に始まったことじゃないだろう?わたくしの人生なんて、産まれた時からお笑いだ。
辺りが暗くなっている気がする。
どれほど門の前で立っていたんだろうか。
何を期待しているんだろうか。
誰を待っているんだろうか。
春一番でも、秋の木枯らしでもいいから吹いてこの身体をこの世の全てを吹き飛ばしてほしい。
風の又三郎のように、クソみてぇな日常をぶっ飛ばしてくれ。
このおれの人生に花言葉を――。
たったひとつでいい。
花言葉がほしいの。
花一つあれば人生は生きて往ける。
――人生は、小路のようには歩けない。
だけど花言葉一つで……人生の荒波に耐えられる。向かい風を見に纏いて歩くことも叶う。掌の中を滑る風を感じながら。
……人生は小路ようには歩けない。
だから……花言葉が欲しいの。
そうしないと生きてはゆかれないから。
――独りの花人局さえ居てくれたら。
枯れ葉を踏みしめる音がする。
わたくしの隣に誰かをいるらしい。
春隣のような暖かさ。
わたくしが見つけたのは。
わたくしを見つけたのは。
わたくしが待っていたひまりさんではなく。
待ち焦がれた“ひだまり”……ではなく。
恐れていた“春の日”だった。
「こんな寒いとこで何してんの……アイくん。」
「……そして、疑い方を教えるかどうかも?……むかしファントム先生が……恩師がそう教えてくれました。『教師とは真理を教える者ではなく、真理の探究の仕方を教える者たちだ。』……と。」
アイは聖別の儀の前、最後に受けた授業を思い出す。
あの時のファントムの言葉を――
◆◆◆
「では、我々はどうだ。私たち人間は?我々の人生は永いとお前は考えるのだな?」
「……どうでしょう、確かに死産や夭折する者もいますし、人間の生は、もし永らえたとしても……いや……。答えは何なのでしょうか?」
「教えない。軽々しく真理を求めようとするな。真理を求めるなら、“彷徨える跛行者”となる覚悟を持て。この世の問で正解があるものなど、数えるほどしかない。重要なことは、答えのない問いに自分で答えること、もしくは死ぬまで答えを求め続けることだ。
教師の仕事は答えを教えることではない、“答えの求め方を教える”のだ。そして、真理を探し続けるという道を指し示すのみだ。自分の足で歩く方法を教える。手を引いて連れて行ったりはしない。」
◇◆◇
「ファントム君がそんな事を……やはり彼は良いことを教えるね。」
「はい……あの御方は、まだ性別も決まっていないわたくしに……いつまでたってもわたくしの前に横たわる人生を照らす光を下さいました。
決して色褪せることない学識を――。」
「おやおや、随分と彼に懐いているみたいだねぇ……アイたんは。同じ先生として柄にもなく嫉妬してしまうじゃあないか……。
ボクと彼……どっちのほうが好きなんだい……?」
悪戯っぽく言う。
「えっえっ……わたくしはどちらも敬愛していて!あのっ!」
「……ふふっ……冗談さ。好きな先生は多いほうがいいからね。……その方が思想も偏らないしね。
話を戻そう……もしアイたんの兄君や姉君の思想や感情が、洗脳によってエレクトラ辺境伯に歪められたものだとして……。つまり、胎内にいた時に“親の愛の心”……謂わば“呪い”によって形作られたものとして……キミはどうしたいんだい?」
「わたくしは……わたくしは……。」
「……。」
アイはカップに目を落とす。アイのものはミルクの白と珈琲の黒が混ざり合っているが、ナウチチェルカのものは純黒であった。
これまでの人生を思い返すアイ。
彼の背中からある感情からある感情が漂い始めた。
◆◆◆
《オマエみたいなゴミ、生むんじゃなかった。》
《オマエに愛を与えてやろう……。》
《この……人間野郎が!》
《――ここに、お前はもう、おれの息子じゃなくなった。
じゃあな、愛する価値のない元、息子よ――。
お前は今から、
“アイ・サクラサクラ―ノヴナ・フォン・ミルヒシュトラーセ”だ。》
◇◆◇
「……!?」
手の中にあるミルクティー色の液体が、徐々に漆黒に染まっていき、アイは慌ててそれを取り落としてしまう。
……しかし床に転がった白いカップの破片とこころの黒をみたときに、こころに静寂が帰ってきた。
アイの背中から迸る感情。
身体の周りでバチバチと弾ける心。
胸の内に静かに降り積もっていたこころ。
それは悲しみ。
アイの人生にどこまでもついてくる影のような悲しみ。
彼が人生に抱く哀しみ。
彼の全てを形作る哀しみ。
彼の笑顔にいつも陰を落とす哀しみ。
――ではなかった。
それは。
黒く床に散らばるそれは。
火花のように、瞬くそれは。
閃光のが如く、閃くそれは。
――“怒り”だった。
それも激情、憤怒のこころ。
身を焦がし骨まで溶かすような炎。
ただ其処にあるだけで、人を殺しむるような焔。
……今までの藍の人生は。
海原のように藻掻き、苦しみ打ち付けてはまた引いて、永遠に終わりがない苦役。
両の手では足りないほど地を殴りつけ、決して止むことない篠突く雨のような苦難。
日照り、大雨、大干魃と大洪水。
太陽に潜む陰と陰のような太陽。
黒い雨……黒い太陽。
◆◆◆
黒い太陽のような激しく燃え盛るそれは、部屋中の全てのものを黒い光で照らし出して色を変えさせるそれは。アイの穢れた髪の色と顔の形を天の太陽の様に暴き出すそれは――。
「ぁ……いじょう……?」
一見憤怒の炎に見えるそれは、しかし誰よりも母を愛しているアイには分かった。分かってしまった。それが“母の愛”だと。
◆◆◆
――ああ、おかあさま――。あぁ!……生まれて初めて……。
――?――!!!
いたいいたいいたいあついいたいいたい――!!
◆◆◆
「相手を憎んでいる場合はな。それもただ憎んでいるんじゃあない、それだと精々憎しみを具現化して傷を付けるのが関の山だ。……この憎悪は違う。
相手のことを心の底から殺したいと思って、死んでほしいと願って、姿形・心根・生き方っつう相手の存在の全てに黒い憎悪を抱いていないと顕現させられない。そういう心底テメェを憎んでいるという、その気持ちを表したのがこの、黒い太陽だ。
俺からこんなに思われて、うれしいだろう?なぁ!!サクラァ!!この……人間野郎が!」
◇◆◇
あぁ……そういうことか、あいはおかあさまを……“わたくし”は……“エレクトラ”を……“憎惡”しているんだ――。
……殺してや――
「――アイたん!」
思考を邪魔する声。
しかし、心地良い声。
母親からは決して与えられなかった声。
自分の垂れた髪で太陽神の御隠れになった暗黒世界に、髪の帷の隙間から光が射す。
夜が逃げていってしまうから、光は嫌いだ。
「……チェル、せんせー。」
いつもの無表情を崩しわたくしを心配した顔のせんせー。
柔らかな木の匂いがするからせんせーは好きだ。
「……大丈夫かい?カップの破片で手や脚を切ってはいないかい?」
エレクトラには一度もかけられたことのない心配した声。
「それに心も暴走していたようだし……。」
「……ええ。わたくしは大丈夫です。」
……だって、おかしいのはこの文学界だ。
「そう……?なら、よかった。
――しかし……黒い心か……。」
チェルせんせーが顎に手を添えて考え込んでいる。
黒い心を見たのはこれまでで二回あった。
エレクトラがわたくしを殺そうとした時と、ザミールがおれを殺そうとした時だ。
この二つを勘案すれば、馬鹿なわたくしでもそれが何かわかる。
……どんな感情か。
――どんな……“こころ”か。
◇◆◇
ひまりさんに会いたくなった。
ひだまりは嫌いなはずなのに。
チェルせんせーの研究室をでたその足で、春日家に向かった。どう歩いたのかも覚えてない。覚束ない足取りだっただろう。
目の前に大きな門がある。
初めて訪れた時より随分立派になっていた。
聖別の儀のことを黙っておく見返りだろう。おそらくエレクトラが狡猾にも手を回して。
その前に立って、立ちぼうけ。
誰かを待っているわけでもないのに、待ちぼうけ。
ひどく滑稽だ。
だがそんなこと今に始まったことじゃないだろう?わたくしの人生なんて、産まれた時からお笑いだ。
辺りが暗くなっている気がする。
どれほど門の前で立っていたんだろうか。
何を期待しているんだろうか。
誰を待っているんだろうか。
春一番でも、秋の木枯らしでもいいから吹いてこの身体をこの世の全てを吹き飛ばしてほしい。
風の又三郎のように、クソみてぇな日常をぶっ飛ばしてくれ。
このおれの人生に花言葉を――。
たったひとつでいい。
花言葉がほしいの。
花一つあれば人生は生きて往ける。
――人生は、小路のようには歩けない。
だけど花言葉一つで……人生の荒波に耐えられる。向かい風を見に纏いて歩くことも叶う。掌の中を滑る風を感じながら。
……人生は小路ようには歩けない。
だから……花言葉が欲しいの。
そうしないと生きてはゆかれないから。
――独りの花人局さえ居てくれたら。
枯れ葉を踏みしめる音がする。
わたくしの隣に誰かをいるらしい。
春隣のような暖かさ。
わたくしが見つけたのは。
わたくしを見つけたのは。
わたくしが待っていたひまりさんではなく。
待ち焦がれた“ひだまり”……ではなく。
恐れていた“春の日”だった。
「こんな寒いとこで何してんの……アイくん。」
20
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる