81 / 190
第二章 藍と学校
77. 罪の告白と愛の告白 Confession of Sin and Confession of Love
しおりを挟む
――お互いに“いちばんの親友と想い合っている子”を護りたかった。
だから走っていた。
そうして……自分の“こころを壊す光景”を目にすることになる――。
◇◆◇
アイとラアルが皆を逃がした方へ急いで向かうと、炎が激しさを増し、辺りは悲鳴と怒号に包まれていた。火傷を負った者、倒壊した建物の下敷きになった者、錯乱した味方に攻撃された生徒。
――辺りは“羅生門”のような地獄絵図だった。
「たすけて……お゙あ゙あ゙さん゙」
「あついあついあつい!!!」
「あ゙ぁ゙……ぉあ゙あ゙……こわいよ……ままぁ……。」
ラアルは息を呑む、いくら対立する辺境伯派の生徒たちのばかりとはいえ、そんなことは彼女には関係なかった。
……今までとは違い、関係なくなった。“敵対する人々”も……皆おんなじ人間なんだと悟った。
◇◆◇
ラアルが怒りに打ち震えていると、突然アイが皆の中央に走り出した。
「……!?……アイ!?」
皆もそれに気が付き、縋るようにアイに注目が集まる。
「ア゙イ゙さま゙ぁ゙……。」
「ミルヒシュトラーセ……さま……。」
そうして、両手を上げて何かを掴むように手を握ったあと、天を引きずり落とすように地面に両手を叩きつける。
その音の広がりと共に、愛情の心が皆に響き渡る。そしてポツリ、ポツリと音がした。皆は自らの頬を伝う涙以外に、何かがひとすじの小川のように顔を流れるのを感じた。
――雨が降っていた。
メラメラと燃え盛る焔の上にザアザアと天泣の雨が、ボロボロと傷ついた人々にポツポツと干天の甘雨が。
其れは……アイの愛情だった。
雨は炎に群がり落ちては脅し雨のようにそれを消し去り、人々の肌を伝っては汗疹枯らし雨のようにその傷を癒した。
――その天水は月光のような柔らかな光を持っていた。その様子はまるで天の川が降ってくるかのようだった。
アイはこころをもつものとしての心で天に雨を乞うていたのだ。雨乞いをしている間、地面につけた手と土の間に、神を感じたような気がした。
炎の消え去る速さから見て、どうやらあの火は実際のものではなく、心によるものだったらしい。
次第に人々の悲鳴と怒号がやがて屑雨のようにポツポツと弱まり、止んでいった。
「干天の慈雨だ!」
「アイ様の愛だわ!!」
「愛するものの心……!
……助かった……!」
人々が口々に“愛に感謝する”。
――奇しくもそれは、“ユスカリオテの背教者の名前の由来”だった。
アイはその只中の中で、“自らが汚した大地に接吻をするように”、両手をついて俯いていた。そうして、長く息を吐いて、座り込んだ。
「……はぁはぁ……ふぅ……。」
皆がアイに口々に感謝し、褒め称える。
しかし、生徒たちの中には、
『そんなことができるならもっと早くやってくれよ』
と恨む者もいた。
彼らは知らなかったのだ。
――アイ自身、自分がそんな事をできるとは思っていなかったこと。苦しむ人々を見て、自分がこころをもつものだと判明した初めてのはるひとの戦いで、雨を降らせた事を思い出したこと。そしてできるわからないけど、人々のために何とかやってみせたこと。
そしてなにより怪我をした人々をラアルやかげろう、ナウチチェルカ先生が一箇所に集めたからこそ、そのちいさな範囲でやっとの思いでできたことを。
◇◆◇
「アイ!!……大丈夫!?
一気にあんなに人のために心を砕いて……!!
下手をしたら“こころを亡って”いたかも知れないわよ!!
お願いだから無茶しないで……!!」
ラアルさまが心配して抱きかかえて下さる。確かに疲れたけど。
「……まだ、心の余裕はあります……。まだ……戦えます……!」
「……アイ。ダメよ!私が許さないわ!貴女を危険な目に合わせたくないの!これ以上は……。貴女は十分に頑張ったじゃない。
――いくら貴女自身でも、貴女を傷つけようとする人を私は許さないわよ……!」
……物語にでてくるおかーさんみたいだ、本当のお母様は2人とも言ってくれなかった言葉をくれる。誰かがこういうことを言ってくれるたびに、なんでかエレクトラさまじゃなくて、ひまりさんが“いちばんににこころに浮かぶ”。
――こんなことを思ってしまうから、はるひちゃんには『お母さんを盗った。』って言われて、エレクトラさまには、『死ね。』って言われちゃうんだろうなぁ……。
「ラアルさま……貴女もお分かりになっていると思いますが、わたくしはまだ“ミルヒシュトラーセ”なんです。“ミルヒシュトラーセ”では居続けたいんです。それだけは喪いたくないんです。
地位やお金が惜しいからじゃないんです。わたくしの世界はきょうだいなんです。おにいさまとおねえさま達を亡うと、わたくしは死ななければならないのです。生きててもいい“”言い訳”がなくなってしまうんです。だから、護るんです。ミルヒシュトラーセ家の人間はこの国の人々を護るために生れてきたんですから。」
◇◆◇
ラアルさまはその深紅のルビーの瞳をメラメラと輝かせながら、怒ったように叫ぶ。
「私はぁ!!貴女に生きててほしい!!私も!貴女の生きる理由になりたい……!いつでもいつまでも貴女想ってる!私は想ってる!!朝鏡の前で自分自身を見つめている時も!お昼に授業を受けてる時も!!夕暮れのなか帰ってる時も!!!
今までは自分のことだけ考えてきたの!前の学校で人を助けてまわってたのだってただのエゴだった。それをある友達が……私の親友が!!……元、親友が……教えてくれたの。私のやってることは自分をうつくしいと思いたいだけのエゴの押しつけだって……!それで逃げてきたの……公王派の少ない、マンソンジュ軍士官学校に。
でも何も変わらなかった。だって場所が悪いんじゃなくて、私が悪いんだから。私に原因があるんだから……。だから全部を周りのせいにして、どこへ逃げたってどこまで遠くに行ったって、変わるわけがない。環境を変えても、自分を変えないと何も変わらなかったの。
だけど、そんな私を……ほんとうはうつくしくない私を……変えてくれた娘がいたの。」
「ラアルさま……。」
「けんか腰で、失礼な態度で名前を叫んだのに、その娘はやさしく答えてくれた。
恥ずかしそうに、でもはにかみながら、私のことをこんな私のことをうつくしいって……“この国でいちばんうつくしい”って……!“お母様とおんなじ言葉”を言ってくれたの……!」
「でもそれは、ほんとうにそう思ったからで――」
「――それだけじゃない!!そのあと、王族だって驕ってた私をやさしく叱ってくれた。怒るんじゃなくて、叱ってくれた。お母様のように。
そんな事してくれたの、お母様以外にいなかった。みんな私の顔色を伺ってこころをさらけ出してはくれなかった!でも貴女は、“心臓の鼓動”を聞かせてくれた。“こころの温度”を教えてくれたの。
……だから私は貴女がもっともっと好きになったの!」
◇◆◇
ひまりさんのようなひだまりの温かさでなく、そこには太陽の熱さがあった。でも決して花を枯らすようなものではなく、月を照らすような灯りだった。
ひまりさんのものもラアルさまのも、どちらの光も大好きだけど、ラアルさまのルビーの瞳をみていると、わたくしをほんとうに好いてくれているのだと、思い上がってしまいそうになる。“この世でいちばんこども愛している”はずの母親からも死を願われている。だれからも好かれるはずのないこんなわたくしを。
いや、違う。思い上がりなんかじゃない……!そんなことを考えるのはここまで愛を伝えてくれた相手に失礼だ。わたくしはラアルさまに好かれている。愛されている。声を大にして叫ぶことさえ厭わない。
――だってこんなに態度で、ことばで……こころで伝えてくれているのだから。
じゃあお返しをしないといけない。だって貰ったことがないものは渡せないから“誰にも愛されたことがない人は誰も愛せない”。だけど、“ラアルさまに愛されている私はラアルさまに愛を渡すことができる”。
いや、できるからじゃない。そうしたいんだ。わたくしが、そうしたくてたまらないから、そうするのだ。
◇◆◇
「ラアルさま……。」
「……ん?」
「……わたくしも、ラアルさまがだいすきっ!!です!」
だから走っていた。
そうして……自分の“こころを壊す光景”を目にすることになる――。
◇◆◇
アイとラアルが皆を逃がした方へ急いで向かうと、炎が激しさを増し、辺りは悲鳴と怒号に包まれていた。火傷を負った者、倒壊した建物の下敷きになった者、錯乱した味方に攻撃された生徒。
――辺りは“羅生門”のような地獄絵図だった。
「たすけて……お゙あ゙あ゙さん゙」
「あついあついあつい!!!」
「あ゙ぁ゙……ぉあ゙あ゙……こわいよ……ままぁ……。」
ラアルは息を呑む、いくら対立する辺境伯派の生徒たちのばかりとはいえ、そんなことは彼女には関係なかった。
……今までとは違い、関係なくなった。“敵対する人々”も……皆おんなじ人間なんだと悟った。
◇◆◇
ラアルが怒りに打ち震えていると、突然アイが皆の中央に走り出した。
「……!?……アイ!?」
皆もそれに気が付き、縋るようにアイに注目が集まる。
「ア゙イ゙さま゙ぁ゙……。」
「ミルヒシュトラーセ……さま……。」
そうして、両手を上げて何かを掴むように手を握ったあと、天を引きずり落とすように地面に両手を叩きつける。
その音の広がりと共に、愛情の心が皆に響き渡る。そしてポツリ、ポツリと音がした。皆は自らの頬を伝う涙以外に、何かがひとすじの小川のように顔を流れるのを感じた。
――雨が降っていた。
メラメラと燃え盛る焔の上にザアザアと天泣の雨が、ボロボロと傷ついた人々にポツポツと干天の甘雨が。
其れは……アイの愛情だった。
雨は炎に群がり落ちては脅し雨のようにそれを消し去り、人々の肌を伝っては汗疹枯らし雨のようにその傷を癒した。
――その天水は月光のような柔らかな光を持っていた。その様子はまるで天の川が降ってくるかのようだった。
アイはこころをもつものとしての心で天に雨を乞うていたのだ。雨乞いをしている間、地面につけた手と土の間に、神を感じたような気がした。
炎の消え去る速さから見て、どうやらあの火は実際のものではなく、心によるものだったらしい。
次第に人々の悲鳴と怒号がやがて屑雨のようにポツポツと弱まり、止んでいった。
「干天の慈雨だ!」
「アイ様の愛だわ!!」
「愛するものの心……!
……助かった……!」
人々が口々に“愛に感謝する”。
――奇しくもそれは、“ユスカリオテの背教者の名前の由来”だった。
アイはその只中の中で、“自らが汚した大地に接吻をするように”、両手をついて俯いていた。そうして、長く息を吐いて、座り込んだ。
「……はぁはぁ……ふぅ……。」
皆がアイに口々に感謝し、褒め称える。
しかし、生徒たちの中には、
『そんなことができるならもっと早くやってくれよ』
と恨む者もいた。
彼らは知らなかったのだ。
――アイ自身、自分がそんな事をできるとは思っていなかったこと。苦しむ人々を見て、自分がこころをもつものだと判明した初めてのはるひとの戦いで、雨を降らせた事を思い出したこと。そしてできるわからないけど、人々のために何とかやってみせたこと。
そしてなにより怪我をした人々をラアルやかげろう、ナウチチェルカ先生が一箇所に集めたからこそ、そのちいさな範囲でやっとの思いでできたことを。
◇◆◇
「アイ!!……大丈夫!?
一気にあんなに人のために心を砕いて……!!
下手をしたら“こころを亡って”いたかも知れないわよ!!
お願いだから無茶しないで……!!」
ラアルさまが心配して抱きかかえて下さる。確かに疲れたけど。
「……まだ、心の余裕はあります……。まだ……戦えます……!」
「……アイ。ダメよ!私が許さないわ!貴女を危険な目に合わせたくないの!これ以上は……。貴女は十分に頑張ったじゃない。
――いくら貴女自身でも、貴女を傷つけようとする人を私は許さないわよ……!」
……物語にでてくるおかーさんみたいだ、本当のお母様は2人とも言ってくれなかった言葉をくれる。誰かがこういうことを言ってくれるたびに、なんでかエレクトラさまじゃなくて、ひまりさんが“いちばんににこころに浮かぶ”。
――こんなことを思ってしまうから、はるひちゃんには『お母さんを盗った。』って言われて、エレクトラさまには、『死ね。』って言われちゃうんだろうなぁ……。
「ラアルさま……貴女もお分かりになっていると思いますが、わたくしはまだ“ミルヒシュトラーセ”なんです。“ミルヒシュトラーセ”では居続けたいんです。それだけは喪いたくないんです。
地位やお金が惜しいからじゃないんです。わたくしの世界はきょうだいなんです。おにいさまとおねえさま達を亡うと、わたくしは死ななければならないのです。生きててもいい“”言い訳”がなくなってしまうんです。だから、護るんです。ミルヒシュトラーセ家の人間はこの国の人々を護るために生れてきたんですから。」
◇◆◇
ラアルさまはその深紅のルビーの瞳をメラメラと輝かせながら、怒ったように叫ぶ。
「私はぁ!!貴女に生きててほしい!!私も!貴女の生きる理由になりたい……!いつでもいつまでも貴女想ってる!私は想ってる!!朝鏡の前で自分自身を見つめている時も!お昼に授業を受けてる時も!!夕暮れのなか帰ってる時も!!!
今までは自分のことだけ考えてきたの!前の学校で人を助けてまわってたのだってただのエゴだった。それをある友達が……私の親友が!!……元、親友が……教えてくれたの。私のやってることは自分をうつくしいと思いたいだけのエゴの押しつけだって……!それで逃げてきたの……公王派の少ない、マンソンジュ軍士官学校に。
でも何も変わらなかった。だって場所が悪いんじゃなくて、私が悪いんだから。私に原因があるんだから……。だから全部を周りのせいにして、どこへ逃げたってどこまで遠くに行ったって、変わるわけがない。環境を変えても、自分を変えないと何も変わらなかったの。
だけど、そんな私を……ほんとうはうつくしくない私を……変えてくれた娘がいたの。」
「ラアルさま……。」
「けんか腰で、失礼な態度で名前を叫んだのに、その娘はやさしく答えてくれた。
恥ずかしそうに、でもはにかみながら、私のことをこんな私のことをうつくしいって……“この国でいちばんうつくしい”って……!“お母様とおんなじ言葉”を言ってくれたの……!」
「でもそれは、ほんとうにそう思ったからで――」
「――それだけじゃない!!そのあと、王族だって驕ってた私をやさしく叱ってくれた。怒るんじゃなくて、叱ってくれた。お母様のように。
そんな事してくれたの、お母様以外にいなかった。みんな私の顔色を伺ってこころをさらけ出してはくれなかった!でも貴女は、“心臓の鼓動”を聞かせてくれた。“こころの温度”を教えてくれたの。
……だから私は貴女がもっともっと好きになったの!」
◇◆◇
ひまりさんのようなひだまりの温かさでなく、そこには太陽の熱さがあった。でも決して花を枯らすようなものではなく、月を照らすような灯りだった。
ひまりさんのものもラアルさまのも、どちらの光も大好きだけど、ラアルさまのルビーの瞳をみていると、わたくしをほんとうに好いてくれているのだと、思い上がってしまいそうになる。“この世でいちばんこども愛している”はずの母親からも死を願われている。だれからも好かれるはずのないこんなわたくしを。
いや、違う。思い上がりなんかじゃない……!そんなことを考えるのはここまで愛を伝えてくれた相手に失礼だ。わたくしはラアルさまに好かれている。愛されている。声を大にして叫ぶことさえ厭わない。
――だってこんなに態度で、ことばで……こころで伝えてくれているのだから。
じゃあお返しをしないといけない。だって貰ったことがないものは渡せないから“誰にも愛されたことがない人は誰も愛せない”。だけど、“ラアルさまに愛されている私はラアルさまに愛を渡すことができる”。
いや、できるからじゃない。そうしたいんだ。わたくしが、そうしたくてたまらないから、そうするのだ。
◇◆◇
「ラアルさま……。」
「……ん?」
「……わたくしも、ラアルさまがだいすきっ!!です!」
30
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる