異世界にスマホを持ち込んだら最強の魔術使いになれたんで、パーティーを追放された美少女と一緒に冒険することにしました

駆威命(元・駆逐ライフ)

文字の大きさ
35 / 90

第34話 報酬を貰いました

しおりを挟む
「は……? 今、なんて?」

 今度は俺が責められるターンという事なのだろう。

 イリアスが言った言葉はきちんと理解できていた。理解できていたのだが、それでも聞き返してしまうほどの衝撃を、俺に与えていた。

「だから、元の世界に帰るかどうかを聞いているの」

「……そんな事、出来るのか?」

「貴方をこの世界に呼びよせたのは私。手段は、上に居る彼女たちによる観測。出現場所がズレたのは、多分天使たちが何かやったはずなんだろうけど……材料が全て手元に残っているのだから解析くらいは出来ると思うわ」

 自信たっぷりに頷いた後、その代わり、とイリアスは続ける。

「貴方が元の世界に帰るのなら、私は貴方と約束はしない。ああ、あの二人を治療するくらいはしてあげてもいいわよ」

 イリアスの命に対して俺帰還が等価という訳だ。だからそれ以上は払わないと、そう言いたいのだろう。

 なるほど、それは――。

「俺は帰らなくてもいいから、人間に危害を加えるな」

「え?」

 俺は即答する。

 悩む必要もなかった。

 確かに親だとか友達だとか、ゲームやアニメや小説や色んなものを手放すのは惜しい。

 でもそれが人の命と等価だなんて、俺には到底思えなかったから。

「ま、待ってくれないかしら? 人間にとって、親や故郷なんてものはとても大切なもののはずよね?」

「そうだな。帰れるなら滅茶苦茶帰りたいよ」

 アウロラと別れるのは辛いけど、こちらに来て10日くらいしか経っていないのだ。思い入れは地球の方が強い。

 それに地球の方が安全だし、ゲームだとかを安全に楽しめる。飯だって美味いし、何より衛生的だ。

 それでも俺はこちらでだって生きて居られる。

 死んだ人は、そんな事も味わえない。

 だからきっと、俺の我が儘より未来の命の方が大事なんだ。

「人の命は重いって、俺はそう教えられてきたんだ」

「教えられただけでそうするの?」

「それが正しいと思ってるからね。それに……」

 こっちの世界だって多分そう悪くはない。何よりアウロラが居るし、シュナイドさんだって居る。世紀末二人組だっていい人だ。

 これからきっと色々と楽しい事だって沢山あるだろう。

 学校を卒業したら会わなくなる友人だって居るし、大学に行って新しい友人と出会う事もある。

 それと同じ様に、異世界に来てしまった俺はこの世界に生きるというだけの話だ。

「それに?」

「……なんでもない」

 俺は頭を振って、感傷を頭から追い出した。

「とにかくそういう訳だから約束してくれよ。これから一生人間に危害を加えないって」

「…………」

 イリアスは沈黙する。

 何かを探る様にじっと俺の目を見ながら、ずっと黙っていた。

「……できれば俺は、アンタと争うことなく生きていきたいんだ」

 最後の一押しとでも言う様に、俺はスマホから手を離すと、からっぽの両手を前に差し出す。これで俺は、魔術を使えない。

 魔法が使えないとまでは行かないだろうが、使いにくいであろうイリアスと同条件だ。

 殺すぞと脅してすらいないのは伝わっただろう。

「頼む」

 イリアスは黙ったまま、俺の空っぽの手を見て――。









「ナオヤ、それどうしたの?」

「ん?」

 ギルドに訪れた俺は、リュックから皮袋を取り出したところでアウロラに見咎められてしまう。

「どこかでゴブリンとか倒して来たの? クエスト貰いに来たと思ってたのに」

「ああ、ごめん。これはちょっともらったっていうか……。あ、でもこれはアウロラと俺とシュナイドさんが貰ってもいいものだと思うから」

 俺が詳しい事を話していないから当然なのだが、アウロラは頭の上に疑問符を浮かべていた。

「ほら、魔族を倒した報酬って感じ」

「報酬って、誰からもらったの?」

 ……倒したはずの魔族本人から、だなんてこの場所で言うの拙いよな。アウロラだったら言っても受け入れてくれるだろうけど。

 あ、秘密にしてたことは怒られるかもしれないな。

 結局イリアスは俺の提案を……受け入れたと言っていいのだろう。

 興味が湧いたからあなたの事を受け入れてあげるとか言って、あまりきちんと約束はしてくれなかったのだが。

 一応証拠としてこの報酬をくれたわけだし、封印の腕輪もつけてくれている。信じても構わないだろう。

「いやほら、あの魔族って種がどうとか言ってたろ? その種の材料が、あの洞窟の近くに落ちてて回収したっていうかさ。不必要になったからっていうか……」

「あ~、あの変なお部屋?」

 ちょっと詳しく言うとボロが出そうだったので、そんな感じと適当に言って煙に巻いておく。

 幸いアウロラもさほど執着を見せなかった。

「ナオヤさ~ん、アウロラちゃん。こっちこっち」

 前の人たちが終わったらしく、巨乳キャリアウーマンなセレナが手を上げて俺たちの事を笑顔かつ親しみを込めて呼んでくれる。

 うん、俺もここの一員になって来たって感じでちょっと嬉しい。

「おはよう、ナオヤさん」

 はいちょっと両手で寄せないでください興奮してしまいます……アウロラが。

 うぅ、アウロラの視線が痛い。

 おっぱいなんて見てませんから。

「お、おはようございますセレナさん」

「……おはよう」

 俺とアウロラは揃ってセレナへと挨拶をしてから話に移る。

 多分何かしらのクエストを見繕ってくれるのだろうが……今はその前にやる事があった。

 俺は手に持っていた皮袋を、どかっとカウンターに乗せる。

「これをですね……」

「魔族を倒した報酬よっ」

 俺が説明する前に、アウロラが自信満々でそう言ってしまった。

 案の定、セレナは微妙な表情を浮かべている。

 やはり信じてはもらえない様だ。

 まあ、たった一人で地震を止めましたとか、祈りで台風を逸らしましたとか言われても信用できないのと同じだろう。

 そのぐらい有り得ない事なのだ、魔族を倒すという事は。

「えっと、と、とりあえず見てみるわね」

 セレナが皮袋に手を伸ばした瞬間、それが横からかっさらわれてしまう。

 それをしたのは――。

「サラザール……あんた暇なのか?」

 相変わらずの赤い革鎧を着け、後ろに取り巻きを連れた痩せ型の大男が嗜虐的な笑みを浮かべて立っていた。

「おいおい、俺はお前達が魔族を倒したって言うのを信じてやってるんだぜ?」

「それはどうも」

 返せという意味を込めて無言で手を差し出しているが、当然の様に無視されてしまう。

 サラザールはいじめっこそのものの態度で皮袋をジャラジャラ揺らしていた。

「アウロラ」

「ん、私は気にしないよ」

 小さな声でアウロラを気遣ったのだが、その必要もない様だ。

 魔族を倒した事によって自信が付き、こんなどうでもいいやつの事なんて気にもならなくなったのだろう。

 富める者喧嘩せずってやつだ。

「お前達が魔族を倒した報酬って奴をみんなに知らしめてやろうってんだぜぇ、感謝しろよ!」

 間違いなくサラザールは俺たちの事を信じてはいないだろう。だからこんな事をしているのだ。

 これが魔族討伐の報酬かとあざわらって、仲間と一緒に俺たちを笑いものにでもするつもりなのだろう。

 だがコイツは大馬鹿だ。俺がイリアスから貰った時に、中身を確認していないとでも思っているのだろうか。

「サラザールさん! 今すぐ返してください。鑑定は私達の仕事です」

「おいおいセレナ。ずいぶんそのガキどもの肩を持つじゃねえかよ」

「肩を持つとかそんなんじゃありません。トラブルを起こさない……」

 言いかけたセレナを、俺はあえて留める。

 俺はカウンターから体をずらしてサラザールが近づける様にしてやった。

「いいからとっととやってくれ。時間が勿体ない」

「ふんっ」

 鼻息を荒らげてサラザールが近づいてくる。

 大体の重さなどから魔石だと見抜いては居るようだが、その中身が低質の魔石だと思い込んでいるのだろう。

 いったいどこからそんな自信が湧いて出て来るのか、俺にはまったく理解できなかった。

「これが、魔族の報酬だってよお!」

 皮袋の中身がカウンターの上にぶちまけられる。

 サラザールは、もはやそれを見てすらいなかった。だから……。

「ひっ」

 セレナが引きつった様な声をあげ、

「…………っ」

 取り巻き達が息を飲み、

「なっ」

 近くに居たギルド員や受付嬢が絶句し、

「あ、すごい、きれー」

 アウロラがのんきに喜んで居る中、サラザールは鼻高々とアホ面を下げて突っ立っていられたのだろう。

「アウロラ、どのくらいあるのか数えてくれない? 俺が間違ってたらいけないから」

「ん。赤の魔石が4個で、銅の魔石がいちにー……」

 銅の魔石、なんて言葉が出て来たところでサラザールの顔色が変わる。

「……8個で、銀が~、16個」

 ギギギ、と油の切れたくるみ割り人形の様な動きでサラザールが首を動かすが……コイツ見てるより嬉しそうなアウロラを見ている方が精神衛生上よっぽどいいため、俺はサラザールを視界の中から追い出した。

「金が7個かぁ。三人だと分けづらいね」

「だねぇ」

 アウロラは、なんだかんだ言って相当な大物ではないだろうか。

 銀級の魔石一個で同じ重さの宝石と交換だったのだ。金級の魔石がこれほどあれば、もう国が買えるかもしれない。

 それを目の前にして平然と数え上げ、あまつさえ出て来た感想が分けづらいときたものだ。本当に神経が図太過ぎる。

「ぎぎぎ、ギルド長に……れ、連絡を……」

 セレナが半分腰砕けになりながら、それだけ絞り出す。

 それを伝えられる職員は誰も居なさそうだが……。

「俺たちで行きますよ」

「ひゃいっ」

 先ほどまでの余裕はどこかへ消えてしまったかのように、ピクンっとセレナが小さく背筋を跳ねさせる。失礼だけど、小さい女の子がビックリした時みたいな反応だな、なんて思ってしまった。

 俺はサラザールの手から皮袋を回収すると、魔石を回収し、凍り付いた部屋の中を悠然と歩いていく。

 さて、シュナイドさんは一体どんな顔をするのかな。
しおりを挟む
感想 19

あなたにおすすめの小説

侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】

のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。 そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。 幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、 “とっておき”のチートで人生を再起動。 剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。 そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。 これは、理想を形にするために動き出した少年の、 少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。 【なろう掲載】

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。

Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。 現世で惨めなサラリーマンをしていた…… そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。 その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。 それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。 目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて…… 現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に…… 特殊な能力が当然のように存在するその世界で…… 自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。 俺は俺の出来ること…… 彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。 だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。 ※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※ ※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~

トモモト ヨシユキ
ファンタジー
10才の誕生日に女神に与えられた本。 それは、最強の魔道具だった。 魔道具頼みの異世界で『魔法』を武器に成り上がっていく! すべては、憧れのスローライフのために! エブリスタにも掲載しています。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。 この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。 ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。 少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。 更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。 そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。 少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。 どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。 少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。 冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。 すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く… 果たして、その可能性とは⁉ HOTランキングは、最高は2位でした。 皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°. でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )

処理中です...