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第37話 盾の守護天使ゼアル
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魔族の倒した方法などを詳細に語っていく。――もちろん、イリアスが魔族の本体で、倒したのはイリアスが作り上げた戦闘体であることは伏せて。
ガンダルフ王は、興味深そうにほうほうと相槌を打ちながら、物語を親から語り聞かせてもらう子どもの様に目を輝かせて俺の話を聞いていた。
……もしかして興味本位で俺たちの事呼んだの? とはさすがに聞けないが、そのぐらいの食いつきっぷりである。
「と、いう訳なんです」
「とっても大変だったの……ですわよ!」
アウロラ、無理に語尾を丁寧語にしようとして変なキャラになってるぞ。
「なるほど、つまり魔族の弱点をうまく突き、準備を整えて倒したということだな」
「はい、そうなります」
ガンダルフ王はしかつめらしい顔でうんうんと頷きながら、腕組みをして何やら考え込んでいる。
しばらくそのまま唸り続けた後、ひとつ大きく頷いた。
「いくつか気になる事がある。そなたはどうやって10重もの魔術を何種類も行使したのだ? ひとつの魔術式自体がかなりの大きさになると聞くが……」
やはりそこに気付かれてしまったか。
誤魔化すことなく魔術名も口にしていたので、ちょっと魔術を齧っていたらすぐに気付かれてしまうようなことだから仕方がないと言えば仕方がないのだが。
「はい、それは少しばかり特殊な魔導書を使いまして……」
「魔導書、だと?」
何故ここを誤魔化さなかったのかと言うと、それが出来ないからだ。
もし弱い魔術で倒したと言って、それを本気にされてしまったら、その魔術で魔獣や魔族に突撃をかける馬鹿がいないとも限らない。
他にも、実際に見せて欲しいなどと言われれば致命的だ。俺はその弱い魔術を使えないのだから、一発で嘘だとバレてしまう。
だから本当の事を言わざるを得なかったのだが……それに対する言い訳はきちんと考えてある。というか、そう誤魔化すといいだろうとシュナイドから言われていた。
「神器、というものをご存知ですか?」
「もちろんだ。伝説では我らの父たる神が、幾多の魔獣や魔物に対抗するために手ずから与えて下さった至宝だが……まさか……」
話の流れから察したのだろう。ガンダルフ王はその可能性に驚き、息を飲んだ。
「はい。私にしか扱う事のできない、電子の魔導書を所持してございます」
もちろんこれは口からの出まかせだ。
ただのスマホでしかないが、こう名付けておけばそれらしい雰囲気が出るだろうという考えだったのだが……。
「…………!」
結果は予想以上の効果で、ガンダルフ王を始めとして居並ぶ兵士達や大臣たちが途端にさざめきだった。
「す、すっごーい。ナオヤってばそんな凄いの持ってたんだ」
「…………」
うん、アウロラ。君は俺とシュナイドさんの話を聞いてたよね?
というか君もスマホを使ったはずだよな。なんで驚いてんの! 天然過ぎるでしょ!
……今訂正すると色々とめんどくさくなるからそういう事にしておくけど。
「そ、それはどういう物なのだ!?」
勢い込み、前のめりになりながらガンダルフ王が問いかけて来る。
もし人前でなければ、きっとダンプカー並みの迫力で詰め寄られていただろう。そのぐらいの凄まじい迫力だった。
「あ、えっとそれは……できればお人払いをお願いした――」
「オレも見てみたいな、その神器」
若干引き気味に受け答えしていた俺の眼前に、美女と美少女の境目に居るぐらいの年齢に見える女性の様な存在が、ふわりと降り立った。
金の細い糸を束ねた様な美しい髪を結い上げてピンでとめており、作り物の様に整った顔立ちに、自分の事をオレと呼んだだけあって勝気に吊り上がった金色の瞳をしている。
背は俺よりも少し低いくらいで、引き締まった細身の体と控えめな胸を赤い布が隠し、それと同色の布で作られたゆるい袴の様な物を履いている。
そして何より、その背中には二枚一対の真っ白な羽が揺れており、これによって彼女が人ならざる存在であることを明白に主張していた。
「あ……え?」
ただし、人ならざる存在とはいえ、魔族を前にした時の様な心の芯から震え上がらせる圧迫感は無い。それとは真逆の、こちらを優しく包み込んでくれる日の光の様な暖かさを感じさせた。
「あ、驚かせちまったか? わりぃわりぃ、守護の塔から出るの久しぶりでさ」
「と、塔……あ!」
背中の真っ白い羽。守護の塔。という二つの単語のお陰で、出立前にシュナイドが教えてくれた情報を思い出す。
このエノク王国に置いて、魔族が街に侵入できないよう結界を張っている守護天使が居ると。彼女の名前は――。
「もしかして、この国の守護天使である……ゼアル、様?」
「おお~、大せーかい! ガンダルフ以外の前に顔出すのなんざ十何年ぶりだってのにきちんと覚えて貰ってるってのはなかなかいい気分だな。えっと、ナオヤだっけ」
男勝りなこの国の守護天使は嬉しそうにそう言うと、俺の肩をバシバシと叩いてくる。
天使と言われていても、力はどうやら普通の様だった。……もしかしたら手加減してくれているのかもしれないが。
――というか、結構気安い感じで結構好感が持てる。
「ゼアル様。塔から外に出られては困ります」
「わぁってんよ」
野太い声でガンダルフ王が苦言を呈する。
筋肉の塊の様な王がそう言えば、威圧感は相当なものなのだが、ゼアルは気軽な感じで手をパタパタと振って簡単にあしらってしまう。
「でも神器って聞いたら見てみたくってよぉ。だって父上の作った物だぜ?」
天使は神が自らの魂を七つに分けて生み出した存在だと聞いている。だから父上と呼んでいるのだろう。
そんな存在の作り出した代物があると聞けば、懐かしくなってしまうのは仕方のない事かもしれない。
ゼアルはいったい何歳なのだろうか。ふとそんな疑問が頭に浮かぶ。
その答えは俺の知識の中になかったが、たぶん数十年などという短い時間ではないだろう。百年か、千年かは分からないが、長い時間を生きて来たはずだ。
神器と聞いただけでこうして姿を現したのだから、色々と積もり積もった想いを抱えているのかもしれなかった。
それだけに、結果的とはいえ騙すことになってしまい、俺の胸がチクリと痛んだ。
「なあ、早く見せてくれねえかな。なんか父上の力も感じるんだ。本物だろ?」
気になる事を言われてしまったが、今はそれを追求する暇はなさそうだ。
俺は少し考えた後、
「すみません、ゼアル様、ガンダルフ王。場所を変えてお話をすることは出来ませんでしょうか」
そう提案した。
……やっぱり俺、嘘が苦手だ。
ガンダルフ王は、興味深そうにほうほうと相槌を打ちながら、物語を親から語り聞かせてもらう子どもの様に目を輝かせて俺の話を聞いていた。
……もしかして興味本位で俺たちの事呼んだの? とはさすがに聞けないが、そのぐらいの食いつきっぷりである。
「と、いう訳なんです」
「とっても大変だったの……ですわよ!」
アウロラ、無理に語尾を丁寧語にしようとして変なキャラになってるぞ。
「なるほど、つまり魔族の弱点をうまく突き、準備を整えて倒したということだな」
「はい、そうなります」
ガンダルフ王はしかつめらしい顔でうんうんと頷きながら、腕組みをして何やら考え込んでいる。
しばらくそのまま唸り続けた後、ひとつ大きく頷いた。
「いくつか気になる事がある。そなたはどうやって10重もの魔術を何種類も行使したのだ? ひとつの魔術式自体がかなりの大きさになると聞くが……」
やはりそこに気付かれてしまったか。
誤魔化すことなく魔術名も口にしていたので、ちょっと魔術を齧っていたらすぐに気付かれてしまうようなことだから仕方がないと言えば仕方がないのだが。
「はい、それは少しばかり特殊な魔導書を使いまして……」
「魔導書、だと?」
何故ここを誤魔化さなかったのかと言うと、それが出来ないからだ。
もし弱い魔術で倒したと言って、それを本気にされてしまったら、その魔術で魔獣や魔族に突撃をかける馬鹿がいないとも限らない。
他にも、実際に見せて欲しいなどと言われれば致命的だ。俺はその弱い魔術を使えないのだから、一発で嘘だとバレてしまう。
だから本当の事を言わざるを得なかったのだが……それに対する言い訳はきちんと考えてある。というか、そう誤魔化すといいだろうとシュナイドから言われていた。
「神器、というものをご存知ですか?」
「もちろんだ。伝説では我らの父たる神が、幾多の魔獣や魔物に対抗するために手ずから与えて下さった至宝だが……まさか……」
話の流れから察したのだろう。ガンダルフ王はその可能性に驚き、息を飲んだ。
「はい。私にしか扱う事のできない、電子の魔導書を所持してございます」
もちろんこれは口からの出まかせだ。
ただのスマホでしかないが、こう名付けておけばそれらしい雰囲気が出るだろうという考えだったのだが……。
「…………!」
結果は予想以上の効果で、ガンダルフ王を始めとして居並ぶ兵士達や大臣たちが途端にさざめきだった。
「す、すっごーい。ナオヤってばそんな凄いの持ってたんだ」
「…………」
うん、アウロラ。君は俺とシュナイドさんの話を聞いてたよね?
というか君もスマホを使ったはずだよな。なんで驚いてんの! 天然過ぎるでしょ!
……今訂正すると色々とめんどくさくなるからそういう事にしておくけど。
「そ、それはどういう物なのだ!?」
勢い込み、前のめりになりながらガンダルフ王が問いかけて来る。
もし人前でなければ、きっとダンプカー並みの迫力で詰め寄られていただろう。そのぐらいの凄まじい迫力だった。
「あ、えっとそれは……できればお人払いをお願いした――」
「オレも見てみたいな、その神器」
若干引き気味に受け答えしていた俺の眼前に、美女と美少女の境目に居るぐらいの年齢に見える女性の様な存在が、ふわりと降り立った。
金の細い糸を束ねた様な美しい髪を結い上げてピンでとめており、作り物の様に整った顔立ちに、自分の事をオレと呼んだだけあって勝気に吊り上がった金色の瞳をしている。
背は俺よりも少し低いくらいで、引き締まった細身の体と控えめな胸を赤い布が隠し、それと同色の布で作られたゆるい袴の様な物を履いている。
そして何より、その背中には二枚一対の真っ白な羽が揺れており、これによって彼女が人ならざる存在であることを明白に主張していた。
「あ……え?」
ただし、人ならざる存在とはいえ、魔族を前にした時の様な心の芯から震え上がらせる圧迫感は無い。それとは真逆の、こちらを優しく包み込んでくれる日の光の様な暖かさを感じさせた。
「あ、驚かせちまったか? わりぃわりぃ、守護の塔から出るの久しぶりでさ」
「と、塔……あ!」
背中の真っ白い羽。守護の塔。という二つの単語のお陰で、出立前にシュナイドが教えてくれた情報を思い出す。
このエノク王国に置いて、魔族が街に侵入できないよう結界を張っている守護天使が居ると。彼女の名前は――。
「もしかして、この国の守護天使である……ゼアル、様?」
「おお~、大せーかい! ガンダルフ以外の前に顔出すのなんざ十何年ぶりだってのにきちんと覚えて貰ってるってのはなかなかいい気分だな。えっと、ナオヤだっけ」
男勝りなこの国の守護天使は嬉しそうにそう言うと、俺の肩をバシバシと叩いてくる。
天使と言われていても、力はどうやら普通の様だった。……もしかしたら手加減してくれているのかもしれないが。
――というか、結構気安い感じで結構好感が持てる。
「ゼアル様。塔から外に出られては困ります」
「わぁってんよ」
野太い声でガンダルフ王が苦言を呈する。
筋肉の塊の様な王がそう言えば、威圧感は相当なものなのだが、ゼアルは気軽な感じで手をパタパタと振って簡単にあしらってしまう。
「でも神器って聞いたら見てみたくってよぉ。だって父上の作った物だぜ?」
天使は神が自らの魂を七つに分けて生み出した存在だと聞いている。だから父上と呼んでいるのだろう。
そんな存在の作り出した代物があると聞けば、懐かしくなってしまうのは仕方のない事かもしれない。
ゼアルはいったい何歳なのだろうか。ふとそんな疑問が頭に浮かぶ。
その答えは俺の知識の中になかったが、たぶん数十年などという短い時間ではないだろう。百年か、千年かは分からないが、長い時間を生きて来たはずだ。
神器と聞いただけでこうして姿を現したのだから、色々と積もり積もった想いを抱えているのかもしれなかった。
それだけに、結果的とはいえ騙すことになってしまい、俺の胸がチクリと痛んだ。
「なあ、早く見せてくれねえかな。なんか父上の力も感じるんだ。本物だろ?」
気になる事を言われてしまったが、今はそれを追求する暇はなさそうだ。
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