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ダニエルお兄様は当主であるとお父様とお母様の良い所だけを引き継いでいるため、それはそれは美しい容姿をしております。
幼い頃から数多の女性に好かれており、ダニエルお兄様にアプローチをするために自身の爪や髪、はたまた歯や指などを送ってくるご令嬢もおりました。
幼い頃から辛い思いもしてきたのでしょう。
貴族のご令嬢やメイドなど、身分に関わらず多くの女性に愛されるダニエルお兄様が今では女性嫌いなのも頷けます。
そんなダニエルお兄様の特別な事情というのは他でもない女嫌いの事なのですが、真の問題はお兄様のお母様にあります。
我が公爵家の当主であり他にも3人の妻がいたお父様がダニエルお兄様のお母様の部屋へと訪れる頻度は極わずかだったそうですわ。
私のお母様が亡くなってからは一切行かなくなったそうですから、ダニエルお兄様のお母様もさぞかし寂しかったのでしょう。
他の男を公爵家の敷地内に連れ込むことも出来ませんでしたから、ダニエルお兄様のお母様が癒しを求める存在は自然とダニエルお兄様となったのです。
幼いダニエルお兄様は自分の生みの親であるお母様の頼みを断れるはずも無く、お兄様は実の母に体を弄ばれてしまいしたのよ。
しかもその関係は1回ではなく、ダニエルお兄様が成人近くなるまで続けられました。
実の母にすら異性として認識され、同衾や夜這いを強制され続けてきたとなればトラウマにもなりましょう。
ダニエルお兄様はその影響で酷い人間不信と女性嫌いになってしまったという訳です。
母が夜這いしてくるかもしれないという恐怖は、今でもダニエルお兄様の睡眠時間を削り精神的な傷を植え付けています。
だからこそ、ローズお姉様はダニエルお兄様を夜這いした際に過剰ともいえる返り討ちにあったのですわ。
自分を夜這いしてくる存在が母以外にもいるとなれば、その女性への嫌悪感は如何程のものなのか、私には図りかねますわね。
そうして精神面では女性嫌いが加速してしまったダニエルお兄様ですが、長年実の母に弄ばれた体はそうは行きません。
本人の意思に関係なく、性欲とは人間の本能なのですからどこかで発散しなければなりません。
そこでダニエルお兄様に唯一認められている女性である私がその発散相手となったのです。
精神では女性を嫌っていながら、その肉体は女性の甘美な体を求めている。
嫌悪と性欲とが入り交じったダニエルお兄様の表情は本当に素敵なのです。
だから余計にダニエルお兄様が混乱するように、私はダニエルお兄様のお母様の真似をします。
…ふふ、性格が悪いと言われても仕方ありませんわね。
でも許して下さいね。
私だってタダで体を許す程軽い女ではございませんもの。
首を絞められて血が足りないせいなのか毒の副作用のせいなのかは分かりませんけれど、段々と冷えてきた私の体の中に、ダニエルお兄様の熱いほどの液が出されました。
「ッふ…。」
苦しそうに吐息を漏らすダニエルお兄様はのろのろと私の首から手を離し、そして両手を私の腰元へと添えました。
「ッカハ…だ、ニエル、お兄様…。」
流石に意識が飛ぶところでしたわ。
やや朦朧とする意識でダニエルお兄様へ両手を広げました。
ハグをするべく伸ばすこの手は、この行為が終わった合図のようなものです。
ダニエルお兄様は私の腕の中でしか落ち着いて眠れませんのよ。
いつもなら倒れ込むように覆い被さるダニエルお兄様ですが、今日はなぜかそうなりません。
どうしたのでしょう。
私がその疑問を口にしようとした時、下腹部から甘く痺れるような電撃が脳髄まで走りました。
「ッふ、ん…!」
辛うじて声を出さなかった自分を褒めてあげたいですわ。
…なんて余裕も束の間、ダニエルお兄様は再び激しく律動を始めました。
お父様程ではないですが、確かに平均よりも大きいそれに私の体は乱されます。
嗚呼なんて、みっともない。
かろうじて残る理性でそう思いながら、しかし抵抗する気もなく私はその意識が途切れるまでダニエルお兄様の愛玩人形となったのです。
幼い頃から数多の女性に好かれており、ダニエルお兄様にアプローチをするために自身の爪や髪、はたまた歯や指などを送ってくるご令嬢もおりました。
幼い頃から辛い思いもしてきたのでしょう。
貴族のご令嬢やメイドなど、身分に関わらず多くの女性に愛されるダニエルお兄様が今では女性嫌いなのも頷けます。
そんなダニエルお兄様の特別な事情というのは他でもない女嫌いの事なのですが、真の問題はお兄様のお母様にあります。
我が公爵家の当主であり他にも3人の妻がいたお父様がダニエルお兄様のお母様の部屋へと訪れる頻度は極わずかだったそうですわ。
私のお母様が亡くなってからは一切行かなくなったそうですから、ダニエルお兄様のお母様もさぞかし寂しかったのでしょう。
他の男を公爵家の敷地内に連れ込むことも出来ませんでしたから、ダニエルお兄様のお母様が癒しを求める存在は自然とダニエルお兄様となったのです。
幼いダニエルお兄様は自分の生みの親であるお母様の頼みを断れるはずも無く、お兄様は実の母に体を弄ばれてしまいしたのよ。
しかもその関係は1回ではなく、ダニエルお兄様が成人近くなるまで続けられました。
実の母にすら異性として認識され、同衾や夜這いを強制され続けてきたとなればトラウマにもなりましょう。
ダニエルお兄様はその影響で酷い人間不信と女性嫌いになってしまったという訳です。
母が夜這いしてくるかもしれないという恐怖は、今でもダニエルお兄様の睡眠時間を削り精神的な傷を植え付けています。
だからこそ、ローズお姉様はダニエルお兄様を夜這いした際に過剰ともいえる返り討ちにあったのですわ。
自分を夜這いしてくる存在が母以外にもいるとなれば、その女性への嫌悪感は如何程のものなのか、私には図りかねますわね。
そうして精神面では女性嫌いが加速してしまったダニエルお兄様ですが、長年実の母に弄ばれた体はそうは行きません。
本人の意思に関係なく、性欲とは人間の本能なのですからどこかで発散しなければなりません。
そこでダニエルお兄様に唯一認められている女性である私がその発散相手となったのです。
精神では女性を嫌っていながら、その肉体は女性の甘美な体を求めている。
嫌悪と性欲とが入り交じったダニエルお兄様の表情は本当に素敵なのです。
だから余計にダニエルお兄様が混乱するように、私はダニエルお兄様のお母様の真似をします。
…ふふ、性格が悪いと言われても仕方ありませんわね。
でも許して下さいね。
私だってタダで体を許す程軽い女ではございませんもの。
首を絞められて血が足りないせいなのか毒の副作用のせいなのかは分かりませんけれど、段々と冷えてきた私の体の中に、ダニエルお兄様の熱いほどの液が出されました。
「ッふ…。」
苦しそうに吐息を漏らすダニエルお兄様はのろのろと私の首から手を離し、そして両手を私の腰元へと添えました。
「ッカハ…だ、ニエル、お兄様…。」
流石に意識が飛ぶところでしたわ。
やや朦朧とする意識でダニエルお兄様へ両手を広げました。
ハグをするべく伸ばすこの手は、この行為が終わった合図のようなものです。
ダニエルお兄様は私の腕の中でしか落ち着いて眠れませんのよ。
いつもなら倒れ込むように覆い被さるダニエルお兄様ですが、今日はなぜかそうなりません。
どうしたのでしょう。
私がその疑問を口にしようとした時、下腹部から甘く痺れるような電撃が脳髄まで走りました。
「ッふ、ん…!」
辛うじて声を出さなかった自分を褒めてあげたいですわ。
…なんて余裕も束の間、ダニエルお兄様は再び激しく律動を始めました。
お父様程ではないですが、確かに平均よりも大きいそれに私の体は乱されます。
嗚呼なんて、みっともない。
かろうじて残る理性でそう思いながら、しかし抵抗する気もなく私はその意識が途切れるまでダニエルお兄様の愛玩人形となったのです。
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