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一章 フェンリル
Ⅱ 早すぎる力
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情報では関門へ向かう道中は凶暴な魔獣が徘徊し数も多いとあった。しかし情報に反してあまりにも魔獣が少なく、襲ってくるものは全てが弱い。
「おいおいどうなってんだ? デマだったか」
ジェイクが言うも、周辺の木々に刻まれた爪痕は、襲ってきた魔獣とは比較にならない大きさである。
トウマは木の爪痕を撫でて確認した。
「……爪痕が大きすぎませんか? あんな数体の魔獣じゃないだろうし多すぎます」
四本並ぶ爪痕の幅だけでもトウマの上半身分はある。
樹皮の状態と町の情報からでも五日以内だというのは想像つくが、それとは別に不自然な疑問が残る。
グレミアはしゃがんで地面に両手を付けると、何を言っているか聞こえない程の声量で呟いた。すると、陽炎のような揺らめいた歪みが波紋のように広がった。
「グレミアさん、何を?」サラが訊く。
「微弱な魔力の残骸や魔力の業を調べました。魔獣は魔力を多大に含んだ野獣ですから。しかし、一切の魔力を感じませんね」
「え!? じゃあこの爪痕、野獣の仕業?!」
「魔力の痕跡からではそのように判断できますが、ここいら近辺の野獣はここまで大きくありませんし、木々にこれほど深い爪痕を残せる程強い野獣は見たことがありません」
野獣ではない、魔獣でもない。
トウマはある存在を脳裏に蘇らせる。それが浮かぶと急に胃が痛くなった。
「どうした? トウマ」
「……いえ……まさかとは思っただけです」
突然ビィトラが現われて口を出した。
「それは違うと思うよ」
二人だけで交わされる話の内容をサラが求めると、ビィトラはトウマが過去に遭遇して仲間を惨殺された、守護神のいる化け物の話を聞かせた。
「もしもあの化け物なら、神力をビィ達守護神が感じてるし」
ベルメアとカレリアは頷く。
「それにあれだけ大きい爪痕を残す化け物が、ここまで見事に姿を隠すなんて、何かの術でも使わない限り無理じゃないの?」
ベルメアの意見にグレミアは「確かに」と反応して周囲を見回した。
「身体を他者に見えなくさせる術は存在します」
以前、ビストにてグレミアが倒されたと見せかけるのに使用した術が思い出される。
「ああいった術は先ほど使用した術で発見出来ます。ですが痕跡が皆無でした。いくら手練れでもここまで何一つ反応を見せないというなら、それはいないと断言してもよろしいでしょう」
不安が募るトウマをジェイクが気遣った。
「あまり深く考え込み過ぎるなよトウマ。お前は襲われた時より強くなってるし俺らがいる。どうにかやって退けるぐらいは出来るだろ」
ジェイクの強気に安堵するも、トウマの胸騒ぎは治まらないままだ。
(なんだろ……何か嫌な感じがする)
トウマの不安を余所に、ジェイク達は周辺を警戒しつつ先へ進んだ。
山頂付近にて、異様なまでの気温の低さに一同は警戒心を高めた。
「……ウォーム」
サラは術を使用して四人に防寒着を着用している程の温かい魔力を纏わせた。
「すげぇな。まるで毛皮を着てるみてぇだ」
吐く息が白くなるのは変わりない様子から、術をかけられた本体が結界で護られているのではなく、本当に防寒着を纏っているように魔力に包まれていると分かる。
「前々から思っていましたが、ガーディアンの使用する術は想像力が術の本質を形成するようですね」
「え、違うのですか?」
グレミアへサラが驚いて訊く。トウマも同様の反応を示した。
「似ていると言えばそうですが、私の扱う唱術や仲間の扱う巫術は言葉で術を形成します。その点で言うなら呪術もその系統です。サラとトウマの使用する術は魔術系統に似ていますが……、確立した名称があるのはガーディアン様の特性かと」
改めてトウマとサラは、自分たちが知る魔法の概念とこの世界での魔術の概念の違いを感じる。
「ところでよぉ、この山ってこんだけ寒いもんか? 植物見る限りだと、寒冷地には無さそうなもんばっかだぞ」
「ええ。明らかに異常です。魔力や魔力の業ではありませんが、突然現われた力です」
その正体は、守護神達が口にした。
「神力……どうして?」
カレリナの言葉に、一同は反応した。
「どういうことだベル。神力ってのは、そうそうあるもんじゃねぇって言ってなかったか? 大量放出してるぞ」
「ええ。けどこの神力は回収できない。いわば神力を使った術のようなものよ。というより……『カムラ』。けど、何か違う感じ」
初耳の言葉の説明を求め、ビィトラが答えた。
「転生者が使える奥義みたいなもんだよ。魔力の質を神力程に変換した力による奥義。例えるなら、カムラを纏った状態でトウマが焔を放てば、一国は火の海に出来るよ」
そのすさまじさを想像するだけで一同は驚くが、あまりの驚きようにビィトラが「例え話だから」と補足する。
「おい、それって、ゾアの災禍とかいうのは、実は転生者が起こしてましたって結末じゃねぇだろうな」
そう思うのも無理はないが、ゾアと接点のあるグレミアは意見した。
「ゾアは存在しますし、ガーディアンでもありませんでした。ゾアとガーディアン。この二つが何かしらの影響を及ぼし災禍に至る可能性は孕んでおりますが、”カムラ”と呼ぶ力も使いようだとは思います。我々術師も、大人数で結託すれば、不落の国を作ることも、一国を滅ぼす力も持ち合わせておりますので」
ベルメアが手を叩いて注目を集めた。
「とにかく、このままこの状態の根源を残しているのは危険よ。どう考えても転生者がこんな早期にカムラを使えるなんて不可能だろうし。あたしたちから見ても異常事態なのに、こんな危険な力を垂れ流しできるなんて、ほうっておいたら何をしでかすかは分からないわよ」
「そうだな。守護神様の言うとおりに――!!」
一瞬で、自分たちへ殺気を飛ばされた事に気付く。
それは、サラのウォームを纏っていても悪寒を感じる程である。
「かなり挑発的なやつらしいな。どうやら、来いってよ」
「ええ。ですが油断は禁物です。危険と判断した場合、即時撤退出来るように構えていますので、それに従ってください」
「頼りにしてるぞ」
四人は、殺気の根源と思われる場所へと向かった。
「おいおいどうなってんだ? デマだったか」
ジェイクが言うも、周辺の木々に刻まれた爪痕は、襲ってきた魔獣とは比較にならない大きさである。
トウマは木の爪痕を撫でて確認した。
「……爪痕が大きすぎませんか? あんな数体の魔獣じゃないだろうし多すぎます」
四本並ぶ爪痕の幅だけでもトウマの上半身分はある。
樹皮の状態と町の情報からでも五日以内だというのは想像つくが、それとは別に不自然な疑問が残る。
グレミアはしゃがんで地面に両手を付けると、何を言っているか聞こえない程の声量で呟いた。すると、陽炎のような揺らめいた歪みが波紋のように広がった。
「グレミアさん、何を?」サラが訊く。
「微弱な魔力の残骸や魔力の業を調べました。魔獣は魔力を多大に含んだ野獣ですから。しかし、一切の魔力を感じませんね」
「え!? じゃあこの爪痕、野獣の仕業?!」
「魔力の痕跡からではそのように判断できますが、ここいら近辺の野獣はここまで大きくありませんし、木々にこれほど深い爪痕を残せる程強い野獣は見たことがありません」
野獣ではない、魔獣でもない。
トウマはある存在を脳裏に蘇らせる。それが浮かぶと急に胃が痛くなった。
「どうした? トウマ」
「……いえ……まさかとは思っただけです」
突然ビィトラが現われて口を出した。
「それは違うと思うよ」
二人だけで交わされる話の内容をサラが求めると、ビィトラはトウマが過去に遭遇して仲間を惨殺された、守護神のいる化け物の話を聞かせた。
「もしもあの化け物なら、神力をビィ達守護神が感じてるし」
ベルメアとカレリアは頷く。
「それにあれだけ大きい爪痕を残す化け物が、ここまで見事に姿を隠すなんて、何かの術でも使わない限り無理じゃないの?」
ベルメアの意見にグレミアは「確かに」と反応して周囲を見回した。
「身体を他者に見えなくさせる術は存在します」
以前、ビストにてグレミアが倒されたと見せかけるのに使用した術が思い出される。
「ああいった術は先ほど使用した術で発見出来ます。ですが痕跡が皆無でした。いくら手練れでもここまで何一つ反応を見せないというなら、それはいないと断言してもよろしいでしょう」
不安が募るトウマをジェイクが気遣った。
「あまり深く考え込み過ぎるなよトウマ。お前は襲われた時より強くなってるし俺らがいる。どうにかやって退けるぐらいは出来るだろ」
ジェイクの強気に安堵するも、トウマの胸騒ぎは治まらないままだ。
(なんだろ……何か嫌な感じがする)
トウマの不安を余所に、ジェイク達は周辺を警戒しつつ先へ進んだ。
山頂付近にて、異様なまでの気温の低さに一同は警戒心を高めた。
「……ウォーム」
サラは術を使用して四人に防寒着を着用している程の温かい魔力を纏わせた。
「すげぇな。まるで毛皮を着てるみてぇだ」
吐く息が白くなるのは変わりない様子から、術をかけられた本体が結界で護られているのではなく、本当に防寒着を纏っているように魔力に包まれていると分かる。
「前々から思っていましたが、ガーディアンの使用する術は想像力が術の本質を形成するようですね」
「え、違うのですか?」
グレミアへサラが驚いて訊く。トウマも同様の反応を示した。
「似ていると言えばそうですが、私の扱う唱術や仲間の扱う巫術は言葉で術を形成します。その点で言うなら呪術もその系統です。サラとトウマの使用する術は魔術系統に似ていますが……、確立した名称があるのはガーディアン様の特性かと」
改めてトウマとサラは、自分たちが知る魔法の概念とこの世界での魔術の概念の違いを感じる。
「ところでよぉ、この山ってこんだけ寒いもんか? 植物見る限りだと、寒冷地には無さそうなもんばっかだぞ」
「ええ。明らかに異常です。魔力や魔力の業ではありませんが、突然現われた力です」
その正体は、守護神達が口にした。
「神力……どうして?」
カレリナの言葉に、一同は反応した。
「どういうことだベル。神力ってのは、そうそうあるもんじゃねぇって言ってなかったか? 大量放出してるぞ」
「ええ。けどこの神力は回収できない。いわば神力を使った術のようなものよ。というより……『カムラ』。けど、何か違う感じ」
初耳の言葉の説明を求め、ビィトラが答えた。
「転生者が使える奥義みたいなもんだよ。魔力の質を神力程に変換した力による奥義。例えるなら、カムラを纏った状態でトウマが焔を放てば、一国は火の海に出来るよ」
そのすさまじさを想像するだけで一同は驚くが、あまりの驚きようにビィトラが「例え話だから」と補足する。
「おい、それって、ゾアの災禍とかいうのは、実は転生者が起こしてましたって結末じゃねぇだろうな」
そう思うのも無理はないが、ゾアと接点のあるグレミアは意見した。
「ゾアは存在しますし、ガーディアンでもありませんでした。ゾアとガーディアン。この二つが何かしらの影響を及ぼし災禍に至る可能性は孕んでおりますが、”カムラ”と呼ぶ力も使いようだとは思います。我々術師も、大人数で結託すれば、不落の国を作ることも、一国を滅ぼす力も持ち合わせておりますので」
ベルメアが手を叩いて注目を集めた。
「とにかく、このままこの状態の根源を残しているのは危険よ。どう考えても転生者がこんな早期にカムラを使えるなんて不可能だろうし。あたしたちから見ても異常事態なのに、こんな危険な力を垂れ流しできるなんて、ほうっておいたら何をしでかすかは分からないわよ」
「そうだな。守護神様の言うとおりに――!!」
一瞬で、自分たちへ殺気を飛ばされた事に気付く。
それは、サラのウォームを纏っていても悪寒を感じる程である。
「かなり挑発的なやつらしいな。どうやら、来いってよ」
「ええ。ですが油断は禁物です。危険と判断した場合、即時撤退出来るように構えていますので、それに従ってください」
「頼りにしてるぞ」
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