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第二十五話
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「ほら、珠美さん。もっと私にすべてを委ねて」
低くて官能的な声に、私の身体は素直に従った。
ゆっくりと足を開かれ、そこに尚先生の身体が滑りこむ。
チラリと視線を尚先生に向けたのだが、すぐに背けた。恥ずかしくて見ていられない。
本当はすぐにでも足を閉じたかったが、尚先生が入り込んでいるために閉じることはできない。
「閉じることは許しませんよ、珠美さん」
「はずか……しいんです」
「それでもダメです。珠美さんのすべて、私に見せてください」
より足を広げられ、誰にも見せたことがない場所に尚先生の指が触れている。
指が動くたびに私は甘っるい声が出てしまう。
「ほら、赤く充血して蜜もたっぷり溢れていますよ……私を誘っていますか?」
「っ!」
尚先生は常に物腰柔らかで、所謂好青年だ。
だけど今の先生は色気ダダ漏れで、セクシーすぎる。
尚先生を見つめることができなくて視線を逸らすと、クツクツと意地悪に笑う声が聞こえた。
「珠美さん、ダメですよ。こっちを見ていて」
「尚先生?」
「誰が貴女を抱いているのか。キチンと見ていて」
「っ!」
尚先生の眼差しはとても情熱的でギラギラしている。いつもの穏やかな先生じゃない。
見ているだけでドキドキする。触られるだけで胸の鼓動が早まる。
視線を逸らすことはできない。
「そう、ずっと私を見ていて」
ドクンと胸が大きく鳴る。それと同時に身体の中心から何かが零れ落ちる感覚がした。
「ほら、珠美さんの身体はとても正直ですね。蜜がたっぷり溢れ出てきた」
「っやぁ」
「可愛い珠美さんも、素直な可愛い身体も大好きですよ」
油断していた。尚先生の甘い言葉に身も心も蕩けていたら、知らぬ間に尚先生が蜜を舐めだしたのだ。
「ハァ……っあああ!」
気持ちいいですか、と言う尚先生の声が聞こえた。
呼吸を荒げながら尚先生を見つめると、蜜が溢れ出ているであろう場所を音を立てて舐めている。
なんて厭らしいんだろう。だけど、気持ちよくて止めてだなんて言えない。
「ほら、こうしたらどうかな?」
「あああっ!!!」
敏感な場所を指で擦られて身体がしなる。今、一瞬目の前が真っ白になった。
ハァハァと呼吸を整える私に「イキましたね」と尚先生が優しく囁く。
これがイクという感覚なのか。
甘く痺れたままの身体をベッドに投げやっていると、尚先生はワイシャツを脱ぎ、アンダーシャツも脱ぎだした。
ズボンも、そして下着も全部……。見ているだけで恥ずかしいのに、視線を逸らすことができない。
(尚先生……キレイ)
均等がとれたキレイな身体。外見からはわからない、鍛えられた裸身。
思わず尚先生を魅入っていると、困ったように笑い出した。
「そんなに見られていると恥ずかしいものですね」
「……尚先生だって私を見ていたじゃないですか。それに私には尚先生をずっと見ていてって」
そうですね、とクスクスと笑いながら、尚先生はカバンを開いた。
そして取り出したのはコンドームだ。初めて間近で見る。
尚先生が手にしているコンドームをジッと見つめていると、先生は私に手渡してくれた。
「いつ、珠美さんを抱けるのかわからなかったので、ずっとカバンにスタンバっていたんですよ。これで私がずっと貴女を欲しがっていたか、わかっていただけましたか?」
「は、は、はいぃぃぃ」
持っているのも恥ずかしくなって、慌ててコンドームを尚先生に渡したのだが、やっぱり先生は意地悪だ。
おどけた顔をして「珠美さんが付けてくれないのですか?」などと、超初心者には無理なお願いをしてきた。
無理、絶対に無理。首がもげるかと思うほど横に振る私を見て、尚先生は楽しげに笑った。
「無理ですか?」
「か、か、勘弁してください。もうここまででいっぱいいっぱいなんですから!」
食ってかかる私を見て、尚先生は目を細める。愛おしい、そんな感情を滲ませた顔はとてもセクシーでカッコいい。
「少しは緊張がほぐれましたか?」
「え……」
「珠美さん、ここまで緊張しすぎて戸惑っていたでしょう?」
「っ」
その通りだ。小さく頷く私に、尚先生は申し訳なさそうに呟いた。
「さっきも言ったけど、余裕なんてないんです。本当はここでやめてあげて続きは次回がいいんだろうけど……」
眉を下げて困った様子の尚先生に、私は咄嗟に抱きついていた。
「大丈夫です。私、このまま尚先生と触れあっていたい」
「珠美さん?」
「抱いてください……先生」
勇気を振り絞った。ドクドクと胸の鼓動がうるさい。
だけど、後悔はしていない。きっと尚先生なら私を受け止めてくれると自信があるからだ。
ギュッと瞑っていた目をゆっくりと開ける。すると、目の前には温和な表情の尚先生がいた。
「私の準備はできましたよ。珠美さん、辛かったら言ってくださいね」
はい、と返事をすると、尚先生が私に覆い被さってきた。
先生のぬくもりを感じて幸せを感じた瞬間、私の中心に向かって尚先生が入ってくる。
「ゆっくり入れますから。珠美さんは力を入れずに受け入れてください」
「は、はい!」
緊張して返事をする私を、尚先生は優しく頭を撫でてくれた。それだけで胸がキュンと甘く鳴き、ドキドキしてくる。
(ああ、私。やっぱり尚先生が好きだ)
ギュッと先生に抱きつくと同時に尚先生が少しずつ入ってくるのがわかる。
異物感は否めない。だけど、いい。尚先生と一つになりたい。
「っい……たぁ」
「珠美さん、ごめんね。あと少しだから我慢できる?」
心配そうに私の目を覗き込む先生に、私はちょっとだけ強がりを見せた。
「大丈夫です」
「強がりを。だけど、そんな珠美さんも可愛いですね」
「っ!」
ドクンとまた一際高く胸が鳴った。そして下腹部がキュンと切なく鳴く。
私の中に入り込んでいる尚先生にはわかったようで、幸せそうに頬を緩めている。
「今、ギュッって私を包み込んでくれましたね。嬉しいです」
「えっと、その……あの」
挙動不審の私をギュッと抱きしめ、尚先生は腰を動かす。
息が出来ないほどに苦しい。だけど、それは同時に幸せな痛みでもあった。
「尚先生と一つになれた?」
「ええ。痛かったでしょう。よくがんばりましたね」
尚先生はそう労ってくれているが、どこか辛そうに眉を顰めている。
きっと尚先生は初めての私だから加減をしてくれているのだろう。本当は動きたくて堪らないに違いない。
「尚先生」
「痛みますか? 珠美さん。もし辛いようでしたら、もう止めましょうか」
こんな時にも私を優しく包み込んでくれる尚先生が大好きだ。
私は首を横に振り、尚先生に懇願した。
「お願い。もっと……私に尚先生を教えてください」
「っ」
尚先生が息を呑んだのがわかった。
かすれた声で「わかりました」と言うと、尚先生は腰を再び動かし始める。
まだ痛みはある。だけど、少しずつ痛みが薄れていくのもわかった。
蜜の厭らしい音が聞こえる。尚先生の荒い息づかい、そして私の甘ったるい鳴き声。
すべてが折り重なって、私の身体は蕩けていく。
「あっ……っああん、はぁっ」
「珠美」
尚先生が私の名前を呼び捨てにする。今までに一度だけあったが、それ以降なかなか呼び捨てでは呼んでくれなかった。
だけど今は、何度も何度も私の名前を呼んでくれる。それがとても嬉しい。
「好きだ、珠美。もう……離さないから!」
「ああああっ!!!」
白い波が押し寄せてくる。フワフワとどこかに飛んでいきそう……そんなことを思い浮かべながら、私は尚先生の腕の中で力を抜いた。
低くて官能的な声に、私の身体は素直に従った。
ゆっくりと足を開かれ、そこに尚先生の身体が滑りこむ。
チラリと視線を尚先生に向けたのだが、すぐに背けた。恥ずかしくて見ていられない。
本当はすぐにでも足を閉じたかったが、尚先生が入り込んでいるために閉じることはできない。
「閉じることは許しませんよ、珠美さん」
「はずか……しいんです」
「それでもダメです。珠美さんのすべて、私に見せてください」
より足を広げられ、誰にも見せたことがない場所に尚先生の指が触れている。
指が動くたびに私は甘っるい声が出てしまう。
「ほら、赤く充血して蜜もたっぷり溢れていますよ……私を誘っていますか?」
「っ!」
尚先生は常に物腰柔らかで、所謂好青年だ。
だけど今の先生は色気ダダ漏れで、セクシーすぎる。
尚先生を見つめることができなくて視線を逸らすと、クツクツと意地悪に笑う声が聞こえた。
「珠美さん、ダメですよ。こっちを見ていて」
「尚先生?」
「誰が貴女を抱いているのか。キチンと見ていて」
「っ!」
尚先生の眼差しはとても情熱的でギラギラしている。いつもの穏やかな先生じゃない。
見ているだけでドキドキする。触られるだけで胸の鼓動が早まる。
視線を逸らすことはできない。
「そう、ずっと私を見ていて」
ドクンと胸が大きく鳴る。それと同時に身体の中心から何かが零れ落ちる感覚がした。
「ほら、珠美さんの身体はとても正直ですね。蜜がたっぷり溢れ出てきた」
「っやぁ」
「可愛い珠美さんも、素直な可愛い身体も大好きですよ」
油断していた。尚先生の甘い言葉に身も心も蕩けていたら、知らぬ間に尚先生が蜜を舐めだしたのだ。
「ハァ……っあああ!」
気持ちいいですか、と言う尚先生の声が聞こえた。
呼吸を荒げながら尚先生を見つめると、蜜が溢れ出ているであろう場所を音を立てて舐めている。
なんて厭らしいんだろう。だけど、気持ちよくて止めてだなんて言えない。
「ほら、こうしたらどうかな?」
「あああっ!!!」
敏感な場所を指で擦られて身体がしなる。今、一瞬目の前が真っ白になった。
ハァハァと呼吸を整える私に「イキましたね」と尚先生が優しく囁く。
これがイクという感覚なのか。
甘く痺れたままの身体をベッドに投げやっていると、尚先生はワイシャツを脱ぎ、アンダーシャツも脱ぎだした。
ズボンも、そして下着も全部……。見ているだけで恥ずかしいのに、視線を逸らすことができない。
(尚先生……キレイ)
均等がとれたキレイな身体。外見からはわからない、鍛えられた裸身。
思わず尚先生を魅入っていると、困ったように笑い出した。
「そんなに見られていると恥ずかしいものですね」
「……尚先生だって私を見ていたじゃないですか。それに私には尚先生をずっと見ていてって」
そうですね、とクスクスと笑いながら、尚先生はカバンを開いた。
そして取り出したのはコンドームだ。初めて間近で見る。
尚先生が手にしているコンドームをジッと見つめていると、先生は私に手渡してくれた。
「いつ、珠美さんを抱けるのかわからなかったので、ずっとカバンにスタンバっていたんですよ。これで私がずっと貴女を欲しがっていたか、わかっていただけましたか?」
「は、は、はいぃぃぃ」
持っているのも恥ずかしくなって、慌ててコンドームを尚先生に渡したのだが、やっぱり先生は意地悪だ。
おどけた顔をして「珠美さんが付けてくれないのですか?」などと、超初心者には無理なお願いをしてきた。
無理、絶対に無理。首がもげるかと思うほど横に振る私を見て、尚先生は楽しげに笑った。
「無理ですか?」
「か、か、勘弁してください。もうここまででいっぱいいっぱいなんですから!」
食ってかかる私を見て、尚先生は目を細める。愛おしい、そんな感情を滲ませた顔はとてもセクシーでカッコいい。
「少しは緊張がほぐれましたか?」
「え……」
「珠美さん、ここまで緊張しすぎて戸惑っていたでしょう?」
「っ」
その通りだ。小さく頷く私に、尚先生は申し訳なさそうに呟いた。
「さっきも言ったけど、余裕なんてないんです。本当はここでやめてあげて続きは次回がいいんだろうけど……」
眉を下げて困った様子の尚先生に、私は咄嗟に抱きついていた。
「大丈夫です。私、このまま尚先生と触れあっていたい」
「珠美さん?」
「抱いてください……先生」
勇気を振り絞った。ドクドクと胸の鼓動がうるさい。
だけど、後悔はしていない。きっと尚先生なら私を受け止めてくれると自信があるからだ。
ギュッと瞑っていた目をゆっくりと開ける。すると、目の前には温和な表情の尚先生がいた。
「私の準備はできましたよ。珠美さん、辛かったら言ってくださいね」
はい、と返事をすると、尚先生が私に覆い被さってきた。
先生のぬくもりを感じて幸せを感じた瞬間、私の中心に向かって尚先生が入ってくる。
「ゆっくり入れますから。珠美さんは力を入れずに受け入れてください」
「は、はい!」
緊張して返事をする私を、尚先生は優しく頭を撫でてくれた。それだけで胸がキュンと甘く鳴き、ドキドキしてくる。
(ああ、私。やっぱり尚先生が好きだ)
ギュッと先生に抱きつくと同時に尚先生が少しずつ入ってくるのがわかる。
異物感は否めない。だけど、いい。尚先生と一つになりたい。
「っい……たぁ」
「珠美さん、ごめんね。あと少しだから我慢できる?」
心配そうに私の目を覗き込む先生に、私はちょっとだけ強がりを見せた。
「大丈夫です」
「強がりを。だけど、そんな珠美さんも可愛いですね」
「っ!」
ドクンとまた一際高く胸が鳴った。そして下腹部がキュンと切なく鳴く。
私の中に入り込んでいる尚先生にはわかったようで、幸せそうに頬を緩めている。
「今、ギュッって私を包み込んでくれましたね。嬉しいです」
「えっと、その……あの」
挙動不審の私をギュッと抱きしめ、尚先生は腰を動かす。
息が出来ないほどに苦しい。だけど、それは同時に幸せな痛みでもあった。
「尚先生と一つになれた?」
「ええ。痛かったでしょう。よくがんばりましたね」
尚先生はそう労ってくれているが、どこか辛そうに眉を顰めている。
きっと尚先生は初めての私だから加減をしてくれているのだろう。本当は動きたくて堪らないに違いない。
「尚先生」
「痛みますか? 珠美さん。もし辛いようでしたら、もう止めましょうか」
こんな時にも私を優しく包み込んでくれる尚先生が大好きだ。
私は首を横に振り、尚先生に懇願した。
「お願い。もっと……私に尚先生を教えてください」
「っ」
尚先生が息を呑んだのがわかった。
かすれた声で「わかりました」と言うと、尚先生は腰を再び動かし始める。
まだ痛みはある。だけど、少しずつ痛みが薄れていくのもわかった。
蜜の厭らしい音が聞こえる。尚先生の荒い息づかい、そして私の甘ったるい鳴き声。
すべてが折り重なって、私の身体は蕩けていく。
「あっ……っああん、はぁっ」
「珠美」
尚先生が私の名前を呼び捨てにする。今までに一度だけあったが、それ以降なかなか呼び捨てでは呼んでくれなかった。
だけど今は、何度も何度も私の名前を呼んでくれる。それがとても嬉しい。
「好きだ、珠美。もう……離さないから!」
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