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だって子供だもん
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空を飛ぶのはロマンだよね!
てなわけで、俺は今から空を飛ぶ練習をしようと思う。
なお、見つかると怖いため、夜に行っております。
ん? 家の人が心配しないかって?
問題ない、問題ない。
転移で出てきたからね。
今は公園で、靴もちゃんと回収してきている。
アイテムボックスはこの歳で使うと問題になりそうなので、誕生日に買ってもらったカバンをアイテムボックス化して持ち歩いている。
カバンは方からかけるショルダーバッグで、少しお高いものだ。
普段から使うものはできるだけ良いものにしたい。
ちなみにお父さんの名前はグルーグだ。
あれ? お父さん一度も出てなくない? とかは言わないでくれると助かる。
⋯⋯正直7歳くらいになった所からスタートした方がいいんじゃね? とも思っているし、普段無口な人を何も無い場面で出すのは辛いのだ。
まぁいろいろあったが、準備は完了だ。
誰かに見られてもいいように屋台で仮面も買ってある。
おいそこ!
ちょっと絵柄的にかっこ悪いんじゃない? とか言わない!
それに、付けるのは大体小さい子だろ? 愛嬌あって可愛いじゃないか!
⋯⋯まあ、少しカッコイイんじゃない? とも思わないではないが。(ツンデレ)
んん! まぁこのくらにして、さて、どうやって飛ぼう?
何? 事前に決めておけだって? いや、案はあるんだけど、なんかダサいんじゃないかとか思っている。
時空魔法で自分の体を引っ張りながら進むか、空間の上を歩けるようにするか、ザ・ワール○を使うか。
正直、ザ・ワール○はなしにしたい。
よし、前2つでいこう!
歩きながら引っ張る。
決まりだね!
俺は早速魔法を使い、少しずつ少しずつ浮かんでいく。
この魔法予想よりも難しい!
なんと、上を歩けるようにしようとすると、移動する度に歩ける場所を作らないと行けないのだ。
普通の速度で移動出来るようになるまで、かなり時間がかかるかもしれない。
空中を歩くのは普段からやっといた方がいいかもしれない。
よし、練習メニューに入れよう。
俺は魔法か砂遊びかからかうのかスカートめくりぐらいしかやることがないのだ。
⋯⋯ああ、子供っていいよね。
知ってるかい? 子供は女風呂に入れるんだよ?
この世界では、水はそこまで重要視されていない。
水道が発達しているのもあるが、何より魔法がある。
魔法があれば水も出せるし、温められる。
風呂の文化は異世界人が広めていたみたいで、銭湯もあるし、風呂のある家も多い。
なら魔法が使えない家はどうなるんだ? と思うかもしれないが、どうやら魔道具があるみたいで、その魔道具を使えば、魔力がない人でも使えるみたいだ。
魔道具というのは、魔力を使う道具だそうで、魔石をよく使う。
そのまま魔力を込めて使うのと、魔石をはめ込んでスイッチを押して使うやつに別れている。
俺的には魔石の方で、ぼーっとしながらでも使えるからおすすめだ。(独り言)
そんなことを考えているうちに、速く移動できるようになった。
もう足場を作るやつはやっていない。
引っ張る方が圧倒的に楽だからだ。
それでも止まる時には足場を作る方が楽かもしれない。
まあ、普段から足場を作る練習はするけどね。
よし、次の段階に移ろう。
俺は警護している警備兵Aさんの真上へやってきた。
少しイタズラをしたくなってしまったのだ。
まあ、これも小さい子供なんだから仕方ないんだ、ごめんね。(謝る気ゼロ)
俺は時空魔法を使って、できるだけ怖いと思える声を警備兵Aの耳元へと声を飛ばす。
た~す~け~て~
「だ、誰だ!」
警備兵Aはキョロキョロと辺りを見回し始めた。
こ~ろ~さ~な~い~で~
「ヒッ! だ、誰なんだ!」
ほ し い
「ッ!」
警備兵Aはついに声を出さなくなった。
ほ し い よ ー
「ッッッ!」
お ま え の い の ち が ほしい!
「ギャーっ! で、出たー! 何かが出たぞー!」
警備兵Aは逃げるを使った。
しかし、回り込まれてしまった。
「警備兵さん」
俺は警備兵Aの少し前に転移した。
すると、警備兵Aは俺を見て剣を向けてきた。
「ちょ、ちょっと待ちましょうよ!?」
警備兵Aは俺の声を聞くとギョッとし、親のかたきを見るような目で見てきた。
その目には、心做しか涙が浮かんでいる気がする。
「お前だな⋯⋯。 お前が脅かしたのか! この変質者め!」
「え? 変質者? 子供にそれはないでしょう。 どちらかと言うと、子供に向かって叫んでいるあなたの方が⋯⋯」
「うるせぇ! こんな夜中に何しているんだ! そんなに大人をからかって楽しいか! そんな変な仮面までつけやがって!」
「なんかすいません⋯⋯。 でも、あるじゃないですか、よくテレビとかで。 あ、僕も看板持たないとダメなんでしょうか?」
「さっきから何言ってやがるんだ! とりあえず来てもらうぞ」
俺は捕まえに来た警備兵Aさんに泥団子をぶつけると、空に浮かび上がった。
「先にやったのはあなたなんですから文句はないですよね? あ、あれ? 先にやったの僕なんでしょうか? あ、でも勝手に怯えていきなり襲いかかってきたのは警備兵Aさんなので、ここはトンズラさせていただきますね。 では、お仕事頑張ってください」
俺はそう言うと手洗い場に転移した。
それから手を洗うと靴を戻して部屋で空中歩行の練習なんかをして、朝まで過ごした。
てなわけで、俺は今から空を飛ぶ練習をしようと思う。
なお、見つかると怖いため、夜に行っております。
ん? 家の人が心配しないかって?
問題ない、問題ない。
転移で出てきたからね。
今は公園で、靴もちゃんと回収してきている。
アイテムボックスはこの歳で使うと問題になりそうなので、誕生日に買ってもらったカバンをアイテムボックス化して持ち歩いている。
カバンは方からかけるショルダーバッグで、少しお高いものだ。
普段から使うものはできるだけ良いものにしたい。
ちなみにお父さんの名前はグルーグだ。
あれ? お父さん一度も出てなくない? とかは言わないでくれると助かる。
⋯⋯正直7歳くらいになった所からスタートした方がいいんじゃね? とも思っているし、普段無口な人を何も無い場面で出すのは辛いのだ。
まぁいろいろあったが、準備は完了だ。
誰かに見られてもいいように屋台で仮面も買ってある。
おいそこ!
ちょっと絵柄的にかっこ悪いんじゃない? とか言わない!
それに、付けるのは大体小さい子だろ? 愛嬌あって可愛いじゃないか!
⋯⋯まあ、少しカッコイイんじゃない? とも思わないではないが。(ツンデレ)
んん! まぁこのくらにして、さて、どうやって飛ぼう?
何? 事前に決めておけだって? いや、案はあるんだけど、なんかダサいんじゃないかとか思っている。
時空魔法で自分の体を引っ張りながら進むか、空間の上を歩けるようにするか、ザ・ワール○を使うか。
正直、ザ・ワール○はなしにしたい。
よし、前2つでいこう!
歩きながら引っ張る。
決まりだね!
俺は早速魔法を使い、少しずつ少しずつ浮かんでいく。
この魔法予想よりも難しい!
なんと、上を歩けるようにしようとすると、移動する度に歩ける場所を作らないと行けないのだ。
普通の速度で移動出来るようになるまで、かなり時間がかかるかもしれない。
空中を歩くのは普段からやっといた方がいいかもしれない。
よし、練習メニューに入れよう。
俺は魔法か砂遊びかからかうのかスカートめくりぐらいしかやることがないのだ。
⋯⋯ああ、子供っていいよね。
知ってるかい? 子供は女風呂に入れるんだよ?
この世界では、水はそこまで重要視されていない。
水道が発達しているのもあるが、何より魔法がある。
魔法があれば水も出せるし、温められる。
風呂の文化は異世界人が広めていたみたいで、銭湯もあるし、風呂のある家も多い。
なら魔法が使えない家はどうなるんだ? と思うかもしれないが、どうやら魔道具があるみたいで、その魔道具を使えば、魔力がない人でも使えるみたいだ。
魔道具というのは、魔力を使う道具だそうで、魔石をよく使う。
そのまま魔力を込めて使うのと、魔石をはめ込んでスイッチを押して使うやつに別れている。
俺的には魔石の方で、ぼーっとしながらでも使えるからおすすめだ。(独り言)
そんなことを考えているうちに、速く移動できるようになった。
もう足場を作るやつはやっていない。
引っ張る方が圧倒的に楽だからだ。
それでも止まる時には足場を作る方が楽かもしれない。
まあ、普段から足場を作る練習はするけどね。
よし、次の段階に移ろう。
俺は警護している警備兵Aさんの真上へやってきた。
少しイタズラをしたくなってしまったのだ。
まあ、これも小さい子供なんだから仕方ないんだ、ごめんね。(謝る気ゼロ)
俺は時空魔法を使って、できるだけ怖いと思える声を警備兵Aの耳元へと声を飛ばす。
た~す~け~て~
「だ、誰だ!」
警備兵Aはキョロキョロと辺りを見回し始めた。
こ~ろ~さ~な~い~で~
「ヒッ! だ、誰なんだ!」
ほ し い
「ッ!」
警備兵Aはついに声を出さなくなった。
ほ し い よ ー
「ッッッ!」
お ま え の い の ち が ほしい!
「ギャーっ! で、出たー! 何かが出たぞー!」
警備兵Aは逃げるを使った。
しかし、回り込まれてしまった。
「警備兵さん」
俺は警備兵Aの少し前に転移した。
すると、警備兵Aは俺を見て剣を向けてきた。
「ちょ、ちょっと待ちましょうよ!?」
警備兵Aは俺の声を聞くとギョッとし、親のかたきを見るような目で見てきた。
その目には、心做しか涙が浮かんでいる気がする。
「お前だな⋯⋯。 お前が脅かしたのか! この変質者め!」
「え? 変質者? 子供にそれはないでしょう。 どちらかと言うと、子供に向かって叫んでいるあなたの方が⋯⋯」
「うるせぇ! こんな夜中に何しているんだ! そんなに大人をからかって楽しいか! そんな変な仮面までつけやがって!」
「なんかすいません⋯⋯。 でも、あるじゃないですか、よくテレビとかで。 あ、僕も看板持たないとダメなんでしょうか?」
「さっきから何言ってやがるんだ! とりあえず来てもらうぞ」
俺は捕まえに来た警備兵Aさんに泥団子をぶつけると、空に浮かび上がった。
「先にやったのはあなたなんですから文句はないですよね? あ、あれ? 先にやったの僕なんでしょうか? あ、でも勝手に怯えていきなり襲いかかってきたのは警備兵Aさんなので、ここはトンズラさせていただきますね。 では、お仕事頑張ってください」
俺はそう言うと手洗い場に転移した。
それから手を洗うと靴を戻して部屋で空中歩行の練習なんかをして、朝まで過ごした。
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