51 / 57
Ⅶ 禍星の剣、月に架かる夜闇を断ちて * 5 *
しおりを挟む
「あ、れ?」
無我夢中で瘴気の靄と格闘していた智路は、とつぜん攻撃対象が消えてしまったことに気づいて唖然とする。
施設内を上から調べているものの、いまのところ誰かが残っている形跡は見当たらない。
「……もしや、地下か?」
この施設には地下にも部屋があることをせのんが口にしていた。そこは限られた人間しか行くことの許されない場所で、せのんも降りたことはないと言っていたが。
「チロルくん!」
上階にいたクライネも異変に気づいたようだ。階段を駆け降りてくる彼と、その後ろから現れた人間を見て、智路は納得する。
「クライネさん、『月』の影を召喚していたんですね」
「そういうこと」
智路の言葉に、景臣が応える。ふたりは亀梨神社で何度か顔を合わせているため、挨拶することなく本題に入る。
「だけどこの瘴気を消し去ったのは、オレじゃないぞ」
意外な景臣の言葉に、智路は首を傾げ、クライネへ視線を向ける。クライネもオイラじゃないと首を左右に振っている。
「じゃあ、いったい誰が……」
「月架ちゃんだよ」
景臣がぽつりと呟き、微笑する。
「あの子は、自分の身体を遺して逝った。その身体は地下空間に安置されていたんだ」
土地神と意思疎通ができなくなってまで、彼女は椎斎を守ろうとした。『夜』の騎士がその真実に到達した結果、朽ちない身体に残っていた神力が、瘴気を浄化させたのである。
「……月架か」
智路は自分が使い魔になるまでせのんの傍にいてくれた『夜』の斎神を思い出し、未だにこの街を、自分たちを守ってくれたのかと感嘆する。
「月架ちゃんは『夜』の騎士ではない人間と忠誠の儀をしていたんだ。彼女はその騎士の手によって、ようやく天に還ったんだよ」
景臣が知る月架は、『夜』の斎神と呼ばれる人間離れした女性ではない。ただ、ちょっとばかし頭が良すぎたから、土地神と共に生きた古民族の興亡に疑問を持ってしまったのだ。そして、それが仇になる。
彼女は知りすぎたが故に、自らの命を縮めたともいえる。理破が考えていた仮説は、景臣からすれば事実といって過言ではない。
月架は隠された神話を紐解き、鎮目一族によって滅んだとされる土地神と共に生きた古民族について調べていた。その結果、秘かに生き延びて復讐の機を狙っている人間がいることを知ってしまった。そして、そのことを向こうに知られてしまったがために殺されてしまったというのがきっと、真実に一番近い解答なのかもしれない。
景臣がそのことに気づいたのは、御神木を傷つけた少女と遭遇してからだった。他のコトワリヤブリも似たり寄ったりだろう。
月架はひとり早く気づきすぎてしまったのだ。そのことを土地神になりかわろうとする何者かに利用され、葬られてしまった。
……もしかしたら月架ちゃんはそれすら覚悟して、コトワリヤブリに何も告げることなく宝珠に自分の抜け殻だけを残すよう願ったのかもしれない。
景臣にとって月架は理破が仕えるべき斎神として申し分のない存在だった。三種の神器である鏡が壊れて欠片が紛失していようが、まったく問題にならなかったのだから。
「この街に、神様はいないんだよ……自分が神様だってことをおいといて、よく月架ちゃんは口にしてたっけ」
いないの「ない」は「無い」ではなく「亡い」だったのだ。それに理破が気づいたとき、既に月架は死んでいた。
月架はこの世にいるはずのない土地神の遺志を継ぎ、愛すべきひとたちが暮らす椎斎を守るために死んだのだ。
智路が景臣の話をしみじみと聞いていると、思いだしたように小声で囁く。
「――そんな土地神と共に生きた末裔を、『星』の使い魔にさせているところからして、月架らしいよ」
クライネがぎょっとした表情で智路を見つめている。自分が愛する娘の祖先が智路たち古民族ことレラ・ノイミの部族を滅亡させた元凶なのだ、その末裔があろうことか仇である少女の使い魔に甘んじているとは、到底信じがたいことだろう。
「ジークが言っていた〈選べ〉の意味、わかりました?」
クライネは智路の声に辛うじて頷き返す。混乱しているようだが、すぐに受け入れるだろう。なんせ智路は見ず知らずの縁者より、敵方の人間であるせのんを選んだのだから。
土地神と共に暮らしたとされるレラ・ノイミの部族を滅亡へ追いやった鎮目一族。レラとは『風』、そしてノイミは『祭』を示す。そこから風祭という地名だけが残ったとされていた。だが、なんらかの原因で生き残りがいたのだろう、智路の祖先ではない誰かが。
滅んだ部族のなかで、唯一生き延びたのは敵方と恋仲になった女……ルル・モ・ペだけだと言われていた。遠い遠い祖先の名が、智路の苗字である留萌の由来だ。
いまでは『月』の影と『夜』の一族の一握りだけが知るという文字を持たない言語を語り継いだとされるのが、留萌氏である。それゆえ、月架は何も知らない智路に、彼の祖父が自分に口伝した古民族の言語を面白半分に教え返したのだ。
――知っておいて損はないぞ。たとえ鎮目一族の傍流としてずっと生きていくにしても。
月架に言われた時は正直面倒だと思った智路だったが、祓魔のちからだけでせのんを守り抜くことはできないと言われ、勉強するようになった。その結果、『星』の斎の使い魔として鎮目一族から認められるようになったのだから月架の言葉はあながち嘘ではなかったといえる。
その月架が、自分をせのんの使い魔にさせたがったもうひとつの理由も、智路は知っている。
「月架は俺を『星』の音色に導かれた奴らへの切り札にしたんだ」
同じ土地神と共に生きた民族の末裔である少年が、敵であった鎮目一族の秘められた『星』を守る存在として復讐を阻む壁になるという皮肉を思い知らせるために。
「……そこまで考えたんだから、きっと殺されることも、その後のことも考えていたんだろうなぁ」
景臣が今更のように呟く。だが、これで終わりではない。
「瘴気がなくなればこっちのものだ。下でリハちゃんたちと合流して、『星』の斎を取り戻してユイちゃんに鬼姫を完全に封じてもらってとっとと奴らの野望を阻止するぞー!」
感傷に浸っていた景臣は、おもむろに翼を拡げると、片腕で智路とクライネを抱え込み、勢いよく窓からダイブする。ふたりは思わず瞳を瞑る。
そして目を開ければそこは、海だった。
* * *
「嘘、瘴気が消えてる? なんで? さっきまで見えていたのに?」
一方、謡子と昼顔もまた、瘴気の消滅を目の当たりにし、動揺していた。
黒い靄の姿はどこにもなく、あるのは静けさを取り戻した白亜の研究所だけ。こんなに早く瘴気を消し去るとは思っていなかった謡子は困惑している。こうしてみると迷子になった幼子のようだ。自分がしっかりしなければと昼顔は彼女の袖をぎゅっと握り、諌める。
「まだよ。あなたにはレラ・ノイミのちからがある。コトワリヤブリと同等のちからが。主さまを神の玉座へ迎えるために必要な『夜』の斎がここにいるんでしょう? 恐れないで。主さまを信じて……いきましょう」
ほんとうは昼顔だって怖い。けれど失敗することは考えたくないから、勇気を振り絞って、言葉にする。そして、昼顔は巫女装束の袖を引っ張りながらちからの渦巻く施設の地下へとすすんでいく。
螺旋状の外階段を一段ずつ降りていく都度、場違いな潮風が鼻孔をくすぐる。
椎斎市の亀梨神社が聖域であれば、こちらは禁域ともいえるだろう。『夜』の一部の人間と特殊な事情を持つものしか鍵を与えられない隠された部屋だと、昼顔の主である万暁が忌々しげに口にしていたのを思い出し、この先に何が待っているのか胸を躍らせる。
目の前に現れた扉は、半開きになっていた。それだからよけいに、海の匂いが漂っていたのだろう。
このまま入っていいのか逡巡したものの、謡子と視線を合わせ、ともに駆けこんでいく。
「Nitnekamuy……」
謡子が思わず口に出していたのは、主である万暁が『太陽の使者』だと信じ込んでいる邪神の名。
戦国の世に鎮目氏に部族を滅ぼされたレラ・ノイミの生き残りたちはその後、風祭氏と名を変えて雪深い山奥に隠れて生き延びていった。鎮目一族と椎斎の街を恨んだまま。
結果、現代まで色濃く引き継がれたのが邪神信奉だ。だが、謡子からしてみれば邪神などと呼びつける鎮目一族や彼らとともにあるコトワリヤブリの方が異端に見えてしまう。どちらも自分たちが信奉する神は同じはずだったのに、どこですれ違ってしまったのか。
けれどもその土地神はこの街にいないのだ。
神と同等のちからを持つとされる斎神はいたが、彼女は謡子が殺してしまった。
あの斎神を思い出すとイライラするのはなぜだろう。死ぬことを受け入れていた月架は。
「謡子」
昼顔に名を呼ばれ、我に却る。顔をあげるとそこには、ふたりの少女と地に泣き崩れている青年の姿があった。
その青年がこちらを振り向き声をあげようとしたそのとき――……
無我夢中で瘴気の靄と格闘していた智路は、とつぜん攻撃対象が消えてしまったことに気づいて唖然とする。
施設内を上から調べているものの、いまのところ誰かが残っている形跡は見当たらない。
「……もしや、地下か?」
この施設には地下にも部屋があることをせのんが口にしていた。そこは限られた人間しか行くことの許されない場所で、せのんも降りたことはないと言っていたが。
「チロルくん!」
上階にいたクライネも異変に気づいたようだ。階段を駆け降りてくる彼と、その後ろから現れた人間を見て、智路は納得する。
「クライネさん、『月』の影を召喚していたんですね」
「そういうこと」
智路の言葉に、景臣が応える。ふたりは亀梨神社で何度か顔を合わせているため、挨拶することなく本題に入る。
「だけどこの瘴気を消し去ったのは、オレじゃないぞ」
意外な景臣の言葉に、智路は首を傾げ、クライネへ視線を向ける。クライネもオイラじゃないと首を左右に振っている。
「じゃあ、いったい誰が……」
「月架ちゃんだよ」
景臣がぽつりと呟き、微笑する。
「あの子は、自分の身体を遺して逝った。その身体は地下空間に安置されていたんだ」
土地神と意思疎通ができなくなってまで、彼女は椎斎を守ろうとした。『夜』の騎士がその真実に到達した結果、朽ちない身体に残っていた神力が、瘴気を浄化させたのである。
「……月架か」
智路は自分が使い魔になるまでせのんの傍にいてくれた『夜』の斎神を思い出し、未だにこの街を、自分たちを守ってくれたのかと感嘆する。
「月架ちゃんは『夜』の騎士ではない人間と忠誠の儀をしていたんだ。彼女はその騎士の手によって、ようやく天に還ったんだよ」
景臣が知る月架は、『夜』の斎神と呼ばれる人間離れした女性ではない。ただ、ちょっとばかし頭が良すぎたから、土地神と共に生きた古民族の興亡に疑問を持ってしまったのだ。そして、それが仇になる。
彼女は知りすぎたが故に、自らの命を縮めたともいえる。理破が考えていた仮説は、景臣からすれば事実といって過言ではない。
月架は隠された神話を紐解き、鎮目一族によって滅んだとされる土地神と共に生きた古民族について調べていた。その結果、秘かに生き延びて復讐の機を狙っている人間がいることを知ってしまった。そして、そのことを向こうに知られてしまったがために殺されてしまったというのがきっと、真実に一番近い解答なのかもしれない。
景臣がそのことに気づいたのは、御神木を傷つけた少女と遭遇してからだった。他のコトワリヤブリも似たり寄ったりだろう。
月架はひとり早く気づきすぎてしまったのだ。そのことを土地神になりかわろうとする何者かに利用され、葬られてしまった。
……もしかしたら月架ちゃんはそれすら覚悟して、コトワリヤブリに何も告げることなく宝珠に自分の抜け殻だけを残すよう願ったのかもしれない。
景臣にとって月架は理破が仕えるべき斎神として申し分のない存在だった。三種の神器である鏡が壊れて欠片が紛失していようが、まったく問題にならなかったのだから。
「この街に、神様はいないんだよ……自分が神様だってことをおいといて、よく月架ちゃんは口にしてたっけ」
いないの「ない」は「無い」ではなく「亡い」だったのだ。それに理破が気づいたとき、既に月架は死んでいた。
月架はこの世にいるはずのない土地神の遺志を継ぎ、愛すべきひとたちが暮らす椎斎を守るために死んだのだ。
智路が景臣の話をしみじみと聞いていると、思いだしたように小声で囁く。
「――そんな土地神と共に生きた末裔を、『星』の使い魔にさせているところからして、月架らしいよ」
クライネがぎょっとした表情で智路を見つめている。自分が愛する娘の祖先が智路たち古民族ことレラ・ノイミの部族を滅亡させた元凶なのだ、その末裔があろうことか仇である少女の使い魔に甘んじているとは、到底信じがたいことだろう。
「ジークが言っていた〈選べ〉の意味、わかりました?」
クライネは智路の声に辛うじて頷き返す。混乱しているようだが、すぐに受け入れるだろう。なんせ智路は見ず知らずの縁者より、敵方の人間であるせのんを選んだのだから。
土地神と共に暮らしたとされるレラ・ノイミの部族を滅亡へ追いやった鎮目一族。レラとは『風』、そしてノイミは『祭』を示す。そこから風祭という地名だけが残ったとされていた。だが、なんらかの原因で生き残りがいたのだろう、智路の祖先ではない誰かが。
滅んだ部族のなかで、唯一生き延びたのは敵方と恋仲になった女……ルル・モ・ペだけだと言われていた。遠い遠い祖先の名が、智路の苗字である留萌の由来だ。
いまでは『月』の影と『夜』の一族の一握りだけが知るという文字を持たない言語を語り継いだとされるのが、留萌氏である。それゆえ、月架は何も知らない智路に、彼の祖父が自分に口伝した古民族の言語を面白半分に教え返したのだ。
――知っておいて損はないぞ。たとえ鎮目一族の傍流としてずっと生きていくにしても。
月架に言われた時は正直面倒だと思った智路だったが、祓魔のちからだけでせのんを守り抜くことはできないと言われ、勉強するようになった。その結果、『星』の斎の使い魔として鎮目一族から認められるようになったのだから月架の言葉はあながち嘘ではなかったといえる。
その月架が、自分をせのんの使い魔にさせたがったもうひとつの理由も、智路は知っている。
「月架は俺を『星』の音色に導かれた奴らへの切り札にしたんだ」
同じ土地神と共に生きた民族の末裔である少年が、敵であった鎮目一族の秘められた『星』を守る存在として復讐を阻む壁になるという皮肉を思い知らせるために。
「……そこまで考えたんだから、きっと殺されることも、その後のことも考えていたんだろうなぁ」
景臣が今更のように呟く。だが、これで終わりではない。
「瘴気がなくなればこっちのものだ。下でリハちゃんたちと合流して、『星』の斎を取り戻してユイちゃんに鬼姫を完全に封じてもらってとっとと奴らの野望を阻止するぞー!」
感傷に浸っていた景臣は、おもむろに翼を拡げると、片腕で智路とクライネを抱え込み、勢いよく窓からダイブする。ふたりは思わず瞳を瞑る。
そして目を開ければそこは、海だった。
* * *
「嘘、瘴気が消えてる? なんで? さっきまで見えていたのに?」
一方、謡子と昼顔もまた、瘴気の消滅を目の当たりにし、動揺していた。
黒い靄の姿はどこにもなく、あるのは静けさを取り戻した白亜の研究所だけ。こんなに早く瘴気を消し去るとは思っていなかった謡子は困惑している。こうしてみると迷子になった幼子のようだ。自分がしっかりしなければと昼顔は彼女の袖をぎゅっと握り、諌める。
「まだよ。あなたにはレラ・ノイミのちからがある。コトワリヤブリと同等のちからが。主さまを神の玉座へ迎えるために必要な『夜』の斎がここにいるんでしょう? 恐れないで。主さまを信じて……いきましょう」
ほんとうは昼顔だって怖い。けれど失敗することは考えたくないから、勇気を振り絞って、言葉にする。そして、昼顔は巫女装束の袖を引っ張りながらちからの渦巻く施設の地下へとすすんでいく。
螺旋状の外階段を一段ずつ降りていく都度、場違いな潮風が鼻孔をくすぐる。
椎斎市の亀梨神社が聖域であれば、こちらは禁域ともいえるだろう。『夜』の一部の人間と特殊な事情を持つものしか鍵を与えられない隠された部屋だと、昼顔の主である万暁が忌々しげに口にしていたのを思い出し、この先に何が待っているのか胸を躍らせる。
目の前に現れた扉は、半開きになっていた。それだからよけいに、海の匂いが漂っていたのだろう。
このまま入っていいのか逡巡したものの、謡子と視線を合わせ、ともに駆けこんでいく。
「Nitnekamuy……」
謡子が思わず口に出していたのは、主である万暁が『太陽の使者』だと信じ込んでいる邪神の名。
戦国の世に鎮目氏に部族を滅ぼされたレラ・ノイミの生き残りたちはその後、風祭氏と名を変えて雪深い山奥に隠れて生き延びていった。鎮目一族と椎斎の街を恨んだまま。
結果、現代まで色濃く引き継がれたのが邪神信奉だ。だが、謡子からしてみれば邪神などと呼びつける鎮目一族や彼らとともにあるコトワリヤブリの方が異端に見えてしまう。どちらも自分たちが信奉する神は同じはずだったのに、どこですれ違ってしまったのか。
けれどもその土地神はこの街にいないのだ。
神と同等のちからを持つとされる斎神はいたが、彼女は謡子が殺してしまった。
あの斎神を思い出すとイライラするのはなぜだろう。死ぬことを受け入れていた月架は。
「謡子」
昼顔に名を呼ばれ、我に却る。顔をあげるとそこには、ふたりの少女と地に泣き崩れている青年の姿があった。
その青年がこちらを振り向き声をあげようとしたそのとき――……
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる