身代わり聖女は「君を孕ますつもりはない」と言われたのに死に戻り王子に溺愛されています

ささゆき細雪

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chapter,2

01. 身代わり聖女は吊るされて《1》

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 リシャルトに口移しで避妊薬を飲まされたあの夜から、ヒセラは執拗に最後まで抱かれるようになった。ほんものの聖女ジゼルフィアだったら抱き殺されてしまうのではないかと思うくらいの抱き潰される日々に、彼女の身体は知らず知らずのうちに消耗していく。
 それでも彼が与えてくれる快楽に、ヒセラは抗うことができない。魔法酔いしない体質だったはずなのに、毎晩のように強大な魔力と子種を注がれて、彼女の身体は麻痺しつつある。それゆえ、彼に言われるがままいやらしいことを受け入れ、快楽に溺れる日々を送っていた。
 無垢な聖女の身体は結婚後、濃厚な一月で淫らなものへと作り替えられていく。
 優しいのに、強引で、自分だけを快楽漬けにしていくリシャルト。早く子どもを作りたいヒセラは、避妊薬を飲ませる夫をどうにかして止めさせたいと思っているが、今宵も彼にされるがまま……
 カシャン、と金属の音が響く。はだかのヒセラは左右の手首に白銀の枷をつけられ、不安定な体勢で寝台の柱に吊るされていた。

「はずかしぃ、です……」

 リシャルトを見下ろすような形で自分の痴態が晒されている。両足をひろげた状態で固定されているから、髪色と同じ和毛が茂る秘処も丸見えになっており、夫の前で無防備なヒセラはもどかしそうに腰を揺らす。
 ふだんとは異なる彼の行為に、ヒセラは不審感を抱いたが、抵抗しようとは思わなかった。それよりも彼の手が、口が、拘束された彼女を愛撫する都度、媚薬を口にしていないのに下腹部が甘く疼いて仕方がない。
 重力に反発するように、吊られたヒセラの乳房がリシャルトの手に包まれ、揉みしだかれてふるふる弾む。勃ちあがる左右の尖端を甘噛みされて、身体がびくびく震える。早くイかせてほしいに、リシャルトは今夜もヒセラを執拗に愛でていた。

「あぁ、ジゼ。なんてうつくしいんだ。君の姿は芸術品のようだよ」
「これ、や、です……あんっ……りしゃ、る、さまっ」
「いやがらないで。この鎖があれば俺の魔力で体力を消耗せずにすむんだから」
「リシャールさま……?」

 たまには趣向を変えたいのだと、リシャルトは魔法酔いを和らげるという拘束具をヒセラにつけたのだ。ただでさえ恥ずかしい姿を毎晩見せているというのに、さらなる仕打ちにヒセラの羞恥心は高まるばかり。このままではいけないと思いながらも、彼の手で淫らに作り替えられていく甘い予感にわずかながら期待してしまう時点で、勝敗は決まっていた。

「君の真っ白な肌に銀の鎖が映えて、これはこれでずっと見ていられるな」
「あぁ……」
「ふれてもいないのに蜜を溢れさせて。挿入られるのを待っているのだな」
「うっ」
「まぁ待て。まずはいつものように君を一度イかせてからだ……そう、いい子だ」
「あぁっ……それ、だめになっちゃ……っ!」

 ぬぷ、と蜜口に指を突き立てたリシャルトはヒセラの愛蜜を掬いとり、敏感な秘芽へとまぶしていく。ぷっくらと膨らんだ花芽を擦りたてられ、ヒセラは瞳を潤ませる。別の指が蜜洞を探っている。ふだんとは異なる体勢だからか、当たる場所がずれて、ヒセラを惑わせる。気持ちいいのと焦らされるのが同時にやって来て、ヒセラは啼き声をあげた。これ以上されたら髪と瞳の色が変わってしまう。その寸前で、彼の手の動きが止まる。
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