14 / 18
The Resurgent Double Reich(蘇る二重帝国)
近未来侵略計画
しおりを挟む
この場には6人がいる。
エヴァの円卓の机を囲む様に、
エヴァ クロフォード ヴィンタージミクローシュ
イワンペーネフ ポルシェ そして財務大臣だ。財務大臣殿は名前を知らない。まあいいだろう
「この会議の進行役を執政官に務めて頂きたいのですが…」
「あぁ、わかった」
まずはエヴァがヴィンタージ ミクローシュに進行役を任せる
そして戦車設計の会議が始まった
「先程、6号戦車の情報を得たスパイにその場にいた戦車の情報を全て譲渡してもらいました。コミンテルンは傾斜装甲と呼ばれるものを採用しており、これにより完徹が難しくなるようです」
「しかし何故なのだ?えーと…垂直装甲の方が装甲を増やせて防御も固くなりそうだが…」
エヴァが入手した情報を皆に共有する。それに対してクロフォードが反応する。
「いい機会です。皆様方に傾斜装甲の利点を話しましょう」
そう言うとどこからか自分の身長の2倍程度の黒板を持ってくる
「まず、垂直装甲ですが、先程クロフォード少佐が述べた「垂直装甲の方が装甲を増やせて防御も固くなりそうだが」確かに、間違っていませんが、たとえば装甲だけの厚さを45mmとした際、垂直装甲と60°の傾斜装甲の場合ほとんど2倍となる訳です何故なら…」
そう言うと斜めの絵と垂直の絵を描き始める
「斜めの方が砲弾を受けた際、厚さ的には斜めの方が垂直より厚いんです。さらに、皆さん戦争の常識として高所から戦車砲を撃てば貫徹しにくいというのもご存知ですよね?」
「あぁ。あぁ!なるほど!」
イワン将軍が合点がいったように話す
「高所からの砲撃を強制的に敵に強いようというのか…!」
「左様であります。将軍」
「さらに装甲を厚くすればさらに固くなるな…」
クロフォードが呟く
「独り言の様ですが申し訳ありません、少佐殿、確かに少佐の意見は正しいです。しかし、戦車は生産性と機動性が必要です。極論ですが、1kmの装甲を作ればそれは貫徹できる砲弾などありません。しかし、そこに残るのは機動力もなく、動けるエンジンもない、木偶の坊ができあがります。せいぜい通路封鎖が限界です」
「なるほど…しかし私は空の人間だ。なぜ呼ばれた?」
「エンジンについて…少佐なら何か知っているかと思いまして」
「なるほどな…正直な話、今の戦闘機の馬力である1475馬力ではこの先の戦いは厳しい所があるだろう。どうにかしてこの馬力を超えたい。さらに言ってしまうと、もっと馬力のあるエンジンを作らないと戦車も海上艦艇も航空機も技術発展は見込めないだろう」
「つまり…さらに馬力のあるエンジンを開発し、それを我々の主力エンジンにしたいということだな?」
「はい。摂政殿、左様であります」
クロフォードが自身の希望を語る。1475馬力…つまり現在の帝国主力戦闘機アブルドゥル戦闘機に搭載しているエンジン馬力である。確かに、アブルドゥル戦闘機は高性能ではあるが、現在、帝国には資金の余裕と物資の余裕がある。その物資を使用して強力なエンジンを作ることも可能だろうその時、財務大臣が口を開く
「財務大臣としては、この新型エンジン開発プロジェクトは恐らくこれから世界を我が国が仕切る上で必ず必須となるだろう。必要であれば財務省やその他の省庁に回す金を削ってでもエンジン開発に資金を回そうと思っている。」
「よ、良いのですか?それでは…他の省庁からおおきな反発が…」
「元より帝国の為に捧げる命。軍人になれない臆病者にはこれくらいがお似合いよ…」
財務大臣がそう話す。覚悟を決めた顔で話す。
「ポルシェ技師、必要な金額を提示してくればその分だけどうにかして出そう」
「失礼財務大臣、御名前をお伺いしても?」
「あぁ、レオン べリンスキーだ」
「レオン財務大臣、感謝します」
ポルシェがレオン財務大臣に質問し、それをレオンが答える。
「わかりました。目標を3000馬力とした高馬力エンジンを2年以内に設計し、1年で簡易化 大量生産体制に移せるように尽力します。しかし、開発期間は1年程前後する可能性があります」
「構いませんよ。今のままでも十二分に戦えます」
ポルシェ技師とクロフォードが話す。これにて会談は閉会。ポルシェ技師は即座に帰宅し、3000馬力のエンジン構想を始めた
エヴァの円卓の机を囲む様に、
エヴァ クロフォード ヴィンタージミクローシュ
イワンペーネフ ポルシェ そして財務大臣だ。財務大臣殿は名前を知らない。まあいいだろう
「この会議の進行役を執政官に務めて頂きたいのですが…」
「あぁ、わかった」
まずはエヴァがヴィンタージ ミクローシュに進行役を任せる
そして戦車設計の会議が始まった
「先程、6号戦車の情報を得たスパイにその場にいた戦車の情報を全て譲渡してもらいました。コミンテルンは傾斜装甲と呼ばれるものを採用しており、これにより完徹が難しくなるようです」
「しかし何故なのだ?えーと…垂直装甲の方が装甲を増やせて防御も固くなりそうだが…」
エヴァが入手した情報を皆に共有する。それに対してクロフォードが反応する。
「いい機会です。皆様方に傾斜装甲の利点を話しましょう」
そう言うとどこからか自分の身長の2倍程度の黒板を持ってくる
「まず、垂直装甲ですが、先程クロフォード少佐が述べた「垂直装甲の方が装甲を増やせて防御も固くなりそうだが」確かに、間違っていませんが、たとえば装甲だけの厚さを45mmとした際、垂直装甲と60°の傾斜装甲の場合ほとんど2倍となる訳です何故なら…」
そう言うと斜めの絵と垂直の絵を描き始める
「斜めの方が砲弾を受けた際、厚さ的には斜めの方が垂直より厚いんです。さらに、皆さん戦争の常識として高所から戦車砲を撃てば貫徹しにくいというのもご存知ですよね?」
「あぁ。あぁ!なるほど!」
イワン将軍が合点がいったように話す
「高所からの砲撃を強制的に敵に強いようというのか…!」
「左様であります。将軍」
「さらに装甲を厚くすればさらに固くなるな…」
クロフォードが呟く
「独り言の様ですが申し訳ありません、少佐殿、確かに少佐の意見は正しいです。しかし、戦車は生産性と機動性が必要です。極論ですが、1kmの装甲を作ればそれは貫徹できる砲弾などありません。しかし、そこに残るのは機動力もなく、動けるエンジンもない、木偶の坊ができあがります。せいぜい通路封鎖が限界です」
「なるほど…しかし私は空の人間だ。なぜ呼ばれた?」
「エンジンについて…少佐なら何か知っているかと思いまして」
「なるほどな…正直な話、今の戦闘機の馬力である1475馬力ではこの先の戦いは厳しい所があるだろう。どうにかしてこの馬力を超えたい。さらに言ってしまうと、もっと馬力のあるエンジンを作らないと戦車も海上艦艇も航空機も技術発展は見込めないだろう」
「つまり…さらに馬力のあるエンジンを開発し、それを我々の主力エンジンにしたいということだな?」
「はい。摂政殿、左様であります」
クロフォードが自身の希望を語る。1475馬力…つまり現在の帝国主力戦闘機アブルドゥル戦闘機に搭載しているエンジン馬力である。確かに、アブルドゥル戦闘機は高性能ではあるが、現在、帝国には資金の余裕と物資の余裕がある。その物資を使用して強力なエンジンを作ることも可能だろうその時、財務大臣が口を開く
「財務大臣としては、この新型エンジン開発プロジェクトは恐らくこれから世界を我が国が仕切る上で必ず必須となるだろう。必要であれば財務省やその他の省庁に回す金を削ってでもエンジン開発に資金を回そうと思っている。」
「よ、良いのですか?それでは…他の省庁からおおきな反発が…」
「元より帝国の為に捧げる命。軍人になれない臆病者にはこれくらいがお似合いよ…」
財務大臣がそう話す。覚悟を決めた顔で話す。
「ポルシェ技師、必要な金額を提示してくればその分だけどうにかして出そう」
「失礼財務大臣、御名前をお伺いしても?」
「あぁ、レオン べリンスキーだ」
「レオン財務大臣、感謝します」
ポルシェがレオン財務大臣に質問し、それをレオンが答える。
「わかりました。目標を3000馬力とした高馬力エンジンを2年以内に設計し、1年で簡易化 大量生産体制に移せるように尽力します。しかし、開発期間は1年程前後する可能性があります」
「構いませんよ。今のままでも十二分に戦えます」
ポルシェ技師とクロフォードが話す。これにて会談は閉会。ポルシェ技師は即座に帰宅し、3000馬力のエンジン構想を始めた
0
あなたにおすすめの小説
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
超空の艦隊
ypaaaaaaa
歴史・時代
九六式陸上攻撃機が制式採用されたことで、日本陸海軍は国力の劣勢を挽回するために”空中艦隊”の建設を開始。言ってしまえば、重爆、軽爆、襲撃、重戦、軽戦の5機種を生産して、それを海軍の艦隊のように運用することである。陸海軍は協力して、ついに空中艦隊を建設し太平洋に大空へ飛び立っていく…
小日本帝国
ypaaaaaaa
歴史・時代
日露戦争で判定勝ちを得た日本は韓国などを併合することなく独立させ経済的な植民地とした。これは直接的な併合を主張した大日本主義の対局であるから小日本主義と呼称された。
大日本帝国ならぬ小日本帝国はこうして経済を盤石としてさらなる高みを目指していく…
戦線拡大が甚だしいですが、何卒!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
If太平洋戦争 日本が懸命な判断をしていたら
みにみ
歴史・時代
もし、あの戦争で日本が異なる選択をしていたら?
国力の差を直視し、無謀な拡大を避け、戦略と外交で活路を開く。
真珠湾、ミッドウェー、ガダルカナル…分水嶺で下された「if」の決断。
破滅回避し、国家存続をかけたもう一つの終戦を描く架空戦記。
現在1945年夏まで執筆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる