交錯する運命

よもぎもちぱん

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赤色戦争

多民族の意地

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単独で部隊の仲間がいる戦場に戻る最中、コミンテルン航空偵察隊と接敵したので軽く捻り潰しておいた。写真を撮り、撃墜記録をしっかりと残して。
クローフォード達に戦果を取られてしまう。急がないと…



数十分も飛べば元の場所に戻り、戦闘に参加する

「くそ!エヴァが帰ってきやがった!」

「狩れる奴は急いで狩れ!エヴァに取られるぞ!」

「おいエヴァ!俺らの戦果を横取りするなよ!」

部隊の仲間がエヴァに怒号を飛ばす。戦果を取られることを恐れて、皆大急ぎでコミンテルン航空隊を殲滅する。

「そんなに早く撃破できるならもっと早くからやってろよ…」

「エヴァ、個人無線で聞いてくれ」

クローフォードがエヴァを呼ぶ。

「どうしましたか?少佐殿。」

「二重帝国諜報部より伝令だ。コミンテルン全戦線で超大規模反攻作戦の予兆ありとの事。スパイが首脳陣の会談の扉の警備をしていた者から盗み聞きし、得た作戦名と作戦内容は…」








""バグラチオン作戦""







「さらに、全戦線で合計数万を超える火砲が運び込まれているのを確認している。数百…いや数千万単位の人間と240万両の戦車と300万の戦闘機が参戦するらしい。」

「それって…コミンテルンの総兵力じゃ…」

「さらに、フランスの隣、フペイン人民共和国も参戦を表明している。」

「そうか、ドイッテストが支持する国粋派は某国内戦に負けたんだっけ…」

話している合間に、二重帝国航空隊がコミンテルン航空隊を熾烈に追撃し、コミンテルン航空隊を全滅する。

_____________________

同時刻___


「クソ…!クソ!」

メルト マイヤーは獅子奮迅の戦いをし、一騎当千いや、国士無双の戦いをし続けていた。
他の戦車も一騎当千の働きをした




が、50両程度が必死に戦ったところで無限に増援が来る相手からすれば脅威では無い。1両、また1両と消し炭にされていく。

「早く…早く航空隊の援護をくれ!対地攻撃を再開しろ!」

冷静なマイヤーも今回ばかりは焦っていた。空でも陸でも圧倒的不利で、戦っても戦っても意味が無いほど敵は無尽蔵に湧いてくる

「もう…終わりか…?もう…いや、まだだ!まだ…砲弾があれば戦える!撃て!撃ち尽くせ!」

その後20発を撃ち、彼は14両撃破した。しかし、それで砲弾は尽きた。







その時、突如として一斉に前方の敵戦車は1つ残らず破壊された。

「っ!?なんだ…?!」

マイヤーが戦車内の小窓から後ろを見た時に、真っ先に目に飛び込んで来たのは、異質な国旗が描かれた戦車だった。

左は赤に白、中央には冠を戴いたもの。右に赤と白の緑が描かれ、中央には複雑なもの


「まさか…着いたのか!?」




「コミー共!わざわざ来てやったぜ!!」


そう叫ぶのは第16軍 軍団長であるレカルド テサリク
つまり援軍に含まれるのは二重帝国内でも唯一無二、そして精鋭の""二重帝国第1戦車師団""である。
"蘇る二重帝国作戦"で発足した部隊の中で唯一全ての戦争に参加し、全ての重要な作戦に参加した二重帝国の誇る最強戦車師団だ。

「進め!後退するものは撃ち殺してやる!」

幾多の戦場で陣頭指揮を取ってきたレカルド少将が配下の将兵を叱咤する。
流石精鋭と言うべきか、敵の戦車は手も足も出ず、二重帝国の被害は極限まで小さく済み、敵は大きな出血を強いられることとなった

「なんだ!?何が起きてやがる!?」

「二重帝国だ!!あのクソ野郎共め!」

「航空隊も!」

「おい!退けば…退けば命が無いぞ!」

「進んだところで!」

「降伏してぇ…死にたくねぇよ!」

急速にコミンテルン軍に厭戦ムードが漂う。それで良い。それが良いのだ。レカルドはそんなコミー共に構う間も無く一瞬にして敵軍に大きな空白地帯を作り出し、傷口を抉り広げる様に敵戦車を蹂躙する。

「突撃!!」

レカルド少将が号令を出し、行進間射撃を行いながら敵に突き進む。敵軍は大きく怯み、とうとう1つの戦車が逃げようと車体の向きを変える。



水が入った桶を徐々に傾ければ1滴、また1滴と初めの1滴に続くように流れ落ちていき、そして大きな波となって桶から流れ出る。ペンギン共と同じだ。ファーストペンギンの後にペンギン共は続いていく。
それは、緊張状態に陥れば陥る程顕著に現れる。



1つの戦車が逃げ出そうと車体の向きを変えた。それを皮切りに何かの堰が切れたようにほとんどの戦車が逃げようとする。しかし、大きな車体で小回りも利かないので皆がスタックして、そこをただただスコア稼ぎの的にされるだけであった。

こうして第2次フェルスクの戦いは帝国連合の圧倒的勝利に終わった。
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