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Episode 3 失われし霊樹を求めて
World Building 16 真言魔法と呪文
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●はじめに:
この世界の代表的な魔法を、呪文と共に詳しく解説します。
※ 魔法全てを網羅はしていません(作中に登場した一部の魔法も収録していません)。
●真言魔法:
真言魔法は特定の神格にのみ対応する上位呪と、汎用的にあらゆる神格で使用可能な下位呪に分かれています。下位呪はどの神格に帰依する真言でも同じ効果を表しますが、その呪文自体は微妙に違ってきます。
◇下位呪:
<神妙光>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。その妙光で癒したまえ、ヴァズダー】
効果:
生命、或いは肉体、或いは精神に活力を与える光を手に宿す魔法。
生命ならば傷の痛みを軽減し、肉体なら体の変調を整え、精神ならその心の波を抑える。一回の魔法でいずれか一つの効果を発動できる。ただし、実際に傷が塞がったりするわけではなく、一般的医療処置と併用することを基本にしている。
<神陽輝光>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。その陽光で磨きたまえ、ヴァズダー】
効果:
生命、或いは肉体、或いは精神を強化する光を手に宿す魔法。
生命が強化されれば傷を受けて感じるショックを軽減し、肉体が強化されれば各種運動能力が上昇、精神を強化すれば集中力や思考速度が上昇する。一回の魔法でいずれか一つの効果を発動できる。
<神陰輝光>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。その陰光で磨きたまえ、ヴァズダー】
効果:
生命、或いは肉体、或いは精神を弱化する光を手に宿す魔法。
生命が弱化されれば傷を受けて感じるショックが大きくなり、肉体が強化されれば各種運動能力が下降、精神を強化すれば集中力や思考速度が低下する。一回の魔法でいずれか一つの効果を発動できる。
<神霊縛術>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。縛り給え、縛り給え、ヴァズダー】
効果:
対象となるモノを存在根本から縛ってその場に固定する魔法。たとえ無生物でも、幽体でもその場に固定される。
使用目標が、接触~8mくらいの距離にいないと効果を発揮しない。
<かゆみ付与>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。神霊よ、その身に触れよ、ヴァズダー】
効果:
対象となる者(感覚を有する生命体)の意識を一瞬そらす魔法。
かゆみを何らかの方法でとらない限り、あらゆる意識がそらされ集中力を失う。
使用目標が、接触~8mくらいの距離にいないと効果を発揮しない。
<加速適応>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。精神よ加速せよ、ヴァズダー】
効果:
対象の感覚を研ぎ澄まし、周囲の動きが遅く感じるようにする魔法。
効果対象の動きが速くなるわけではなく、早い動きについていく感覚を獲得するのである。
使用目標が、接触~8mくらいの距離にいないと効果を発揮しない。
<衝撃波>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。衝撃よ前にあれ、ヴァズダー】
効果:
ダメージを持たない衝撃波を術者の前方に向けて放つ魔法。
重いものを動かすときなどに使用する。
<属性弾>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。火霊(または水霊、木霊、土霊、金霊)よ飛び爆ぜよ、ヴァズダー】
効果:
小さな属性弾を生み出して飛ばす魔法。
扱う術者によってその外見は変化するがダメージそのものは変わらない。
一般に投げナイフで傷つける程度のダメージを与える(ダメージを増強することはできない)。
ただし、射程距離は短弓とほぼ同じであり、攻撃魔法としてはとても扱いやすい。
<属性剣>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。火霊(または水霊、木霊、土霊、金霊)よ武器に宿れ、ヴァズダー】
効果:
武器に元素精霊の属性効果を宿す魔法。
その武器はステータス的には強化はされないが、属性効果によって対する属性を打ち消したり、魔法の触媒に使用できたり出来るようになる。
上位呪には、この魔法の上位互換となる付与魔法が存在する。
◇上位呪:
★ソーディアン:
<魔力短剣>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ソーディアン……。魔なる短剣よ、天より来たりて戦陣を貫け、ヴァズダー】
効果:
短剣状の魔力の塊を周囲に展開し目標へと飛ばす魔法。ソーディアン版。
それ自体の攻撃力は強化出来ないが、魔力のある限り複数の魔力短剣を展開することが可能である。
射程距離は普通のナイフ投げとほぼ同じくらい。
<神剣輝光>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ソーディアン……。神々の王よ、剣持つ覇者よ、その妙なる輝きを持て威光を示せ、ヴァズダー】
効果:
術者の周囲にソーディアンの霊光を呼んで、それに触れた敵対者の祈りを阻害する魔法。
効果対象の真言(または経文、歌唱)の魔法効果は失われて、一定時間(10~40分)魔法が使用不能になる。
<金霊付与>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ソーディアン……。剣持つ王者よ、神剣を振るう者よ、その威霊をかの者の武器に宿したまえ、ヴァズダー】
効果:
目標の武器を魔法武器へと変化させる魔法。さらに、その武器は破壊することができなくなる。
金霊属性の属性ダメージは持ってはおらず、純粋に攻撃力増強魔法としては他のものより一歩劣る。
しかし、魔法武器を生み出す魔法としては最も簡単に、精神消費を少なく使用できる魔法であり、扱える信者も多いために付与魔法の中では最も使用される頻度の高い魔法である。
★カルスト:
<魔力短剣>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……カルスト……。魔なる短剣よ、水源より流れて大海へと至れ、ヴァズダー】
効果:
短剣状の魔力の塊を周囲に展開し目標へと飛ばす魔法。カルスト版。
それ自体の攻撃力は強化出来ないが、魔力のある限り複数の魔力短剣を展開することが可能である。
ソーディアン版より威力が低い代わりに、標準的な短弓ほどの射程距離を持つ。
★ベルネイア:
<雷槍光条>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ベルネイア……。雷の娘よ、その槍を持て我が元へと降臨し、槍光よりいでて戦塵へと至れ、ヴァズダー】
効果:
10mほどの雷の帯を術者を起点に展開する魔法。
術者から到達目標までの範囲に一瞬で展開する代わりに、電光弾を飛ばすわけではないため微妙な調整ができない。
到達点を先読みされると避けられてしまい、不発に終わってしまう、あくまでも範囲攻撃魔法である。
<雷鳴咆哮>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ベルネイア……。雷鳴の娘よ、轟音を轟かせる者よ、その雷鳴をもってこの場にあれ、ヴァズダー】
効果:
目標を中心に雷の爆音を響かせて、それを聞いたものを一定時間精神的にスタンさせる魔法。
攻撃能力は皆無であり、単なる脅しに過ぎない。
<雷神戦身>
呪文:
【ヴァタールヴォウ……ベルネイア……、神槍を持つ者よ、悪しき者を引き裂く黒き女神よ、凶星に抗う戦士に雷の加護を与えたまえ、ヴァズダー】
効果:
下位呪<加速適応>のように感覚だけ強化するのではなく、身体能力まで引き上げる強化魔法。
人の限界を超えた運動能力を発揮できるようになる。
<嵐神崩陣>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ベルネイア……。嵐の中心で舞う女神よ、破壊の権化たる黒き乙女よ、その槍をもて大いなる破滅の舞を舞い踊り給え。切り裂け、焼き尽くせ、崩壊せしめよ。その大いなる吐息をもって、生命の終わりを導け、ヴァズダー】
効果:
局地的に大嵐を収束した破壊領域を召喚し、その中に閉じ込めたものを物理的、魔法的に破壊せしめる大魔法。
その領域内に閉じ込められた人間は、細切れになり、消し炭になり、その生を終える。
★アシュトヴァール:
<矢返し>
呪文:
【ヴァタールヴォウ……アシュトヴァール……、力ある風よ、わが身に向かう凶弾を返しせしめよ、ヴァズダー】
効果:
術者自身に向かって放たれた矢を返して、そのままの威力で撃った本人へと命中させる魔法。
目標の射撃が術者に命中していたなら、返した矢は確実に命中する。
逆に、命中した可能性のない矢は、返しても命中せず明後日の方向に飛ぶ。
<疾風矢撃>
呪文:
【ヴァタールヴォウ……アシュトヴァール……、敵を貫く疾風よ、我が前にあって戦陣を破壊せしめよ、ヴァズダー】
効果:
木霊属性版『魔力短剣』。無数の風の矢を呼び出して投射する魔法。
その弾丸は、木霊属性である以外は魔力短剣(カルスト版)と変わりはない。
★木霊神格系:
ベルネイアおよびアシュトヴァールへの帰依を必要とする魔法。
<木霊光弾>
呪文:
【ヴァタールヴォウ……ベルネイア……、嵐よわが手にあれ、ヴァズダー】
【ヴァタールヴォウ……アシュトヴァール……、風よ雷を呼びたまえ、ヴァズダー】
効果:
小規模な電撃を手のひらに集めて目標へと投射する。
その射撃速度は必ずしも光速とは限らず、あくまでも電撃の塊が集まっている収束点を、弓矢の射撃程度の速度で飛ばす魔法である。
<衝弾>
呪文:
【ヴァタールヴォウ……ベルネイア……、嵐よ凪げ、ヴァズダー】
【ヴァタールヴォウ……アシュトヴァール……、風よ駆けよ、ヴァズダー】
効果:
短い呪文詠唱のきわめて扱いやすい攻撃魔法。
空気の弾丸を目標に向けて射出する。メイスで殴られた程度の衝撃を目標に与える。
<木霊付与>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ベルネイア……。雷の娘よ、破壊を呼ぶ雷鳴よ。かの者の武器に宿ってその敵を焼け、ヴァズダー】
【ヴァタールヴォウ……アシュトヴァール……、力ある風よ、偉大なる疾風よ。かの者の武器に宿ってその敵を切り裂け、ヴァズダー】
効果:
目標の武器に、雷又はかまいたちを纏わせて攻撃力を飛躍的に上昇させる。
目標の武器は魔法武器と化して、魔法武器からしかダメージを受けないモンスターにもダメージを与えられるようになる。
★フラウ:
<医療魔法>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。慈悲深き者よ、母なる女神よ、その輝きでかの者の傷をいやしせしめよ、ヴァズダー】
効果:
生命、或いは肉体、或いは精神に受けた障害を回復する魔法。
いわゆる『神妙光』と違い、明確に傷や肉体的精神的障害、が消えうせ癒すことが可能である。ただし、その使用者は少なくとも、医療に対する知識が必要であり、明確に対象が受けている障害が何か、理解していないといけない。
<蘇生魔法>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。癒すものよ、豊饒の大地よ、その慈悲で死を待つ者を蘇生せしめよ、ヴァズダー】
効果:
大きな傷を受けて生命の危機にある者を、安定する領域まで癒し目覚めさせる魔法。
あくまでも、死ぬことのない安定領域まで傷をいやす魔法であり、それ以上の治療はほかの魔法を利用しなければならない。
<欠損修復>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。あらゆるモノを生む大地よ、生命の揺り籠よ、かの者が失ったその身を癒したまえ、ヴァズダー】
効果:
肉体的欠損を回復し、もとへと戻す魔法。欠損部分を失ったことによるダメージも回復する。
しかし、細かな傷をいやすことはできず、かなり大雑把にしか効果を発揮しない。
<母神賛歌>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。母なる大地よ、命の根源たる女神よ、癒したまえ、癒したまえ。その輝きを降臨せしめ、慈悲で包みたまえ、包みたまえ。ああ母なる女神よ、その妙なる手を我に、ヴァズダー】
効果:
呪文を唱えたのち、魔法を維持する間、選んだ目標すべてに持続回復を与える大魔法。
効果的には『医療魔法』と同じだが、自動的に受けた傷を認識して癒しを与えていく。
<生命賛歌>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。命の揺り籠よ、生命力の根源たる母神よ、かの者を死から救いたまえ。死へつながる傷をすべからく消したまえ。その魂を正しく直し、完全なる姿へと戻せ、ヴァズダー】
効果:
対象一人の負傷、肉体的精神的障害、各部の欠損、魂の穢れすらも癒し、元の状態へと戻す最大級の医療大魔法。
精神消費は計り知れないが、その分一人の人間を完全な状態へと癒すことができる。
<石礫>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。弾けよ大地、ヴァズダー】
効果:
地面を目標にして、そこに小爆発を生み出し石の破片を周囲に飛ばす魔法。
この魔法は、魔法攻撃ではなく、物理攻撃とみなされる。あくまでも、地面に爆発を起こすだけの魔法で、石礫によるダメージは副次的効果にすぎないのである。そのため、攻撃魔法としては他より一歩劣る効果しか持たない。
しかし、呪文が短く、精神消費も低いため、フラウの信者には護身用の魔法としてよく使用される。
<土霊付与>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。大地の女神よ、その身に包み腐食させる者よ、かの者の武器に宿りその敵を腐食させよ、ヴァズダー】
効果:
武器に大地神の霊威を宿す魔法。
無論、魔法武器に変化する。この武器で傷つけられた対象は、その傷が一気に化膿して腐食していく。
ある意味フラウの別側面を象徴する攻撃的魔法。
<地震>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。火山を纏う者よ、マグマをその身に宿す女神よ、吹き上げよ、脈動せよ、その怒りをもってその身の上のあらゆるものを崩壊せしめよ、ヴァズダー】
効果:
フラウの別側面を象徴する魔法。
一定範囲、少なくとも町クラスの範囲に直下型地震を引き起こす魔法。
その震度は込めた精神力によって大きく変化し、最大では巨大な砦すらも崩壊させる。
★ガインシュテム:
古代神の一柱である火の魔人。鍛冶屋の守り神でもある。火の古代神の中ではもっとも有名かつ一般的な神(それ以外の火の古代神は、マイナーで小規模な信仰しかされていない)。
<火の鞴>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ガインシュテム……。灰に変える者よ、火の魔人よ、その鞴で炎を呼べ、ヴァズダー】
効果:
火の塊を呼び出して目標へと投射する魔法。
火霊系では最も基本的な攻撃魔法であり、火霊属性のダメージを与える以外は、射程距離や射撃速度は短弓とおなじである。
<炸裂火球>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ガインシュテム……。鞴を持って烈火を呼ぶ者よ、焼き尽くすものよ、その煉獄をわが手に与えたまえ、ヴァズダー】
効果:
着弾後爆発し炎をまき散らす火弾を生み出す魔法。
それ以外は『火の鞴』と変わらないが、精神消費が激しいうえに、下手な打ち方をすると味方まで巻き込んでしまう。
<火霊付与>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ガインシュテム……。鉄を鍛える者よ、火を手にするものよ、その炎をかの武器に宿し、敵を燃やし尽くせ、ヴァズダー】
効果:
武器に炎を宿す魔法。
当然、その武器は魔法武器扱いになる。純粋な攻撃力では最も強力。
★水霊神格系:
カルストや水の三女神など、古代神では最も種類の多い神格に対する帰依を必要とする魔法。
<氷結魔手>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。その水気をもって熱を奪え、ヴァズダー】
効果:
水の霊威を持って目標の熱を奪い凍傷を引き起こす、特殊な魔手を与える魔法。
当然、その手で触れなければ効果は発揮されない。その代わりに、凍傷を受けてダメージを追う一般的な生命は、すさまじい激痛と大ダメージを負うことになる。
対生命体攻撃魔法としては破格の攻撃力を誇る。
<水泡弾>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。水の礫よ舞い散れ、ヴァズダー】
効果:
水弾を周囲に展開して目標へと打ち出す魔法。
その攻撃力は地味に高く、目標を貫通して小さな穴をあける。
しかし、射程距離が圧倒的に短く、近接~8mくらいの距離にいないと効果を発揮しない。
<水霊付与>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。氷の刃よ、凍結する冷気よ、その武器に宿れ、ヴァズダー】
効果:
凍結し凍傷を与える効果を武器に宿す魔法。
その武器は魔法武器扱いとなる。生命体限定ではあるが付与魔法としては、火霊付与と並んで最強クラスの攻撃力を持つ。
<水渦荒陣>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。渦を巻け、渦を巻け、飲み込め、飲み込め、その腹に飲み込んで砕き破壊せしめよ、ヴァズダー】
効果:
ある程度大きな水源に、巨大な渦潮を召喚し、その力でそれに飲み込まれたものを破壊する大魔法。
使用可能地域が限定される代わりに、その威力は大きな船すら破壊する威力を持つ。
この世界の代表的な魔法を、呪文と共に詳しく解説します。
※ 魔法全てを網羅はしていません(作中に登場した一部の魔法も収録していません)。
●真言魔法:
真言魔法は特定の神格にのみ対応する上位呪と、汎用的にあらゆる神格で使用可能な下位呪に分かれています。下位呪はどの神格に帰依する真言でも同じ効果を表しますが、その呪文自体は微妙に違ってきます。
◇下位呪:
<神妙光>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。その妙光で癒したまえ、ヴァズダー】
効果:
生命、或いは肉体、或いは精神に活力を与える光を手に宿す魔法。
生命ならば傷の痛みを軽減し、肉体なら体の変調を整え、精神ならその心の波を抑える。一回の魔法でいずれか一つの効果を発動できる。ただし、実際に傷が塞がったりするわけではなく、一般的医療処置と併用することを基本にしている。
<神陽輝光>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。その陽光で磨きたまえ、ヴァズダー】
効果:
生命、或いは肉体、或いは精神を強化する光を手に宿す魔法。
生命が強化されれば傷を受けて感じるショックを軽減し、肉体が強化されれば各種運動能力が上昇、精神を強化すれば集中力や思考速度が上昇する。一回の魔法でいずれか一つの効果を発動できる。
<神陰輝光>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。その陰光で磨きたまえ、ヴァズダー】
効果:
生命、或いは肉体、或いは精神を弱化する光を手に宿す魔法。
生命が弱化されれば傷を受けて感じるショックが大きくなり、肉体が強化されれば各種運動能力が下降、精神を強化すれば集中力や思考速度が低下する。一回の魔法でいずれか一つの効果を発動できる。
<神霊縛術>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。縛り給え、縛り給え、ヴァズダー】
効果:
対象となるモノを存在根本から縛ってその場に固定する魔法。たとえ無生物でも、幽体でもその場に固定される。
使用目標が、接触~8mくらいの距離にいないと効果を発揮しない。
<かゆみ付与>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。神霊よ、その身に触れよ、ヴァズダー】
効果:
対象となる者(感覚を有する生命体)の意識を一瞬そらす魔法。
かゆみを何らかの方法でとらない限り、あらゆる意識がそらされ集中力を失う。
使用目標が、接触~8mくらいの距離にいないと効果を発揮しない。
<加速適応>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。精神よ加速せよ、ヴァズダー】
効果:
対象の感覚を研ぎ澄まし、周囲の動きが遅く感じるようにする魔法。
効果対象の動きが速くなるわけではなく、早い動きについていく感覚を獲得するのである。
使用目標が、接触~8mくらいの距離にいないと効果を発揮しない。
<衝撃波>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。衝撃よ前にあれ、ヴァズダー】
効果:
ダメージを持たない衝撃波を術者の前方に向けて放つ魔法。
重いものを動かすときなどに使用する。
<属性弾>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。火霊(または水霊、木霊、土霊、金霊)よ飛び爆ぜよ、ヴァズダー】
効果:
小さな属性弾を生み出して飛ばす魔法。
扱う術者によってその外見は変化するがダメージそのものは変わらない。
一般に投げナイフで傷つける程度のダメージを与える(ダメージを増強することはできない)。
ただし、射程距離は短弓とほぼ同じであり、攻撃魔法としてはとても扱いやすい。
<属性剣>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。火霊(または水霊、木霊、土霊、金霊)よ武器に宿れ、ヴァズダー】
効果:
武器に元素精霊の属性効果を宿す魔法。
その武器はステータス的には強化はされないが、属性効果によって対する属性を打ち消したり、魔法の触媒に使用できたり出来るようになる。
上位呪には、この魔法の上位互換となる付与魔法が存在する。
◇上位呪:
★ソーディアン:
<魔力短剣>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ソーディアン……。魔なる短剣よ、天より来たりて戦陣を貫け、ヴァズダー】
効果:
短剣状の魔力の塊を周囲に展開し目標へと飛ばす魔法。ソーディアン版。
それ自体の攻撃力は強化出来ないが、魔力のある限り複数の魔力短剣を展開することが可能である。
射程距離は普通のナイフ投げとほぼ同じくらい。
<神剣輝光>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ソーディアン……。神々の王よ、剣持つ覇者よ、その妙なる輝きを持て威光を示せ、ヴァズダー】
効果:
術者の周囲にソーディアンの霊光を呼んで、それに触れた敵対者の祈りを阻害する魔法。
効果対象の真言(または経文、歌唱)の魔法効果は失われて、一定時間(10~40分)魔法が使用不能になる。
<金霊付与>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ソーディアン……。剣持つ王者よ、神剣を振るう者よ、その威霊をかの者の武器に宿したまえ、ヴァズダー】
効果:
目標の武器を魔法武器へと変化させる魔法。さらに、その武器は破壊することができなくなる。
金霊属性の属性ダメージは持ってはおらず、純粋に攻撃力増強魔法としては他のものより一歩劣る。
しかし、魔法武器を生み出す魔法としては最も簡単に、精神消費を少なく使用できる魔法であり、扱える信者も多いために付与魔法の中では最も使用される頻度の高い魔法である。
★カルスト:
<魔力短剣>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……カルスト……。魔なる短剣よ、水源より流れて大海へと至れ、ヴァズダー】
効果:
短剣状の魔力の塊を周囲に展開し目標へと飛ばす魔法。カルスト版。
それ自体の攻撃力は強化出来ないが、魔力のある限り複数の魔力短剣を展開することが可能である。
ソーディアン版より威力が低い代わりに、標準的な短弓ほどの射程距離を持つ。
★ベルネイア:
<雷槍光条>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ベルネイア……。雷の娘よ、その槍を持て我が元へと降臨し、槍光よりいでて戦塵へと至れ、ヴァズダー】
効果:
10mほどの雷の帯を術者を起点に展開する魔法。
術者から到達目標までの範囲に一瞬で展開する代わりに、電光弾を飛ばすわけではないため微妙な調整ができない。
到達点を先読みされると避けられてしまい、不発に終わってしまう、あくまでも範囲攻撃魔法である。
<雷鳴咆哮>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ベルネイア……。雷鳴の娘よ、轟音を轟かせる者よ、その雷鳴をもってこの場にあれ、ヴァズダー】
効果:
目標を中心に雷の爆音を響かせて、それを聞いたものを一定時間精神的にスタンさせる魔法。
攻撃能力は皆無であり、単なる脅しに過ぎない。
<雷神戦身>
呪文:
【ヴァタールヴォウ……ベルネイア……、神槍を持つ者よ、悪しき者を引き裂く黒き女神よ、凶星に抗う戦士に雷の加護を与えたまえ、ヴァズダー】
効果:
下位呪<加速適応>のように感覚だけ強化するのではなく、身体能力まで引き上げる強化魔法。
人の限界を超えた運動能力を発揮できるようになる。
<嵐神崩陣>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ベルネイア……。嵐の中心で舞う女神よ、破壊の権化たる黒き乙女よ、その槍をもて大いなる破滅の舞を舞い踊り給え。切り裂け、焼き尽くせ、崩壊せしめよ。その大いなる吐息をもって、生命の終わりを導け、ヴァズダー】
効果:
局地的に大嵐を収束した破壊領域を召喚し、その中に閉じ込めたものを物理的、魔法的に破壊せしめる大魔法。
その領域内に閉じ込められた人間は、細切れになり、消し炭になり、その生を終える。
★アシュトヴァール:
<矢返し>
呪文:
【ヴァタールヴォウ……アシュトヴァール……、力ある風よ、わが身に向かう凶弾を返しせしめよ、ヴァズダー】
効果:
術者自身に向かって放たれた矢を返して、そのままの威力で撃った本人へと命中させる魔法。
目標の射撃が術者に命中していたなら、返した矢は確実に命中する。
逆に、命中した可能性のない矢は、返しても命中せず明後日の方向に飛ぶ。
<疾風矢撃>
呪文:
【ヴァタールヴォウ……アシュトヴァール……、敵を貫く疾風よ、我が前にあって戦陣を破壊せしめよ、ヴァズダー】
効果:
木霊属性版『魔力短剣』。無数の風の矢を呼び出して投射する魔法。
その弾丸は、木霊属性である以外は魔力短剣(カルスト版)と変わりはない。
★木霊神格系:
ベルネイアおよびアシュトヴァールへの帰依を必要とする魔法。
<木霊光弾>
呪文:
【ヴァタールヴォウ……ベルネイア……、嵐よわが手にあれ、ヴァズダー】
【ヴァタールヴォウ……アシュトヴァール……、風よ雷を呼びたまえ、ヴァズダー】
効果:
小規模な電撃を手のひらに集めて目標へと投射する。
その射撃速度は必ずしも光速とは限らず、あくまでも電撃の塊が集まっている収束点を、弓矢の射撃程度の速度で飛ばす魔法である。
<衝弾>
呪文:
【ヴァタールヴォウ……ベルネイア……、嵐よ凪げ、ヴァズダー】
【ヴァタールヴォウ……アシュトヴァール……、風よ駆けよ、ヴァズダー】
効果:
短い呪文詠唱のきわめて扱いやすい攻撃魔法。
空気の弾丸を目標に向けて射出する。メイスで殴られた程度の衝撃を目標に与える。
<木霊付与>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ベルネイア……。雷の娘よ、破壊を呼ぶ雷鳴よ。かの者の武器に宿ってその敵を焼け、ヴァズダー】
【ヴァタールヴォウ……アシュトヴァール……、力ある風よ、偉大なる疾風よ。かの者の武器に宿ってその敵を切り裂け、ヴァズダー】
効果:
目標の武器に、雷又はかまいたちを纏わせて攻撃力を飛躍的に上昇させる。
目標の武器は魔法武器と化して、魔法武器からしかダメージを受けないモンスターにもダメージを与えられるようになる。
★フラウ:
<医療魔法>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。慈悲深き者よ、母なる女神よ、その輝きでかの者の傷をいやしせしめよ、ヴァズダー】
効果:
生命、或いは肉体、或いは精神に受けた障害を回復する魔法。
いわゆる『神妙光』と違い、明確に傷や肉体的精神的障害、が消えうせ癒すことが可能である。ただし、その使用者は少なくとも、医療に対する知識が必要であり、明確に対象が受けている障害が何か、理解していないといけない。
<蘇生魔法>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。癒すものよ、豊饒の大地よ、その慈悲で死を待つ者を蘇生せしめよ、ヴァズダー】
効果:
大きな傷を受けて生命の危機にある者を、安定する領域まで癒し目覚めさせる魔法。
あくまでも、死ぬことのない安定領域まで傷をいやす魔法であり、それ以上の治療はほかの魔法を利用しなければならない。
<欠損修復>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。あらゆるモノを生む大地よ、生命の揺り籠よ、かの者が失ったその身を癒したまえ、ヴァズダー】
効果:
肉体的欠損を回復し、もとへと戻す魔法。欠損部分を失ったことによるダメージも回復する。
しかし、細かな傷をいやすことはできず、かなり大雑把にしか効果を発揮しない。
<母神賛歌>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。母なる大地よ、命の根源たる女神よ、癒したまえ、癒したまえ。その輝きを降臨せしめ、慈悲で包みたまえ、包みたまえ。ああ母なる女神よ、その妙なる手を我に、ヴァズダー】
効果:
呪文を唱えたのち、魔法を維持する間、選んだ目標すべてに持続回復を与える大魔法。
効果的には『医療魔法』と同じだが、自動的に受けた傷を認識して癒しを与えていく。
<生命賛歌>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。命の揺り籠よ、生命力の根源たる母神よ、かの者を死から救いたまえ。死へつながる傷をすべからく消したまえ。その魂を正しく直し、完全なる姿へと戻せ、ヴァズダー】
効果:
対象一人の負傷、肉体的精神的障害、各部の欠損、魂の穢れすらも癒し、元の状態へと戻す最大級の医療大魔法。
精神消費は計り知れないが、その分一人の人間を完全な状態へと癒すことができる。
<石礫>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。弾けよ大地、ヴァズダー】
効果:
地面を目標にして、そこに小爆発を生み出し石の破片を周囲に飛ばす魔法。
この魔法は、魔法攻撃ではなく、物理攻撃とみなされる。あくまでも、地面に爆発を起こすだけの魔法で、石礫によるダメージは副次的効果にすぎないのである。そのため、攻撃魔法としては他より一歩劣る効果しか持たない。
しかし、呪文が短く、精神消費も低いため、フラウの信者には護身用の魔法としてよく使用される。
<土霊付与>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。大地の女神よ、その身に包み腐食させる者よ、かの者の武器に宿りその敵を腐食させよ、ヴァズダー】
効果:
武器に大地神の霊威を宿す魔法。
無論、魔法武器に変化する。この武器で傷つけられた対象は、その傷が一気に化膿して腐食していく。
ある意味フラウの別側面を象徴する攻撃的魔法。
<地震>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……フラウ……。火山を纏う者よ、マグマをその身に宿す女神よ、吹き上げよ、脈動せよ、その怒りをもってその身の上のあらゆるものを崩壊せしめよ、ヴァズダー】
効果:
フラウの別側面を象徴する魔法。
一定範囲、少なくとも町クラスの範囲に直下型地震を引き起こす魔法。
その震度は込めた精神力によって大きく変化し、最大では巨大な砦すらも崩壊させる。
★ガインシュテム:
古代神の一柱である火の魔人。鍛冶屋の守り神でもある。火の古代神の中ではもっとも有名かつ一般的な神(それ以外の火の古代神は、マイナーで小規模な信仰しかされていない)。
<火の鞴>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ガインシュテム……。灰に変える者よ、火の魔人よ、その鞴で炎を呼べ、ヴァズダー】
効果:
火の塊を呼び出して目標へと投射する魔法。
火霊系では最も基本的な攻撃魔法であり、火霊属性のダメージを与える以外は、射程距離や射撃速度は短弓とおなじである。
<炸裂火球>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ガインシュテム……。鞴を持って烈火を呼ぶ者よ、焼き尽くすものよ、その煉獄をわが手に与えたまえ、ヴァズダー】
効果:
着弾後爆発し炎をまき散らす火弾を生み出す魔法。
それ以外は『火の鞴』と変わらないが、精神消費が激しいうえに、下手な打ち方をすると味方まで巻き込んでしまう。
<火霊付与>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……ガインシュテム……。鉄を鍛える者よ、火を手にするものよ、その炎をかの武器に宿し、敵を燃やし尽くせ、ヴァズダー】
効果:
武器に炎を宿す魔法。
当然、その武器は魔法武器扱いになる。純粋な攻撃力では最も強力。
★水霊神格系:
カルストや水の三女神など、古代神では最も種類の多い神格に対する帰依を必要とする魔法。
<氷結魔手>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。その水気をもって熱を奪え、ヴァズダー】
効果:
水の霊威を持って目標の熱を奪い凍傷を引き起こす、特殊な魔手を与える魔法。
当然、その手で触れなければ効果は発揮されない。その代わりに、凍傷を受けてダメージを追う一般的な生命は、すさまじい激痛と大ダメージを負うことになる。
対生命体攻撃魔法としては破格の攻撃力を誇る。
<水泡弾>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。水の礫よ舞い散れ、ヴァズダー】
効果:
水弾を周囲に展開して目標へと打ち出す魔法。
その攻撃力は地味に高く、目標を貫通して小さな穴をあける。
しかし、射程距離が圧倒的に短く、近接~8mくらいの距離にいないと効果を発揮しない。
<水霊付与>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。氷の刃よ、凍結する冷気よ、その武器に宿れ、ヴァズダー】
効果:
凍結し凍傷を与える効果を武器に宿す魔法。
その武器は魔法武器扱いとなる。生命体限定ではあるが付与魔法としては、火霊付与と並んで最強クラスの攻撃力を持つ。
<水渦荒陣>
呪文:
【ヴァダールヴォウ……○○○○……。渦を巻け、渦を巻け、飲み込め、飲み込め、その腹に飲み込んで砕き破壊せしめよ、ヴァズダー】
効果:
ある程度大きな水源に、巨大な渦潮を召喚し、その力でそれに飲み込まれたものを破壊する大魔法。
使用可能地域が限定される代わりに、その威力は大きな船すら破壊する威力を持つ。
0
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