主人公の幼馴染みの俺だが、俺自身は振られまくる

希望

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優花は楽しそうだ

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そして、フランス語の授業を終えた。始終、先生は義孝が問題をだされて、それに答えると、すごくいい笑顔だった。まぁフランス語単語テストで、補修に決まったときはときで、嬉しそうだったが。多分同じ空間に二人きりで、いれるからだろう。もう一人の単語テストで、規定の点数に届かなかった男は課題をやることで大丈夫ってなったが。義孝は不満げだったが、いつも単語テストで、点数を取っていないからと言う適当な理由をつけられて補修になった。日頃の行いだぞ義孝。

そして部活にいくべく、俺は用意をしている。義孝は悲愁感をだしながら、美少女と話している。多分終わるまで、待つつもりだろうな。あの美少女は氷姫と呼ばれているから、ナンパしてくるやつもいないだろうり凍るような目でナンパしてくるやつを見るから、そいうあだ名がついた。

俺は用意を終えると、教室をでて、優花がいるクラスに向かった。クラスに着くと、クラスに結構な人の生徒が集まっていた。恐らく優花を見に来たんだろう。お前ら暇だな。優花は困った笑みを浮かべているが、俺を見つけた瞬間俺の方に人混みを分けてよって来た。

「あ、お兄ちゃん!私お兄ちゃんの部活を見なきゃいけないんで、これで失礼します」

そう言うと、クラスの奴らの視線が俺に集まる。似てないとでも思っているんだろうな。まぁ実際義理だし、似てないのはおかしくないだろう。それにしても思った以上に優花は人気だな。多分誰も手をつけてない美少女だから、ワンちゃんいけるとでも思ったんだろうな。他の美少女は義孝が好きだし。

「お兄ちゃん部活行こうよ」

「そうだな、ここにいてもまた話しかけられそうだしな」

これでイケメンなら、周りは諦めるんだが、俺みたいな地味な男だと、チャンスはあると思って、何とかして振り向かせようとするからな。俺達は教室から離れて、部室に向かった。

靴に履き替えて、外にでた。優花は中学の違う校舎見た。

「やっぱり高校の校舎を見ると、青春って感じがするね」

「優花の中学の方がでかいし、なんならあっちの方が綺麗だと思うが」
 
千葉市が力を入れている小中一貫校なだけあって、綺麗さや設備は段違いだ。これが新興進学校との違いだろう。まぁ校舎を一新する案も県議会で、でているらしいが。県立の進学校をこんなぼろくていいのかと。だが、俺が卒業するまでに完成しなさそうなので、あまり関係ないことだが。もっと実績をだしてもらうために校舎を新しくしてほしいという思いはあるが。実績がでれば、その分卒業生である俺達にも箔がつくからな。

「この色んな青春を刻んできた校舎の雰囲気がいいんだよ」

「俺にはぼろいだけにしか見えないが。俺は新しくしてほしいという思いがある」

「新しすぎるのも考えものだよ。年季があった方が親しみやすさも増すでしょ」

そいうもんか、まぁ感じかたは人それぞれだからな。それに大して、反論はしないが。それに古い方がいいという価値観も分からなくはないからな。武家屋敷とか好きだし、寺とかも古いものであるほど価値や素晴らしさを感じるしな。だから将来的には都内の一等地の新築よりも、武家屋敷に住みたいという思いがある。だから将来的には京都に住みたいよな。

「そうだな。っと部室に着いたな」

「おお、野球部の部室って感じがするよ。男社会のような部室だね」

それ暗に汚いと言ってないか?まぁ実際その通りだから、文句はないが。色々と整理を覚えた方が部員はいいと思う。それくらい散らかっている。マネージャーも放置するくらい、野球部の部員に毒されてる感じがする。最初見たときは整理しようとするんだが、散らかりすぎていて、途中で放棄するんだよな。そしてこのままでいいかとなる。

「まぁそうかもな。それじゃ俺は着替えるな」

そう言うと、優花は部室の外に出た。誰かがナンパしてくる前に早く着替えるか。俺はリュックから、ユニフォームをだして、早く着替えた。そして、部室の外にでると、帰ってる生徒達が優花を見て、話しかけようとしてるが、踏みとどまって様子を見てるようだ。


オレハソの間に合流をすると、周りは嫉妬の視線を向けてきた。慣れてるから、大したことはないが。義孝と一緒にいる方がヤバイからな。胃に穴が空くレベル。俺はむしろ義孝の近くにいても、美少女を彼女にできないのに、嫉妬されるという残念なことになっている。

「優花それじゃ行くか」

俺達はグラウンドに向かい始めた。そして着くと、まだ誰も来てないので、談笑をすることにした。まぁ

「お兄ちゃん相変わらず嫉妬の視線を気にしてないよね。私と話していると、普通のクラスメイトだといづらそうにしてるのに」

「そりゃ義孝といればそんなもん日常茶飯事みたいなものだし。あいつの周り美少女が多いし」

それに義孝も気にしてる様子がないしな。胃やあいつ場合気づいてないだけかもしれないが。鈍感係主人公だし。そんなことを話していると、続々と部員達がグラウンドに来たので、俺は立ち上がると、グラウンドにでることにした。

「それじゃ俺は行くわ。ナンパされそうなったらすぐ来るからな」

「頑張ってねー」

俺はグラウンドにでると、部員達のなんであいつが可愛い子と会話してるんだよと、いった感じの視線を向けられていた。まぁ気にしないがな。手を出したらそいつを威嚇するけど。とれはランニングを始めた。
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