主人公の幼馴染みを好きになってしまった話

希望

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夢や希望は持つものである

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俺はやくざ相手だとなにもできないから、そこまですごくはない。それに比べて森田は全く怯まなかった。レベルの差を感じた。

「相手が普通の人だったから、助けられただけだ。カッコよくみえたのも吊り橋効果みたいなものだろう」

実際に俺は背が低いし、特別カッコよくはない。イケメンなら、マックの中にも恐らくいただろう。たまたま席が近くて、目に余ったから、助けただけだしな。それに俺はできるだけ面倒ごとには顔を突っ込まないしな。

「まぁ正弘くんが自己評価低いのも短い時間で、分かったしそいうことにしておくよ~」

事故評価が低いというか、事実だと思うんだが。実際に顔を誉められたのなんて、身内だけだし。女子に逆ナンされたこともない。慶応の文化祭にいかにも慶応生ぽい髪型と慶応のロゴが入ったバックを持っていたが、話しかけられず。背が高いが、ちょっと地味な男が話しかけられていたくらいだし。

長濱さん達を見ると、謎のピンクオーラを周りに出していた。くそ、これでもというくらいいちゃいちゃしやがって、悔しいな。

「うわーすごい甘々な空気出してるよ~。あれは諦めた方がよくない正弘くん。今なら、美少女の初彼女ができるから、乗り換えようよ~」

確かに普通のやつなら、諦めるだろう。だが俺は見た目だけじゃなくて、雰囲気や芯の強さとマイペースな性格と誰にでも優しいところとかちょっと抜けているところとか、好きなところを口にだしたら、いくらでも言えるくらい好きなんだ。だから俺は諦めない。どんな強敵がいてもな。 

「俺一途なんだ。そう簡単に乗り換えないからな」

「まぁそれが正弘くんの魅力のひとつだよね~。彼氏になったら、浮気しなさそうだしそこは評価できるよ~。それにしてもあの雰囲気を見るのは辛いでしょ~。図書館に移動しよ~」

図書館か、確かにあの二人の雰囲気がある空間にいるのは辛い。菅井に気を遣わせたか。それに勉強するにしても、図書館の方が集中できる。あそこなら小声で会話もできるから、教えてもらうこともできるだろう。歴史系の本も借りたいし。
 
「いいぞー。それじゃ移動するか」

俺達はごみを捨てて。リュックに参考書を詰めて、菅井と一緒に外に出た。図書館で何を飲もうか。やっぱりマッカンの自販機が図書館にあるし、マッカンかな。マッカンは俺は一日に2本飲んでいる。あんな甘いものを飲んでいると、糖尿病になるんじゃないかって?大丈夫だろ。まだ若いんだし。だが梨香にはマッカンをもう少し控えないと、後で辛い目に遭うよと言われているが。確か糖尿病はいろいろな合併症を起こしたり、治療するときも大変なんだったけな。さすがに合併症や治療できないのは辛いから、一日一本にしておくか。

俺達は松戸駅の西口をでると、階段を降りて、まっすぐ歩き、図書館に着いた。俺達はエレベータに乗って一番上の階である自習室に向かった。そして着くと、少し話そうと言われたので、自習室の外に立ちながら、話し始めた。

「正弘くんってどこの高校に通っているの~?」

「竜山高校だ」

一応地域二番手の高校だ。だが所詮二番手で、なんで長濱さんみたいな頭のいい人が通ってるのかはなぞだと思ったが、森田が行けるギリギリの高校だったんだろうと、思った。まぁだから森田に合わせたんだろうな。

「へぇー結構頭いいね~。私は東葛高校だよ~」

この辺じゃ一番頭のいい高校じゃん。俺の高校も進学校だが、菅井に比べればたかが知れている。東葛高校は自由な校風で。この辺に住んでいる人なら、皆憧れている。

「でも東葛に行ってまで、なんで教師になろうと思ったんだ?大手企業にも行けるチャンスあるだろ?」

東葛高校は名門だし、同窓会は錚々たる経歴を持った人が集まるだろう。つまり同窓会でビジネスができて、活かすこともできるだろう。しかも大手企業勤めなら、収入の高い男に出会う機会も多い。

「確かにそうだね~。でも私はお金じゃなくて、やりたいことをしたいんだ~」

「やりたいことか。勉強教えて、努力する大切さを教えるとかか?」

「うーんそれもそうだけど、夢を応援したいんだ~。例えば芸能人になりたいって言うなら、いい事務所を調べて、一緒に対策を考えたり、一緒に夢を叶える手伝いをしたいんだ~」

確かに今の教師は夢を見させるというより、現実を見た方がいいとよく言ってくる。だから教師も親も反対するけど、自分は応援して、夢に向かって一緒に頑張ろうってことか。中々いい教師だ。

「でも芸能界はあんまり情報がこねでもなければ出回ってないんじゃないか?」

「そうだね~。だから私は大学生のときだけ、芸能活動しようと思っているんだ~」

コネを作るのと、芸能界の情報に精通するためか。菅井ほどのルックスなら、あっという間に人気になれるだろう。長濱さんとも謙遜ないくらい美少女だし。

「菅井ならすぐに人気がでそうだな。アイドルとかいいんじゃないか?」

「アイドルか~。ファンと交流すれば、どうすればファンが喜ぶか知れて、教えることもできるし、いいかもね~。でと躍りとか覚えるの大変そうだな~」

「まぁなんとかなるだろう。記憶力に優れていなくても、アイドルやってるやつなんて、いっぱいいるんだし」

現に櫻坂のメンバーにも頭がいいとは言えないメンバーもいるが、パフォーマンスは悪くないどころか、むしろいい人もいるし。

「じゃーアイドル目指してみようかな~声優もやれば、取り敢えず生徒の夢を叶える手伝いはできるかな~」

問題なのは有名になると、卒業した後も勤務している学校がばれて、ファンが突撃するかだ。そうした場合の対応はどうするのか。まぁそのときになったらどうにかするんだろう。

「そろそろ勉強しようか」

「そうだな、閉まるまで勉強するか。菅井はどうする?途中で帰るか?門限とかあるだろ」

「せっかくだし最後までいるよ~。門限はないしね~」

俺は分かったと言うと、ドアを開けて、空いている席に座った。フランス語をやるか。せっかく教えてもらえるんだから、文法をやろう。俺達は五時まで勉強をした。


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