主人公の幼馴染みを好きになってしまった話

希望

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好きなものは他人にとやかく言われようが好きであるべき

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 ふぅー疲れたわ。やっぱり勉強は普段からやっておくべきだな。これからは勉強を毎日少しづつやろう。来年は受験だし。

 「お疲れ~。本借りたいんだけど、まだ大丈夫~?」

 「特にやることないし、大丈夫だぞ」

 それにしても勉強中に向けられる視線がやばかったな。なんであんな地味なやつが美少女と一緒にいるんだという視線がな。そんなの俺が聞きたいくらいだが。中には話しかけようとしていたやつもいたが、さすがに図書館なだけあって、そう思っても話しかけず、踏みとどまっていた。民度がいいな。まぁ図書館に来る人は真面目なやつが多いからな。勉強第一に考えてるやつが多いし。

 俺達は片付けをして、ドアから外にでて、エレベータで下に降りて。一般図書コーナに向かった。そして菅井は迷うことなく、ラノベのコーナに行った。へぇーラノベ読むのか。それなら話が盛り上がりそうだな。菅井みたいな美少女はファッション誌をよく読むイメージだったが。

 「これアニメ見てから、ずっと読みたかったんだ~」

 手に持っているのは青春ラブコメだった。まさか俺の好きなラノベに興味があるなんて、やっぱりこの作品は大衆に好まれる作品なのか?文章がすごい特徴的で、面白いんだよな。

 「その作品俺も好きだぞ」

 「へぇー正弘くんも好きなんだ~。じゃーきっと面白いんだろうね~」

 「ああ、面白いぞ」

 アニメにはない心情模写が独特で中々楽しめる。後はボッチのところに親近感が沸いてくる。まぁリア充の菅井には分かりづらいだろうが。

 「借りてくるね~。正弘くんもなにか借りないの~?」

 「俺は図書館にしか置いてないもの以外は基本的に買うタイプだからな。今は特にないな」

 小説の資料とかは借りることは多いが。だから、なにかを調べるときに絶版になったいるものはよく借りる。神道関係とか密教関係の本とかはよく借りている。別に誰かを呪うつもりはないが、小説で使うから。成り立ちとか呪文とかに興味があるからな。

菅井は本を借りて、俺のところに来た。借りるのを対応した司書の人はラノベを見た瞬間驚いていたな。まぁ菅井ほどの美少女が男の理想を摘めたラノベを借りることは滅多にないからな。やっぱりラノベはモテない男が読むものという価値観はまだあるらしい。

「やっぱり女子が読むのは珍しいかな~?」

俺達は図書館をでると、菅井は小首を傾げて、不思議そうに言った。まぁ珍しいだろうな。ラノベを読んでいる女子は見たことはないしな。ストーリーからして、男向けだからな。

「まぁ止められてる訳じゃないし、あまり気にしなくていいと思うぞ」

自分の好きなものを人に言われて、止めるものじゃない。俺も幾度なくネットサーフィンをやめろと梨香に言われてきたが、情報を知るためには、ネットが一番だし、楽しいからやめなかった。まぁでもネットの評価は鵜呑みにはしないぞ。ちゃんといろんなところから情報を集めて、判断している。

「そうだよね~。やっぱり好きなもの誰に何を言われてもやるのが一番いいよね~」

それに菅井の友達に進めてくれれば、さらにファン層が拡大して、ラノベが市民権を得ることになるだろう。まぁ俺は市民権を得ようが得まいが、カバーをつけないで堂々と読むんだが。そんなことを話していると、駅に着いた。

「正弘くん~連絡先交換しよ~」

「いいぞ、趣味も合いそうだしな。話していても楽しかったし。勉強を教えてもらったお礼もしたいしな」

俺はラインのQRコードを出して、菅井に見せた。菅井はスキャンして、なにかを打つと、俺の携帯が震えた。トークを開くと。よろしく~と簡潔な言葉と覚悟しててね~と書いてあった。まぁ覚悟はしておくわと書いて、スタンプを送った。

「それじゃーもう帰ろっか~」

だから伸びをするな。菅井の豊満な胸が強調されて、目が吸い込まれるからな。すると菅井はにやりとした。こいつやっぱり確信犯だわ。胸を触りたいでしょーと言わせて、付き合わせる落胆か。だが俺をそこら辺の下半身で生きている男と同じされちゃ困る。俺は長濱さん一筋なのだ。そんなんで落ちないからな。だけど胸を見るのは仕方ない。だって男の子だもん。

「取り敢えず駅に向かおうか~。後ライン見たら、一時間以内に返信してね~」

時間まで指定してくるのかよ。まぁ俺はラインをする相手が今までいなかったから、来るだけで嬉しいから、秒で返すけどな。それにしても長濱さんもすぐに返信返ってくるけど、リア充のルールなのかね。

「分かった。できるだけすぐに返信するわ」

菅井はよろしくね~と言ってきた。それから少し歩くと、駅に着いた。俺達は階段を登り、スイカで改札を通り、電車に乗った。今日はたくさん勉強したから、電車ではゆっくりしようと思う。帰ってもまた勉強するから、休めるときに休んでおく。

「正弘くんの趣味ってなんなの?」

「読書とアイドルのオタク活動だ」

「へぇー意外だね~。イケメンだからモテそうだし、アイドルとか好きそうに見えなかったんだけど~」

イケメンねぇー。それはないと思うがな。自分の顔は悪くはないと思うが、悪くないだけでイケメンではない。まぁ菅井の好みにマッチしたから、イケメンに見えるだけかもしれないが。

「モテた経験はない。背は小さいし、お金を持っている家でもない」

「私は背が小さいのは欠点にならないと思うけどなぁ~。やっぱり顔が大切だからね~。アイドルのファンって、お金たくさん使ってるイメージあるけど、バイトしてるの~?」

「週3でバイトしてるぞ。お金を相当アイドルにつぎ込んでいるからな」

「付き合えないって分かっていても、お金は使うんだね~」

まぁオタクはそれを承知の上で、グッツがほしくなったり、少しでも美味しいものを食べてほしいと思って、お金を使っているからな。まぁ中にはオタクを金づるとしか見てない奴もいるが。ひかるはオタクを大切にしてくれるから、その心配入らない。週刊誌も撮られてないし。

「まぁな、それより家は近いのか?」

「うん、新松戸だよ~」

新松戸か、俺も埼玉に行くときは、よ武蔵野線を使うから、よく降りる。俺の家はちょうど馬橋と新松戸の中間らへんだからな。だが最寄り駅は馬橋だ。そして馬橋に着いたから、ここでお別れだ。

「それじゃ俺もより馬橋だからじゃあな。まぁ何かあったら、連絡してくれ」

「分かった~。こんど遊びに行こうね~。じゃあね~」

「都合が良かったらな」

俺は電車をでて、素顔が見えなくなるまで見送った。俺は菅井と一緒にいるのが楽しかったらしく、少し寂しい気持ちになった。まぁ長濱さんが好きなことに変わらないが。

俺はスイカで改札を通り、集中していたから、甘いものが食べたくなり、近くのパン屋であんパンを買った。

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