スローな淫獣神と紡ぐTSF短編集

たかしクランベリー

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3:いじめられっ子+草属性♀

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僕の名は、草野・蒼汰。
名前からしてわかる通り草食系男子な
男子高校生だ。

生まれつき気が弱く、
周りから心配されてばかりだった。 

そしてその心配事に
一人悩まされる事になるのは、
時間の問題で。

「かはっ!!」

もうその時を迎える頃には引き返せない。
絶対的な理不尽。
……そう、イジメだ。

今日何度目かわからない
腹パンを受けて、仰向けになる。

見上げるといつも通りの不良男子3人が
満足気な表情で見下している。

「植物見てニヤニヤしてよォ、
マジきめーよお前。
もう殴り疲れてスッキリしたぜ。
ほら、帰るぞお前ら。」

リーダー格の飯田の指示で、
両側二人の子分も去っていく。
視界と意識が朧気おぼろげになっていき、
全身を走る激痛から逃げるように目を瞑った。



床が柔らかい。
いつまで僕は気絶していたのだろう。

特に枕の方なんか人肌並みに暖かくて、
すべすべしていて。
ーー柔らかい!?

謎の違和感に目を見開くと、
頭上におっぱいが。
ってコレ膝枕じゃん!!

僕は目覚めて早々軋む身体を無視して
彼女と距離を取る。

「あははっ、面白いッスね。草っち。」

妖艶かつ小悪魔的な笑みで
僕を見つめるのは、クラスメートの美少女JK。
見紛う筈もない。

「光谷・陽菜さん?」

「ん、そーだけど。」
 
「どうして僕は保健室のベットで
膝枕されてるんですか。」

「見たからよ。」

「ーーッ!?」

「ごめんね、勝手に見て勝手に助けたりして。
でも私、見捨てられなかったッス。
膝枕で少しでも心の傷を癒やそうと
思ったんすけど、ダメっすか。」

「ぜ、全然だめじゃないです。」

彼女は僕の返答に破顔する。

「そっか! なら良かったッス!」

こんな可愛くて良い子を彼女に
出来るなんて、
裕司は一体どれほどの徳を
積んだのだろう。

羨ましくてたまらない。

「だけど、いいんですか僕なんかに
膝枕なんてして……彼氏さん居るでしょう。 」

「そんな事よりぃー、草っち。
あの3人にボコボコにされて何とも
思わないんすか。」

「だって僕みたいなもやしっ子が
足掻いたって無駄じゃないですか。
反抗したらもっと
イジメが過激化するだろうし。」

「……………。」

「もしかして、
裕司さんの力を借りるんですか。
確かに彼の腕っ節であれば出来なくも
無いですけど……………」

「それで、草っちは満足っすか?」

「多分、満足しないと思います。
だってそれってただ助けられただけ
じゃないですか。この先いつまでも
裕司さんが僕のそばにいるわけじゃない。

そうしてまた、理不尽が繰り返されるんだ。」

「そのとーり! 
やっぱり草っち自身が強くならなきゃ
意味無いっすよねー!」

「なんですか、
僕に筋トレ勧めに来たんですか。」

「そんなの遅すぎて卒業してしまうッス。
だから、今から強くなりましょう!」

彼女はニコニコしながら、
鞄のモノを取り出す。
見せびらかしたのは、黄緑の全身タイツ。

僕に緑の怪力ヒーローになれと
言うのだろうか。
乳房が付いてるのが不思議でならない。

「いいから全裸になって着てみるッスよ!」

「何で僕が陽菜さんに裸見せなきゃ
いけないんですか!
乙女の恥じらいとかないんですか!」

「こう見えても私、飽きるほど裕司君の
裸見てっすからおたくのもやしっ子ボディに
欲情なんかしないっす。」

きっぱり言われたよ。

もうなんか、自分の裸を彼女に見せるのすら
どうでも良くなってきた。

僕は言われるがまま、裸になって
そのタイツを全身に着込む。
頭を被って馴染んだ後、目を見開く。

視界に特に変わった様子はない。
しかし、体中は違和感ばかりだ。

股間に男の存在を感じないし、胸も重たい。
これっておっぱい。
黄緑色だけど、確かにおっぱいだ。

僕は慌てて保健室備え付けの姿見で
自分の姿を確認する。
映る美少女を認知した瞬間。

彼女として生きてきた記憶の奔流が
脳内で渦巻く。

僕は、草野・みどり
現役美少女JKで、『アルラウネ』の女の子。
好きなところから植物を生やして操ったり
葉っぱを使って変化できる魔物娘。

だからこんな事だって出来ちゃう。

僕は保健室の至るところから蔓を生やして
陽菜を拘束する。

「え?」

突然の出来事に疑問の声をあげる。
 
「僕さ、まだアルラウネになったばかりだから
力の使い方が分からないんだ。
悪いけど、
陽菜さんは僕の練習台になってよ。」

僕はそう言って、陽菜さんを浮かす。

「ちょ、何をする気っすか?」

僕は無防備になった陽菜さんの
白いパンツを下ろす。

「ちょっ、能力の悪用早くないっすか。」

「陽菜さん。僕に興奮しないって
言ったくせに
しっかり愛液出てるじゃないですか。
こんな愛らしいパイパンマンコを裕司君ばかり
独占してズルいです。」 

ヒクヒクと誘うソレに
僕は舌を踊り這わせクリを甘噛みする。

「ひゃうんっ♡♡」

快楽に耐えきれず潮を吹いた陽菜。
顔にかかる愛液を味見すると、
塩味とメス臭の詰まった味が僕を昂ぶらせる。

竿がないのがすごい勿体ない。

今回の竿役は僕が操る蔓達だけだ。
ならば、存分に利用するまでだが。

僕はニヤリと黒い笑みを浮かべて、
滾る男根を模した蔓を3つ生やす。

「ま、待っへ♡♡ 草っち。
今そんなの挿れられたら
私可笑しくなっちゃう♡♡」

痙攣しながらも必死に訴える彼女に、
僕はニヤリと答える。

「やだね。」

ずぷんっ!!!

3つの竿蔓が彼女の
口、女性器、尻へ勢い強く挿る。

最高にエロい。
だけどまだ入れただけだ。
本番はこれから。

彼女は何かを主張したいようだが、
竿蔓によって口が塞がれて
もごもごするのみだ。

「じゃあ、本番イキますか。」

僕は指をパチンと鳴らすのを合図に、
巨根で凶悪な竿蔓たちを高速ピクトンさせる。

「仕上げだよ♡ 陽菜さん♡♡」

「んんんんっ♡♡♡」

びゅるるるぅぅううう!!!

そして、竿蔓達は同時に擬似精子を射精した。
彼女は一瞬だけ目をハート上に見開き、
気絶して瞳を静かに閉じた。

「あらら、ちょっとヤり過ぎたかな。
まぁ、練習だからね。手加減した方が
陽菜さんに失礼だ。」

僕はくすりと笑い、また指を鳴らす。
瞬間、木の葉の渦が僕を取囲む。
それが晴れた頃には
いつもの『僕』に化け戻っていた。

「さーて、明日が楽しみだなぁ。」



翌日の放課後。
僕はログインボーナスの如く屋上に
連れ出されていた。

いつもならば嫌々で来るが、
今日はワクワクを隠すので精一杯だ。

「まーた、黙り込んでやがるなお前。
まぁいいや。今日もたっぷり悲鳴を
聞かせて貰うからなァ!!」

飯田の拳が助走をつけて迫る。
しかしそれは、大きな蔓によって阻まれる。

その蔓から蔓がまた生えて、
棒に絡む朝顔のように伸びながら拘束する。

「おいお前ら、こいつをどうにかしろ。
ーーッ!?」

首だけ振り向いた彼は思わぬ光景に絶句する。
そして、怒りと恐怖の混じった顔で向き直る。

それもその筈。
自分の子分二人が『木像』になってるんだ。
怯えずにはいられないだろう。

「分かるよね、飯田君。
僕がその気になれば君だってああなるんだ。
大人しく僕の言う事聞いてくれるよね?
そしたら子分二人も元に戻すよ。」
 
「分かった、だから解いてくれ。」

「はいよ。」

蔓の拘束を解くなり彼は携帯を右耳に当てて
脱走し始めた。
110番にかけたのかな。

彼は屋上のドアノブを捻り必死に引くが
ガシガシ音がなるだけで開く気配はない。

こんなのは想定内。
既に扉は無数の蔓で塞いどいた。
逃げようとしたんだからお仕置きしなきゃ。

蔓で飯田の足を締めつけて振り回す。
トドメに屋上のフェンスへ叩きつける。
あまりの勢いに掴んでた携帯も落ちた。

「ねぇ、言ったよね。まだ僕に逆らうかい。」

「頼む、もう逆らわないから許してくれ。」

「やっと了承してくれたか。」

僕は周囲に木の葉の渦を作り、変化を解く。

「え?」

彼は困惑を隠せずにいる。
それもそうだ。
渦の中から現れたのは僕ではなく、
面識もない美少女。

全身が黄緑色で、不思議な全裸の女の子。

「お前、本当に草野なのか。」

「そうだよ、ずっと隠してたけど
これが僕の本当の姿。
本当は正体と力を隠して
生きてきたんだけどぉ。
僕も流石に堪忍袋の緒が切れちゃった。」

「だからどうしたってんだ。」

このままボコボコにするのもいいけど、
ただ屈服させるのもつまらない。
それに、女の子の快楽にも興味がある。

生意気な陽菜ちゃんがあそこまで
壊れるほど気持ちいいソレを、
僕だって味わってみたい。

男の体じゃ味わえない女の子の快楽。

「僕にクンニしてよ。」

「は?」

「だから言ってるじゃん。
別に拷問するよりかマシでしょ。」

「くっ………」

嫌々で僕の膣内に舌を挿れる。
嫌がってるだけあって動きがぎこちないが
Gスポットを見つけるのはそう遅くなかった。

「んんっ♡♡」

軽くイッて、腰を少し抜かしながら潮を吹く。
下を見れば愛液を顔に浴びた飯田が
満更でもない表情をしている。

「くっ……化け物のクセして
甘いメス汁吹き出すんじゃねぇよ。」

「その割には、顔が赤いねぇ。
もしかして化け物である
僕に興奮しちゃってる感じ?
飯田くんって意外とM気質?」

「なわけねぇだろうが化け物女ァ!」

「口だけは達者だねぇ。」

僕は彼がジーパンにテントを張ってる事を
この目で見た。
なので、間髪入れず蔓を器用に使って脱がす。

「俺のチンコを曝け出してどうする気だ!」

「そりゃ決まってるでしょ。」

パチンと指を鳴らして、蔓を再び操る。
飯田くんは大の字で床に固定拘束する。

「や、やめろぉ。
化け物のマンコでイキたくねぇ!!」

「何いってんのさ。こんなにおちんちん
勃たせちゃ説得力ないよぉ。
だからもう! レッツ挿入アンド騎乗位♪♪」

「くっ!!」

あぁ、いつも怒気と冷徹を纏った顔が
すっかり負け雄顔になってて面白いなぁ。

くっころ姫騎士に挿入してぶひぶひする
オーク達の気持ちってこんなもんなのかなぁ。

というか、初めの挿入痛いとかよく聞くけど
全然痛くないや。
あ、そもそも僕は人間じゃないし
処女膜なんてある訳ないや♡

「じゃあ、ペースアップしよっか。」

ずぷっずぷっと淫らな水音を立てながら
膣内を往復する快楽、
子宮に亀頭が突かれる快楽両方に
新鮮な悦びを帯びた嬌声が漏れる。

「んっ♡ はっ♡ はぁん♡
どうよ? 大嫌いな化け物におちんちん
蹂躙されて気持ちよくなってサァ!?
恥ずかしくないの?
植物見てニヤニヤしてる僕より
よっぽど気持ち悪いよねぇ!!」

僕の罵倒と腰振りに彼の肉棒は
更に膨らんでいく。
やっぱり隠れM君じゃないか。

「やっ、やめてくれぇ♡
これ以上は、もうっ! あぁつ!!」

「僕もイッちゃうよぉ♡♡」

びゅるるるるるるぅぅうう!!

「あはぁ♡ これが女の子の快楽。
コレを3倍でヤラされた陽菜ちゃんは
たまったもんじゃないなぁ。

……あれれー、飯田君もう気絶しちゃたのかぁ。
いっか。だってこれから君は
僕のおちんぽ奴隷になってもらうんだから。」

子宮を満たす快楽と
温もりの余韻に浸りながら、
僕は彼の男性器に
寄生型の蔓を絡ませて
強制射精管理器を生み出す。

「へへっ、これでもう飯田君は
僕に逆らえないね。」



あれから少し経った翌週。
僕はイジメから完全に開放された。

男の僕に化け戻って自由な
高校生活を送っている。

子分二人は人間に戻し、
何食わぬ顔で日常に戻っている。
そして、飯田君はというと。

「草野、購買のパン買いすぎたから
お前もついでに貰っとけ。」

相変わらず素直じゃないが、
丸くはなっている。
射精管理して調教した甲斐がある。

「ありがとうね。ご褒美にぃ~、
今日は僕の家に上がっていいよ。」

「はいっ。」



夕刻を迎えると、インターホンが鳴る。
予想より少し早く彼が来たようだ。

僕は木の葉の渦を発生させ『翠』になる。

一人暮らしなので、
人目を気にせず翠に成れるのだ。

準備を整えた僕は駆け足で扉を
開けに行く。

「おかえりぃ、飯田君。
今日も楽しくぴゆっぴゆっしましょうね♡」

「はいっ、女王様♡♡」


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