雷雪ちゃんはTSっ娘〜FTMの雌堕ちえちえち録!〜

たかしクランベリー

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序章・すたーとあっぷ編

#12・転生TSっ娘が彼女を作るとどうなるのか?

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ソノハが第1班に所属してから
2週間程経過したある日の昼休み。

「第1班の皆さーん!
私の力作漫画、是非読んでくださ~いっ!」

このように当の彼女は、
人目を気にせず自身が書いたであろう
エロ漫画を1班の面子に配っていく。
以前の彼女であれば絶対しない行為だ。

「ソノハ、これはどうゆう風の吹き回しだ。」
「そんな疑わないで下さいよリーダー。
日頃からお世話になってるお礼です♪
みんな大好きTSモノの作品ですよぅ!」

アックスが照れ臭そうに片手で頭を掻いた。

「サンキューな。……おいお前ら! 
帰ったらこれで抜いてレビューしとけよ!」

俺ら第1班は誓いの手を重ねて、
えいえいおーした。



そうして一日が過ぎ。

アックスの指示通り、
その日の夜に例の本を読んだ。

タイトルは、
〈月狼と文学少女の秘密書庫〉

ルナリアと言うTS狼っ娘が、
肉食の文学少女ちゃんに性的な意味で食われる
えちちと愛情が入り混じる美しい作品だ。

高い画力とリアリティのある精神描写が
完全に達人の間合いそのもので、
思わず3回抜いてしまうくらいに名作だ。
これは明日も朝風呂確定だな。

にしてもこの2人。
絶対ソノハとミミアがモチーフだよな。
ワザとなのか、それとも本人による
ミミアを狙ってますよアピールか。

はたまた単なる偶然か。

「ほほんっ。これ描いた作家さんは
ボクから見ても相当の逸材だネ☆」
「ドラモネっ!?」
「驚くコトなくないかネ?
ボクはお姉ちゃんの使い魔なんだかラ。」

「いや、確かにそうだけど。
無断でエロ本読まれるのは……」
「良いじゃないか、ボクら相棒でしょ!」
「い、一応ね。」

「一応とはツレないなぁ~。
んまっ! それよりサ!」
「今度は何?」
「これ読んで見てお姉ちゃんはどう思った。」

また俺をおちょくってんのかこの使い魔。

「そうね。最高にセンシティブだったわよ。」
「違うネ。正直に答えなヨ。
でないとボク、お姉ちゃんのえちえち写真を
アックスの部屋に貼りまくりそうDA☆」

ちょっ!? それいつ撮った!
コイツぁ使い魔じゃなくて邪神じゃねぇか。

もし貼られたらアックスに痴女扱いされっぞ俺。
……くっそぉ、ここは諦めるしかねぇな。

「……わ、わかったわよ。正直に答える。」
「で、本音は?」
「私もっ、そのぉ。彼女が欲しいなって。」

な、なんで俺は使い魔に羞恥しながら
答えなきゃいけねぇんだ。
物凄く悔しいぞ。

「紅潮しながら両人差し指ツンツン
させてんの面白いネ☆
うんうん分かるよその気持ち。
男の子だった頃彼女出来なかったもんネ☆」

「出来るかなぁ……私に。」
「出来るでしょ。自覚してないだろうケド
サユキお姉ちゃん超美人だSHI☆」

言葉遊びしながら言われてる所為で
ふざけた冗談にしか聞こえない。

「……うぅ。」
「モジモジしたって始まんないヨ!
さぁ! レッツナンパ! 栄光を掴めッ!!」
「分かったわよ! やりゃいいんでしょ!」

どうせこのまま
囃し立てられるくらいなら乗ってやんよ。
見とけよドラモネ。

俺はデバイスを取り出し、
第1班コミュニティへログイン。
続けてソノハにダイレクトメールを送る。

《《ソノハちゃん、夜遅くにごめん!

《《(╹◡╹)

《《何その顔文字。

《《起きてるって合図だよ(`・ω・´)
というか、そこまで夜遅くなくない?

《《そう?

《《サユキちゃんって意外に早寝ちゃんなんだね。
それで、何で急にメールしてきたの。(╹◡╹)

《《私、ソノハちゃんの漫画に感化されて
彼女作りたくなっちゃったの!
こんな事相談できるの
貴女くらいしかいないでしょ!

《《それよりさ、メールの
打ち込みも女の子口調なのなんでなん?(╹◡╹)

《《分かんないよ! 
私の指が勝手にこう動いちゃうの!!

《《え、何それ。ホラーじゃんΣ('◉⌓◉’)
で、もう一度聞くけど私に何の用?

《《彼女紹介して。やくめでしょ。

《《急にどうしたのΣ('◉⌓◉’)
私はちみつ持ってないよ!!

「ドラモネ! 勝手に打ち込まないでよっ!」
「メンゴメンゴぉ☆  前足が滑っちゃった。」

前足が滑るってどういう理屈だよ。
取り敢えずメールに戻ろう。

《《ごめん。手が滑っちゃった。

《《サユキちゃん。
そろそろ寝た方がいいんじゃ……(。・ω・。)

《《心配しないで。私は元気だから。

《《おっけー。じゃあ話戻すけどぉ。
サユキちゃんくらい可愛い子なら
ナンパ1、2回すれば
そこらの女の子堕とせると思うよ(╹◡╹)

頼れると思ったが結局使い魔と同じ返答かよ。
いや、もっと話せば何かヒントを
得られるかもしれねぇぞ。

《《ほら、私って見ての通り
極度人見知りの内気コミュ障でしょ。
長続きしないと思うんだよね。

《《何を以って長続き?(╹◡╹)

《《1ヶ月かなぁ……

《《1ヶ月かぁ。それくらいの期間なら
私付き合ってあげてもいいよ。(`・ω・´)

《《え? ホント!?

《《但し、私の恋路にも協力してもらうわ!
(๑・̑◡・̑๑)/

《《ソノハちゃん好きな女の子居たの!?

《《うん! 私の狙いはミミアちゃんだよ!
あの子からはとてつもない百合の波動を
感じるの! 私のモノにしたい! (`・ω・´)

ミミア、すまん。
己が欲望の為、俺はお前を裏切る。
あとでたっぷり
グルーミングしてやるから許してくれ。

《《よろしくお願いします!!

《《これで契約成立ね!
今週末の休日にデートの予定入れといてよ!
私、期待してるから! (๑・̑◡・̑๑)

《《ありがとうっ!!



「ふっ、どうよ使い魔!
私はこの通り――出来る子なんです!!」
「いやぁ~、そう上手くいくかナ。
彼女、絶対裏がありそうじゃん。」

確かに裏があるのは見え見えだ。
けど、ソノハは根っからの悪い奴じゃない。
第1班の彼女と長い時間を過ごす中でそう確信した。

週末デートに期待を胸を躍らせながら、
俺はその日。眠りについた。



そして来たるデート日。
モーニングルーティンをいつも通り済ませたら、
比較的マシな衣服を選んで着替える。

玄関で靴を履き、ドアノブに手を触れたその時。

「おいサユ。朝食はいいのか。
出掛けるのは構わねーが、
無理にダイエットしなくていーぞ。
今でも十分良い体型してるしな。」

どうやら俺は、朝食抜きで休日ジョギングを
始める奴だと思われてるらしい。
普段家でアックスとぐーたらしてっから
そう思われても文句言えねぇか。

「……心配無用です。」
「ほらよ。」

無理に引き留められると思いきや、
ピクニック用の手提げボックスを受け取った。

「これ、サンドイッチ?」
「あぁ、朝昼両方分の量用意した。
腹が減ったら我慢せず食えよ。」

ったくよぉ。要らない気遣いしやがって。

「……一応、ありがと。じゃ、私行ってくるから
絶対について来たりしないでよね。」
「本当素直じゃねーなサユ。」



とまぁ、こんな感じで見送られ。
俺は集合場所の喫茶店へ訪れた。

喫茶店などはあまり寄らない人間なので、
人を見つけるのが大変だと覚悟した。
しかし、それを考慮してくれたのだろう。

手前側の座席でソノハが
手を振ってくれたから直ぐに合流できた。

「おっはよぉ♪  サユキちゃんっ!」 
「お、おはようございます。」
「もうっ、何を緊張してんのよ。
長い事同志やってるでしょ私達。」

「ん、うぅん。そうだけどさ。」

嘘だろ、ソノハって本気出せば
こんなに美少女だったのか!!
あのダサい丸眼鏡は何処行ったんだよ!!

「あ、もしかして私の眼鏡が無いの気にしてる?」
「そ、そ、そうですぅ。」
「あっははぁ! マジでコミュ障じゃん。」
「ごめん……なさい。」

言えない。
普段と印象違い過ぎて緊張してるなんて。

「いいよいいよ。
この姿で私って気付く人あんま居ないし。
あと、普段付けてるの眼鏡伊達だから。」
「伊達なんだね。」
「うん。前世でずっと眼鏡つけてたから
落ち着かなくてね。」

「…………」
「急に静かになるとこっちが困るなぁ。」
「ごめん……いざ女の子と会話するとなると、
どういう話題とか出せばいいか分からくて。」
「私はいつも通りTS談義でも構わないけど?」

「折角のデートだしそれじゃ勿体ないなって。」
「変な所頑固ね。あ、そうだ!
ねぇそのボックスって何が入ってるの?」

店員さんに注意されないよう、
ソファの端に置いたが気付かれたみたいだ。

「こ、これ。大したモノは入ってないよ。
アックお手製のサンドイッチくらいしか……」

「ひゅーひゅー☆お熱いねぇ!!」
「あっ、熱くなんかないし!!」
「どう……少しは緊張ほぐれた?」

言われてみれば、ほぐれた気がする。
流石元2軍女子。コミュ障の
気持ちをコントロールするのもお得意らしい。

「う。うん。」
「その様子だと大丈夫そうね。
じゃ、早速だけどショッピング行きましょ。」
「ショ、ショッピング!?」
「何驚いてんのよ。普通でしょ。
サユキちゃんが普段リーダーにしてる事を
私が貴女にするだけよ。」

「してないよ。」
「え?」

ソノハが柄にもなく目を丸くする。
驚いてんのは彼女も同じようだ。

「ま、待って。
じゃあそのオシャレで可愛い服とか、
髪飾りとか今までどうしてきたの。」
「この服? お姉ちゃんからの仕送りだよ。」
「じゃ、じゃあ。今まで下着とか私服全部
お姉さん任せだったって事?」

「うん。」

ソノハは溜め息を吐いて頭を抱えた。

そんなに緊急事態だろうか。
男の俺には婦人服とか決めるセンスがない。
寧ろ衣生活はニッカ任せで助かった方なんだが。
一体何がいけないんだ。

「……こりゃとんでもない箱入り娘ね。
店長、会計で。」

「了解です。お値段、こちらになります。」



会計を終えた後、
俺はショッピングモールまで引っ張られた。

「あ、あのぅ~。ソノハさん?」
「何。」
「私こういうのはちょっと……」
「良いから、自分で似合うと思う服を
選びなさい。勿論下着もね。」

ブティックとランジェリー店が
支配権を得た階層へ俺は連れ去られた。
未使用と分かっていても目が泳いでしまう。

年頃の男子高校生にこの光景は
刺激が強すぎるんだよ!!

「う。うぅ。やっぱ無理ですよぅ。
わ、私男の子ですし、こんなの選べないっ。」
「いいから選びなさい。
いつも着てるのに何で緊張してんのよ。」
「ね、ねぇソノハさん!
上階層のメンズコーナー行きましょう!
アックにサプライズ服をプレゼントしたいなー!」

「都合良く逃げようとしても逃さないわよ。」

あ、この目ガチのヤツだ。
俺が決めるまで逃す気ないな。

「安心して、サユキちゃんのセンスに合わせて
私がしっかりアドバイスしてあ・げ・る♡
女の子の先輩として……ね?」

その時、初めてソノハに恐怖心を抱いた。

「――ぎぃぁぁああっ!!!」



数時間後。

「うぅ……もうやだぁ。」

俺はあまりのショックに顔を両手で覆っていた。
途中からウッキウキで婦人服選び始めちゃったよ。

……おかげで男としてのプライドがズタズタだ。

なんで60着以上買ってんだよ。
インベントリ魔法も便利過ぎだろ。

「サユキちゃん思ったよりセンスあるじゃない。
最初のアドバイスだけで
ここまで才能開花するなんてね。
もう女の子でいいんじゃない?」

「…………」
「否定しないって事は案外本気なのね。」
「そっ、そんなつもりじゃ……」

「ハッキリ言わない辺り、
思う節があるんじゃない?
いい? 私の彼女期間が終わったら、
こうゆう買い物にアックス君を誘いなさい。
私とのや・く・そ・く・よ♡」

これ以上ソノハに乗せられると、
後に引けなくなりそうだ。

「ソノハちゃん! 
もう充分お買い物したし帰ろうよ!」
「何言ってるの?」
「え?」

「え、じゃないでしょ。
今まで不思議に思ってたけど
なんでサユキちゃんすっぴんなの。」
「だって私男の子だよ!?
そんなの知るわけないじゃん?
ね、今日は一先ず帰ろ。」

「ダメだよぉ♡   行きましょ?
お化粧品コーナー♡  あと、香水コーナーもっ♡
知ってるかなサユキちゃん。綺麗な宝石はね、
磨けば磨く程綺麗になるんだよ?」

「もうやだよぉおぉ!!」

そんな俺の訴えも虚しく。
男のプライドを捨てた買い物合戦に
振り回されるのであった。

それと同時に思った。
ソノハを彼女代理にしたのは最大のミスであると。
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