ステータス表記を変えて貰ったら初期設定に戻ってたー女神公認のハーレム漫遊記ー

ささやん

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2章 危険を冒す者である事を知る

16話 ケアの必要性を男は胸に刻む

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 モヒンと別れた俺達は真っ直ぐにチロの店へと向かった。

 さすがモヒンが勧めるだけあって顧客も多いようで装備を揃えに来た冒険者でごった返し、中に入るのに躊躇してる間に一気に客が履けて誰もいなくなる。

 はやっ! 早過ぎる!!

 中に入ると一息吐いているチロと目が合う。

「おっ、あんちゃんさすがに代わりのを作る時間はなかったよ」
「さすがにさっきの今だからね?」
「アタイもさすがにこんな展開になるとは思ってなかったからね……しゃーないやね、出し惜しみしてる場合じゃないさ。いつか、あんちゃんみたいなヤツに出そうと作っといたもんがあってね、これがそうさ」

 挨拶もなくいきなり用件に入るチロに苦笑が浮かぶが確かに今はその方が助かる。

 予定していた代わり防具の用意が出来なくて悔しそうだがすぐに吹っ切った様子を見せるとデンッとカウンターの上に並べられる俺の皮装備一式。

 あれ? デザインは同じだけどなんか艶というか色が微妙に……

 首を傾げて見ている俺を見てチロがニヤリと笑う。

「あんちゃん良い目してるね。何か違うって思ったんだろ? 前回のはミノタウロスで、今回はその亜種の皮さ」
「なんか、凄そうですね」

 ターニャも良く分かってなさそうだが、なんとなく思った事をそのままチロに言う。

「だな、凄く高そうで払える気がしないんだけど?」
「金なんか取らないさ、持って行きな?」

 俺とターニャが驚きの声を上げるのを見て首を横に振るチロが説明してくれる。

「確かに高級品さ、間違いなく超が付くだろうね。でも、売れない理由が2つあってね……」

 そう言って説明してくれたチロが言うには1つは最初に会った時にも言われたが金属装備は評価されるが皮製品は評価されないという下地があるので正規の値段で売れない。かといって激安にしたら自分の誇りをドブに捨ててるのと同義らしい。

 次が最大の理由らしく、どうやら亜種の皮だけには、とても不思議な力が発動するらしい。
 そして、その皮はMPを吸い上げる事で防御力だけでなく、魔法などの耐性を引き上げるがその吸い上げに問題があった。

 生粋の戦士だとすぐにMP切れを起こすし、魔法使いであれば魔法に費やすMPをそれに変換させるメリットがない。

 ようするに近接も出来て、魔法が使える、もしくは、潤沢にMPがある者じゃないと使えないようだ。ようするに俺みたいなヤツが相手じゃないと残念素材に成り下がるようだ。

「アタイの目利きでは、あんちゃんならいけるって思うんだけど、着てみて」
「ああ」

 早速、ボロボロになった装備から着替えるとステータスで確認する。


 椎名 (シーナ) Lv10

 HP:300(3000) MP:600(6000)

 ちから:50(500) みのまもり:30(300)
 きようさ:60 すばやさ:55(550)
 かしこさ:40 うん:3
 スキルポイント:70

 スキル:剣術Lv5 盾術Lv5 身体強化Lv5

     雷魔法Lv3 回復魔法Lv5 探査Lv2

     共通語 解体 危険探知

     HP自動回復 MP自動回復 挑発

     巨根 精力増大 スキルポイント取得倍増

     成長促進 鑑定 スキルポイント管理


 うん、まったく減ってないな。おそらくMP自動回復の1割に収まってるんだろう。

 俺はチロに頷いて、胸を叩いてみせる。

「ばっちりだ。MPも問題なさそうだしな」
「さすがは、あんちゃんだ。アタイが見込んだ男だね」

 ニパっと笑われたので笑顔を返す。

 だが、ターニャがチロを訝しげに見つめており、それに気付いたチロが咳払いをする。

「ターニャも簡単な装備を見繕ってやるかな」
「ウチはいらない。動き難くなるほ嫌だから」
「まあ、気持ちは分かるさ。いいのかい? 格闘をする以上、他の武器を使う奴等より激しい。垂れたり、形が崩れるかもしれないけど?」

 そう言われたターニャの顔が真っ青になって数秒フリーズする。

 ワナワナと震えて一瞬だけ俺を見てくる。

 何の話をしてるんだ? しかも俺を恐れるように見てたけど……

「む、胸、急所だけを守る装備を……」
「あいよ、勉強してやるし、手の保護に指抜きグローブも付けてやるさ」
「あ、有難う」

 嬉々して奥の部屋へと行くチロと半泣きで俺に縋るように抱き着くターニャ。

 何やら、俺の理解を超えた戦いがあったようだがターニャは負けたらしいな。

 ターニャの背中を優しく撫でていると奥から出てくる気配に気づく。

 そちらに目を向けるとドワーフの男、チロの兄が姿を現し、苦虫を噛んだような顔をしながら俺に近寄ってくる。

 どう対応したらいいやらと思っていると手に持ってた剣の鞘部分を持って突き付けてくる。

「持っていけ。黒鉄鋼で鍛えた剣じゃ。今度はゴブリンを100斬ろうが1000斬ろうが欠けはせん」
「えっ、持っていけってくれる気ですか? 俺は貴方にこんな事される覚えが……」
「……ティテールはチロだけでなく、ワシにとっても娘みたいなもんだ。それを知らずとはいえ、いきなり殴りかかった。どう謝ればいいかも分からん。だから、黙って受け取ってくれ」

 背を向ける男らしい事をチロの兄がそう言ってくれるが、さすがにこの2人から貰い過ぎな気がする。

 迷っている俺の胸に居たターニャが見上げていた。

「貰ってあげたら? それでタロさんが満足するって言うんだから。それにシーナにとってもこれからの事を考えたら強い武器はいるよ」

 確かに一日で駄目になるような剣では……それより、チロの兄さんの名前、タロなんだ。

 受け取り、腰に差している数打ち品の剣と差し替えて、タロに頭を下げる。

「有難うございます。お兄さん」
「お兄さん言うなっ! いいか、良く聞け? いくらティテールの恩人といえ、ワシの可愛いチロを手篭めにしようもんならコロ……」
「こんっ馬鹿兄貴がぁ!!」

 突然、奥の部屋から飛び出してきたチロに殴られたタロがカウンター傍にあった樽まで吹き飛ばされて頭から突っ込む。

 びっくりしたターニャはタロを救うべく駆け寄って引っ張ろうとするが思いの外、綺麗にハマったらしく抜けないらしい。

 えっ、俺? なんか俺はチロの横顔で分かる笑みが怖くて近寄れない。

 しかし、この光景、数時間前にも見た見た!

 チロが樽に近づいてガシガシと蹴りながら話す。

「いいかい、兄貴? あんちゃんは今までにない上客になるってアタイのカンがいってる。それに……アタイも女なんだ……今までにない何かを感じるのさ」
「なんじゃと! ワシは絶対に許さんぞ!!」
「えっ、チロさん、そうなんですか!」

 なんかタロさんがあの状況でも激昂してるし、ターニャはびっくりしていた。

 何の話をしてるか気になる。しかし、それ以上にあの場に近づく事に恐怖する。命の心配ではないのは分かるがこの恐怖が何なのかすら分からない。

 こえぇ――!

 答えを先送りして大抵、良い事はない。昔の偉い人は良い事を言う。それは、まず間違いなく悪手であると……

 だから、俺は毅然と目を逸らして、今の安寧を取った。

 チキンと言いたかったら言えよ! 聞き流すからっ!

 そんな俺1人会議をしているとタロさんが更に激昂する。

「そんな未来を来させん! ワシがあの小僧を殺す!」
「アタイをそんなに行き遅れにしたい!? だいたいね、既にアタイの適齢期は……」

 バキッ

 ターニャが樽の下部を蹴ると穴が空き、そこから覗いたタロの顔を覗き込む。

 なんだろう、ターニャから黒いものを感じる。隣に居る先程まで強気だったチロすら怯んでるよ!

「タロさん、本当にしようと……ううん、次、同じ事、言ったらウチが100回殺すから?」

 物凄く小さな声だったのに離れていた俺の耳にもはっきりとターニャの言葉が届いた。

 もう、あれよ。マイサンがキュッとなってシオシオって感じだからっ!

「ご、ごめんちゃい。ワシ、興奮して思ってもない事、言っちゃったみたい……ターニャ、ワシ、良い子になるからっ!!」
「……次はありませんから」

 プルプルとウルウル瞳で震えるタロさんがなんか可愛い感じになってる。

 ターニャ? ごめん、今、直視出来る勇気はないかな……

 クルリと振り返ったターニャの顔はいつもどおりの可愛い笑みを浮かべていた。

「チロさん、その防具のお値段は?」

 帰ってきた時に手にしていた胸部だけを守る為だけの防具と指抜きグローブを指差す。

「えっと、銀貨2枚さ」
「お代、ここに置きますね」

 カウンターの上に置き、防具を受け取り、手早く装着すると弾ける笑みを浮かべたターニャが俺の腕に抱き着く。

「もう集合時間まで1時間を切ってます。他の用事も済ませましょ?」

 俺はターニャに腕を引かれてチロの店を後にする。

 今のニコニコと笑うターニャを見て先程の黒い感じを連想は出来ない。だが、あそこには黒ターニャが存在した。

 そして、俺の小さな脳みそに天啓が伝えられる。

 こ、これが好感度399の恐ろしさでないだろうかと……

 今、俺が体験してるのが所謂、愛が重いってやつか……女の子、こえぇ!

 しかし、ターニャもああいう言動をしたいとは思ってないはず、本来は朗らかな気の良い子だ。だから、俺が気遣ってそうしなくても良いように頑張ろう。

 惚れた子が心を痛める可能性は限りなく排除したいからな。

 俺はそう決意して隣を見ると少し不安そうな顔をするターニャに弾ける笑みを見せる。

 逆にターニャを引っ張るようにする。

「時間がないって言ったのはターニャだぜ? 急ごう、そして俺達がプリットを守るんだ!」
「う、うんっ!」

 ターニャも弾ける笑みを浮かべて俺の手を強く握り返す。

 やっぱりターニャは笑ってる方が良い。これからある緊急依頼もサクッと済ませてもっと笑おう。

 そう決意した俺は次の店を目指してターニャと走り出した。



 俺とターニャを見送ったチロは樽にまだ挟まったままのタロに声をかけらる。

「ワシ、思うんじゃが、違う意味であの小僧は止めた方が良くないかの?」
「……確かに、軽い気持ちじゃ駄目のようさ。でも逆に確信に近づいた」

 その場から離れて奥の部屋へと向かうチロが続ける。

「あの誰にも靡かなかったターニャがああまでなるだけの価値がある男ってことさ。アタイの目利きは間違ってない」

 チロは思う。そう思ってしまうのはオオカミに狙われている羊を発見する。だが、傍に他にも羊はいるのに他の羊に目を向けずにいるオオカミの存在。

 あの羊は他と比べられないほど美味いのか? 何か特別じゃないのか?

 そう思う心理に惑わされてないかと自問し、解答を出す。

「アタイの目利きに補強してくれただけさ。この依頼から帰ったら逃がしやしない」

 そう女の顔、標的を見定めた狩猟者の笑みを浮かべて、本気になったチロを見ていたタロが溜息を零す。

「ワシ、あの子にお兄さんって言われるの? 怖いんだけど……それより、誰か、ワシをここから出してくれんかぁ!」

 ガタガタと樽を揺らすタロであったが、その声に応えてくれるモノは現れなかった。
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